「繙読する静慮」シシリー
「繙読する静慮」シシリーの基本データ
出身 | 死者の国 |
---|---|
年齢 | 17歳 |
性別 | 女 |
レアリティ | ★4 |
属性 | 風 |
成長タイプ | 早熟 |
武器 | ロッド |
武器種別 | 回復 |
同時攻撃数 | 2体 |
攻撃段数 | - |
初期体力 | 初期攻撃力 |
---|---|
1,780 | 2,280 |
最大体力 | 最大攻撃力 |
3,382 | 4,332 |
覚醒体力 | 覚醒攻撃力 |
5,407 | 6,882 |
スキル進化体力 | スキル進化攻撃力 |
- | - |
移動速度 | 攻撃間隔 |
47 | 2.04 |
リーチ | タフネス |
155 | 44 |
DPS | 総合DPS |
2124 | 4247 |
覚醒DPS | 覚醒総合DPS |
3,374 | 6,747 |
スキル進化DPS | スキル進化総合DPS |
- | - |
進化 | 進化後ユニット |
---|---|
進化前:「沈黙の繙読者」シシリー |
スキル1 | - |
---|---|
- |
スキル2 | - |
---|---|
- |
追加日 | 2021.01.15 |
---|---|
1月進化開放2021 |
入手方法 | - |
---|---|
- |
属性補正
炎属性
100%
水属性
100%
風属性
140%
光属性
100%
闇属性
100%
モデル
ストーリー
<紹介所>
シシリー「……。」
メルク「シシリーさん! 午前の読書は終わったのですよ?」
シシリー「……うん。さっき。」
メルク「ちょうど良かったのです! シシリーさん宛に本が届いてるのですよ~。何の本を頼んだのです?」
シシリー「……。」
メルク「シシリーさん……?」
シシリー「……。……たくさん、あるから。……受け取り、ありがとう。」
メルク「どういたしまして、なのですよ……?」
「……。」
メルク(……シシリーさん、箱を私から隠すように持っていったのです。本について、知られたくなかったのですよ?)
メルク(それにしては、何か話したそうな目もしていたのです……)
シシリー「……。」
シシリー(……色々、買ったし。メルクちゃんも本が好きだから、一緒に、箱、開けようかと、思ったけど)
シシリー(こんなの読むんだとか、思われたら……。そんなこと、思わない、かな。でも。……うん。本、読もう)
シシリー(……まずはこれから)
<場面転換>
メルク「みゅう、気になるのですよ……。」
主人公「どうかしたのか? そんな真剣な顔して……。」
メルク「シシリーさんがどんな本を読んでいるのか、考えていたのです。」
主人公「なるほど。」
主人公「俺もちょっと前に、気になって横からチラッと見たことがあったんだ。」
メルク「どんな内容だったのですよ?」
主人公「いや、わからない。俺が文字を追う前に、すぐにシシリーが本を閉じたからな。」
主人公「あまり、何を読んでるのか知られたくないのかも。」
メルク「……やっぱり、そうなのです?」
<回想 - 紹介所>
シシリー「……。」
<紹介所>
メルク(でも、さっき、シシリーさんは私に何か言いたそうにしていたのですよ)
メルク「……私はもっと、シシリーさんと本の話で盛り上がりたいのです。」
メルク「一度、はっきり聞いてみることにするのですよ。」
主人公「そうだな。……ん?」
メルク「どうかしたのです?」
主人公「俺、シシリーが読書してる姿しか、今日は見てないんだけど……。昼ごはんとか、ちゃんと食べたのかな?」
メルク「……しまったのですよー! さっき午前の読書が終わった時に、新しく届いた本を渡してしまったのです!」
主人公「シシリー、本に意識がいってると、食事とか気にしなくなるからなあ。」
メルク「私が声をかけたタイミングも悪かったのですよ。何かお邪魔にならないような食べ物があるとよいのですが……。」
主人公「それなら、確かポケットに……、あった。」
主人公「さっき店で買い物した時に、これをおまけで貰ったんだ。」
メルク「飴のかかった木の実なのです? 一口サイズで、手も汚れにくそうなのですよ。読書のお供にぴったりなのです。」
主人公「これを差し入れてみるか。」
メルク「この間は見事、シシリーさんの集中を乱さないようお茶を出せたのですよ。私たちならできるのです!」
メルク「今回もそーっと慎重に、差し入れするのですよ!」
主人公「そーっと、そーっと……!」
<紹介所・夕方>
シシリー「……。……ふう。」
シシリー(二人の役に立つかも、って買ったけど。……このモンスターの解説書、読み物としても、楽しめた)
シシリー(論文より大衆向けの言葉づかい……、専門用語の解説も、とても丁寧。良書。お菓子もおいしかった。言うことなし……)
シシリー「……!」
シシリー(わ、私、お菓子なんて、用意してた? いつから食べて……、……あ)
<回想 - 紹介所・夕方>
主人公「……。」
メルク「……。」
主人公「……。」
メルク「……。」
<紹介所・夕方>
シシリー(どうして、気づかなかったの……?)
シシリー(ううん、気配には、気づいてた。……気づいてたのに、気にならなかった。なぜ……? 他の人なら、こうじゃないのに?)
シシリー(二人が、いつも、ジャマしないように気を遣ってくれるから……。だから私、すっかり、安心して……)
シシリー(い、いけない! 考え込むのは後……。今からでも、お礼、言わないと。二人はどこ……。ああ……、いた)
シシリー「……。主人公君。メルクちゃん。」
主人公「あ、シシリー。」
メルク「本は読み終わったのです?」
シシリー「……うん。……くれたお菓子、おいしかった。」
シシリー「いつも……、差し入れ、ありがとう。……読書もはかどった。」
メルク「お口にあったのなら良かったのですよー。」
シシリー(ああ。こんな言い方じゃ、足りないのに。ぐるぐる胸にいっぱい、渦巻く気持ち、言葉にしたい……、感謝、喜び、安心、信頼……)
シシリー(もっと口にした時に、私の気持ち、そのままと釣り合う、表現があるはず。……うう、先に本で調べておけば良かった)
メルク「私が声をかけたのも原因なのですが……。シシリーさん、お昼を食べ忘れてないのです?」
シシリー「……。……そうだった。……それで差し入れ、くれたんだ。……次は、気を付ける。」
シシリー(何かと、二人の方から、歩み寄ってくれてる。私の方から、歩み寄るのに、言葉が足りないなら……、……少し、勇気を、出して)
シシリー「……あの。二人に見てほしいものが、あるの。」
<場面転換>
メルク「みゅっ、これは私のお気に入りの小説なのですよ!」
主人公「こっちには論文集とか学術書まである。シシリーって、手広く何でも読んでるんだな。」
シシリー「……。……言われてみれば、そうかも。」
メルク「それにしても、どうしたのです? 持っている本をどんどん机の上に並べて……。これが見てほしいもの、なのですよ?」
シシリー「……うん。……私、思うの。……どんな本を、読んでいるのか、知られるのは、考え方、感じ方、好みを、知られるのと同じ、だって。」
メルク「一理あるのです。読んでいる本のジャンルから、その人の興味のある分野は想像できるのですよ。」
シシリー「……だから、読んでる本、全部見られるのは、……私の中身、全部、見られるみたいで、……恥ずかしいことだけど。」
主人公「えっ。じゃあ並んでる本は、見ない方が?」
シシリー「……ううん。……私、口下手だし。頭の中では、考えられるのに……、うまく言葉にならないこと、ある、けど……、」
シシリー「二人とはもっと……仲良くなりたい、から。……私を、知ってほしくなった。だから、言葉の代わりに、本を並べたの……。」
主人公「そういうことだったのか。」
メルク「みゅふふ~、それは嬉しいのです。」
メルク「ちょうど、本の話をしたいと私も思っていたのですよ。シシリーさん、今度は私の本を見てほしいのです。読書会を開くのですよ!」
シシリー「……! ……読書会。……ふふ、楽しそう。」
主人公「読書会かあ。せっかくだし俺も何か読もうかな。」
シシリー「……。良かったら……。この、モンスターの解説書……、貸すよ? 旅の役に立ちそうなこと、書いてあった……。」
主人公「これ……、さっき読んでた本か?」
シシリー「……。うん。」
主人公「……そっか。ありがとう、シシリー。」
シシリー「……ううん。こちらこそ。……いつもありがとう。主人公君、メルクちゃん。」
シシリー「……二人がどんな本を読むのか、これからたくさん、私に教えて。」
備考
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