「魔喰の双刃士」ココラティア_include
属性補正
炎属性
76%
水属性
155%
風属性
116%
光属性
100%
闇属性
100%
モデル
ストーリー
頭蓋骨「貧弱貧弱ゥ!」
主人公「……うう。」
ココラティア「主人公くん、どうかした?そんなにうなだれて。
メルク「みゅ、ココラティアさん!実はこの魔道具なのですが……、」
頭蓋骨「つるぺた!」
メルク「みゅわっ!今度は私に矛先が……!」
主人公「紹介所に寄贈された魔道具なんだけど、人から言われて嫌なことを言うんだ……。」
主人公「それで紹介所のお姉さんからどうにかしてくれないかって頼まれてて……。」
ココラティア「ふうん、なるほどなるほど。そういうことなら私に任せてくださいな。」
メルク「みゅっ!うかつに近づいては……!」
頭蓋骨「……。」
メルク「何も言わない……、のですよ?」
ココラティア「うっ……!」
主人公「ココラティア!?どうした、大丈夫か?」
ココラティア「す、すっぱい~!柑橘系だぁ~!」
主人公「か、柑橘系?」
ココラティア「ええ、この魔道具に込められてた魔力の味。私、魔力を食べて、味わえるの。」
主人公「魔力を味わう!?ま、魔力に味なんてあるのか?」
ココラティア「それを感じられる一族なの、私。」
ココラティア「えへ、つい言っちゃったけど、ホントはあんまり人に言わないようにしてるの。だから、私たちだけのナイショね?
メルク「わ、わかったのですよ。どことなくミステリアスに思ってたココラティアさんにそんな秘密があったとは……。」
主人公「それにしても魔力の味って普通の食べ物に近いのか?柑橘系だって言ってたけど……。」
ココラティア「うーん、魔力にもよるかな。この世にあるどんな食べ物でも再現できないって言われてる味もあるんだって。」
主人公「へぇー……。どんな味か気になるけど、それはココラティアの一族だけが味わえるんだよなあ。」
メルク「そういえば、ココラティアさんは普通にご飯を食べていたのです。魔力を食べても、それは栄養にならないのですよ?」
ココラティア「むしろ魔力を消化するのに体力を使うから、逆にお腹がすいてきちゃうの。私が1度に食べられる量も少ないし……。」
主人公「そうだったのか。それなのに魔力を食べてもらって悪かったな……。魔道具を止めるために食べてくれ
たんだろ?」
ココラティア「そうだけど、気にしないで。魔力を食べるのが好きなの、私たち。特に、おいしい魔力だったら病みつきになっちゃう。」
主人公「それならよかったけど……、今回の魔力はすっぱくて残念だったな。」
ココラティア「大丈夫、口直しにチョコレート食べるから。」
主人公「ココラティアは本当にチョコ好きだよなあ。いつも食べてるし。」
メルク「ココラティアさんが今まで食べた魔力の中で、チョコレート以上においしかったものはあるのですよ?」
ココラティア「あるわ。むしろ、その味がチョコレートに似てたから、チョコレートが好きになったの。」
主人公「チョコレートみたいな味の魔力ってことか?」
ココラティア「そう。子どもの頃に食べた、ある男の子の魔力。あれが今まで食べた中でいちばんだったわ。」
主人公「そんなにうっとりするほどの味なのか……。」
ココラティア「んふふ。彼のことはたとえあなたたちでもナイショよ。漏れて、家族に横取りされたらいやだもの。」
主人公「え?」
ココラティア(ああ……、忘れられないの。どろりととけて、病みつきになる……、チョコレートよりも甘い彼の味)
ココラティア(……必ず、あの味をもう一度)
ココラティア「でも、まだその時じゃない。だから今は、代わりにチョコレートで我慢しなくちゃね。」
ココラティア「うん、おいし……、」
頭蓋骨「太った!」
ココラティア「……。」
メルク「ま、まだ頭蓋骨に魔力が残っていたようなのですよ。」
頭蓋骨「実は最近、スカートのウエストがキツくなってきた!」
ココラティア「……。」
ココラティア「お、お前の魔力を食べつくして、ダイエットしてやるー!」
主人公「や、やめろー!減るのは体重じゃなくて、体力だろ!」
メルク「今日だけでココラティアさんのいろんな秘密を知ってしまったのですよ……。」
備考
入手方法