羊肉泡饃・手紙
半分風雅
同袍同沢
主人公名:
やっほー! 前回おれからわかへ意味不明な手紙を出したって陸吾が言ってたけど。
もしかして子羊たちが悪ふざけをしたのか! 困らせてたら悪かった!
おれが手紙を書いているときも、悪ふざけした「張本人」たちは「メェメェ」と鳴きながら筆にじゃれてくる。その子羊たちも「やっほー、若とお話ししたいよ~」ってさ。その気持ちはよくわかるなぁ。
羊肉泡饃
以心伝心
主人公名:
可愛い○○、やっほー! 「わかにくっつきすぎです、距離を取ったほうがいいですよ?」って最近何度も鵠羹に言われた。
余計なお世話だ! 誰かを好きになる気持ちって、隠す必要なくないか? 草原で彷徨ったおれに、「いつか誰かに心を惹かれるときがくる」って牧民が言ってた。その人って、「わか」だよな。おれはそう決めた。それだけ言っとくよ!
必死に考えたんだけどさ、鵠羹もわかを好きなんだよな! だから、かれに勝つために、おれはキミへの「好き」って想いに対して、もっと積極的に、もっとストレートに攻めることにしたからな!
羊肉泡饃
金蘭之契
主人公名:
一番大好きな〇〇、手紙を書くより、今すぐあなたを抱きしめたい!
以前のおれなら、秦嶺の牧場へ帰りたいと思うかもしれません。でも今はたとえあの柔らかな牧草地に座っていても、心地よさを感じないでしょう! なぜなら、もう絶対にきみの側を離れたくないからです!
おれは散らばった羊たちをそのままに、きみのもとへ馳せ参じます。
羊たちはきっとおれを許してくれるでしょう。羊たちも、おれより好きな仲間がいるはずですから!
羊肉泡饃