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非人類学園@非公式攻略Wiki

【非人類学園】判官(ハンガン)のデータ

最終更新日時 :
1人が閲覧中
作成者: ぬいはりかさね
最終更新者: あぐらねこ

【掲載日:2025年3月29日(土)】
今後、非人類学園(日韓・中国両サーバー共通)において、シーズン更新以外のアップデートが行われる可能性は極めて低いと考えられます。
詳細につきましては、の4件のポストをご覧ください。


【掲載日:2025年3月12日(水)】
現在、当Wikiでは有志の方のご協力のもと、各ヒーローの人物伝記およびボイスのアーカイブ作成に取り組んでおります。
文字起こしの作業にご参加いただける方は、ぜひWikiの公式X/Twitterアカウント(@EO_UNOFFICIAL_W)、もしくはWiki管理人のX/Twitterアカウント(@Dandelion_7_7)までお気軽にご連絡ください。


非人類学園に登場する判官(ハンガン)についてのデータを載せています。

ヒーローデータ


判官(ハンガン)

入手方法

コイン18888
五色石688

プロフィール

種族身長/体重
冥霊150cm/32.8kg
誕生日身分
3月26日冥府判官所の見習い
CV
(2022/12/28実装)
梶裕貴
人物伝記
本名は崔嵬(サイカイ)。冷静沈着な人物である一方、仕事に対しては必要以上に情熱的。
判官筆を武器に公正な仕事をする。是非曲直、すべてをこの筆で裁く

韓国語表記中国語表記英語表記
판관判官Magistrate
キャラクターモチーフ
判官
古代の職業名で、現代で言うところの裁判官に当たる。

性能概略

・ダメージを伝染させるデバフを扱うメイジ

・マップを自由に移動し、小規模戦に突撃する

・戦闘中の機動力も高く、自由に動ける


ゲームデータ


下記のスキル説明は一部の固有名詞を除き、翻訳に修正を加えてあります。ご了承ください。


ステータス

タイプ得意分野
メイジカイト
推奨レーン難易度
ミッド★★★

※キャラクター毎に異なるステータスのみ記載

項目Lv1Lv16
最大HP34007150
最大MP8662546
物理攻撃166304
物理防御31104.5
攻撃速度0.91.1
5秒毎HP回復1028
5秒毎MP回復1442.5
移動速度346
攻撃範囲遠距離(48ヤード)

スキル

(パッシブ)筆画

スキル効果
移動しながら通常攻撃を行うことが出来る。また、敵ヒーローに攻撃を命中させるたびに筆画スタックを獲得する。最大10スタックで、12秒間維持される。1スタックごとに、攻撃速度が3%上昇するほか、最大スタック時は通常攻撃が命中するたびに40.0+(魔力*20%)+(自身のレベル*4)追加魔法ダメージを与える。また、《墨染め》と《鉤勒》が命中した敵ヒーローに『墨の罪』を12秒間付与する。このデバフを受けた敵がダメージを受けたとき、墨の罪を付与された他の敵も、そのダメージの10%にあたる真ダメージを受ける。

(スキル1)墨染め

発動形式射程
位置指定指定半径:60ヤード
効果半径:15ヤード
スキル効果
指定位置に力強く字を刻み、周囲の敵に300.0+(魔力*50%)魔法ダメージを与え、指定位置には5秒間墨だまりを残す。墨だまりに踏み込んだ敵に毎秒90.0+(魔力*20%)魔法ダメージを与え、移動速度を40%低下させる。また、墨だまり上の敵に対する《鉤勒》は与ダメージが50%上昇する。自身が墨だまり上にいる間は移動速度が10%上昇し、地形を無視できるようになる。

Lv1Lv2Lv3Lv4Lv5Lv6
基礎
ダメージ
300350400450500550
追加
ダメージ
90105120135150165
CD10
消費MP8090100110120130

(スキル2)鉤勒

発動形式射程
方向指定60ヤード
筆配置半径:110ヤード
スキル効果
指定方向に一画書き込み、220.0+(魔力*55%)魔法ダメージを与え、その軌跡に3秒間の筆跡を残す。自身が筆跡上にいる間は移動速度が10%上昇し、地形を無視できるようになる。このスキルは最大3回再発動可能で、再発動では現在の筆の位置を起点に、同様の攻撃を行う。ただし与えるダメージが65%に低下する。このスキルは移動しながら発動できる。

Lv1Lv2Lv3Lv4Lv5Lv6
基礎
ダメージ
220255290325360395
CD8
消費MP8090100110120130

(スキル3)断罪

発動形式射程
位置指定罰の効果半径:長距離
(本拠地~第二タワー程度の距離まで確認)
指定半径:50ヤード
効果半径:15ヤード
スキル効果
墨の罪を付与された敵ヒーローに罰を下し、120.0+(対象の最大HP*2%)魔法ダメージを与える。直後、指定位置に墨の手を作り出して360.0+(魔力*70%)+(対象の最大HP*5%)魔法ダメージと、0.5秒間の禁錮を与える。このスキルのダメージは、墨の罪を付与された敵ヒーローの数*20%上昇する。

Lv1Lv2Lv3Lv4
基礎
ダメージ
120160200240
追加
ダメージ
360480600720
CD48444036
消費MP200210220230

覚醒

覚醒
スキル1が命中した時、2秒間、移動速度を90%低下(徐々に減衰)させるLv16スキル2の再発動可能回数+2
筆画スタックが最大のとき、通常攻撃の射程+20%Lv12パッシブの筆画の獲得数2倍
筆画スタックによる攻撃速度上昇効果が倍増Lv8スキル2の筆跡の持続時間+3秒

推奨覚醒

2023/02/22のアプデ内容未反映。

覚醒内容解説
Lv16スキル2の再発動可能回数+2どのキャラに対しても火力を出せるキャラなので、攻撃が優秀で撤退にも使えるスキル2の発動回数を増やす方が良い。
左覚醒に関しては南極ステッキを積めば敵の移動速度を下げられるため、そういった意味でも右覚醒の方がオススメ。
Lv12スキル0の筆画の獲得数2倍筆跡が残る時間よりも、判官の強みであるスキル0を強化した方が安定して後方から火力を出すことができる。
Lv8魔力+45 攻撃速度は通常攻撃で敵に攻撃すれば自動的に早くなるため、魔法強度を取り火力を上げる方がオススメ。

性能解説(執筆者:TAMADA)

概要
移動しながら攻撃をすることができるメイジ。スキル0が優秀なため、火力を出しやすい。真ダメージを与えることができるので、タンクなどの固いヒーローに対して強い。スキル1・2を壁に向かって使うと壁をすり抜けることが可能なため、撤退にも追撃にも優れている。
長所・壁を通り抜ける効果や移動速度が上がるスキルが便利。
・スキル0が強く、タンクなどの固いキャラにも火力を出せる。
・射程が長く、攻撃を仕掛けやすい。
短所・ブリンクがないため、接近されると弱い。
・『序盤から火力が出せて強い』という訳ではない。
・負けている試合では力を発揮できずに終わることもある。
スキル説明
スキル0攻撃やスキルを敵ヒーローに当てると、筆画を1つ溜めることができ、最大で10画まで溜められる。筆画1つにつき、攻撃速度が3%上がる。筆画が最大まで溜まると、通常攻撃が追加の魔法ダメージを与える。スキル1とスキル2を敵ヒーローに当てると『墨の罪』を付与することができ、付与された敵ヒーローは他の付与されたヒーローがダメージを食らうと10%相当の真ダメージを受ける。このスキルが優秀なため、判官はどの敵に対しても火力を出しやすい。近くで敵ヒーローが複数人いる場合、この『墨の罪』を複数の敵ヒーローに付与し、ダメージを与えていくことが大切。
スキル1指定した場所に墨溜まりを展開し、範囲内の敵に魔法ダメージを与える。続けて範囲内にいる敵には毎秒魔法ダメージを与え、移動速度を20%低下させる。判官自身は範囲内にいると移動速度が20%上がり、壁の近くの場合は壁を通り抜けられる。範囲内にいる敵にスキル2を当てると、スキル2のダメージが50%上がるので、スキル1で敵ヒーローに攻撃しその後スキル2で攻撃するようにしよう。
スキル2指定した方向に筆を移動させ、敵に当てるとダメージを与える。最大で4回移動させることができる。筆を移動させた後に残る筆跡を踏んでいる間、自身は移動速度が20%上がる。スキル1と同様に壁を通り抜けることも可能。敵に当てると『墨の罪』を付与することができる。これが判官のスキルの中で一番使うスキルで、味方の後ろからスキル2を使って攻撃を与えていこう。撤退する時は自分の逃げる方向にこのスキルを使い、筆跡の上を移動しながら逃げることで、移動速度が上がり逃げやすくなる。攻撃や撤退、追いかけるのにも使える便利なスキル。
スキル3『墨の罪』を付与している敵に魔法ダメージを与える。指定した場所に墨の手を召喚し、範囲内の敵に魔法ダメージを与え、0.5秒の禁錮状態にする。『墨の罪』1つにつきスキルダメージが+20%になるため、予めスキル1・2で敵を攻撃し、『墨の罪』を付与させてから使おう。
特記事項
スキル0が強く、火力を出しやすいキャラ。序盤は死なないように立ち回り、お金を稼ぐことを意識する。移動しながら攻撃ができるため、距離をとりながら攻撃することが大切。ブリンクがないため、マップを見て敵の位置を確認し、戦闘時は前に出過ぎず後方から火力を出すのが良い。後半になっていくにつれてスキル2だけでも火力が出てくるため、積極的に攻撃を仕掛けるのもアリ。

(詳細な運用やビルドについては、ヒーロー名のタグや『ビルドガイドリンク』を用いて検索してください)


スキン

スキン一覧

直近の調整内容

調整日調整内容
2024/07/24【パッシブ】
数値調整
筆画スタック1つごとに、攻撃速度が4%上昇する。

筆画スタック1つごとに、攻撃速度が3%上昇する。

【スキル1】
数値調整
自身が墨だまり上にいる間は移動速度が25%上昇する。

自身が墨だまり上にいる間は移動速度が10%上昇する。

【スキル2】
数値調整
自身が筆跡上にいる間は移動速度が25%上昇する。

自身が筆跡上にいる間は移動速度が10%上昇する。

基礎ダメージ
240/280/320/360/400/440+(魔力*60%)

220/255/290/325/360/395+(魔力*55%)
2024/04/29【スキル1】
数値調整
墨だまり内の敵の移動速度を25%低下させる。

墨だまり内の敵の移動速度を40%低下させる。

CD時間
11秒(固定)

10秒(固定)
2023/09/06墨染め(スキル1)
基礎ダメージ
250/300/350/400/450/500

300/350/400/450/500/550

追加ダメージ
75/90/105/120/135/150

90/105/120/135/150/165

CD時間
12秒(固定)

11秒(固定)

鉤勒(スキル2)
基礎ダメージ
200/240/280/320/360/400

240/280/320/360/400/440
2023/02/22《Lv8覚醒 左》
攻撃速度+15%

筆画スタックによる攻撃速度上昇効果が倍増

《Lv8覚醒 右》
魔力+45

スキル2の筆跡の持続時間+3秒

《Lv12覚醒 左》
スキル2の筆跡の持続時間+3秒

筆画スタックが最大のとき、通常攻撃の射程+20%

《Lv16覚醒  左》
スキル1が命中した敵に対して1.5秒間、移動速度を90%低下(徐々に減衰)させる。

スキル1が命中した敵に対して2秒間、移動速度を90%低下(徐々に減衰)させる。

人物伝記

⓪情報
①新人募集
 判官所は鬼魂管理部の所属機関、冥界の冥霊対象に事件を裁判し、冥界に生まれ変わった冥霊の新たな人生を決めるところである。
 三界の融合と伴い冥界での生活水準が向上しつつある中、判官所的賞善課、懲悪課はいつの間にか新人職員の間で人気ポジションとして憧れられるようになった。その結果、人気部門は人員が増え、飽和状態になる一方で、勤務時間が長く業務内容が大変な司法課はいつまで経っても新人が入ってこない。
 部門間の人材の傾きという課題を抱え、今年の募集計画では鬼魂管理部の偉い人たちは、年々増加の一途を辿っている鬼都のいざこざや事件を解決すべく、必ずや判官所司法課にエリート人材を募集することを目標に決めた。
 面接者A「僕は『善海法』に精通し、賞善の道理をよく理解しているつもりです。」
 面接官「そうですか。司法課に向いていると思いますよ。」
 面接官A「僕は日々、法律による量刑を積極的に勉強し続け、懲悪課を志望しております。」
 面接官「そうですか。司法課に向いてると思いますよ。」
 面接者B「わ、わたし……私は鍾馗が好きです!」
 面接官「そうですか。司法課に向いてっ…、いや鍾道はSSR+が好みなんだよね、もうちょっと頑張らないとな……。」
 いよいよ最後の面接者だ。
 午後から、ずっと司法課を宣伝し続けてきた面接官たちは思いっきり、へこたれた。
 しゃがれた声で面接官は次の面接者を呼んだ。「次どうぞ。」
 崔嵬(さいかい(判官の本名))は落ち着いたふうに面接会場に入り、席に腰掛けると思わず面接官の髪の毛に気を引かれ、ぼーっとし始めた。
 「あのー?私の髪に何か?」と面接官は不思議そうに問う。
 すると、崔嵬は血相を変えて目を光らせて畳みかけ始めた。「あなたは忘憂温泉特有の香りがします。その香りの濃度と持続時間を照らし合わせて考えると、あなたは恐らく今朝そちらに行ったばかりで、しかも温泉に入っていません。また、その薄毛は精神的ストレスが神経内分泌系に悪影響を与え、ヘアサイクルの乱れを引き起こして発生したものと考えられます。恐らくあなたは長期的にストレス下で夜更かししているでしょう。面接があるのに、朝から忘憂温泉ってことは……あなたは忘憂地域を担当している司法課の者と推測いたします。司法課の仕事内容と仕事の強度、そしてあなたの行動パターンと薄毛、これで合点いきましたね。」
 崔嵬の分析を、面接官たちは目を皿にして聞いていた。そのうちに、ついに身を乗り出し、目に涙さえ浮かべていた。
 今度こそ、面接官は心から哀願に近い口調で評価を与えた。「あなたは司法課にぴったりの人材だと思います!」
 面接を待っている間に、前の面接者たちから聞いていた。みんながみんな同じようなことを言われたのだ。このような先輩が言う言葉はどうも納得いかない。
 崔嵬は首を振った。「僕は無常チームが第一志望です。」
 崔嵬が断ったにも関わらず、面接で見事な推理力を見せた面接官たちは見逃すことはなく、結局判官所の司法課の見習いとして採用することを決めた。
 さらに、この有望な新入りを歓迎するために、判官所所長が直々指導することになった。
②働き者
 新しく入った判官は、やはり普通の人と違う。
 昔とは違って、今頃の判官の仕事といえば、数少ない刑事事件以外、ほとんどが家庭や社会のいざこざの仲裁である。煩雑(はんざつ)な案件が多いため、ベテランさえ手を焼いてしまう。
 今回の新人見習いは、それを苦と思うどころか「仕事しているのが楽しい」ようだ。毎日毎日、時間通りに出勤し、その鋭い目線とテキパキな仕事ぶりはオフィス全体を緊張した雰囲気で包んでいる。ちょっと油を売ること考えている先輩も連れられておどおどし始め、この後輩に「鞭を打たれる」ことを危惧しているようだ。
 ところが、今日は異常な事態だ。あの仕事熱心な見習いさんがまさか勤務中にプライベート電話を受けて、慌てて出ていった。
 宅配便を受け取りに行ったらしい。先輩たちは、もちろんこの機を見逃さなかった。すぐ屯(たむろ)してこの千載一遇の休み時間を満喫しはじめた。この井戸端会議の時間も、見習いの話で持ち切りだ。あの仕事以外のこと眼中になかった見習いが、他のことに気を取られるのは、そうとう珍しいらしい。
 先輩A「さっき電話してた時見た?あんなに笑ってたんだよ。」
 先輩B「ふむふむ。あいつ彼女でも出来ちゃったのか。」
 先輩C「あの年でそろそろ気づくだろうなあ。いくら仕事が大事だってあっちのほうが……。」
 まだ話の途中で見習いが、ずっしりとした三つの宅配便を持って戻ってきた。
 「何か仕事の話ですか?後でお聞かせください!」仕事の話なら崔嵬は気乗りしてしまう。「いや、別に大したことないさ。にしても、さっきの電話はなに?」と言いながら、先輩Aは隅に置かれた宅配便に目を落とした。
 崔嵬は軽く口元を上げ、三つの宅配便を並べて答えた。「宅配業者でした。これは鍾馗に頼んで買ってもらった『非人類都市法典・全編』。これは黒と白が送ってくれた『コード:裁判議事録』。で、これは通販サイト『筋斗雲』で買った激辛螺蛳粉(ルオスーフン)……。」
 何かいいもん見せられるのかと期待して集まってきた先輩たちはすぐに興覚めした顔になった。
 てっきり今の若者の間で流行っているお菓子の送り合いかと思っていたらしい。
 さすがに、これは空気を読むのが苦手な崔嵬も気まずい空気には気づいていた。「先輩たち、螺蛳粉食べる?」それとも『非人類都市法典』借りたい?」
③屈託ない
 世の中に、美しいところはたくさんある。ほとんどの冥霊たちにとっては、忘憂温泉が一番美しく、手の届きやすい場所だが、崔嵬にとっては、キノコの沼地が一番だ。
 昔の「孟婆湯」は今や、一躍三界有名な温泉チェーン店ブランド「忘憂温泉」になり、崔も先生から判官所長の座を引き継いだ。しかし、キノコの沼地は依然鬼都のランドマーク的な存在のままである。近年「鬼都の経済と文化を長期発展計画の視野に入れる」という指針が大々的に言されてきた。観光業の発展は業務範囲を超えているため、子供の頃から『キノコ百科図鑑」を愛読し、優性オニキノコを愛してやまないが、オニキノコの民度を高め、オニキノコ文化を発展させるための方法を教わろうと、忘憂温泉の高響を訪ねたのは考えに考えた結果だった。
 鬼王の謝氏、忘却VPカード会員が今ちょうど孟婆の隣で酔いつぶれている。を見るなり、一緒に酒飲まねえかと馴れ馴れしく呼びかけた。
 いきなり話しかけられたから、ただでさえ人付き合いが苦手な崔嵬は頭が真っ白になり、慌ただしく「ごめん、用があって」と断った。若者よ、そう硬くならないでさあ。」とまだ言い終わらないうちに、崔嵬の手になぜかが握られており鬼王は自分の盃を、それに豪快にぶつける。「飲め、飲め!アハハハハハ!」
 「……付き合ってやるよ。」どうせ飲まされるのだから、崔嵬はしかたなく、飲みながらのほうが仕事の話が進むからいいじゃないかと思うことにした。
 
 判官所、無常チーム、忘憂温泉、孟婆茶屋、オニキノコ……またオニキノコ……。断続的だけど、3人は長らく語らった。
 盃を押し合っているうちに、酒をまだ飲みなれていない崔嵬は、ほろ酔いの気分になっていた。一方、孟婆はよく酒を飲んでいるから、このくらいなんでもない風に「そろそろ温泉でも入っていかないか。」と無造作に聞いた。
 「温泉……。」崔嵬は、ぼやぼやになってしまい「いらねえ、高けえし……。」と断った。
 しかし、孟婆はそれを気にも留めず、くすっと笑って幽霊たちを呼び寄せた。「みんな、判官さまご入浴よ!」
 
 目が覚めればすでに翌日の朝。忘憂温泉旅館の豪華シングルルームで寝転がっている崔嵬は、思わずタベのことを思い返して余韻に浸っている。すると、幽霊はすかさずに二日酔いを治すための朝露と請求書を手渡してきた。
 とんだ悪夢だった。
 
 それ以降、忘憂温泉にオニキノコの限定銭湯が新たに追加され、シルバー以上の会員ならキノコの沼地の年間パスももらえるようになった。
 しかし判官の方は極力、忘憂温泉に足を踏み入れないように注意している──。
 正気を保っていないと仕事にならないからだ。
 心を蝕む(財布を蝕む)恐るべき場所、たまったもんじゃない。
④非都の観光日記
 なにかあれば自分の気持ちに折り合いをつけながら、遠隔地派遣とかで仕事に追われる毎日。生活というのもそういうものだ。
 ちょうど今、三界安全サミットが非都で行われている。崔嵬は新しく任命された判所の所長として、鬼魂管理部からの命令で一週間にわたる技術交流のために、非都総務所を訪れた。初めての非都なので、出発前に崔嵬は万全な準備をこなした。『非都の暮らしガイド』『濃い味の料理が好きな人が読む本』を満遍なく読破したり、出張経験の多い白黒無常に非都で生活する上での注意点を聞いたり、非都に常駐している同僚の鍾馗とも、予め会う約束をしておいた。判官さまの非都旅行がいよいよ始まろうとしている。
 
 月曜日朝8:30、非都大通り。派遣出勤初日、しかも配車アプリ初体験の崔嵬は、早くも初めての難題に直面している。通勤ラッシュの渋滞で、車が少しも動かないのだ。
 「渋滞の恐れがあるため、通勤ラッシュの時間帯を避けてお出かけください。また、通行人に注意しつつ、安全な運転をお願いします。道を渡るときは必ず横断歩道……。」注意されても無駄だ。渋滞する時は渋滞するのだ。『非都の暮らしガイド』に書いてある文字を読むと、崔嵬は仕方なさそうに車の外へ目をやった。
 次の瞬間、エンジンの轟く音とともに、スーツ姿にオーバーバックの中年男性が車の間をすり抜けていった。一路前方のオフィスビルへ……。時間があって特別フライト許可証を取れたら、今の場合は生死帳に乗って脱出できたのに。
 タクシーがようやく一歩ほどの距離を進んだ頃、崔嵬は徒歩を決意した。
 ちょうどその時、後ろから普段着で犬の散歩をしている男性が徐々に近づいてきた。
 「なんだと?東区に事件?太白?キッチンで火災が?」
 「しまった。安全サミットの会場がちょうど東区じゃないか。あそこ、家事代行業者に依頼しているはずだ……。」
 「すぐ行く!」
 
 朝は大都市の通勤ラッシュ、昼間は三界エリート勢ぞろいのサミット、夜は非都グルメを食べまくり……。実に充実した一日だ!
 崔嵬はだんだん遠くへ消えていく男性の背中に目を輝かせた。
 よし、サミットが終わったら自由活動の時間を利用していっぱい楽しまないとな。崔嵬は充実なスケジュールを組み立てることを考えた。
 そうだ、もうすぐ週末じゃないか!鍾道と幽霊たちは暇かも……。
 
 「はっくしょん──。」いきなりのくしゃみで、ビスケットのカスが吹き出た。「嫌な予感がする。」
 ブルーちゃん「鍾馗さまの宿題ノートをカスまみれにした罰で、残業をさせられるという嫌な予感か?」
 イエローちゃん「それよりもやばいみたい……。はっくしょん──。」

ボイス

戦闘
敵撃破1
敵撃破2
死亡1
死亡2
復活
防御塔を破壊
基地に帰還
通常攻撃
スキル1
スキル2
スキル3
火力全開
挑発1
挑発2
対話
アクション1
アクション2
アクション3
アクション4
関連チャット1
関連チャット2
関連チャット3
関連チャット4
関連チャット5
関連チャット6
雑談1
雑談2
雑談3
雑談4
雑談5
雑談6
特殊
出場
ピック
契約達成
MVP1
MVP2
仲良しに達する
称賛に達する
好きに達する
大好きに達する
対話
好きなもの
嫌いなもの
勝利
敗北
誕生日

コメント (判官)
  • 総コメント数2
  • 最終投稿日時 2日まえ
    • Good累計1 名無しの非都住民
    2
    2年まえ ID:l0ayugpu

    >>1

    気になった点は自分で書けばいいと思いますよ(^^)b

    このゲームにおいてブリンクの有無は死活問題です!

    • 名無しの非都住民
    1
    2年まえ ID:nglld3jt

    特記事項

    僕の感じる使い方!しか書いてませんね。

    これはwiki編集の方に一から書いてもらった方がよいのでは。


    私の思う初心者像で、初心者を一括りにする狼藉といい、ブリンクがないことを特記などというのは見る側をバカにしていませんか?

    感想ではなく機能性を。

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  • ストラテジー
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