【白猫】ハルカ(正月)・思い出
' ' CV: 今年も目指すは一番! フィールドワークで巫女をしながら努力を重ねる白魔術士。 | ||
2015/01/01 |
メインストーリー
思い出1
はーらいたーまえ、きーよめたーまえ……
ハルカじゃん。
あ、あけましておめでとう。
あけましておめでとうございます。
ハルカさん、なにをしてるんですか?
フィールドワークの真っ最中よ。
そのかっこで?
これは<巫女さん>なの。
<巫女さん>?
とある国の、白魔術士みたいなものね。
そうなんだ。じゃあ、ハルカにピッタリね。
私もそう思ったんだけど、この服、寒くて寒くて……
あらら、指先が赤くなっちゃってますよ。
うん。だからね、こうやって
あんまり意味もないんだけど、常にお祓いしているわけなの。
大変ねぇ。可愛い服に隠された、デメリットってわけだ。
ホントそうよ、もー……
お仕事代もらえるから、贅沢は言えないけどね。
あー、はーらいたーまえ、きーよめたーまえ……
また棒振り出しちゃった……
思い出2
ハルカの虚言癖。
なによ突然っ!?
一番になれないのが悔しい、万年二番手、そう言い続けてたけど……
アタシは知っている! ハルカは何度も一番を獲っている!
あのお祭りの投票のことね。
うっ!
さあ、この責任、どう取るつもり!?
責任って……
ち、ちがうの、それは、だって私、学園ではずっと二番手で……
魔法学園、だったわね?
そこでこの重要参考人に証言を頼んだの!
旧年中はひとがたならぬご厚情を賜り、誠にありがとうございました。
謹んで新年のご祝辞を申し上げます。
かっ、カムイ先輩……!
ねえカムイ、どうなの?
ハルカの実力じゃあ、本当に一番にはなれないの?
ぶっちゃけあんまり考えられないですよね。
ち、ちがうんです、私の学年は、周りにも秀才天才が大勢いて……
そういうこともあるかもしれませんが、いかに多士済済であろうとも、刻苦勉励すれば愚公移山。
ハルカさんほどの素質の持ち主が、一番を獲れないというのは説得力に欠けます。
うっ……
ホラごらんなさい! カムイもこう言ってるわ!
アンタがやってきたのは、『二番二番サギ』なんじゃないの!?
そんなことはないわ!
現に、私が味わってきた屈辱は、いまも胸の中でブスブスと燃えているもの!
カムイ先輩! 本当なんです! いつも私の一つ上にいるアイツ……!
アイツさえいなければ、私も一番かもしれませんが!
事実いるんです、あのド変態が! くきぃー! 腹立つー!
あらら……あながちウソでもなかった様子。
こんなに悔しがるんだものね。
よかった、ハルカさんのアイデンティティーが幻想じゃなくて。
捲土重来、と言いますからね。
敗北を知っているハルカさんは、これから化けるかもしれませんよ。
思い出3
ねえ、ハルカーン
は?
呼んだか?
しまった。何気ない一言が、
絡みのなさそうな二人を出会わせてしまった……
珍しい格好をしているな。ハルカ。
そうでしょ?
フィールドワーク中なの、アルザーン。
ややっ!?
お二人、知り合いだったんですか?
うむ。
どんな接点が?
前に私が、アルザーンに、『各国の一番の人』を集めてくれ、って頼んだの。
アルザーンって人付き合いもマメだし、顔広いからさ。
庶民の心を知る女王様だもんね。で? 誰が集まったの?
えーっと、ハオ、レオナルド。ダグラス、カゲツ……
なにそれ? イケメンの一番を決めようとしたの?
ちがうわよ。軍略に、槍に剣に弓に、それぞれトップクラスじゃない。
完全な『一番』じゃなくてもいいのね。
まあ、そのへんは……とにかく、みんなを集めて、疑問をぶつけてみたのよ。
どんな?
『自分より下の人のこと、どう思いますか?』って。
そりゃまた答えずらい質問ねぇ。
うむ。列席した者たちも、言葉を濁しておった。レオナルドさえもな。
そして、苦笑いのうちに、会合は終了したのだ。
……それってただの、ハルカのイメージダウンだったんじゃあ……?
その心配はない。私が各々に書筒を送り、フォローをしておいた。
ありがとね、アルザーン!
うむ。
あんまりみんなに迷惑かけるんじゃないわよ、ハルカ……
思い出4
ケガは治せても、病気は治せない白魔法と、
病気も治せる白魔術……その差はなにっ!?
一度話した気もするんだけど……
<ルーン>の力に頼らず、<薬>や<薬草>も併用して治療を行うのが白魔術なの。
お医者さんが魔法も使う、みたいな解釈でいい?
あ、それはわかりやすいわね。基本的にはそういうことよ。
免許とかっているんですか?
免許……というか、
ちゃんと魔法学園で習得しないと、モグリってことになっちゃうわね。
モグリ?
学園にいたことがない白魔術士は、ニセモノの白魔術士だ、ってこと。私の島では、だけどね。
よかった……私のイノセントヒールも、違法だったのかと思っちゃった。
そんなことあるわけないわよ。
アイリスは開業してお金取ってるわけでもないし。
お金取ってたらヤバイ?
さあ? ウチの島ではもれなく捕まっちゃうけどね。
しかし、モグリだが腕のいい白魔術士もいるのであった?
なんで疑問形よ。……でも、そうね。いるんじゃない?
捕まえなきゃ!
待ってアイリス!
たしかに違法よ。……でも、治療費を払えない貧しい人たちにとっては……!
はっ!? 彼は、救世主……!?
男だなんて言ってないでしょ。
まっとうな白魔術治療だって、高いものでもないし。
なーんだ。
でもね。それでもやっぱり払えない人はいて。
そういう人たちのためにも、白魔術をもっと普及させて、もっと安く手軽にしたいよね。
うんうん、中々見上げた志よ。
アンタそのまま、白魔術士になっちゃいなさいな。
私は元々白魔術士よっ!
あの火力で?
うっ……!
思い出5
ひーっ!
どうしたのよハルカ?
ケツに火がついたみたいな顔と声して。
そのとーりよっ!
え?
魔法学園の課題!
やってなかったのよ! もうすぐ提出期限なのに!
あちゃちゃ。
フィールドワークにかまけて、
明日やろう明日やろうって、先延ばしにしてるうちに……!
すっかり忘れちゃってたの!
あぁぁ、どうしうよう、急いでやんなきゃぁ……!
ダメな学生の典型ねぇ。
キャトラっ! 笑ってないで、手伝って、お願い!
お! アタシの『猫の手』を借りたいってわけ?
しょうがないわねぇ。
なにがあるんです?
この『あさがボン』の観察日記をお願い!
そいきた! 主人公! インクの用意!
キャトラ……?
肉球にインクをつけて……まさか……!
ギニャー!
ギニャー!
きゃ、きゃ、きゃ、きゃ、キャトラ!?
な、な、な、何を……!?
え? 肉球スタンプを押してるんだけど。
どーしてよ!?
サインだと書きづらいから。
観察日記って言ったよね!?
うん。でもねハルカ、猫の手なんて、実際こんなもんよ。
あぁ~! 私が馬鹿だったぁ~!
課題はまだっまだ山積みなのにぃ~!
ど~しよぉ~!?
思い出6 (友情覚醒)
こ、この光はっ!?
全てを解決するルーンの光!
<――だが――
――光はただ、あふれただけ。
特に何も、起こらなかった……>
……へ?ハレ? ……奇跡は……?
わかった!光の中心に、全部終わってる課題が……!
ないよ。
そんな、だって、あれがぴかーってすれば、なにかしらいいことが……!
ええ。通常そうなんですけど、この場合――
ハルカさんの自業自得ですから。
……え? ええぇぇぇ!?
ウソウソ、なんで、私だけぇぇぇぇ~!!
宿題は、自分の力でおやんなさい。
いつもそーしてるわよぅ!
今回はたまたま、たまたまなのにぃ~!
なによこの、無慈悲な扱い~!
ハルカ~。
シスター?
あなたのところに伝書鳩が届いてたわよ。ほら。
えっ……? ! こ、これは……!
ん~?
ありがとうシスター! ありがとう!
なっ、なによ! そんなにたいしたことじゃないわよこれくらい!
ううん、ありがとう!
なになに? いい知らせだったの?
ええ! 先生が旅行で、提出期限が延びたのよ!
へ~、どのくらい?
え?
なんにちくらいのびたの?
……一日……たったの……!
あらあら。
……なんかわかんないけど、あたしはこれで……
待ってくださいシスター! どうかご加護をー!
きゃあっ!? 尻尾つかまないでぇ~!
助けてください、助けてください!
わかった、わかったからぁ~!
……ふふふ。なんとかなりそうでよかったね。
アタシの肉球スタンプ帳はいいのかな?
いいわけないでしょっ! 全部キレイに消すのよ、キャトラ!
ぎ、ギニャー!
(自業自得ね……)
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