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シェアハウス版ルカ・思い出

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シェアハウス版ルカの思い出とボイス

思い出1

ルカ

みなさん、おひさしぶりです!!


ルカ

人々を守り、悪を退け、

正しき心へと導く守護天使の――


キャトラ

ルカらーーーーい!!


ルカ

らーーーーーーーーい!!
ルカです~♪


アイリス

おひさしぶりです♪


アイリス

その服……

とってもオシャレですね。


ルカ

ありがとうございます~。

フンパツしちゃいましたよ!

へへっ。


ルカ

実はこのたび、

女神さまから

休暇をいただきまして!


キャトラ

そういえば、愛の女神に

仕えてるんだったわね、

男気天使>さん?


ルカ

……もうすっかり

浸透しちゃいましたね、

その二つ名……


アイリス

素敵な名ですよ、ルカさん。

もっと自信をもちましょう!


ルカ

そ、そうですかね~?


ルカ

とにかくですよ!

そんなワケなので、

このルカ・フォルティス、

いま再びこの飛行島を――


ルカ

守ったらーーーーーーい!!


キャトラ

いやダメでしょ。


ルカ

へっ?


キャトラ

休暇中なら、ちゃんと休まないと。


アイリス

そうですよ。

ゆっくり羽を伸ばさないとですよ?


キャトラ

――文字どおり、ね。


ルカ

う……

そ、そうですよね……


ルカ

……わかりました。

お言葉に甘えまして、

のんびりと伸ばします、羽……


キャトラ

でもまあ、どうしても助けが

必要になったら、そのときは――


ルカ

はいっ!!
みなさんまとめて、
わたしがガシッと守ったりますよ!


アイリス

うふふ、頼もしいです。


ルカ

では、のんびりするために……

いえ! みなさんが

のんびりするために……


ルカ

飛行島をパトロールしたらーーい!


キャトラ

…………

……あとでよくいいきかせるわ……


キャトラ

ていうか飛べば!?

思い出2

ルカ

日ごろの感謝をこめて、

みなさんに握り飯ランチを――


ルカ

つくったらい♪


アイリス

ありがとうございます。

よければ、お手伝いしましょうか?


ルカ

いえ、大丈夫です!

みなさんは見ていてください!


ルカ

わたしが魂こめて
アツアツのメシを握る
その生き様を――!


アイリス

生き様――!




ルカ

はい、炊きあがりましたっ!


ルカ

握り飯をつくる時に

一番気をつかうのって、

実はお米を炊く時なんですよねー。


ルカ

上手に炊きあげてしまえば、

これもう勝ったも同然!


アイリス

なるほど……!


ルカ

適量のご飯を手のひらに乗せ、

具……今回はシャケですね。

それらをまとめて――


ルカ

握ったらあぁぁあぁぁぁああぁい!


キャトラ

やたらと力強いかけ声だけど――


アイリス

握り方はとっても優しくて、

軽い――!


ルカ

のりを巻いたら、はい完成!
さ、どんどん握りますよー!!




アイリス

ルカさん、とってもおいしいです♪


ルカ

お気に召していただけたようで、

なによりです~♪


レイン

急に呼び出すとはいい度胸だな?

何の用だ、クソ天使。


ルカ

レインっ! 遅いぞっ!


レイン

俺は魔獣どもを

ブチのめすのに忙しいんだ。

……お?


レイン

ハハ、赤髪がいるじゃねぇか。

よし、表出ろ。


ルカ

その前に!
レイン、わたしの握り飯をお食べ!


レイン

もが……!


ルカ

どうだあ? うまいだろお?


レイン

……相変わらず強引だな、
オメーはよ!


ルカ

うまいといってしまえば

いいじゃないかー。


レイン

フン、いつも通りだな。


レイン

悪くはねえ。

だが、まだまだ、だ。

おい、クソ天使――


レイン

――握り飯を、ナメんじゃねぇぞ?


レイン

……ったく。
赤髪、やるぞ!
さっさと食え!


ルカ

ぐ……

ぐぬぬ……

ぐぬぬぬぬ……


キャトラ

ル、ルカ――


ルカ

いってくれるぜ、レイン……!


ルカ

握り飯に、ゴールなし!

わたしはまだまだ未熟者!

しからば命が続く限り――


ルカ

なんぼだって
握ったるんじゃーーーーい!


キャトラ

アツいわねえ……


アイリス

…………

いつも通り』、ね……

思い出3

ルカ

遠足、遠足♪

たのしーなー♪


ルカ

ほらほらみてください、みなさん!

景色がとってもキレイですよ~!


キャトラ

走りまわると危ないわよー!


キャトラ

……っていうか、
弁当箱めっちゃゆれてるけど!


ルカ

大丈夫ですーー!
握り飯ですからーー!




ルカ

さささっ!

ランチにしましょ~ね~!


ルカ

……わあっ!

アイリスさんが作ったお弁当、

とっても美味しそうです~!


アイリス

たくさん食べてくださいね。


ルカ

ではでは、わたしの握り飯も――


ルカ

あっ……!


ルカの手から
すべり落ちた握り飯は――


ルカ

あっ、ちょっ、ああっ……!


山の斜面を、
コロコロと転がりだした!


ルカ

ま……
待ってくださーーーい!!


アイリス

ルカさん!




握り飯のスピードは
グングンと増すばかりだ!


ルカ

握り飯さーーーん!
待ってえーーーー!


ルカ

――んんっ!? あれは!?


握り飯の転がる先――
一本の木の根元に、何故だか
ぽっかりと穴があいている!


ルカ

落ちる……
握り飯さんが落ちちゃうーーーっ!


(青年が握り飯をキャッチする)


ルカ

ナ……ナイスキャッチ!
ありがとうございますー!!


青年

…………

この、感触……


ルカ

どうしました?


青年はキャッチしたルカの握り飯に
何かを感じ取ったらしい。
そのまま――ひとくち頬張った。


ルカ

あ……


青年

……これは……


青年

……あ。

ごめんなさい、

勝手に食べちゃって。


ルカ

いえいえ。

……お腹、減ってるんですか?

まだたくさんありますから、

よければ――


青年

あ、あの!

……お願いが、あるんです。

思い出4

青年に案内され、
彼の住む村へとやってきたルカ達。


ルカ

……それで、お願いとは?


青年

一緒に、

おにぎりを作ってほしいんです。


キャトラ

おにぎりを? どうして?


青年

あなたのおにぎり……

どこか、似てたんです。


ルカ

似てた、というと?


青年

僕が大好きだったおばあちゃんの、

おにぎりに……


アイリス

だった……

亡くなられてしまったのですか?


青年

しばらく前に。

昔から、よく作ってくれたんです。

朝ご飯とか、遠足に行く時とか、

ことあるごとに。


青年

力をつけなきゃね』って、

大きいのを何個も握ってくれて。

いつだって、本当においしくて……


ルカ

つまり……

その味を、再現したい、と?


青年

……もう何度も

挑戦してみたんですけど、

全然うまくいかなくて。


青年

もう一度だけ、食べてみたいんです。

どうか、協力してくれませんか?


キャトラ

ルカ、どうする?


ルカ

……キャトラさん、お忘れですか?

わたしは、守護天使。


ルカ

守るのは、
生きとし生けるもの
だけではありません――


アイリス

す……すごい気迫……!


ルカ

よろこんでお引き受けしましょう。


ルカ

思い出の味を……
守ったらーーーーーーーい!!


青年

ありがとうございます……!




ルカ

とはいえですよ!
これは一筋縄ではいきませんぜ!


ルカ

なにせ、

おばあちゃんの握り飯

ですからね……!


なんとなく……
わかる気がする!


ルカ

ではまず、そのおばあちゃんが

使っていたお米を

教えていただけますか?


青年

マヤタガ>っていう国のお米です。

品種は<どはじっこ>。


ルカ

さすがですね……!

では、具は主に何を?


青年

ウメボシと塩コンブ、

シャケあたりが多かったですが、

僕の好みに合わせて

色々と変えてくれてました。


ルカ

臨機応変……!

して、のりは!?


青年

ママツシ>産です。


ルカ

安くもなく高くもない……!
絶妙……!


キャトラ

うーん。

さっぱりわからん。


青年

これらの材料は

全てそろってるんですが……


ルカ

あら……?

お米の<どはじっこ>って、

確かいま、冷害の影響で

入手が困難なのでは……?


青年

ええ。ですが、マイさんという

有名なお米マイスターの方に

事情を説明したら、

快く譲ってくださったんです。


ルカ

ああ! あのマイさんですね!

一度、握り飯トークを

したことがあります!


キャトラ

へえ、二人は知り合いだったのね。

……想像はついたけど。


ルカ

さて、となると……

問題は作り方、ですね!


ルカは勢いよく袖をまくる。


ルカ

では……始めましょう!!

思い出5

思い出のおにぎりを再現せんと、
ルカは奮闘していた。


自身がいつも作っている握り飯を
ベースに、米の炊き方や水の量、
握り方などを少しずつ変えながら、
何度も試行錯誤する。


ルカ

今度は少し強めに握ってみました。

……どうですか?


青年

…………

さっきよりはだいぶ近いです。

けど、なんか違うなあ……


ルカ

……うーん……


ルカ

お米は柔らかめ、かつふっくら。

しかし、食べた時の歯ごたえは

しっかりとしている。


ルカ

……やはり吸水時間が

ポイントなのでしょうか?

……いえ、それは先ほどの段階で

大体見当がついたはず……


ルカ

……だとすると、

やっぱり握り方に問題が?


キャトラ

……もぐもぐ……

いまの段階でも

チョーおいしいんだけどね。


青年

けど、何かが足りないんです。

言葉にするのが

難しいんですけど……


キャトラ

うーん……

行き詰まっちゃったわね。


アイリス

ちょっと、休憩しましょうか。

お茶でもいれますね。


ルカ

ありがとうございます……




ルカ

はあ……やっぱり、

握り飯は難しいですね……


ルカ

――おや?


家の裏庭をブラブラと散歩していた
ルカの目に、ある物がとまった。


ルカ

これは……井戸、ですか……?


ルカ

……最近まで、使われてたような

形跡がありますね。


ルカ

……最近まで?

……まさか……




ルカ

わかりましたぁっ!!


ルカ

井戸水ですよ!


青年

……井戸水?


ルカ

おばあちゃん、お米を炊く時に

井戸水を使ってたんですよ!


ルカ

使う水によって、

お米の炊きあがり具合は

ガラリと違ってきますからね!


青年

待ってください。

確かにこの家では美味しい

井戸水を汲むことができます。


青年

けど、すごく深い井戸だから、

一回汲むだけでもかなりな

重労働なんです。だから、

ほとんど使うことがなくて。


青年

……ましてや、

高齢のおばあちゃんには――


ルカ

…………


ルカ

とりあえず、作ってみましょう。

きっと、間違いではないはずです。




アイリス

……炊きあがりましたね。


ルカはゆっくりと釜の蓋を開ける。
……香ばしく豊かな香りが、
台所に充満した。


キャトラ

メッチャいいにおい!


青年

こ、このにおいは……


ルカ

さ、握りますよ……!


まずはしゃもじで米を返す。
まんべんなく空気が入るよう、
全体的にしっかりと。


おばあちゃん風に、
取る量は多めに。
乗せた具はしっかりと広げる。


そうしたら、いつもより
少しだけ強めに握る。
その分、握る回数は最低限に。


ルカ

最後にのりを巻いたら――

完成です!


ルカ

さあ……
食べてみてください!


思い出6

青年は、
できあがったおにぎりを口に運ぶ。


青年

…………


そのまま、二口、三口と、
立て続けに頬張ってゆく……!


キャトラ

もしかして、成功……!?


やがて食べ終えた青年は……
静かにかぶりを振った。


キャトラ

ダメかぁ~……!


青年

あと一歩、なんですけどね……


ルカ

……どうやら、

わたしにできるのは、

ここまでのようですね。


アイリス

えっ……


ルカ

これ以上足りないものが

あるとすれば……それは恐らく、

わたしには補完できないもの

なんだと思います。


ルカ

上手く言葉にはできないけど……

なんとなく、そんな気がしました。


青年

……僕も、そう思います。


青年

……本当にごめんなさい。

せっかく、ここまで

してくれたのに……


ルカ

いいえ。

……それに、きっとこれで

よかったんだと思います。


ルカ

だって……

おばあちゃんの握り飯

ですもの。


青年

…………


青年は、想像する。


誰よりも早く
起きたおばあちゃんが、
裏庭でせっせと縄をたぐる。


腰は曲がり、手は震えている。
その表情はとても辛そうだ。


しかし――
その手が止まることはない。


おばあちゃん

よっこいせ、

よっこいせ、

よっこいせ――




一同は、
そのおにぎりをたずさえ、
再びピクニックへとやってきた――


キャトラ

でもね、アタシ思ったのよ。


キャトラ

おばあちゃんだけの

おにぎりがあるなら……

ルカにはルカだけの

おにぎりがあるってね。


ルカ

わたしだけの……


アイリス

そしてそれは多分、

他の人には絶対に真似できない

ものなんだと思います。


ルカ

……そうですね。

きっと、そういう事なんですよね。

……簡単なようで、

難しかったな……


ルカ

……うふふ。

わたしの握り飯、食べますか?


弁当箱から握り飯を
取り出したルカ。
しかし、勢いあまって――


ルカ

あっ!?


またもや手からすべり落ち――


ルカ

ああっ、えっ、うそ、あああっ!?


またもや山の斜面を
コロコロと転がりだした!


ルカ

ま……
待ってくださーーーい!!


キャトラ

またかい!
……主人公、
助けてあげて!


握り飯はものすごいスピードで
坂を下ってゆく!


ルカ

握り飯さーーーん!
止まってええええええ!!


ルカ

――んんんっ!? あれはっ!?


握り飯の転がる先――
一本の木の根元に、何故だか
ぽっかりと穴があいている!


ルカ

また穴ああぁぁっ!?
落ちる、落ちちゃうーーーっ!


ルカ

ナ、ナイスキャッチ!
ありがとうございます――
って、レイン!?


レイン

赤髪の光が見えたと思ったら……

何やってんだ、オメー。


ルカ

そ、そっちこそ、

なんでここに……?


キャトラ

はあはあ……アタシが呼んだのよ!
おにぎりの件の助っ人としてね!
ずいぶんと遅刻したみたいだけど!


レイン

何でわざわざ俺が

手ぇ貸さなくちゃいけねーんだ。

来てやっただけありがたいと思え。


レイン

……それよりも……

こいつは、オメーが作ったのか?


レインはキャッチした
ルカの握り飯を、
おもむろに頬張った。


ルカ

あ……


レイン

…………


ルカ

ど……どう?


レイン

……クソ。

まだまだだなって

言おうと思ったんだけどな……


ルカ

……ん? んん?

あれ、いま、わたし、ほめられた?


キャトラ

不器用にほめられたわね。


レイン

ほめてねーよ。

誰がクソ天使なんてほめるか。


ルカ

やったああああああああ!!


レイン

だからほめてねーって!


ルカ

そんなにわたしの握り飯が

好きなんだなあ、レインは……

しょうがないやつめ!


レイン

めんどくせえ。

俺は帰るぞ。


ルカ

さあさあ、一緒にピクニックだ!
行くぞ登るぞ、ゴーゴーゴー!


レイン

話を聞けバカ!
離せ、離せって……!
ああクソ、
わかったから引っ張るな――


アイリス

…………

これもまた……


キャトラ

おにぎりの思い出、ね。


ルカ

守護天使の握り飯を……
食らいやがれーーーー!!

ボイス

状態ボイス
キャラ詳細画面あなたを守りに参上しました
Lvアップシャキッとな
スキル愛を込める
AS1どーんなもんじゃーい
AS2守ったらーい!
交代時(入)はぁーい
交代時(出)とりゃあ!
クエスト開始時バリバリ守りますよー!
クエスト中放置そろそろ行きませんか?
クエストクリア時胸いっぱいの愛を、あなたに!
戦闘不能時守り…たいのに…
タウン1ごきげんよう
タウン2お仕事、行ってきまーす!
タウン3握り飯を作ったらーい!
タウン4気合い入ってきたー!
タウン5私が守ったりますよー!
攻撃1とうっ
攻撃2やぁっ
被ダメ1ふっ
被ダメ2わぁ!
被ダメ3やりますねぇ
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