【白猫】シャナオウ(温泉)・思い出
シャナオウ・H・K・M CV: 悩み続けるアンドロイドの若武者。 己の成すべきことを模索している。 | ||
2015/11/10 |
思い出1
見参ログイン!
MINAMOTO が武者シャナオウ、三度、アピアランス仕った!
うるさい!
申し訳エラーコード!
意味わかんないっ!
アンタが来たのが何回目なんてのも数えてないし!
キャトラ……意味は、なんとなくわかるよ……?
ぎにゃー! わかるけど、無駄に疲れるの!
よう、小僧。
あら、ベンケイさんも一緒だったんですね。
どーゆー関係?
コイツはワシのパパよ。
お父さんをコイツとは言わないと思うの。
へっ。なんでもいいじゃねぇか。ワシは寝るぜ。
ちょっと!
……ぐが~……
トートツに寝るなぁ!
これぞ! スリーピングベンケイ!
だからなに!?
大声で起こそうって魂胆?
このくらいのノイズでベンケイは起きぬさ。
あらそう?
……でもじゃあ、大声出さなくていいと思うんだけど?
宣言は高らかに! 遠からん者はサウンドに聞け!
我が名はシャナオウ! アンドロイド!
これなる飛行島にて、 しばし、お世話になり候!
うるさ~い!!!
思い出2
…………
あら? シャナオウさん。
今日は静かね。
ハッ!?
なんだ……夢か……
アンタロボでしょーがって!
ロボとて人と同じさ。
そんなわけないと思うんだけど……!
俺はそう思っている。ところで、どうかしたのか?
……いやに落ち着いてるじゃない……
お望みなら、<将軍モード>になろうか?
ううん、いい。シャナオウってさ、剣も使えるのね。
武人のたしなみだ。その気になれば、石でも武器にすることが出来る。
ほえー。戦闘のプロってカンジねぇ。
……あまりやりたくはないがな。
……シャナオウさん?
失敬! ウェットなアトモスフィアーであった!
将は常に、バーニングしておらねばならぬ!
初めて聞いたわね!
将……ですか。じゃあ、戦争は、まだ……
……エリア・シキシマでのMINAMOTOとTAIRAの争乱は、未だ終息していない。
だが……心から戦を望む者などいはしないはずだ。俺が必ず、終わらせてみせる……!
シャナオウさん……!
ほんとうかなぁ?
……キャトラ?
いやね、考えたくないんだけど……
どこかにいるかもなぁって。せんそーを望む人。
――!
どうしたんですか?
――いや、そんなはずはない……兄もきっと、平和を目指しているに……
え? お兄さん……って、MINAMOTOの一番偉い人ですよね……?
……しばしセルフデバッグする。御免!
あっ、シャナオウさん……
……案外、苦労人よね、アイツ。ヘンなしゃべりかたやめればいいのに。
でも、それだとアイデンティティーがなくなっちゃうか。
(キャトラ……! どうして急に、そんなにドライなことを……!)
思い出3
ハァッ!!
うむ。
射撃を終えると、シャナオウは手にしていた銃を――
――ゼロキスに渡した。
はぁ……見事なおてまえですね、シャナオウさん……
どうした? ゼロキス?
おかぶを奪われたので……
何を言う。お前の射撃の腕、俺はよく知っているぞ。
しかも、土壇場における肝の据わりようには、目を見張るものがある。
いやいや……アレは、開き直りっていうか……
だとしてもさ。ゼロキス!!
は、はいっ!
自信を持て。お前は強い。頼りにしている。
は、はぁ……
至らぬ主人ではあるが……末永く、よろしく頼むぞ。
…………
ではな。
……こうやってさ……
既成事実が作られていくんだよね……
いつのまにか、シャナオウさんの従者になっちゃったよ……
……ま、シャナオウさんもベンケイさんも、二人とも強いし。
一緒にいると、ちょっといい気分になれるから……
……少しくらい付き合ってあげてもいいけどね……
思い出4
先の祭りは、実によかったな。
アオイの島でやっていたお祭りのことですね。
なんかごちゃごちゃしてセッソーがなかったと思うけどね。
ははっ、そうだったな。だが、民たちのテンションは大変素晴らしかった。
同じ、熱を傾けるものならば……戦よりも、祭りの方が何百倍もよかろうよ。
あの平穏なる様……エリア・シキシマの目指すところかもしれんな。
……そうはいうけどね……
ん?
……アオイの島も、ちょっと前に攻められたんだよ。<闇>にさ。
……そうだったな……
だから余計に盛り上がった……ってところもあるかもね。
……なんだと?
へっ?
今なんと言ったキャトラ!!
えっ!? えっ!?
戦のあとだから人々は熱狂した、と……そういうことか!?
あの祭りの成功の陰には、<戦が必要だった>と、そういうことなのか!?
待ってくださいシャナオウさん! キャトラはそんなつもりで言ったわけじゃないです!
…………
ぬ……思わず、頭に血が昇ってしまった……
すまない、キャトラ。
…………
この通りだ。心から謝罪する。機嫌を直してくれないか。
…………
……許してはもらえないか?
…………
キャトラ……どうして黙ってるの……?
感づいちまったのさ。
ベンケイさん?
ベンケイ? どういうことだ?
人は、争いを欲する。
……なんだと……?
何かの奪い合いだけじゃねぇ。人は、何も益がなかろうとも争う。それ自体を楽しむかのように。
…………
それが、人のサガよ。
……俺は、そうは思わん。
だが、そうだ。
そうだとしても!俺は、人がそこまで愚かだとは思わん!
善なる心を信じたい!
おめぇが個人でそう思うのは勝手だがよ――
――いや、違ぇな。仮にもワシの大将が、真理から目を背けてんじゃねぇ。
そんなものが真理だと……! 世迷言を抜かすな、ベンケイ!
どっちがだよ。
俺は自分が間違っているとは思わん。
……チッ…………見損なったぜ……
……ベンケイさん……?
あばよ。
ベンケイさん! いいんですか!? シャナオウさん!
……奴の意志だ。俺が口を出すことではない。
シャナオウさん……!
…………
主人公……どうしよう……?
思い出5
…………
……他者と争うことが、人間の本質であるならば……
未来永劫、戦はなくならぬのか……
それが……業……なのか……
…………
……俺の身の内に在る、<八龍のルーン>もまた、業の一つ……
敵を憎め、討て、己の領域を広めよと、猛り狂っている……
これが……人なのか……
この血のたぎりが……人間へと近づく、道だというのか……!
……いや……!
違う…………!!
……シャナオウさん?
……だいじょうぶ?
俺は、間違っていた。
え!?
――他者と争うことが、人間の性――
――そうなのであろうな。
そんな、シャナオウさん……
現時点では。
……え……?
薄めていけばいい。そんな悪しき本能など。
そんなこと……出来る?
容易ではないだろう。いや、ともすれば不可能なのかもしれぬ。
永遠に叶わぬことかもしれぬ。
……シャナオウさん……
――だが、永遠など。生きた者はいない。
いや、いたとて何の意味がある。未来は決まってなどおらん。
俺は、理を変えてみせる! そのための、道しるべとなろう!
人ではないこの俺が――
――人の業を振り払い、この世を照らしてやる――!
思い出6 (友情覚醒)
こ、これはっ――!?
――!!
――人は。
――幾度も生まれ、――幾度も滅んだ。
…………
汝、機械の体に、人よりも人らしき心を持つ者よ。
――目指そうというのですね――
――人間の――――その先を――
…………
……いかにも……!
果てしなきこの野望! 必ずや、叶えてみせん!
アイ ハヴ ア ドリーム!!!
……へっ……
……上等だ……!
***
――ハッ!?
起きたか、大将。
……?
小僧たちは帰ったぜ。いつまでも呑気に寝てんじゃねぇよ。
……ベンケイ……さっきのは……お前か……?
…………
お前は……一体……?
喝――――っ!!!
!!
ワシは探してたのよ……おめぇみてぇな、業突く張りをな。
……業突く張り……?
そうだろうがよ。人の存在意義をすげ替えようだなんて、何様だテメーは。
……かもしれないな……
――が、それも、一興……
輪廻は巡る……のにも、飽き飽きしてきててなぁ。
一緒にぶっ壊そうぜ。……大将!
――ふっ――
望みは遠い。延々歩むは修羅の道だ。覚悟はいいのだな?
いいな? あんちゃん?
え、えぇ~……!?
おお、ゼロキスもいたか。かたじけない。恩に着る。
え? ちょっと、僕まだ何にも言って――
我が名はシャナオウ!
アンドロイドの器に、人の心を宿せし者!
我は見たり! アンドロイドと人間、両者共に、進むべきフィールド!
かの地を目指し、前進! エボリューション!
覚醒絵・覚醒画像
人の先を見たアンドロイド
その他