【白猫】アルザーン・思い出
アルザーン・ユンサル cv.久川綾 覇気に満ちた、巌然たる女王。 自ら、その拳で悪を裁いている。 | ||
2014/09/24 |
思い出1
お初にお目にかかる。私の名はアルザーン。
えーと、ごめんなさい。
なぜ謝る?
知らず知らず、怒らせるようなことしてたのかもと思って……
怒る?
顔怖いもん。
そうか。一国を統べる身として、みだりに笑えぬのでな。
疲れない?
心配無用。
でもよかったです。わたしたちが嫌いなんじゃないんですね。
嫌い……?そのような単純な感情ではない。
え……?
君たちは己の危険性をわかっていない。
思い出2
おい。今この島はどこに向かっている?そこで何をする?
えーと、近くの島に補給に……
何をどれだけ買う?いつまで滞在する?
えーとえーと、どうだったかなぁ……
ごめんなさい、すぐここで正確には答えられなくて。聞いてきましょうか?
それには及ばぬ。数字が知りたいわけではない。
それじゃあ……?
我らは様々な島に立ち寄る。そこでは必ず売買が生じ、情報や文化の交流もあるだろう。
それらを好意的に受け入れてくれる島ならいい。だが、そうではなかった場合はどうだ?
どうって……
この島は空から来るのだ。拒むことは容易ではない。
忘れるな。この島は、世界にとって脅威なのだ。
思い出3
ねえ、アルザーン……
なんだ。
もー、怒んないでよー!
怒ってなどおらぬ。厳しいだけだ。自分で言うとバカバカしいが。
アルザーンさんは、自分の国でも厳しくしていたんですか?
秩序や規律は誇れる水準だと自負している。
じゃあ、犯罪者なんかもいない?
いや、どれだけ厳格だろうと、法もまた完璧ではない。法では裁けぬ犯罪者も現れる。
え、じゃあどうするの?
私がこの拳で裁く!女王である身分を隠し、『おてんばのあんみつ屋さん』として!
わお!
だが次第に、私に殴られて喜ぶ奴らが出てきたのだ。犯罪と裁きはイタチごっこだな。
……へー、そうですか……
思い出4
ふむ……
<アルザーンが考え込んでいる。
いつもよりはいくらか柔らかい雰囲気だ。>
どうしたの? アルザーン?
ああ、君たちか。この島には、様々な身分の者がいるな。
まあねー、いろんな人が来るよねー。
中には私と同じ、為政者も少なくない。
ぶっちゃけ結構多いよ。姫とか王とか王子とか。
先ほど、そういった者たちを集めて交流会をしてみたのだ。
アルザーンが幹事やってみんなを集めたの?
うむ。
みんなと連絡取って日程合わせて、会場もセッティングして?
そうだが?
意外とマメだ……
出た結論がどうという話ではなく、手軽に各国の首脳と会合ができるのは実に有益だ。
そうでしょ!飛行島も世界の役に立つでしょ?
だが重要人物が一ヶ所に集うのはリスクも伴う。
いいことばかりではない。『この島があってよかった』とは、まだ言えぬな。
も~……
思い出5
主人公。この島の戦力拡大に関し、納得の行く回答をしてもらいたい。
大いなるルーンを探すという、君たちの目的は聞いた。闇の恐ろしさも聞いた。
だが、これほどの力の集積が必要なのか?
このまま行けば過ぎたる力を蓄えることになるのではないか!
答えろ!主人公!
アルザーンさん、私たちはそんなつもりはなくて……
意図があろうとなかろうと、力の集中は危険だ!道を誤らないと言い切れるのか!
でもそれは先の話で……
先を見据えて行動を起こすのがリーダーの役目だろう!
どうなんだ主人公!この島に集まる力を、お前はどう考える!
思い出6
なんだ……?
<溢れ出したルーンの光が、アルザーンに染み込んでいく……>
……私に……分け与えるのか……?
あのさ、アルザーン。
あたしたちは力を集めてるんじゃないよ。
この島に集まった一人一人が、成長してるからそう見えるんだよ。
……そうか……
それに、アルザーンさん。みんながこの島に、いつまでも留まるわけじゃないと思うの。
いつかそれぞれの故郷に帰り、成長した力は、そこで役立てるんじゃないかしら。
……なるほどな。そうかもしれないな。
……そうか、君たちはこの島が永遠ではないと感じているのか?
え? わかんないよ、そんなの感じてるとかないとか、どっちかなんて知らないよ!
……ふふ。この島は、各々が成長するための仮の宿。そう考えれば悪くはないか……
だが、それで完全に安心できるわけではない!
悪に染まらば即座にこの拳で砕く!肝に銘じておけ!主人公!
思い出7
スゥー……ハァー……スゥゥー……ハァァー……
っ! アルザーンさんから
とてつもない力を感じるわ……!
な、なにをしようっての!?
スゥー……不思議な感覚だ。
この島で日々を過ごすだけで、己が洗練されていくように感じる。
今なら……あの秘技を会得できるやもしれん……!
ハァァァァァ!!
思い出8
<アルザーンがくり出した拳は、
皮一枚のところで寸止めされ、直後に突風が吹き荒れる!>
……気分はどうだ?
ふっ、そうだろう。
お前の中にわだかまる陰気のみを吹き飛ばしたからな。
これぞ我が拳の秘技。善を守り、悪を砕く力だ!
よもやこの島で開眼することになろうとはな。
例を言うぞ、主人公!
覚醒絵・覚醒画像
その他
フォースター リベンジwithアニゲラ! Story