ショートストーリー投稿板 コメント一覧 (82ページ目)
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冒険者さん
8312015年01月07日 21:15 ID:qoh3dfk1エドガルドはそう言うと、カルディナに耳打ちする。
「お前、あのクライヴとか言う奴に惚れてんだろ?」
「……なぁ!?」
突然の台詞に、顔を染めるカルディナ。
「俺様を超える大海賊を目指すなら、惚れた男の一人や二人くらい奪って見せな!!」
「お父さん……もちろんさ!!」
「おい、クライヴ!!」
「……なんだ?……ぐはぁ!!」
ツカツカと寄ってきたクライヴをエドガルドは殴り飛ばす。
「何しやがる!?」
「俺の大切な娘……泣かせたら許さねぇからな」
頬を押さえるクライヴに、エドガルドは笑いながらそう言った。
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冒険者さん
8302015年01月07日 21:08 ID:qoh3dfk1キラキラと粒子を舞い上がらせ、次第に身体を失わせながらも、エドガルドは力強くいい放つ。
「カルディナ、夢を追え」
「夢を追う……」
「そうだ。そして、その夢をつかめ。お前なら出来る筈だぜ。俺様と同じ、大海賊になることがよ」
「ふふ、違うよ……お父さん」
「なんだぁ?」
訝しげな表情のエドガルドに、カルディナは高らかに言う。
「アタシの夢は、お父さんと同じ大海賊じゃない!!お父さんを超える大海賊になることよ!!」
「……カルディナ」
エドガルドはそんな彼女を見つめ、優しく微笑む。
「でかくなったな……カルディナ。あぁ、お前なら出来る。俺様を超える大海賊になることがよ!!」
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冒険者さん
8292015年01月07日 21:02 ID:qoh3dfk1「大丈夫だよ!!全然平気さ!!」
「ケハハ!!そうか、ならいいんだ……」
「イヤだよ、お父さん!!まだ、死んだらイヤだよ!!」
「バカなこと言うんじゃねぇ。俺様はもう死んでるんだからよ」
「そうだ、魔剣だ!!魔剣があれば、お父さんは助かるん……」
「カルディナ!!」
「……っ!?」
弾き飛ばされた魔剣へ駆け寄ろうとしたカルディナに、エドガルドが一喝する。
「カルディナ、よく聞け。人は……いつか死ぬ」
「……お父さん」
「いつか死ぬ。だからこそ、人は夢を追わなきゃ行けねぇんだよ。自分が生きた証を残すためにもな」
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冒険者さん
8282015年01月07日 20:56 ID:qoh3dfk1「……俺は、そのことに気が付いていながら、お前を殺そうとしていたよ」
「構いやしねぇ。真剣勝負の結末は、いつだって生きるか死ぬかだ。まあ、俺はもう死んでるがな」
「…………まさか、エドガルド……お前?」
何かに気がついたクライヴは、ハッとエドガルドを見つめる。
「ケハハ!!気が付いたか。俺様がこうして死にながらも生きていたのは、良くも悪くもあの魔剣のお陰さ」
キラキラと、エドガルドの身体から光の粒子が舞い上がり始める。
「お父さん!?」
「ケハハ!!……カルディナ、
さっきは悪かったな。痛かっただろ?」
自身の異変に気が付いたカルディナに、エドガルドは笑いかける。
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冒険者さん
8272015年01月07日 20:47 ID:qoh3dfk1「「……っ!?」」
エドガルドの台詞に、二人はバッと離れる。
「……姫様、大胆です」
「アタシの前でイチャつくとは、いい度胸だね」
「ち、違うんだ。これは……その……」
ジトっとした目でガーネットとカルディナから見つめられたシャロンは、真っ赤な顔で手を振る。
そんな様子を見ながら、クライヴは傍らに佇むエドガルドに話しかける。
「……エドガルド」
「あぁん?」
「あの魔剣を弾き飛ばした時に、お前の支配は解けていたんだろ?」
クライヴのその言葉に、エドガルドは笑う。
「まぁな。だが、あれだけのことをしたんだ。あのまま死ぬ覚悟は出来ていた」
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冒険者さん
8262015年01月07日 20:39 ID:qoh3dfk1「…………」
「…………」
まるで永遠にも感じられた、一瞬の触れあい。
どちらともなく離れると、二人は無言で見つめ合う。
「……シャロン、君は凄いな 」
「……え?」
クライヴは、先ほどまでとは違う暖かい笑みを浮かべる。
「あれだけ俺の内にあった殺意が、薄れてしまったよ……」
「……違うよ。それは君の強さだ。僕はその手助けをしただけだよ」
「それでも、お礼を言わせてほしい。ありがとう、シャロン」
「……クライヴ」
再び、お互いに見つめ合う二人。
次第にその距離が近付いていき……
「あぁ……お楽しみのところ悪いが、俺を忘れないでくれないか?」
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冒険者さん
8252015年01月07日 20:30 ID:qoh3dfk1シャロンの放った平手打ちが、クライヴの頬を打ち抜く。
「バカ!!……君はバカだ!!」
「……シャロン」
「君はそんな弱い男じゃない!!自分の中の獣が治まらない?そのくらい捩じ伏せてみろ!!」
「…………」
「僕が好きになったクライヴと言う男は、強くて、優しくて、いつだって諦めない。大きな男だよ!!」
瞳に涙を溜めながら、シャロンは懇願する。
「お願いだ、クライヴ。もとの君に戻ってくれ……強くて、優しくて、少しだけ優柔不断な君に……」
「シャロン……ん」
呆然としていたクライヴの唇に、柔らかい感触が訪れる。
それが、シャロンの唇だと気がついたときには、クライヴの胸にあった猛烈な殺意は薄れていた。
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冒険者さん
8242015年01月07日 20:20 ID:qoh3dfk1「シャロン……すまない……」
「クライヴ……わかってくれたか……」
安堵の表情を浮かべるシャロンに、クライヴは小さく首を振る。
「……ダメなんだ」
「……え」
「自分でも、もうどうしようもないくらいに、殺意が溢れてくるんだ……自分の中の獣が、アイツを殺すまで治まりそうにないんだよ」
「クライヴ……キャッ!!」
クライヴはシャロンを押し退け、再びエドガルドの前に立つ。
「……夫婦漫才は終わったか?」
「そうだな。夫婦ではないが、話は着いたよ」
「そうか……ならば、やれ」
「……」
無言で剣を構えるクライヴ。
しかし、その剣が下ろされることはなかった。
「この……分からず屋!!」
パァン!!
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冒険者さん
8232015年01月07日 20:12 ID:qoh3dfk1「さらばだ、大海賊エドガルド……」
クライヴがそう呟き、白銀の剣を振り下ろした。
その瞬間だった。
「止めるんだ、クライヴ!!」
ギィン!!
星屑を散りばめた剣が、エドガルドへ振り下ろしたクライヴの剣を止める。
「……どういうつもりだ、シャロン」
「もう勝負は着いた!!殺す必要はないだろう」
「カルディナが、あんな目に会わされても……か?」
「カルディナなら、何とか一命は取り止めた!!命の危険はもう無い!!」
「そうか……」
クライヴはそう呟くと、シャロンに向かって微笑む。
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冒険者さん
8222015年01月07日 20:04 ID:qoh3dfk1皆さん、武器ガチャは回しましたか?
俺は惨敗でした。
最近調子良かったんだけどなぁ……
と、言うわけでシャロン×クライヴの第二十一話です。
カルディナ編最終回の予定です。
今日中になんとかエピローグまでいきたいですね。
頑張ります!!
それでは、宜しくお願いします。
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冒険者さん
8212015年01月07日 16:00 ID:fb86e2ys今は12月の深夜一時。雪も降っていた。
彼女は息を荒くしてたおれこんでいる
ビート「ハ、ハルカさん、今、何とかしますからね!」
僕は彼女を室内に運び、必死に看病した。
彼女が起きたのは、それから3日たった日だった。
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冒険者さん
8202015年01月07日 15:55 ID:fb86e2ys最近流行りのツンデレというものだろう。
ビート
「いえ、特にありませんが、何かお手伝いできることがあればと思いまして。うぉぉぉぉ……」
ハルカ
「わ、わわっ!」
彼女は駆け寄って僕の唇に指をあてた
ハルカ
「皆寝てるんだから、大声出さないのっ!」
そんな彼女の顔が、かなり赤いのに気が付いた。
指はまるで氷のように冷たい……
ビート
「……っ!ハルカさん!?」
ハルカ
「うぇ!?急にな……に……」
バタンッ
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冒険者さん
8192015年01月07日 15:50 ID:fb86e2ysある夜のこと……草も木も眠っているであろう時間……
外で魔法を練習する少女が1人。
「こうじゃない……あ、これはこうすれば……」
何度も何度も練習する姿を見て、自分にも何か出来ないかと感じた。
「ハルカさん。」
声をかけると、少し間をもって彼女はこう言った
ハルカ
「ふぇ!?ビートか……お、驚かさないでよね……」
ビート
「すいません。しかし、こんな寒い夜に練習していれば、体調を崩してしまいますよ?」
僕はにっこりと微笑む
ハルカ
「余計なお世話よっ!……で?何か用があったから来たんでしょ?」
頬を赤らめながら、彼女は言った
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冒険者さん
8182015年01月07日 15:34 ID:fb86e2ys我がスタメンのハルカちゃんのお話です。
※キャラ崩壊ありだと思われる……
※センス無い&初投稿なので、気分を悪くされた方がいたなら申し訳ないです
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冒険者さん
8172015年01月06日 23:54 ID:qoh3dfk1と、言ったところで第二十話完。になります。
いやぁ、台詞回しが難しい。
まぁでも、前回よりは中二力が上がった気がします。
さて、クライヴさんはエドガルドをこのまま葬ってしまうのか?
気になるところではありますが、また次回。宜しくお願いします。
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冒険者さん
8162015年01月06日 23:50 ID:qoh3dfk1「……くそ……がぁ……」
地面を這うように、エドガルドが砂煙の間から現れる。
「ほう……まだ生きていたか」
クライヴはそんな彼を意外そうに見下す。
「しぶといな。だが、そこまでだ」
クライヴは魔剣ー黄泉をなぐさむるものー を弾き飛ばす。
「また、吸収とかされても面倒だからな」
「どうやら、ここまで……みたいだな」
エドガルドは笑みを浮かべ、言う。
「見事だった、クライヴ。さあ……殺せ」
「あぁ、言われなくてもな。一刀であの世に送ってやるよ」
冷酷にそう告げるクライヴを、エドガルドは穏やかな表情で見つめていた。
「さらばだ、大海賊 エドガルド」
クライヴは白銀の剣を振り下ろした。
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冒険者さん
8152015年01月06日 23:35 ID:qoh3dfk1エドガルドの四方から飛び出した、鋭く巨大な氷柱が彼へと襲いかかる。
逃げ場など何処にもない。さながらそれは罪人を裁く、氷の牢獄。
「ぐあぁ!!」
四方からの放たれた氷柱全てが、エドガルドの身体へと叩き込まれる。
普段ならともかく、消耗した今の彼に、この技を凌ぐ力は残っていなかった。
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冒険者さん
8142015年01月06日 23:28 ID:qoh3dfk1「くそがぁ!!」
回避は間に合わない。
そう判断したエドガルドは、クライヴの一撃を魔剣で受け止める。
「ぐらぁ!!」
腕が軋む程の一撃。しかし、エドガルドはそれを何とか弾き飛ばす。
「はぁ……はぁ……」
大技を放った直後にこの消耗。エドガルドの息が切れはじめる。
「どこへいきやがった!!」
眼前から消えたクライヴに、エドガルドは威嚇すり。
「次は……俺の奥義を見せてやるよ……」
エドガルドの背後に立ったクライヴは、そう告げる。
ー 永久凍土を生きる王 万物を凍らす絶対零度の力 罪深き罪人を閉ざす裁きの牢獄 懺悔せよ ー
「エターナルスノークリスタル!!」
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冒険者さん
8132015年01月06日 23:12 ID:qoh3dfk1冷気を纏った風が吹き抜ける。
「……いい剣だったな」
「……何で、生きてやがる」
砂煙の間から、クライヴが歩み出る。
「さすがは大海賊エドガルドの剣。殺す前に味わえて、良かったよ」
クライヴはそういい放つと、ニヤリと笑う。
「もう、お前に用はない。……消えろ」
エドガルドに向けて、剣を一振りする。
ゴゥ!!
「なぁにぃ!!」
堕天の剣閃。明らかに威力を増したその一太刀は、牽制の範疇を大きく逸脱した必殺の剣だった。
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冒険者さん
8122015年01月06日 23:00 ID:qoh3dfk1エドガルドの放つ、極大の剣技。鬼哭凶濤刃。
冥界の鬼すら捩じ伏せる。閻魔の剣。
灼熱の紫炎を纏わせ、クライヴへと襲いかかる。
「鳴きな、叫びな、そして……消え失せろ!!」
目にも止まらない、剣撃の連続。その最後に、膨大な量の炎を剣に宿らせクライヴへと叩きつける。
舞い上がった爆炎が、鬼の顔を描く。
「クライヴ!?」
あまりの剣撃に、シャロンが叫び声を上げる。
「ケハハ……直撃だな。バカな奴だな……まともに喰らうとはな」
立ち込める砂煙を見つめながら、エドガルドは笑う。
「さあ、次はてめぇらの……」
ビュオゥ……
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冒険者さん
8112015年01月06日 22:51 ID:qoh3dfk1「……調子に乗るなよ、くそガキがぁ!!」
ゴゥ!!
エドガルドの身体から、今までに無い量の闘気が、紫炎となって巻き上がる。
クライヴの放つ極寒の冷気を、エドガルドの放つ炎が押し返す。
「そうだ、それでいい」
クライヴはニヤリと笑い、剣を構える。
「全力の貴様を、真正面から捩じ伏せてやる」
「やれるもんなら、やってみなぁ!!」
エドガルドは魔剣を天に掲げると、紫炎を全身に纏わせる。
「てめぇの望み通り、俺様の全力を見せてやるよ」
ー 黄昏よりも暗き場所 混沌よりも無秩序な世界 暗黒の領域を統べる鬼の力 我が身に宿りし闇の力で持って、眼前に立ちはだかる愚者を消滅させよ ー
「鬼哭凶濤刃!!」
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冒険者さん
8102015年01月06日 22:34 ID:qoh3dfk1「メガフリーズブレイド」
クライヴは右手に握りしめた剣に冷気を纏わせ、エドガルドの脇腹に向けて振り抜く。
「くそがぁ!!」
エドガルドは悪態をつきながら、その一撃を辛うじてかわす。
しかし、完全にはかわきれなかったのか。脇腹の一部が凍り付いていた。
「メガフレイムブレイドで来いよ。もしくは、それを越える技はないのか?」
見下すような視線。相手を煽るような口調。普段のクライヴからは想像もつかないような台詞。
しかし、剣技のキレ。闘気の量。それら全てが、普段の彼を大きく凌駕していた。
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冒険者さん
8092015年01月06日 22:28 ID:qoh3dfk1「てめぇ……」
吹き荒れる冷気の奔流に顔をしかめながら、エドガルドは呟く。
「……来いよ」
クライヴはそう言うと、エドガルドを挑発するように、左手で煽る。
「面白れぇ!!てめぇのその力と、俺様の力、どっちが上か教えてやるよ!!」
エドガルドはそういい放つと地面を蹴りあげ、クライヴへ肉薄する。
「かぁ!!」
大岩すら両断する一刀。その一撃を、クライヴはつまらなそうに見つめる。
「……違うだろ?」
バシィ
「なぁ!?」
エドガルドの放つ一撃を、クライヴは片手で掴み止める。
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冒険者さん
8082015年01月06日 22:18 ID:qoh3dfk1昼寝って気持ちいいですね。
最近疲れてたのか、六時間くらい寝ちゃいました。
さて、シャロン×クライヴの第二十話です。
カルディナ編もクライマックスに突入してきました。
クライヴvsエドガルド
頑張って書いていますね。
それでは、宜しくお願いします。
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冒険者さん
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冒険者さん
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冒険者さん
8052015年01月05日 01:47 ID:ogfnoarw見てくださった皆さん。ありがとうございました‼︎
そしていくつかお詫びを…まずカモメパパ。
伝説の海兵をただの親バカにしてしまいました。本当に申し訳ございませんでした。
そしてハルカ。ただの暴力女になっちゃいました。ごめんなさい。
そしてイリアさん。尺の都合で退場させるなんて失礼なことをしてしまいました。
そして皆様読んでくださり本当にありがとうございました‼︎
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冒険者さん
8042015年01月05日 01:38 ID:ogfnoarwその頃…
かもパパ「カモメーパパに撮らせてよ〜」
カモメ「いや‼︎娘の写真なんか撮って一体何考えてるの⁉︎」
かもパパ「だってパパはカモメのこと大大大大大好きだもんねー‼︎他の男なんか近寄らせないもんねー‼︎」
かもパパがカモメを抱きしめる。
カモメ「いい加減に……しろーーー‼︎」
バキバキボキボキ
かもパパ「ギャーー‼︎」
アンナ「お父様とは距離をおこう念のため」
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冒険者さん
8032015年01月05日 01:28 ID:ogfnoarwあとは簡単‼︎カモメに自分がついてさらなる写真をゲット‼︎Bは決してリア充にはなれない‼︎なぜなら全てはCの手の平の上で起こっているのだから‼︎抜けがけは許されないッ‼︎偶然ではなく必然‼︎
全ては仕組まれていた‼︎恐るべきC‼︎いや……もといカモメパパッ‼︎考えてみれば全てが必然だったのだ‼︎変装までして魔法学院へ‼︎そしてAとBを選抜‼︎
そう全ては…娘の絶対領域を撮るため‼︎
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冒険者さん
8022015年01月05日 01:20 ID:ogfnoarw皆さん覚えているだろうか?4話目の下から3行目
C「ほらよ。」
この時CがBに渡していたのは、この1枚‼︎そう。見せれば破局になりかねない1枚‼︎
Cは元からわかっていた‼︎写真を撮って見つかればだれかが追いかけてくることを‼︎だからあえて見つかった‼︎イリアとカモメに‼︎そしてAにBの恋の手伝いという表向きの目的だけ説明‼︎そうすればイリアにはAがつく‼︎それによりBに味方だと信じ込ませたのだ‼︎
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冒険者さん
8012015年01月05日 01:12 ID:ogfnoarwしかし……
ミゼリん「あら?何かしら?」
ミゼリコルデは俺のポケットから落ちた写真を拾った。そしてそれを見て言葉を失った。
ミゼリん「ハルカ、これ。」
ハルカ「え?何これ⁉︎」
そこには、巫女さん姿に着替えている途中のハルカ。たちまちハルカの顔が真っ赤になっていく。
ハルカ「こ、この変態‼︎」
B「ぐはッ」
強烈な左ストレートがBに直撃した。
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冒険者さん
8002015年01月05日 01:00 ID:ogfnoarwハルカ「えーっとそれはつまり彼女になってくれということですか?」
B「そうです!」(もうやるしかねえ!)
ハルカ「えーっとそのーお友達からなら……」
B「いいいいいいんですか⁉︎」(いよっしゃあああああああああああああああ‼︎)
俺は勝った、すべてのライバルに‼︎ありがとう‼︎AC‼︎
俺は嬉しさのあまり部屋中を飛び回った‼︎
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冒険者さん
7992015年01月05日 00:52 ID:ogfnoarwその頃…俺。
B「ハアハア…ついにきたぞ!」
俺はついにハルカちゃんのいる風紀委員室についた。
コンコン
B「失礼します!B組のBです!」
ハルカ「はーい。お入りくださーい」
俺は入った。
ミゼリコルデ「今お茶をお出ししますね。」
ん⁉︎なんでミゼリコルデ⁉︎
まあそこはいい。
ハルカ「で、どうしてこちらに?校章的に先輩ですよね?」
B「は、はい!えっと、付き合ってください!」
ハルカ「」
ミゼリん「」
B(や、やっちまったーー‼︎なんだよいきなり付き合ってって⁉︎なんの前置きもなく⁉︎ただの不審者じゃねえか‼︎)
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冒険者さん
7982015年01月05日 00:40 ID:ogfnoarw一方その頃、Aは…
イリア「なかなかやるな。だが力不足だな。」
A「うるせえ!俺はお前を倒さなくちゃいけないんだよ‼︎」
イリア「ひとつ言っておこう。私はまだ2つの必殺技を残している。この意味がわかるな?」
A「ああ、たとえ高い防御を持っている俺でも防げないってことだろ?」
A「だけどな、俺は友のためにも負けられないんだよ‼︎」
イリア「いい度胸だ……ヨシオ‼︎」
Aもといヨシオ(え?俺ヨシオ役だったの?)
どかーん
ヨシオ「B…気張れよ……‼︎」ドサッ
イリア「…なんかもういいや。」
イリア尺の都合で退場
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冒険者さん
7972015年01月05日 00:27 ID:ogfnoarwカモメ「立派な犯罪ですよ‼︎もう許しません‼︎」
顔を真っ赤にしてちょっと涙目のカモメちゃんがCに襲いかかった!
C「B!お前は先に行け!ここは俺が撮る!」
B「お前まで…」
C「心配すんな!なんならお前に追いついた時に新しい写真、絶対領域を見せてやるよ!」
カモメ「もうやめてください〜」
とうとうカモメちゃんが泣いてしまった。
C「スキありッ」
Cがまた新しい写真を手に入れた。この分なら大丈夫だろう。
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冒険者さん
7962015年01月05日 00:19 ID:ogfnoarwC「初対面?それは違うね。これを見たまえ!」
そう言うとCは写真をカモメちゃんに渡した。
カモメ「なんだ、返してくれるんですね。」
しかし数秒後カモメちゃんの顔が真っ赤になった。
カモメ「なんですかこれ⁉︎」
カモメちゃんが投げ返してきた写真をよく見ると、まだ小さい頃のカモメちゃん、入隊式の写真、そしてシャワールームのカモメちゃん……っておい‼︎
B「なんだよこれ⁉︎」
C「だから言っただろ?初対面じゃないって」
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冒険者さん
7952015年01月05日 00:11 ID:ogfnoarwC「いくぜ!B!」
俺たちはハルカちゃんのいる風紀委員室に向かった!
((A…絶対こいよ!))
するとそこへ……
カモメ「悪いんですけど、ハルカさんの写真はいただきますよ‼︎」
C「カ、カモメたん‼︎なんて可愛らしいんだ…。」
カモメ「な、なんで初対面の人にたん付けなんですか‼︎」
カモメがほっぺを膨らませている。
なるほど、確かにCが好きそうなタイプの女の子だ。
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冒険者さん
7942015年01月05日 00:03 ID:ogfnoarwイリア「見つけたぞ!」
C「あ、あいつは槍使いのお姉さん‼︎」
イリア「ハルカの写真、返してもらう‼︎」
A「クソッ執念深いやつだぜ!…B・Cお前らはハルカちゃんのところへ行け!こいつは俺が食い止める‼︎」
B「っ…すまねぇ‼︎」
C「後で絶対こいよ!こいつの…晴れ舞台を見にッ!」
A「ハハッ。楽しみにしてるぜ!」
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冒険者さん
7932015年01月04日 23:55 ID:ogfnoarwC「最初は俺もカモメちゃんを撮ろうとしていたよ。だけど隣のハルカちゃんをみて思い出したんだ。お前がハルカちゃんのファンだってこと。そしてなかなか思いを打ち明けられないってこと。だから俺は考えた。ここでハルカちゃんを撮って、お前にハルカちゃんへの思いを再確認させようって。だから…ほら。」
B「C…お前…」
A「ま、ハルカちゃんは引く手数多だからな。さっさと行ってこい‼︎」
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冒険者さん
7922015年01月04日 23:50 ID:ogfnoarwB「何すんだよ‼︎」
A「馬鹿野郎‼︎お前この写真が何を意味してるのかわかってんのか!?これはなぁ、Cが槍使いのお姉さんから命からがら逃げて持ち帰ってきたんだぞ!それに友達の1人をみてみろよ‼︎」
俺はAが指差した子を見た。それはCが前々から撮りたいと言っていたカモメちゃんという子だった。本人いわく一目惚れだったらしい。
B「お前…なんでカモメちゃんがいたのにハルカちゃんを撮ってきたんだよ?」
A「…Cは、お前のためにハルカちゃんを撮ったんだよ。」
B「俺のため…?どういうことだよ⁉︎」
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冒険者さん
7912015年01月04日 23:39 ID:ogfnoarwちなみに説明するとハルカちゃんとは、この学院の風紀委員で成績優秀、おまけに可愛いというすばらしい子なのだ‼︎結構学院に隠れファンもいる。まあ俺Bもそのひとりなんだけどね。
A「おい、Bってば‼︎」
B「おう、わりぃ。」
俺はAの呼び掛けで我に帰った。
B「つーかこれってやっぱり…?」
C「ああ‼︎盗撮さ‼︎」
A「やっぱCは盗撮スキルやばいよな‼︎特にこの脇の撮り方が…」
B「おおおおいいいい‼︎ストップ‼︎やばいだろ‼︎こんなの‼︎立派な犯罪だよ‼︎しかもよりにもよってハルカちゃんを撮るなんて……」
A「馬鹿野郎‼︎」
俺はいきなり殴られた。
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冒険者さん
7902015年01月04日 23:22 ID:ogfnoarwここは魔法学院のとある場所…
A「おいB‼︎あのニュース聞いたか⁉︎」
B「?なんのこと?」
C「これだよ」
Cが取り出したのは数枚の写真。そこには、学院では割と有名な風紀委員の少女が写っていた……だけではなかった。
巫女さん姿である。手に息を吹きかける姿、杖を振る姿、友達らしい女の子達とわらいあう姿…
B「こ、これは……ッ」
C「そう‼︎これはハルカちゃんの……バイト姿だ‼︎」
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冒険者さん
7892015年01月04日 23:11 ID:ogfnoarwどうも。最近ハルカがいろんな格好しているということでそのことについて書いてみました。モブが多いので、モブA・Bといった感じで分けます。
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冒険者さん
7882015年01月04日 23:03 ID:qoh3dfk1感想ありがとうございます!!
新スキルが出たお陰で技のレパートリーが増えて、話が書きやすくなりました。
ありがたいですね。
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冒険者さん
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冒険者さん
7862015年01月04日 21:48 ID:qoh3dfk1と言ったところで第十九話完。
です。
センスねぇな、刀剣解放の台詞w
中二力が足りない。
では、次回はブチギレクライヴとエドガルドの戦いになります。
カルディナ編もクライマックスですね。
なるべく早く書けるように頑張ります!!
読者の方のgoodと感想が非常にありがたいです。
それではまた次回です!!
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冒険者さん
7852015年01月04日 21:43 ID:qoh3dfk1「何だぁ、びびっちまったの……」
ビュオゥ……
クライヴを中心に、氷結の力が巻き上がる。
その力は次第に強くなり、辺りの気温を下げていく。
「……何だぁ、その力は?」
「……許さないぞ」
「……あぁん?」
クライヴは氷の様に冷めた目で、エドガルドを見据える。
「貴様はもう、許さない」
ぶわぁ!!
クライヴを中心に、雪国を思わせるような冷気が撒き散らされる。
吹雪ですら生ぬるい、極寒の冷気を放つクライヴ。
「大海賊エドガルド……我が剣の錆となれ」
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冒険者さん
7842015年01月04日 21:35 ID:qoh3dfk1「カルディナ!!しっかりしなさい!!」
崩れ落ちたカルディナの身体を、ガーネットが抱き止める。
「鼓動が弱い……姫様、薬を!!」
「わかった!!」
シャロンとガーネットが、カルディナを必死に介抱する。
「ケハハハハ!!中々いい生命力だ。力が溢れてくるぜ!!」
エドガルドはそういい放つと、魔剣をクライヴに突きつける。
「ケハハハハ!!形勢逆転だなぁ!!」
「…………」
エドガルドの台詞に、クライヴは俯きながら無言でいる。
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冒険者さん
7832015年01月04日 21:26 ID:qoh3dfk1「お、お父さん!?」
「何をする気だ、エドガルド!?」
「全てを喰らえ……黄泉をなぐさむるもの!!」
……ドス
「カルディナ!!」
「……お父……さん……」
エドガルドの持つ魔剣ー黄泉をなぐさむるものーが、カルディナの身体を貫く。
「いただいていくぜ!!オーガドレイン!!」
ドクン!!
カルディナの身体を貫いた魔剣を介し、エドガルドへカルディナの生命力が吸い上げられる。
「かはぁ!!」
生命力を吸い出したエドガルドは、魔剣を引き抜く。
「お父さん……」
カルディナの身体が力なく崩れ落ちるのを、エドガルドはゴミを見るような目で見つめていた。
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冒険者さん
7822015年01月04日 21:19 ID:qoh3dfk1「ケハハ……やるねぇ。今のは、中々だぜ……」
クライヴのグランドクロスをまともに受けながらも、エドガルドは立ち上がる。
「今のでも倒しきれないか……」
珠のような汗を流し、クライヴが呟く。
「ケハハ!!お前のその力、どうやら消耗が激しいみたいだな」
「……だが、消耗が激しいのはお互い様だ。エドガルド」
クライヴの台詞に、エドガルドは獰猛な笑みを浮かべる。
「確かにな。だが、お前に奥の手があるように、俺にも有るんだよ。奥の手がな!!」
エドガルドはそういい放つと、カルディナの背後に立つ。