ショートストーリー投稿板 コメント一覧 (6ページ目)
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冒険者さん
46542016年07月03日 13:34 ID:k96ynd9n「…本当?ランヴィーナ?…無理を承知だけど…場所も分かる?」
「…っく……花が…沢山ある……町?パフェに…クッキー…、甘味が沢山あるわ…ダメ…これ以上見えない……」
「ランヴィーナ!もう、いいわ。十分よ…」
ランヴィーナの展開していたアルマが静かに消えていく。
「…はて、花と甘味のある町ですか、私の知る花の都は数知れず…」
「私、その町、知ってるよ!」
アーニュが目をキラキラさせながら、一同に呼び掛けた。
「アーニュ…本当かい?」
「うん、だって私がよく行く町だもん。お菓子とか、お花とか、いっぱいあるの。このお菓子、そこで手にいれたのよ?」
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冒険者さん
46532016年07月03日 13:27 ID:k96ynd9nミゼルフィリアは些か錯乱気味になっていた会議に着地点を見いだすと、ふう、と安堵する。
「で、どう仕掛けるよ?早い方がいいんだろう?」
「……私とランヴィーナで動向を探るわ」
「ふん、団長さんは高見の見物か。気にかけてた彼だったんだろうによ」
「…司教様からいつ新たな命が下りるかわからない。」
「ああ、そうかい。まあ、さっさと探ってくれよ」
「………」
「ミゼルフィリア……明日、彼らが町に出る姿を捉えたわ…」
「…本当?ランヴィーナ?…無理を承知だけど…場所も分かる?」
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冒険者さん
46522016年07月03日 13:23 ID:k96ynd9n「そうよ。私は新しい花を待っているのに!」
「…それじゃ、約束を守らない騎士様にはお仕置きが必要だね。」
「そうよ」
「決まりだね。じゃあ僕と一緒にアシュレイをお仕置きしに行こう。君の拳術とアルマ、存分に使ってね」
「うん、分かったわ。ユリゼット!アシュリーに思い知らせてあげなくちゃね♪私楽しみにしていたんだからって…!」
理由はどうであれ、アシュレイ打倒の動機付けを見事に植え付けたユリゼットは軽く息を吐く。……純粋程怖いものはないー。
「へっ…ユリゼット、やるじゃねえか」
「…まあ、彼女のことは…任せてください」
「…話がまとまったようで何より」
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冒険者さん
46512016年07月03日 13:16 ID:k96ynd9n「…また私に花をくれるって……言ったきり戻って来ないの。これって、迷ってどこかで泣いてるのよね。だから私達が探して、一人で行っちゃ、めっ!って…怒らなきゃダメなのよね?」
「…………」
騎士達全員口が半開きだった。
「あ、アーニュ……アシュレイは君にそう言って、姿を消したんだね……?」
ユリゼットは椅子からずり落ちそうになる姿勢を正す。恐らく、アシュレイは教会脱出のため、欺くために、アーニュにそのように言ったことは真実なのだろう。彼女の膨らませた想像の部分をそぎ落とし、ユリゼットはそう見抜いた。
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冒険者さん
46502016年07月03日 13:11 ID:k96ynd9n「んー…アシュリー、森で迷っちゃったんでしょ?」
「は?」
一同、目が点になる。
ちなみにアシュリーというのは彼女のアシュレイに対する、愛称だ。
「アシュリー、私にお花くれたことがあったの。お花…摘みに行ったんでしょ?」
「は?」
一同がさらに凍りつく。この少女は斜め上を行き過ぎていて、さっぱりわからない。
「あ、アーニュ、ミゼルフィリアから事情を教えてもらったろう…?」
ユリゼットはミゼルフィリアをチラする。ミゼルフィリアは残念そうに頭を振った。
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冒険者さん
46492016年07月03日 13:06 ID:k96ynd9n「僕は一人で動いていいかな?」
矢をつがえていない弓の弦を引き絞ると、空中に向かって放つ。
「だーめ、あたしと一緒ぉ!」
会議には参加してはいたが召集の目的を他騎士とは大きく履き違えていた少女-がいた。
薄紫色のショートヘアの少女は甘味の類をありったけテーブルに展開している。騎士達の夕刻時の戯れと思っているようだ。周囲の殺伐とした空気も何のその、彼女にとって人が集まる即ち、パーティーなのであった。
「アーニュ…そうだね、そうしよう。…ところでアーニュ、今回の任務はどういうことか分かっているよね?」
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冒険者さん
46482016年07月03日 13:03 ID:k96ynd9n「ミゼルフィリア、…私はアカシックで…読める未来を見るわ…」
「…ランヴィーナ。ありがとう、でも…その力、多用は避けて。……あなたの命を削るものだから」
「…ぼんやりと見るだけだから、大丈夫よ」
「……大体役割分担が決まってきたみたいだね」
今まで閉口していた、男性騎士が一人口を開く。
「ふふ…どうも殺伐としたやりとりが苦手でね」
「…ユリゼット」
濃紺色の長髪を緩やかに束ねた、爽やかな口調の騎士は大きな弓を調整しながら語る。
「双剣のアシュレイ…か。彼と任務こなしたことがあるけれど、かなりの腕前だよね」
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冒険者さん
46472016年07月03日 12:58 ID:k96ynd9n「不要だ、マディエル。…いささか興奮してしまったが、平気だ、一人でやれる。」
「ダメだな。そんな感じじゃあ、やらかすぜ」
「マディエル、そうして頂戴」
「不要だと……!!!」
「…団長は司教様代理でもある…聞き分けな青二才」
「…!!!!…ボクを、未熟扱い、するな!」
ジーノはバン、と机上をすごい力で叩く。冷静沈着な騎士の顔の面影はなかった。本性が出た、とミゼルフィリアは思った。
ジーノは、ハッと我にかえる。
「…醜態を晒しましたね…私としたことが貴女の前で…マディエル、共に頼む。」
「…ふん、無駄話しやがって」
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冒険者さん
46462016年07月03日 12:56 ID:k96ynd9n「…チッ。…全く、平民である奴に釣り合わんアルマだ。なぜ、奴と共に?…胸くそ悪い。団長殿、私に先陣切らせてくれ。奴には散々コケにされた覚えもある、惜しみなくこの槍で貫いて…」
「私情を挟むのはやめてと言ったはず、ジーノ。そんな私怨を動機にされては成功する任務も水の泡に終わる。」
「…ミゼルフィリア、ジーノとは俺が行動しよう。」
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冒険者さん
46452016年07月03日 12:51 ID:k96ynd9n「…ふん、司教様は馴染みの俺らならどうこうできるっていう、御命令だがよ、奴はほとんど単独行動だったじゃねえか。ミゼルフィリア、お前は奴と行動することが多かっただろうが」
「…本格的に捉えるには、騎士団の力が必要ということでしょう。マディエル、彼の背後の聖霊デュナミスはあなたが思っている以上に高位なアルマ。手練れの兵でも結局突破された夜のこと、覚えていないの?」
運命のアルマ使い、ランヴィーナが静かに口を開いた。
ミゼルフィリアもその言葉に頷く。
「そんなこと、知ってるぜ。俺のヴァルカン以上…なんだろ?」
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冒険者さん
46442016年07月03日 12:35 ID:k96ynd9n理由は単純だった。教会周辺の有力な領主の子息で、特にジーノ家は教会に多大な布施を提供しているらしい。所謂コネで着任したにすぎなかった。平民出身のアシュレイを何かと目につけていたが、全く相手にされていなかった。そもそも、この男、教会のために異端者を裁くのではなく、地位を利用して"人狩り"を堪能している様子だった。教会にしてみれば彼の目的がどうあれ、異端者を滅することに違いはないから、彼の存在は肯定されているのだ。皮肉にもアルマの適性もあり、戦士の素質も充分なので違和感なく神殿騎士のメンバーになってはいるが。そして何かにつけてミゼルフィリアを口説きにかかるのだった。
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冒険者さん
46432016年07月03日 12:32 ID:k96ynd9n「…ジーノ、マディエル。…慎みなさい、これは司教様の御命令すなわち、神託なのです。」
二人のやりとりにミゼルフィリアが水を差す。
「…これは…これは…言葉がすぎました、団長殿…。美しい貴女を困らせてしまって…私は悪い男だ。」
ジーノは馬鹿丁寧に深くお辞儀をして謝罪した。体面だけ、とミゼルフィリアは直感した。このジーノという男、前任者が殉職して着任した騎士団の中では新参者であったが、ミゼルフィリアはこの男の着任に懐疑的であった。騎士着任の通過儀礼を省いて突如現れたのだ。
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冒険者さん
46422016年07月03日 12:20 ID:k96ynd9n冷静沈着に会議の進行を促すのは、傍らに造形に凝った背丈ほどの槍を添えた男性騎士。プラチナシルバーの髪、顔立ちは中性的で、正に神殿騎士のイメージを具現化したような、優雅で神秘的な雰囲気のある男だった。
「へッ…ジーノ、相変わらず趣味悪ぃな、狩りと勘違いすんじゃねえぞ」
「ふふ、貴公こそ…感情が昂っているのが見て取れますよ、マディエル…騎士同士の決闘は固く禁止されてますからねぇ…この時を待ちわびていたのでしょう?」
「お前の趣味と一緒にするな、俺は純粋に戦士として奴に興味があっただけだ」
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冒険者さん
46412016年07月03日 12:04 ID:k96ynd9n「召集かけた本人が遅れるなんて…ね、ミゼルフィリア。」
蝋燭の控え目な光に照らされた一室。
ミゼルフィリアが重い扉を開くと神殿騎士の面々が待ちくたびれたようにミゼルフィリアを注視する。
「…すまない、司祭様に呼ばれていた」
さりげなく答えると、そのまま流れるようにミゼルフィリアは着席した。
「まあ、メンツが揃ったんだし、さっさとはじめませんか?今回の件はとても興味深い。かつての仲間の捕獲と処刑ときましたか。無抵抗な異端者を狩るより腕がなりますから。」
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冒険者さん
46402016年07月03日 11:51 ID:k96ynd9n「にゃッ?!それ、本当!?」
「今後、教会側との接触は不可避だ。いずれ明らかになるだろう…な。…話が飛躍した。…明日の事を相談したい」
「…いえ、隠さず話してくれてありがとうございます、明日の事でしたら、私もキャトラも…スカイも、協力させてください。」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
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冒険者さん
46392016年07月03日 11:47 ID:k96ynd9n「……居てもおかしくないだろう。」
「ふーん。…で、その元同僚の事、信じるの?」
「………」
アシュレイの脳裏に儚げに呟かれたミゼルフィリアの言葉が甦る
(……私があなたに助けられたから-)
「……何とも言えんな。泳がせる。罠だとしてもこちらからは動かん、どうせ聖霊奪還が目的なのは見るからに明らかだからな。ああ、ただ-」
「何よ?」
「……"闇の存在"のことにも触れていた。お前達と戦っている、同一の者かは知らんがな」
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冒険者さん
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冒険者さん
46372016年06月30日 22:19 ID:dc69b8ub初めまして!
昔ここで見た☆4キャラで妄想というSSに惹かれてやってみようと思いました!
駄作ですがよろしくお願いします!
【注意】
キャラ崩壊、公式設定無視有り。
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冒険者さん
46362016年06月26日 19:24 ID:ioy7y6l6赤髪「♪」
キャトラ「なんだかご機嫌ね」
アイリス「バロンさんが新しく作ってくれた武器が気に入ったんですって」
キャトラ「ふーん。……ってなんかルーンドライバーが反応してるんだけど!?」
赤髪「?」
アイリス「もしかしてこれって……」
ヘレナ「あら、間違えて武器材料庫に片付けちゃってたみたい。ごめんなさいね♪」
おわり
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冒険者さん
46352016年06月26日 19:23 ID:ioy7y6l6バロン「ほう、ほう、ほう。慈愛のルーンの力を借りて心が欲しいと」
ゴウセル「譲ってくれないか」
バロン「よろしい。と言いたいところだが、ここだけの話大いなるルーンを入れていた箱をなくしてしまってな」
ゴウセル「……お前は馬鹿なのか?」
バロン「なに、すぐに見つかるさ。それまで待っておれ」
ゴウセル「わかった」
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冒険者さん
46342016年06月26日 19:23 ID:ioy7y6l6キャトラ「心ねぇ」
アイリス「ごめんなさい。見当も……」
ゴウセル「なぜだ? ハーティには心がある。ならば何かきっかけがあったはずだ」
ハーティ「慈愛のルーンですね」
ゴウセル「それは何だ」
キャトラ「えーっと、大いなるルーンっていって、なんかすごい力を持ってるルーンよ。あれ? でもどこに保管してたんだっけ」
アイリス「バロンさんが持っているはずよ」
ゴウセル「行ってくる」
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冒険者さん
46332016年06月26日 19:22 ID:ioy7y6l6ハーティ「なんでまた私に?」
ゴウセル「お前は心を手に入れたと聞いた」
ハーティ「まぁ、そうですね。おかげさまで」
ゴウセル「どうすればいい?」
ハーティ「なにがです?」
ゴウセル「俺は心が欲しい。どうしたら手に入る?」
ハーティ「と言われてもですね……。あ、そうだ、アイリスに聞いてみましょう」
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思い付きの衝動的散文
46322016年06月26日 19:22 ID:ioy7y6l6ゴウセル「心が欲しい」ハーティ「そうですか」
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冒険者さん
46312016年06月23日 15:07 ID:k96ynd9n【コメント】
アシュレイは良い大黒柱になりそうです(いや、なる。)
過去に家庭をズタズタにされた分、家庭をものすごい大事にしてくれそうだよね。
てな訳でよくわからん夢小説でした~お粗末さまでした。
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冒険者さん
46302016年06月23日 15:04 ID:k96ynd9n「それは…もちろんです!!」
「……皆、家族のようだから…、な」
「え…?家族ですか?」
「……連中の言葉だ。」
「はい、私も皆が家族みたいな存在だと思っています!何よりも…騎士様は、私の一番のお兄様ですから!」
完
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冒険者さん
46292016年06月23日 15:01 ID:k96ynd9n「はい、えっと…それは実をいうと、ささやかなあい…どる活動なのですが…もちろん、以前のように無謀に身を捧げたり、無鉄砲なことはしてないですよ!…騎士様がどうなるかということは全て教えてくれました。それを信念に…私に出来ることで、人々に及ばずながら希望をあげることができたら、と思っています。」
「ふ…もう俺が教えなくとも、お前は大丈夫なようだな。…ただ、無理はするな。…それと、もしも危機の時は兄のように…俺に頼れ。」
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冒険者さん
46282016年06月23日 15:00 ID:k96ynd9n「そうですか。私にも是非、騎士様や○○○さんが大変な時はお手伝いさせてくださいね!」
「すまないな」
「…時に、ルウシェ。」
「…はい?なんでしょう?」
「お前は、お前の進むべき道を見つけたようだな。…最近のお前は多忙だが、活力に溢れているように感じる」
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冒険者さん
46272016年06月23日 14:58 ID:k96ynd9n☆☆☆☆☆☆
「騎士様~」
「ルウシェか。」
「はい、えっと…お子さんが出来た、と聞きました。おめでとうございます!」
「ああ、ありがとう」
「……騎士様は、飛行島を出て行かれるのですか?」
「いや、例によって連中に止められた。…しばらくはここでゆっくりすることにする」
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冒険者さん
46262016年06月23日 14:54 ID:k96ynd9n「ふ…ぐうの音も出ないな。お前達の好意に根負けした。……俺と○○○、子がゆっくり出来る場所をぜひ借りたい。」
「にゃにゃ!決まりね!」
「ええ。アシュレイさん、すぐにご用意しますね!」
「…全く、お前達は…」
「にゃ!お節介上等ね♪」
「ああ、実にその通りだ。」
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冒険者さん
46252016年06月23日 14:52 ID:k96ynd9n「聞こえたよ、なんだい、子どもが生まれるのかい?」
「にゃ?!グリーズ!いつの間に?!」
「あはは、年取るとどうも地獄耳になってねえ!兄さん、水くさいねぇ、飛行島のみんなはもう家族みたいなもんさ。何かあったら、おばちゃんに任せなよ!あたしは一人でかいの産んでるからねえ、その時になったら任せな!奥さんが大変な時はあたしがシチュー作ってあげるよ」
「にゃにゃ!グリーズは飛行島のお母さんだからね!遠慮なく甘える時は甘える!」
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冒険者さん
46242016年06月23日 14:51 ID:k96ynd9n「お前達…」
「そこまで出来るのが変わってるって?…にゃにゃにゃ~ん、それがアタシ達なんだもん!ここには年輩の女性もいるし、いざ出産ってなったら心強いと思うけど?
貸家で静かに暮らすのもいいと思うけど、意外とお金がかかったり、生活大変よ?ここなら借りてもタダだし。食堂もあるし。」
「…………実をいうと不安だったな」
「でしょ?」
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冒険者さん
46232016年06月23日 14:49 ID:k96ynd9n「ギルドの仕事の合間に、貸家を何軒か目をつけていた。そこでしばらく暮らそうと思っている。」
「ふーん…でも、出産ってなると色々大変よ~、ギルドの仕事だってここに居れば動き易くなるし…」
「…キャトラの言うことにも一理あると思います…アシュレイさんがもしも倒れてしまっては、家族の方も悲しみますし…何よりお子さんのこともあります、アシュレイさんと○○○さんが静かに療養出来るお部屋なら、ご用意出来ると思います。ぜひ、仲間として協力させてください。」
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冒険者さん
46222016年06月23日 14:47 ID:k96ynd9n「そういえば、あんた、家族を亡くしているのよね…」
「…………」
「キャトラ!」
「ごめんなさい、キャトラには悪気はないんです。アシュレイさん過去に辛いことがあったと思いますが…幸せな家庭を築いてくださいね。アシュレイさんなら、きっと…いいえ、必ず出来ます。」
「ああ、感謝する。」
「それはそうと、行く宛あるの?」
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冒険者さん
46212016年06月23日 14:45 ID:k96ynd9n「相手の方は○○○さんですか?」
「そうだ」
「でも、急に出て行かなくてもいいんじゃない?島でゆっくりしてからでもいいのに。」
「そうしたいのは山々だが、やはり静かな場所で体を養って欲しいと思っている。」
「ふーん、あんたって…意外と愛妻家ねぇ」
「家族を労るのは自然だと思うが」
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冒険者さん
46202016年06月23日 14:44 ID:k96ynd9n「子が出来た」
「にゃ?!!!」
「……まあ!」
「にゃにゃにゃ?!あのアシュレイがパパに…!?」
「…悪いか?」
「いえ、とても良いお知らせですね」
「ちょっとぉー、いつも唐突すぎるのよね!」
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冒険者さん
46192016年06月23日 14:42 ID:k96ynd9n「にゃ?!飛行島を出るって?!」
「…急な申し出ですね、何かあったんですか?」
「…ああ。」
「やっぱり、ここは落ち着かないとか?」
「……いや。」
「だったら、何よ?」
「……………………。」
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冒険者さん
46182016年06月23日 14:40 ID:k96ynd9nショート
アシュレイ微夢小説につき枝に
解説:
・CP設定は考慮しておりません
・○○○にお好きな名前をお入れください
・中途半端ですその後の妄想はお任せします
・夢小説なので苦手な方はご遠慮ください
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冒険者さん
46172016年06月12日 00:00 ID:gtf65vty☆★☆あとがき☆★☆
思ったより長くなってしまい、ショートストーリーとして成立しているのか若干疑問となりますが、これでこの物語は終わりです。
なんとなく思いついて書き始めてみたら思った以上に難しくて途中挫折しそうになってしまいましたが、なんとか書き上げることが出来て幸いです。
とりあえず文章力ないのに描写をがんばろうとしているのが恥ずかしい限り。
しかも間違っていると思われるところもちらほらあって冷や汗。
まあ、もしも最後まで読んでくださった方いましたら、ありがとうございましたー。
それだけお伝えしたかったです。
あとセラさんが公式でまたどっかで姿を見せてくれることを願って。
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冒険者さん
46162016年06月11日 23:51 ID:gtf65vty「おーい、二人とも何やってんだ! まさか、俺に内緒で打ち上げの話とかしてたんじゃねーよな!?」
そこまで待たせたつもりはなかったが、オズマの声が聞こえてきた。
歩きながらセラは空を見上げた。
まだ遠いが黒い飛空艇の姿を見つけた。
再び、あれに乗り込んだらゆっくりと休むとしよう。
今ならいい夢を見ることができそうだ。
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冒険者さん
46152016年06月11日 23:43 ID:gtf65vtyやれやれ、と頭を掻きながらダグラスは頭上の空を見た。
「コイツは見事な―――瑠璃色といったところか」
ダグラスの呟きにセラは忘れていた記憶を思い出す。
あの時の自分の問いかけに答えたダニエルの言葉。
『瑠璃色っていうんじゃないかな。 ほら、セラの持っている槍とお揃いだ』
セラは手にした<ルーンギムレット>を一瞥すれば、小さく笑い。
「さて、それじゃ―――オズマのところに行くとしましょうか。 ダグラス」
突然そう言ったかと思えば自分の横を通り過ぎていくセラに目を瞬かせるダグラス。
置いてかれたことに気付けば慌ててその後に続く。
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冒険者さん
46142016年06月11日 23:23 ID:gtf65vty―――森を抜けた先の高台。
そこから見える水平線の向こう側では、太陽が顔を覗かせている。
すっかり雨雲は立ち去ったようで、今日は快晴となりそうだ。
潮風に髪を靡かせながらセラは、そんな景色を眺める。
「―――セラ」
名前を呼ばれて振り返るとそこにはダグラスが立っていた。
「オズマが呼んでいたぜ。 ルーンを埋め込まれていた今回の目標対象が意識を取り戻したらしい」
「そう……それは良かったわ」
安堵の吐息を漏らしてセラはそう言うと再び視線を海の方に向けた。
「…………」
暫しの沈黙。
「…………それで、動かないのか?」
「別に少し位待たせても大丈夫でしょ? 今はこうしていたい気分なの」
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冒険者さん
46132016年06月11日 22:44 ID:gtf65vty「ダグラス! 吸い込んだ瘴気をターゲットに逆流させてっ!」
突然のセラからの指示にダグラスは眼を見開く。
「逆流だって!? 吸い込んだ瘴気をそのまま吐き出すってのはやったことないが……いくぞっ!」
ダグラスの左目に吸い込まれた瘴気が流れを変えて、人影に向けて吸い込まれていく。
セラは瘴気が吸い込まれていく先を見極める。
ダグラスによって失った瘴気を補うために、逆流してきた瘴気を<闇>が引き寄せることだろう。
その瘴気の流れ着く先こそ<闇>の貯蓄されたルーンの位置。
狙いを定めれば、<ルーンギムレット>の矛先をそこに向けた。
「お終いにしましょう!」
鋭く迸った雷光を纏う一撃が、ルーンを穿つ。
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冒険者さん
46122016年06月11日 22:12 ID:gtf65vty目の前の<闇>に侵された人物にも待っている人が居るのだ。
どうしても助けたかった。
あの時の自分と同じにさせたくはなかった。
誰かを失うということを。
(……今はそんな余計なことを考えている場合じゃない。 どうしたらターゲットの位置を特定できるのか―――)
人影をじっと見据えているだけでは駄目だ。視点を変えなければ。
ふとダニエルと一緒に見た夜明け前の空を思い出した。
あの時の景色を眺めた時と同じように目の前の光景を見る。
広くなった視野で今の状況を捉えると頭が冴えてくるのを感じた。
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冒険者さん
46112016年06月11日 21:28 ID:gtf65vty「グ、ググガガ……ッ!!」
人影が徐々にだが動きを再開しようとしていた。
「悪いが、逃がすわけにはいかねぇっ!」
それを阻止するために、人影の至近距離まで飛び込んだオズマが電撃を打ち込んで抑え込む。
ダグラスは瘴気を吸い込み続けながら、セラへと声を飛ばした。
「セラ、これが最後のチャンスだぞ!」
「―――言われなくても分かっているわ!」
ルーンを埋め込まれた人物が闇との同化が進んでいるのは事実だ。
まだ助けることが可能だとしても、この場でルーンを破壊することが出来ないならば、次は討伐するしかない。
だが、そうなることをセラはどうしても防ぎたかった。
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冒険者さん
46102016年06月11日 16:08 ID:gtf65vty足を止めた人影の傍に駆け寄るダグラス。
「さて、役割を果たさせてもらうぜ。 なにせ、これはオレだから―――<できちまう>ことだからなっ!」
その左目が魔力の光を放つと人影が纏う瘴気を吸い取っていく。
「セラ、見えるかっ!?」
ダグラスと肩を並べる位置に立ったセラが<ルーンギムレット>の矛先を人影に向け、何かを探すようにじっと目を凝らす。
「……だめ」
見えない。
見つけることが出来ない。
一体どこに<闇>の貯蓄されたルーンがあるのか見抜けない。
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冒険者さん
46092016年06月11日 14:58 ID:gtf65vty人影とオズマが森の中の開けた場所に飛び出る。
すると、人影が走っていたスピードを緩めた。
目の前で待ち構えるダグラスとセラの姿を見つけたからだろう。
その一瞬の隙を狙って、オズマは両手に灯った光を人影に向けて飛ばす。
「追いかけっこは終わりにしようぜ!」
光は電撃を帯びており、人影と衝突した瞬間、電流をその身に走らせる。
「ガアアアアアアッ!!?」
感電させられた人影は、その場で無理矢理足止めさせられることとなった。
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冒険者さん
46082016年06月11日 14:37 ID:gtf65vty―――二人がそんなやりとりをしている間、駆けるオズマ。
目の前を走る人影に時折牽制するような一撃を与えながら、ダグラスとセラが待ち構えている場所に追い込んでいる。
もうすぐ二人の居るところに辿り着く頃合いだ。
「しかし、お二人さんは仲良くやっててくれているかねぇ……まあ、今はそんなこと考えても仕方ねぇか」
ばちばち、と両手に装着したガントレットに電流が走ったかと思えば、その光が輝きを増していく。
「<ルーンマグナム>ちゃんが壊れちゃったもんだから、知り合いの自称天才科学者に頼んで造ってもらったこの新しい相棒……存分に試させてもらうぜっ!」
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冒険者さん
46072016年06月10日 20:50 ID:gtf65vty「オレが瘴気を吸い取っても<闇>の込められたルーンを見抜くことが出来なかった場合……どうしたらいいのか分からなくなったら、<直感>ってヤツを頼ってみるといい」
「今のあたしの<直感>が当てになるのかしら?」
セラの言葉に、ダグラスは笑みを返す。
「だったら、オレもオズマも今こうやってこの場に居ないさ。 信じているからこそ、闘える」
「……なら、その信頼を裏切らないように応えましょう。 それに、あなたたちに余計な心配をされたままっていうのも気に入らないし、きっちりとここで片付けさせてもらうわ」
その言葉に共鳴するかのように<ルーンギムレット>が音を立てる。
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冒険者さん
46062016年06月10日 14:46 ID:k96ynd9n「…いや、戦意は全くなかった。むしろ情報を流して行った。聖霊教会の騎士が直々に派遣されると。…狙いはデュナミスと…アラストルだ」
「…追うべき相手に事前に情報を与えるなんて…裏がありそうな感じですね…」
「アイリスのいう通りよ。ていうか、アシュレイの他に騎士が居るなんて初耳ねえ」
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冒険者さん
46052016年06月10日 14:37 ID:k96ynd9n「えっ…?服を、ですか?」
「そうだ。…法衣姿はさすがに目立ちすぎる、俺もお前も」
食事中、突然の騎士の申し出にルウシェは目をぱちくりさせた。
「にゃにゃにゃ~ん、何?何か面白い話の予感!」
「…お前達、明日町へ用事はあるか?」
「いいえ、特にないですけど…服を選びに行くんですか?」
「…聖霊教会の騎士と接触があった」
「にゃ?!唐突なッ」
「…なんですって…!」
「…追っ手がかかったのですか?」