糖酢源白・手紙
半分風雅
主人公名:
<手紙の上には薄い爪の跡が残されている。きっととある鳥がその手紙を覗き込んでいるうちに、うっかり爪を墨で染め付けてしまったのだろう。>
○○! へへ、最近いつも若から近くに来てくれて、本当に嬉しいよ。すごく嬉しい。実はさ、僕は君の親友になりたいんだ!
糖酢汁のレシピでも、洞庭湖のおばさんたちのアイドルについてでも、誰かのスケジュールでも……若の知りたい情報であれば、全部教えてあげるよ!
糖酢源白
同袍同沢
主人公名:
<封筒を開けたとき、黒い羽が中から落ちてきた。>
可愛い○○、僕は、すごく嬉しかったんだ! 若が相棒のことを気にかけてくれて、僕は、本当に嬉しかったよ!
今相棒との交流術を教えてあげるね! 相棒が羽ばたくときは、一緒に散歩したいという意味なんだ。尻尾を上下に振る時はシロウオを食べたくなったとき。ずっと頷いてるときは、若のことを大好きだって言ってるんだ!
糖酢源白
以心伝心
主人公名:
○○、僕って、やっぱり見る目があるな。若は本当に魅力的な人だ! あの氷みたいな冷たい仙人も君に微笑んだだろう? 僕の見間違いではないよな!
彼はとてもすごい仙人で、若もいずれ優秀な食神になるだろう。そうだね、君たちは本当にお似合いだね! ……あれぇ、何故か相棒が鳴いているな。とりあえずそれは、喜ぶべきことだけど、僕は<書き直し>僕たちは彼みたいに、少し笑っただけであなたの気を引けたらいいなって思ってる!
まったく、「僕たち」を書いたとき、何故か相棒が僕をつついたんだよね!!!
糖酢源白
金蘭之契
主人公名:
○○、今から会いに行ってもいいか? あの日のことについて、話したいことがたくさんあるんだ。
あの晩、僕だけを海辺に行くと誘ってくれたけど、賑やかなほうがいいと思って、皆を連れていった。しかも一晩中キャンプファイヤーをした。
若がすごく落ち込んでいるようで、相棒はずっと僕の頭をつついてたんだよ!
とりあえず今は、すごく後悔している! やっと分かったんだ! 正直に自分の気持ちを包み隠さず伝えたい! 君は僕の一番大切な人なんだ! 掛け替えのない存在だ!
話したいことがまだいっぱいあるから、今度二人でデートするとき、詳しく話そう!
糖酢源白