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佛跳牆・手紙

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作成者: hein
最終更新者: hein

半分風雅

主人公名:

  <この手紙は、何故だか馥郁たる香りがする。>

  わたしは、美しいものが好きですね。空桑と……そして、美人のことですよ。



賞美之人


同袍同沢

主人公名:

  以前、美人のことを愛らしいナイチンゲールのようだと例えましたが、今はひたすら太陽に向かって飛ぶ、鳥山の太陽鳥だと思っていますよ。外見が綺麗なだけでなく、どのようなこともすぐ自ら実践してしまうのが美人ですね。

  美人が疲れてしまったときは、わたしがこの両手であなたを抱きしめてあげたいです。

  <追伸:あなたが前言っていたマタタビとは一体何者でしょうか……もしかしてわたしのライバルでしょうか? ……一緒に陸吾さまに会いに行き、確認しましょう。>



佛跳牆


以心伝心

主人公名:

  春になったら、一緒に福州へ行き、花見しませんか。聚春苑の椿はきっと美しいでしょう。今度、鄭春発に会ったら、彼が自分の歩くべき道をみつけていたらいいですね。

  彼は『料理の腕をあげるために、生涯己を磨く』とずっと昔から言っていました。わたしはといえば、美しい物事に夢中になっているに違いありませんね。

  フフッ、椿と美人が互いに引き立て合っていれば、きっと一生に忘れられないほどの美景になるでしょう。



佛跳牆


金蘭之契

主人公名:

  前回遊びに行ったときに、榕城で買ってきた茉莉花茶を試しに入れてみました。とても香ばしく、一口飲めばその独特な後味が長く続き、なかなか忘れられない味でした。

  お茶のその香りは古くから茶道によって多くの人々の心に残っています。そしてわたしもきっと、自分の香りが永遠に誰かの心の中に残るだろうと、ふと思います。

  その穢れない心は、美人のものでしょうね。



佛跳牆


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