「鉄面の茶釜蓋」ちゃがまる_include
属性補正
炎属性
90%
水属性
90%
風属性
90%
光属性
100%
闇属性
140%
モデル
ストーリー
メルク「今日、仲間になってくれる方は、和の国で人気の舞台役者さんらしいのですよ!」
主人公「たしか、男の人だったよな。人気ってことは、演技も顔もいいってことなのか?」
メルク「その方のファンである紹介所のお姉さんに聞いたところ、舞台上でのきりっとした姿もさながら、舞台を降りた素の姿もとてもステキだそうなのですよ!」
主人公「へぇ、どんな人なんだろう……、って、話してるうちに待ち合わせの時間だな。」
ちゃがまる「すまない、遅くなっただろうか?」
主人公「あっ、いえ……、」
主人公&メルク「……!」
メルク(こ、この顔、ただものじゃないオーラが出てるのですよ!)
主人公(確かに、こんな硬派でストイックそうな人なら、人気が出るのもわかるような気がするな……!)
ちゃがまる「……?」
主人公「あっ、すみません!ええと、ちゃがまるさんですよね?」
ちゃがまる「いかにも。」
主人公「俺は主人公。こっちはメルクです。これからよろしくお願いします!」
ちゃがまる「ああ、よろしく頼む。」
主人公「えーっと……、それじゃあ、これから仲間になるわけですし、どこかでお茶でもします……?」
ちゃがまる「それなら、私が世話になっている宿で私が茶を淹れよう。初めての相手は、手厚くもてなさなくてはな。」
主人公「えっ、いいんですか!?ありがとうございます!」
メルク(みゅ、人気役者であることを鼻にかけない態度!これも人気の秘密なのですね!)
ーーー場面転換ーーー
ちゃがまる「それでは湯をもってくるゆえ、しばし待たれよ。」
主人公&メルク「は、はい!」
メルク「ちゃがまるさん、ここにくるまでちっとも表情が変わらなかったのですよ。」
主人公「きっとそういうキリっとしたところも人気の理由なんだろうな。」
メルク「なのですよ~。あの顔はなんでもそつなくこなせてしまう感じなのです。きっと、淹れてくれるお茶もおいしいのですよ!」
ちゃがまる「遅くなってすまない。」
主人公「いえ。それ、素敵な急須ですね。」
ちゃがまる「気に入ってもらえたならば、嬉しく思う。故郷では茶釜を使っていたのだが、ここではまだ手に入らなくてな。」
ちゃがまる「さて、茶を淹れ……、」
主人公「え?」
ちゃがまる「……?面妖な。茶が出ない。」
主人公(メ、メルク、これは役者ジョークなのか!?俺はツッコんだ方がいいのか!?持ってるところ、注ぎ口ですよって!)
ちゃがまる「これはどうしたことか……、」
主人公「うわあああっ!ちゃがまるさん、そのまま傾けたら……っ、」
ちゃがまる「……!?」
主人公「ほらあああっ!お湯で手がびしょびしょに……、って、それでよく叫ばずにいられますね!?」
ちゃがまる「あちゃちゃちゃちゃ。」
主人公「取って付けた!?」
ちゃがまる「あついじゃが……。」
主人公「熱いジャガ?いきなりじゃがいも!?」
ちゃがまる「わしの故郷の言葉で、熱いということじゃが。」
主人公「なるほど……、」
主人公「って、あれ!?ちゃがまるさん、泣いてる!?無表情で、涙流してる!?」
ちゃがまる「いたいじゃが……。」
主人公「熱かったんだ!やっぱりめちゃくちゃ熱かったんだ!」
主人公「すみません、ちゃがまるさんが平気そうな顔してたから、ぬるいお湯なのかと思ってました!」
ちゃがまる「客人には熱々の茶を出すのが、もてなしの極意也……。」
主人公「熱々すぎは、むしろ失礼とか聞いたことありますけど……。」
主人公「はい、手当て終わりましたよ。」
ちゃがまる「……!いつのまに……!……かたじけない。」
主人公「いえ、こちらこそ……、」
ちゃがまる「お詫びに今度こそ、きちんとお茶を……、」
主人公&メルク「え……!」
主人公(な、なんだこの、胸のドキドキは……!)
メルク(わかったのですよ、ちゃがまるさんの人気の理由が!それは……!)
主人公&メルク(母性だーっ!)
備考
「暢気な家臣」ごんのすけの友人
入手方法
ダイヤスカウト