葱焼海参・手紙
半分風雅
主人公名:
空桑の若様、最近やたらと僕に気を遣っているようだがどうしてだ? ようやく僕に空桑を譲ってくれる気になったか? それとも投資の攻略を教えて欲しいのか? それとも、もしや金持ちでイケメンの僕を好きになったとか?
葱様
同袍同沢
主人公名:
<でかい荷物を背負って、陸吾はゼーゼーと息をしている。「今度はこのガラクタを運搬するために、あいつにヘリコプターを調達してもらわないと!」>
その黒玉のナマコ枕は良いだろう?それとも、碧玉で作った葱の爪楊枝のほうが好きかな?
僕の趣味は、あげる相手に合わせて特別なプレゼントを選び、その人が喜ぶ顔を眺めることだ。若君の笑顔は可愛いから、今度また良いプレゼントを送ってやろう!
葱様
以心伝心
主人公名:
最近は仕事の都合で海辺に行ってきた。肌はまだ日焼けしきってないが、また島を一つ買ったよ。そこには綺麗な泉がある。ヘリコプターから見ていたら、ふと君の笑顔を思い出した。その泉に君の名前をつけたいが、許可してくれるかい?
なお、ペットのネギちゃんは君を好きみたいだ。だが、君は僕だけの秘書だ。そのことはネギちゃんにも伝えた。若君のことは、ネギちゃんには譲れないからね!
葱焼海参
金蘭之契
主人公名:
<素朴な白い便箋。>
昔から世の中に存在するものは、すべて金で買えると思っていた。僕はお金持ちだから、何でも簡単に手に入れられる。だから、これまで大事にしたものなんて何もない。若君に出会うまではずっとそうだった。
今から誰かを大事することを学んでも、遅くないよね。若君は僕の秘書だから、そのあたり、ちゃーんと教えてくれよ。
葱焼海参