西湖酢魚・手紙
半分風雅
主人公名:
ここは本当にいい場所だな。景色が良くて、美味しい料理もたくさんある。やっと面倒くさい世間から離れて、穏やかな日々を過ごせるそうだ!
あの若造が空気を読んで、俺にちょっかい出してこないなら、さらに快適だ!
邪魔されたくないおじさん
同袍同沢
主人公名:
この前、杭州に行ったついでに、栗餅や蓮根粉、百果餅とかのおやつを買ってきた。あの豚猫に頼んでお前にも送ってやったぞ。大人しく受け取るといい。遠慮すんなよ! 最近お前は、俺に結構な時間をかけてたからな、大人としてはお返ししないとダメだろっ!
魚叔
以心伝心
主人公名:
あのな、お前は鵠羹にべたべたしすぎただろ? 空桑の若様として、誰かに頼りすぎるのは良くないな。もっと自立しないと! あの佛跳牆もいつもお前のベッドに居据わりやがって! あいつは顔だけはいいけど、俺に追い払われたチンピラとやることは変わらん! あと、あの郭さんもどう見たって腹黒い奴だ。あいつも警戒しないとな!
それに青団の奴、俺がヤキモチを焼いてるって言いやがってよぉ。あいつの言うことは、真に受けるなよ! そんなつもりはないからな。ただ大人として忠告してやるだけだ。本当だぞ!
世間を渡り歩く成熟な大人
金蘭之契
主人公名:
お前は頼りなく見えるけど、実際は賢くて義理人情に厚い頼もしい奴だ。前半生はだいたいは江湖にゆらゆらしていた流浪者だったが、まさか空桑に落ち着くとはな。百戦錬磨の俺が、お前みたいな奴にやられちまうとは思わなかったぜ。
はいはい! お前のことを褒めてるよ。最近無意識にお前のことを考えちまってることも白状しとくよ。おかしいだろうけど、笑うなよ! ふぅ、少しだけおじさんの顔を立ててくれ……
西湖酢魚