フィオナ・思い出
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フィオナの思い出とボイス
思い出1
フィオナ
うぅ……気持ちわるい……
キャトラ
あら、フィオナじゃない。
……なんか、ぐあいわるそうね。
フィオナ
私の三半規管はね、
飛行艇という文明の利器には
対応してないのよ……
アイリス
だ、大丈夫ですか……？
フィオナ
じきに良くなるから、平気よ。
キャトラ
船酔いしてまできてくれるなんて、
ありがたいわね～。
アイリス
ようこそ飛行島へ、フィオナさん♪
フィオナ
……まさか、この世界に
こんな島があったなんてね。
驚きだわ……
フィオナ
古代に作られたもので、
まず間違いないでしょう。
飛行のメカニズムがわかれば、
年代にある程度アタリを
つけられるはず……
フィオナ
みんな、早速で悪いけど、
この島探検させてもらうわね。
キャトラ
まちんしゃい！
キャトラ
……ガラカス島の遺跡じゃ、
まともに話す機会も
なかったでしょ？
キャトラ
まずは、アンタのこと
聞かせて～ン♪
フィオナ
……そういえば、ちゃんとした
自己紹介もしてなかったわね。
ごめんなさい。
アイリス
フィオナさんは、
冒険家なんですよね。
フィオナ
ええ。一言でいうと、
文化遺産の調査と保全ね。
フィオナ
秘められた過去の歴史や文化を
ひも解くだけじゃなくて、なるべく
当時の状態のままで世に残す……
フィオナ
それが、私の仕事ってわけ。
キャトラ
大変そうね。
神経つかいそうで……
フィオナ
ま、好きでやってることだからね。
大変さも含めて、楽しんでるわ。
キャトラ
でも、遺跡のお宝をゲット
できないんじゃ、
もーからないんじゃないの？
アイリス
もう、キャトラったら……
フィオナ
ふふふ、そうね。
探検家だけじゃ、フトコロ事情は
厳しい時も多いわね。
フィオナ
だから私、古美術商もやってるの。
(※主人公がそれは何かと問う)
フィオナ
美術品を売りたいって人と
買いたいって人を
仲介してあげるのよ。
フィオナ
作品を鑑定して、
値段を定めて、売る。
……これも、結構大変なのよねー。
アイリス
でも、色んな美術品を見れるのは、
フィオナさんにとって
いいことですよね。
フィオナ
その通りよ。
探検家の活動に繋がるような
知識もつくし、一石二鳥なのよ。
フィオナ
それに、遺跡から盗掘された品を
発見できる場合もあるしね……
フィオナ
ということで、自己紹介おわり！
これからよろしくね、みんな。
キャトラ
よろしく～ン♪
フィオナ
じゃ、飛行島を探検させて
もらっていいかしら？
キャトラ
どうぞ～。
(※夜)
フィオナ
……ダメね。
いくら調べても年代が特定できない。
どうなってるの、これ？
フィオナ
フフッ……なるほど。
つまり……
全然わからなくなってきたわ。
キャトラ
まだやってた！
思い出2
キャトラ
フィオナったら、一晩中
飛行島を探検してたのよ。
フィオナ
ごめんなさい、つい。
キャトラ
アンタって、
いつもそんなカンジなの？
フィオナ
昔からそうね。
気づいたら朝になってた、
なんていつもの事だし。
アイリス
子どもの頃から、
探検がお好きだったんですか？
フィオナ
父が考古学者だったのよ。
その影響ね。
アイリス
だった……？
フィオナ
発掘作業中の事故で、ね。
……突然だったわ。
フィオナ
でも、私にたくさんのものを
遺してくれた。
今でも私の糧となっている、
大事なものをね。
フィオナ
あ、そうそう。
私が持っているこの剣も、
父が私に遺してくれたものの
一つなの。
アイリス
その剣が？
フィオナ
汎用多目的作業用刀剣。
これでも立派な古代遺産なのよ。
キャトラ
かみそうな名前ね。
アイリス
多目的ってことは、
色々な用途があるんでしょうか？
フィオナ
戦闘はもちろん、
掃除洗濯料理と日常生活でも
大活躍の一品よ！
キャトラ
万能ね！
でも、高いんじゃない？
フィオナ
ところがどっこい、
今なら４０億ゴールドから！
キャトラ
ぎにゃー！ ホントに高い！
フィオナ
はい、あとはこうやって
もみ洗いして……
アイリス
本当に洗濯できてますね……！
キャトラ
なんで刀身から
洗剤が出てくんのよ。
フィオナ
環境にとってもいい洗剤なのよ。
お皿も洗えるし、髪も洗えるし、
体も洗えるし、食べられるし。
キャトラ
食べられるの！？
フィオナ
水あめでも作ろうか？
キャトラ
……ていうかさ。
それ、古代遺産なんでしょ？
キャトラ
それを守るのがアンタの仕事なら、
使っちゃダメじゃない？
フィオナ
この剣はね、使えば使うほど
壊れにくくなるのよ。
フィオナ
よく言うでしょ？
人がいない家は傷むのが早いって。
それと同じよ。
キャトラ
ムム……
イミわからんけど、
さすが古代遺産ね……
アイリス
……あら？
主人公。
ソデがほつれてるわ。
アイリス
あとで縫ってあげるね。
フィオナ
私にまかせて。
この剣、裁縫も出来るから。
剣から針と糸が！
キャトラ
どこまで多機能なの……
思い出3
キャトラ
そういえば、探検家のアンタに
聞きたいことがあるんだったわ。
フィオナ
なに？
キャトラ
遺跡のトラップって、
なんであんなにイラッとするの？
フィオナ
良い質問ね、キャトラ。
フィオナ
確かにトラップは、肉体のみならず
精神にもダメージを与えてくる、
遺跡の名脇役よ。
キャトラ
め、めいわきやく？
フィオナ
いいわ。
今日はみんなにトラップの
素晴らしさを教えてあげる。
キャトラ
……へ？
フィオナ
みんなは、遺跡を調査する時、
トラップについてどれくらい
考えるかしら？
アイリス
そ、そうですね……
『やたらとトラバサミが多い』
とか、考えたりはしますね。
フィオナ
いい着眼点よ、アイリス！
フィオナ
一概にトラップといってもね、
当時の時代背景や文明レベル、
島ごとの文化の違いによって、
その傾向は全くといっていいほど
違ってくるの。
アイリス
えっと、つまり？
フィオナ
トラップにもブームがある
ということよ。
キャトラ
……話がわかってきた気がする……
フィオナ
いくつか例をあげましょう。
まず、５０００年前に栄えた
<ハミール文明>の毒矢ブームね。
フィオナ
この頃は世界的にも
飛び道具を用いたトラップが
主流になってたみたいでね。
その中でも、ハミール文明の
毒矢トラップは侵入者に対して
非常に効果的だったの。
フィオナ
毒矢の作製から仕込みまでを行う
専門業者までいたそうよ。
フィオナ
２５００年前の
第三次落とし穴ブームも
外せないわね。
キャトラ
第三次落とし穴ブーム！？
フィオナ
小さな島から世界中に
伝播していったこのブームは、
円熟期を迎えていた
トラップの効率性と費用対効果を
再構築したとも言われる、
回帰的なブームだった。
フィオナ
ある島の遺跡では、
落とし穴の中に落とし穴を仕掛ける
二段構造型もあったそうよ。
キャトラ
ひどい！！
フィオナ
あ！
それから、４５００年前の
第二次丸太ブームも
おさえておきましょう。
…………
……
フィオナ
ウニトラップは、漁師の子どもが
殻を投げあって遊んでいたことが
始まりとされているの。
キャトラ
す～……す～……
アイリス
(キャトラが寝ちゃった……)
フィオナ
この頃はいかに精神に
ダメージを与えるかという事に
神経をさいていたみたいで、
イヤがらせが得意な人間を集めて
定期的にミーティングをしていた
らしき記述も――
……この話……
面白い――！
思い出4
フィオナ
みんな、私ちょっと
出かけてくるから。
アイリス
お仕事ですか？
フィオナ
ええ。
ある無人島で遺跡が発見されてね。
私に調査依頼が来たの。
キャトラ
無人島の遺跡……？
おもしろそうね！
ついていっていーい？
フィオナ
いいけど、危険よ？
キャトラ
だいじょーぶ！
アタシたちだって
素人じゃないもの。
フィオナ
そうだったわね。
じゃあ、行きましょうか。
…………
……
遺跡に到着した
主人公たち
だったが……
フィオナ
…………
アイリス
いやな感じがしますね……
とても重苦しい雰囲気だ。
胸が、ざわざわする――
キャトラ
……のろわれてたり？
フィオナ
その可能性もあるわね。
……けど、それとはまた違う
感じもする。
キャトラ
ま、調査してみればわかるわよね。
すすめすすめー！
アイリス
どうやら、
魔獣はいないようですね。
キャトラ
意外と中はこぢんまりしてるし、
調査はすぐに終わりそうね。
フィオナ
いいえ、見てキャトラ。
あそこ……
キャトラ
……なんの変哲もない扉だけど。
フィオナ
恐らくトラップが
仕掛けられているわ。
アイリス
……回り道しますか？
フィオナ
ちょっとハマってくる。
キャトラ
え！？
フィオナは躊躇なく歩みを進め、
扉を開け――奥へ踏み込んだ。
フィオナの姿が消えた――
…………
……
フィオナ
あ、いたいた。
キャトラ
フィオナー！
心配したわよ！
アイリス
大丈夫でしたか！？
フィオナ
扉を開けると作動する落とし穴ね。
ニセモノの地面がとてもよく
出来ている。
フィオナ
落ちた先はただの小部屋だったわ。
ワラのようなものが
厚く敷き詰められていた跡があった
から、ダメージを与える意図は
ないものと推測できる。
フィオナ
部屋の出口は一つで、
その先の階段をのぼっていくと
元の場所に戻れるという仕組みよ。
キャトラ
……もしかして、
トラップを分析するために
わざとハマったの？
フィオナ
一流の探検家は、罠を楽しむのよ。
フィオナ
…………
アイリス
フィオナさん？
フィオナ
このトラップ、扉の内側に
仕込まれていたの。
キャトラ
うちがわ？
フィオナ
通路側ではなく部屋側から
作動するように作られていたのよ。
フィオナ
ケガをさせない、閉じ込めない、
迷わせもしないトラップ。
……これがどういうことかわかる？
キャトラ
……えーと……
フィオナ
このトラップは、
侵入者を阻むためのものではない、
ということよ
思い出5
アイリス
侵入者を阻むための
トラップではない……？
キャトラ
どーゆうこと？
？？？
…………
(※ドレス姿の女性が現れる)
キャトラ
ぎにゃー！ びっくりした！
どっから現れたのよ、アンタ！
女性
あなたたちは……？
フィオナ
この遺跡を調査しに来たの。
私は、探検家のフィオナ。
女性
……遺跡……調査……
キャトラ
アンタもそうなの？
フィオナ
にしては、服装がらしくないわね。
女性
……そう。
やっと、見つかったのね……！
フィオナ
……？
女性
お願い。
この遺跡を、壊して……！
フィオナ
何ですって？
女性
この暖炉も、テーブルも、
イスも、壁も床も、何もかも……！
キャトラ
暖炉？ テーブル？
ア、アンタ、なにをいってるの？
アイリス
あの、わけを話して
もらえませんか？
女性
……話せないわ。
話したくもない！
フィオナ
ねえ、どんな事情があるのか
わからないけれど……
それは出来ないわ。
女性
どうしてよ！
フィオナ
文化遺産を守るのが、
私の仕事だからよ。
女性
……鳥かごなんて守ったって、
どうしようもないじゃない！
フィオナ
鳥かご……？
キャトラ
(ねえ……このひと、
ちょっとヘンじゃない？)
フィオナ
……あ、ちょっと、どこいくのよ。
女性
…………
女性は、通路の奥へと
消えていった……
フィオナ
待ちなさい！
女性を追ったその先に――
ひとつの、部屋があった。
キャトラ
いない……どこにいったの？
フィオナ
…………
フィオナはまず地面を、
それから天井を、
最後に壁を照らした。
フィオナ
！！
壁には、びっしりと文字が
刻まれていた。
アイリス
こ、これは……
フィオナ
……<エシュリカ文字>。
かつてこの地域で栄えていた
文明の言葉よ。
フィオナはじっと
刻まれた文字を目で追う。
キャトラ
ねえ、なんて書いてあるの？
フィオナ
『……夫が死んだ。
治るはずの病で、死んだ。』
フィオナ
『息を引き取った時の、
頬に流れた一筋の涙が、
まだ脳裏に焼き付いている』
フィオナ
『……今となっては、
無実の罪を晴らすことなど、
望むべくもない』
フィオナ
『私たちは、
かごの中の鳥なのだから』
フィオナ
『……私も、
あの人のところへ行こう』
フィオナ
『そこはきっと、
私たちを縛るものなど何もない、
自由な世界だ』
アイリス
…………
女性
私たちの言葉がわかるのね。
フィオナ
ここは……
終の棲家だったのね？
女性
そして、私たちの墓よ。
思い出6
キャトラ
アンタ……
女性
…………
フィオナ
エシュリカ文明の王族が
没落した理由は、ずっと
謎のままだったの。
フィオナ
……あなたが、最後の王妃さまね？
王妃
大罪を被せられ、
無人島に幽閉され、
死を待つだけだった
私たちの気持ち……
女性
少しはわかったかしら？
フィオナ
…………
女性
わかったなら、
ここを跡形もなく壊して。
……そして、私たちを、解放して。
フィオナ
……それでも、どうか。
どうかここを、残させてください。
王妃
どうして。
フィオナ
伝えなければいけないからです。
王妃
…………
フィオナ
あなた方の身に起こった出来事は、
後世まで、語り継がなければ
ならない。
王妃
なぜ……！
フィオナ
同じ過ちを、繰り返さないように。
王妃
……繰り返すわ。
それが人というものよ。
フィオナ
でも、きっと、変化は起きる。
それが例えどんなに小さくても――
フィオナ
正しい方へ向かう変化だって、
私は信じてる。
王妃
…………
？？？
任せてみないか。
(※全員が驚く)
王妃
あなた……
王
この人との出会いは、
きっと、偶然ではない。
王妃
で、でも……
王
私たちは、充分、待った。
……もう、いいだろう？
王妃
…………
王
お嬢さん。
信じて、いいんだね？
フィオナ
はい。
王妃
……あなたは、それでいいのね？
王
ああ……
だからおまえも、私を信じてくれ。
王妃
……わかりました。
王
きっと、伝えてくれ。
この、負の遺産を。
王
そして、私たちが、
どのように生きたかを。
フィオナ
必ず――
…………
……
それからしばらくして――
フィオナたちは、遺跡の傍に
小さな慰霊碑を建てた。
アイリス
…………
フィオナ
……祈りましょう。
キャトラ
これで……よかったのよね。
フィオナ
…………
フィオナ
人の歴史は、過ちの歴史でもある。
私たちは、それを伝えて
いかなくてはいけない。
フィオナ
過去を知ろうとする者は、
その責任を負う事を忘れるな。
……父が私に遺してくれた言葉よ。
キャトラ
うん……
フィオナは、自身の手で
刻んだ銘文を眺める。
『私たちは、忘れない』
フィオナ
……そろそろ、行きましょうか。
フィオナ
この世界にはまだまだ、
知られざる過去が
眠ってるんだから――
ボイス
| 状態 | ボイス |
|---|---|
| キャラ詳細画面 | |
| Lvアップ | |
| スキル | |
| AS1 | |
| AS2 | |
| 交代時（入） | |
| 交代時（出） | |
| クエスト開始時 | |
| クエスト中放置 | |
| クエストクリア時 | |
| 戦闘不能時 | |
| タウン1 | |
| タウン2 | |
| タウン3 | |
| タウン4 | |
| タウン5 | |
| 攻撃1 | |
| 攻撃2 | |
| 被ダメ1 | |
| 被ダメ2 | |
| 被ダメ3 | |
| 手を振る／お辞儀 | |
| バンザイ／ハイタッチ | |
| 土下座／頭を抱える | |
| 温泉 |
【詳細設定】
本名：フィオナ・オルブライト (cv.豊口めぐみ)
二つ名：[古美術商兼探検家]→[悠久の歴史を守る者]
種族：人間 (職業：探検家、古美術商)
年齢：20歳
出身地：文化の島・ルマーニ
人間関係：知り合い→カルディナ
同時期登場キャラ
とらぶるトラベラー 2018/4/13
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