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光の王アイリス・思い出

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光の王アイリスの思い出とボイス

思い出1

――それはずっとずっと昔の、
そのまた昔のこと――

――運命の歯車が、
巡り始めるよりもっと前――

アイリス

――ルーンの輝きよ……

白に生きる全ての者に、

安らぎを与えたまえ……


シーマ

あら、アイリス?

お祈りしてたの?


アイリス

はい、いま終わりました。


シーマ

相変わらず早いのねぇ。


アイリス

早起きだけが取り柄ですから。


シーマ

見習いたいわ。


アイリス

そんな。シーマさんには、

ファイオスさんとテオくんの

お世話もありますもの。


シーマ

そうなの。

お兄様、自分一人だと

歯も磨けないのよ。


アイリス

えっ!?


シーマ

それは嘘。でも、

靴の紐も結べなくて。


アイリス

えぇっ!?


シーマ

これが意外と本当なのよ。


アイリス

じゃ、じゃあ、

紐のない靴を履けば……


シーマ

そうしているみたい。

本当、同じ兄弟とは思えなくて。

テオは手先も器用なのに。


アイリス

テオくん……将来が楽しみですね。


シーマ

ふ~ん……どう?


アイリス

どうって?


シーマ

テオいる?


アイリス

そ、そんな、物みたいに……


シーマ

冗談よ。

それに、そんなことを

考えている暇もないわよね。


シーマ

私も同じ。


アイリス

はい。


シーマ

私とあなた……

どちらが<光の王>の

跡を継ぐかわからないけど……


シーマ

どちらが選ばれても、

恨みっこなしでいきましょう。


アイリス

はい!


――それは……悲劇を生んだ
光の王>が、まだそう呼ばれて
いなかった頃――

思い出2

――<光の王>の後継者候補、
アイリスの朝は祈りから始まる――

アイリス

……ルーンの輝きよ……

白に生きる全ての者に、

安らぎを与えたまえ……


まだ薄暗いうちから
始祖のルーン>の鎮座する
方角へ向かい、一心に祈る。

アイリス

…………


そこでシーマと会うこともあれば、
会わない日もある。

アイリス

……よし。

じゃあ、そろそろ行きましょう。





祈祷が済んだ後、
アイリスはその足で山へと向かう。

アイリス

あっ、ふきのとう。

あっちにはタラノメも♪


日課である山菜採り。
アイリスは毎日、カゴ一杯の
山菜を摘む。

アイリス

ふふ、どれもおいしそう♪


アイリス

いまのところ、食べるのに

困ってはいないけれど……


アイリス

食糧は、いつなくなるか

わからないものね。

備蓄に越したことはないわ♪


案外、しっかり者であった。

……そして<山菜採り>の技術は、
遠い遠い未来で
思わぬ役に立つのだが――

その事実を、彼女はまだ知らない。




アイリス

――はぁっ! やぁっ!


アイリスは、暇を見つけて
自身の肉体も鍛えていた。

光の王>となれば、
敵対する相手と
刃を交えることもある。

ルーンの加護によって戦う
光の王>には、直接は
必要ないかもしれないが――

アイリス

……ファイオスさんたちには

敵わないかもしれないけど……


アイリス

自分一人だけでも、

戦えるようにしなくっちゃ……!


体力をつけ、武芸を
磨くことも、無駄ではない。

アイリス

……ふぅ。こんなものかしら。


アイリスは、引き締まった
二の腕を見て、
満足そうに微笑んだ。

……このことも、
遥か遠い未来、彼女の
悩みの種となるのだが――

それも、彼女はまだ知らない。




そして、夜も更けた頃。
再び、ルーンへと祈りを捧げる。

アイリス

この世界が、いつまでも――


アイリス

――平和でありますように――


こうして、<光の王>の
後継者候補、アイリスの一日は
過ぎて行く――

思い出3

???

――――


アイリス

――はい。


シーマ

より一層精進いたします。


…………

……

光の王>の後継者たちは、
王宮にて当代に謁見した。

その帰り――

シーマ

素敵ね、あのお方は。

白の巫女>と呼ばれるにも

ふさわしい方だわ。


アイリス

ええ、ほんとうに。


シーマ

あの方の跡を継いで、

王になるなんて……


アイリス

責任重大ですね。


シーマ

何をいまさら。怖くなったの?


アイリス

そんなことは……


シーマ

私はなったわよ。


アイリス

シーマさん?


シーマ

光の王>ともなれば、

ずっと王宮暮らしだわ。


シーマ

退屈で死んじゃいそう。


アイリス

もう、シーマさんたら。


シーマ

ふふ。でも、

お行儀よく、ずっと玉座に

座ってるのって、きっと苦労だわ。


アイリス

それはそうかもしれませんね。

案外……


シーマ

なあに?


アイリス

あの方も……夜には

お城を抜け出して、

遊んでいたりして?


シーマ

まさか。そんな話、

聞いたこともないわ。


アイリス

でも、<始祖のルーン>の

力があれば、

容易いことですよね?


シーマ

そうかもしれないけど……

光の王>が、そんなこと……


アイリス

ふふふ、わかってますよ。

なんとなく、そう思っただけです。


アイリス

……<白の巫女>は、

光と共に天空に在りて、

常に<均衡>の一端を担う――


アイリス

――ですもんね。


シーマ

それも、言われても

あまりピンとはこないけれど……


アイリス

王にとっては、きっと

意味が違ってくるんだと

思います。


シーマ

でしょうね……


アイリス

そう――穏やかに微笑む

だけじゃなくて……


アイリス

王は、笑顔の裏では、きっと――


シーマ

……?

さあ、もう行きましょう。


アイリス

ええ、そうですね。

思い出4

アイリス

――ごちそうさまでした♪

とてもおいしかったです♪


シーマ

いえいえ、お粗末さまでした。


テオ

またいつでも来てよ!

三人分も四人分も、

手間は変わらないからさ!


シーマ

テオ、そういう台詞は、

自分が料理したときに言うものよ?


テオ

へへへっ!

姉ちゃんの代弁をしてやったんだい!


ファイオス

こら。調子に乗るな。


テオ

イタッ!

ぶつことないじゃないか!


ファイオス

ぶってないだろ……

やかましい奴だな。


アイリス

……ふふふ……♪


ファイオス

じゃあ、俺はアイリスを

送ってくる。


シーマ

はい。


テオ

おみやげー!


ファイオス

買わん。


テオ

ちぇー!


…………

……

ファイオス

……まったく……

テオのやつ、客が来ると

いつもよりうるさくなるから……


アイリス

にぎやかで、とっても楽しい

お食事でしたよ♪


ファイオス

そう言ってくれるならいいが……


アイリス

いつも、すみません。

お世話になりっぱなしで……


ファイオス

アイリスは気にするな。

テオじゃないが、手間は

変わらないんだから。


ファイオス

山菜もいつももらってるし。


アイリス

山に行けば、生えてますが……


ファイオス

……いや。

アイリスが摘んでくれた山菜は、

他とは違って、美味いぞ。


アイリス

そうですか?

誰が摘んでも同じような……


ファイオス

違う!


アイリス

え?


ファイオス

いや……その……すまん。

大きな声を出してしまって。


ファイオス

だが、違うんだ。美味いんだ。

本当に。


アイリス

……そうですか?

ふふ……よかったです♪


ファイオス

…………


アイリス

……お見送り、

ありがとうございました。

それじゃあ、ここで……


ファイオス

また、いつでも来てくれ。


アイリス

山菜を持って、また行きますね。


ファイオス

ああ……山菜は……好きだ。


アイリス

覚えておきます。

じゃあ、おやすみなさい。


ファイオス

……ああ、好きだとも。

少し……苦いくらいがな……

思い出5

――白の王国の端。

アイリスはその場所が好きだった。

アイリス

……いい風……


眼下に広がる空と雲。
まるで自分が鳥になったかの
ような景色……

アイリス

……だけど、きっと変わるのね。


アイリス

私が、<光の王>の

跡を継いだとしたら――


アイリス

――この景色の、意味も。


後継者争い――と呼ぶほど、
熾烈なわけでもないが……

最終的に誰が選ばれるか。
大方の予想は一致していた……

アイリス

……でも、わからないことがある。


アイリス

王を継ぐのに……

最も大事なことは、なに……?


アイリス

私にそれがあるのなら、

喜んで継ぐのだけれど……


アイリス

…………


アイリス

……? あれは……


アイリス

!! 闇の魔物!


地表も遠い白の王国……
しかしそこにも、時折<>の
はぐれ魔物が現れることがあった。

アイリス

騎士団に報せなきゃ!


(※魔物が近づく)


アイリス

!! ダメ、速い!


(※魔物が目の前に迫る)


アイリス

……こうなったら……!


アイリス

――私がやるしかない――!


アイリス

ルーンよ……力を貸して……!

思い出6


アイリス

邪なる<>よ――
この空より、消え去りなさい……!


(※アイリスの魔法が晴れるとそこに魔物の姿はなかった)


アイリス

……やった……!


アイリス

>を、払えたわ……!


どこからか、不思議な声が
聞こえてくる――

アイリス

……え……?


???

――<白の巫女>とは――


???

――最後の砦――


アイリス

この声……あなたは……


???

――必要なのは――


???

――孤独と向き合い――


???

――戦い抜くこと――


アイリス

……孤独と……向き合う……


アイリス

……はい……!


不思議な声は聞こえなくなった――

アイリス

……ありがとうございます。

わかった気がします。

覚悟が出来た気がします。


アイリス

光の王>、その使命に

立ち向かうための、覚悟が。


アイリス

私は……守ります。


アイリス

たとえどんなに孤独でも――


アイリス

――私だけになっても、
ここに立ち続けます――!


…………

……

ほどなくして、アイリスは
光の王>の座を受け継ぐ――

――しかし――

王とは本当に――孤独なのか――?

世界は一人で支えるものなのか――

ボイス

状態ボイス
キャラ詳細画面白は天に、黒は地に
Lvアップ私一人でも
スキル退きなさい
AS1光よ、全てを消し去れ
AS2始祖のルーンよ、我が意に従え
AS3光よ走れ、この時を止めよ!
交代時(入)行かせない
交代時(出)今はまだ
クエスト開始時始祖のルーンよ、恩恵を授けたまえ
クエスト中放置先を急がなければ
クエストクリア時私が導く、この世界を!
戦闘不能時私が…倒れるわけには…
攻撃1やっ
攻撃2たぁ!
被ダメ1うんっ
被ダメ2やん
被ダメ3まだっ
手を振る/お辞儀こんにちは
バンザイ/ハイタッチやったぁ
土下座/頭を抱えるこんなことって
温泉英気を養いましょう

【キャラ説明】
白の巫女とも呼ばれる、白の王国の王。
光の力の根源たる<始祖のルーン>を司る。

【プロフィール】
本名:アイリス (cv.堀江由衣)
二つ名:[白の少女]→[光の王]
種族:? (光の王)
年齢:不明
出身地:白の王国

人間関係:仲間→シーマ、テオ、ファイオス
約束の人→闇の王子

同時期登場キャラ

ZERO CHRONICLE ゼロ・クロニクル~はじまりの罪~ 2017/7/14

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