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臘味合蒸・手紙

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作成者: hein
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半分風雅

主人公名:

 若は最近、空桑の誰よりも俺のことを気になってるみたいだな? へへっ、お前は見る目があるよな。

  でも、そんなにあからさまにはしないでくれよ。他のヤツに妬まれたら俺が困るからな。

  今後は何かあったら、合図をしてくれよ。そしたら、夜にこっそりお前の部屋に乗り込んでって、相談に乗ってやるよ。二人だけの秘密組織だな、どう思う?


 


同袍同沢

主人公名:

  昔、料理人の劉七と街を放浪していたとき、俺はちょっとだけ処世術に長けてるからさぁ、その才能を使って、当時の有名なお金持ちと料亭の店主に劉七のことを認めさせてやったんだ。俺の才能はさておき、奴もなかなかのやり手だったぜ。信頼できる仲間だった劉七を懐かしく思うよ。

  でも最近、お前も料理の才能があって、奴に負けてねぇって思ったぜ!

  <暗号で書いた注意:最近手に入れた情報によると、五味使いは秘境に盗品を隠したらしい。ふん、一体何を隠したのやら……>


永遠の兄弟


以心伝心

主人公名:

  もしも……もしもの話だけどさぁ。ある日、俺がいなくなっちまったら、お前は心配してくれるのかな? 「人間はいつも何かを失ってからその大切さを知る」って、昔、村の老人が教えてくれたよな。俺もノートが見つからないときはすげぇ焦るからさぁ。もちろんお前はいつも真剣に俺に接してくれるし、俺も勝手にいなくなったりはしないぜ。

  でもときどき考え過ぎになっちまってなぁ……はぁ、変な話題はさておき。暇があれば、一緒に湘西の景色を見に行かねぇか! そして曲がりくねった谷の中で歌を歌おう。俺の歌声はきっとお前を感動させるぞ。もし森で何か気になるものがあったら、俺が必ず取ってやるからさぁ。


臘味合蒸


金蘭之契

主人公名:

  「湘西情蠱」っていう、恐ろしいモノを知ってるか? ……相手を威嚇して、従順さを強要するのはただの自演だよな。

  放浪していたときは、何度も裏切られたけど、そこから逃げて俺は真情を求めた。でも、時が経つにつれて、だんだん知らない人にだけ希望を抱くようになった。それで、傍にいる知人を疑うようになっちまった。お前に出会うまでずっと、俺は夢に耽るハリネズミみたいだった。

  他人と同じ空間にいると、俺は目を閉じることが怖かった。耳を塞いで、本当の自分を誰かに見せることを拒んだんだ。でもお前のそばにいると、少なからず安らかに寝ることができるんだぜ。


臘味合蒸


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