第3回エピックランクマッチのフロンティアマスターの戦略を解説
第1回レアのランクマッチでフロンティアマスターを取った後に第2回エピックランクマッチでフロンティアプラチナで、今回のランクマッチでエピックのフロンティアマスターになれました。
確かに強い編成を何個か持っていましたが、それで勝ったわけではなくて、どっちかというと戦略面での優位性で運を引き寄せて勝てた感じです。こういう風に言い切る理由は後述します。
高速追い込みの末、最後の数秒でfenさんを差し返して勝ったという劇的勝利の裏側を今回解説します。
目次
第3回エピック帯ランクマッチの浜野和嘉の戦績
攻撃側で865勝257敗、防御側で296勝342敗でした。
ついでにいうと5/24の最終日の18時頃から追い込みをかけてランクマッチ終了までの約6時間で270戦近くしています。
この約270戦でエピックの四天王と呼ばれているfenさん、suiさん、ゆるふわこたろうさん、みぞさんとの戦績を抜き出すとfenさんとは1勝3敗、suiさんとは7戦全敗、ゆるふわこたろうさんとは5勝3敗、みぞさんとは2勝5敗でした。
なので、最終局面でも四天王相手にけっこう負けているんです、というか、ゆるふわこたろうさん以外にはまともに勝負になっていない戦績です。
全体での戦績でも、fenさんの今回のランクマッチのトータルの攻撃側の戦績が308勝37敗なので、いかに私が負けているかっていうのがわかると思います。
編成面で勝てたわけでなくて、戦略面での優位性で運を引き寄せて勝てたと言い切れる所以です。
主な編成
それでもそれなりの編成を作ってはいたので、攻撃側で使ってた編成を紹介します。
最後の日に使った編成は主に3つです。
3つの編成に共通するのがEX強化15段階まで強化したソロスとオルヴェンで耐えて、EX強化15段階まで強化したリベラのBBを発動させるというところが共通です。
クレリアでなくてリベラを選択したのは、サモンガーディアンで雷属性だと確殺されるのが容易に想定できたのと、そもそもクレリアが高すぎて買う気がおきなくて、リベラをもともと持っていたので、属性石も樹のほうが雷属性のほうが安いんでいいかなと思いました。ただ、グリフに焼かれるんですよね( ;∀;)
物理攻撃型編成
1つ目は攻撃型編成です。
これは最終日まで汎用性のある編成として使っていました。
ラーガの列攻撃で相手のアタッカーをまとめて攻撃できればいいなって思っての編成で実際にそれで勝ちを拾ったバトルもけっこうありました。
ただ、エピックのランクマッチの参加者のアタッカーのHPが高くなってきたんで、ラーガだと削り切れないことも多くなってきて、上位相手だとけっこう負けが多かったイメージです。
ロクス全体攻撃編成
2つ目はロクスを絡めた全体攻撃編成です。
これは前回のランクマッチでやりたかった編成です。
エステリグのバフとエル・リュードのバフをロクスにのせて、不用意にロクスに攻撃したきた相手をロクスの全体攻撃で倒すという編成です。
ロクスのHPが8000を超えているんで、スフィアで攻撃すると大体の場合全体BBが発動することになります。
リベラのBBもバフにのるので、大体9000近くのダメージを全体に与えます。
リベラとグリフのBBで相手のBBを倒して、スフィア攻撃で相手のアタッカーを潰していくのがこの編成の基本戦略となります。
なお、エル・リュードをリベラに装備させるとロクスに攻撃がいかないことが多いので、あえてリベラにエル・リュードは持たせてません。
サモンガーディアン編成
3つ目はサモンガーディアン編成です。
サモンガーディアンがかなり強そうということはsuiさんやfenさん、みぞさんがツイッターやwikiで拡散したので、注目していました。
とりあえず1個は持っておくかということで火属性で作っておきました。
あまり水属性をメインで使っている人も少ないし、グリフとクレリアのBBが弱点にならない、当然サモンガーディアンも弱点属性にならない、という理由で火属性にしています。
この編成でひとつミスをしたのはリベラのほうが魔攻が高いのでエステリグのバフがのらないところです。
最後のほうで火属性の属性石が急にマーケットから消えたのでEX強化を10段階までしかアルファを上げれなかったというのもあります。
ただ、6月から新メモリアBBが出るので、サモンガーディアンユニットを15段階まで上げる必要があるのかなっていう葛藤もあったので、無理に火の属石は買いませんでした。
なので、サモンガーディアンを使いこなせないまま終わったような感じはありますね。
ランクマッチでの戦略
日々の収入を確保
まずは日々の収入面でしっかり確保したかったので、フロンティアで日々のELS報酬分の5勝をするように心がけました。
1回ELSポイント75と60の差はあとあとになって響くだろうと思ったからです。
大体ゴールド1のトップと100ポイントくらいは差をつけて就寝したいなって思いながらやってました。
ランクマッチ最終日の戦略
ランクマッチでレートが200ポイントくらい下の人と当たって負けたときに体感ですが、30ポイントくらいのレートのマイナスをくらいます。
逆に100ポイント近くレートが上の人に勝っても20ポイントくらいしかのレートのプラスをもらえません。
なので、追うほうが有利であるため、早めに抜け出して勝ち切るのはすごく難しいです。
逆に常に100ポイント近く離していればいれば追いついてくる可能性は低いとも言えます。
最後まで接戦状態にして、最後の1時間から2時間あたりに抜け出せばいいかなと思っているのはそういう面からです(今回も動き出しは18時ごろから)。
実際、今回のランクマッチは最終日に入るまでレート差があまりない状態でしたので、この点からも展開がむきました。
相手に合わせた編成を事前に準備
実はランクマッチで相手の編成を見たときに誰と当たったのか大体わかります。
わかりやすい例を出せば、EX強化15段階の防御を2枚使ってくるのは私しかいないですし、闇属性と火属性のサモンガーディアンを使っていて、EX強化10段階を超えるクレリアを使ってくるのはfenさんしかいません。
特にEX強化は隠しようがないのと個人によって育成度合いが変わりますので、そのへんを見て私は誰を相手であるかイメージして、それに勝てそうな編成を主に使っている3つの編成から選んで対応してました。
あとは防御用の編成は最後の2時間で2回変えました。
これは変えたことによって相手に考えさせるってことを狙っての行動です。
実際の最終日のエピック帯のランクマッチの展開
最終日の前日の21時26分に私がツイートしてますが、全然レートの差がない状況でした。
そして最終日のお昼ごろになっても、それほどレートの差は開いていない状況でしたので、以下のツイートとなってます。
本当におぞましいことをやってきたのはたぶん私なんですが・・・
18時になってまず確認したのはトップとどれくらい差が開いているのかということと上位の人はどんなことを考えているのだろうということです。
トップとは150くらいのレート差で8位くらいにいたんで、けっこう接戦であるなと感じました。
注目したのは四天王(fenさん、suiさん、ゆるふわこたろうさん、みぞさん)のレートです。4人ともレートを刻んできていて、明確にレートを100差つけて抜け出す感じが全く感じられませんでした。エピックのタイトルマッチでバトル結果を見る限りfenさんの編成でも取りこぼしがありそうだなと感じたのと、そもそもfenさんの編成に安定して勝つのは大変なので抜け出してもすぐに追いつかれる状況で4人が牽制しているなのかなと思いました。
逆に最後の2時間で4人を捉えることができる位置にいれば一気に抜き去ることも可能なのかなと。
実際に最後まで4人のレート差がそこまで無かったので4人とも苦手な編成があって、リスクを取ることができなかったんじゃないかと思ってます。
実際の浜野和嘉の最終日の行動
18時台はジャブ
この時間帯で心掛けたのは本気で回した時にどれくらいのスピードでレートを上げれそうか確認することと、ライバルたちの編成のクセを頭に叩き込むことです。
そして長丁場になるので、夜食等は勝負どころがくるまえにしっかり取ってゲームに集中できる時間を確保するための準備の時間です。
なので18時台は20戦くらいしかしてません。
21時から準備を整えて本格始動
18時台になんとか追いつく目途がたったので、ゲームに集中できる環境を整えて21時から本格的に追い込みを開始しました。
最初の目標は四天王に肉薄して4位に限りなく近い5位になることです。
近いように見えて遠い四天王
18時台が約20戦なので21時から24時までで250戦していることになります。
履歴を見直すと1分間に2回の目安でバトルしてました。
それだけやっているとフロンティアとゴールドにいる人にほぼ確実に勝てる編成というのがわかるようになります。
あとは編成画面で誰とバトルしているのか判断して、自分の編成をあらかじめ登録しておいた編成に変更するだけです。
それを瞬時に判断して、すぐにバトルに入るということをやっていたので1分間に2回の目安でバトルをすることが可能になっています。
最初のチャンスは21時55分頃にきました。
この時点でレートは私のレートは3122で、4位だったみぞさんのレートは3140くらいだったと思います。
勢いに任せて、みぞさんに並ぼうとしたら、事故が起きました。
なぜか相手の前列スフィアの2回の攻撃が2枚の挑発をすり抜けてきて敗北して、約50のレート減をくらいます。
2枚の挑発を2連続ですり抜けるって1%切っているはず。
ここでこんなものを引くということは今回も勝てないのかなと頭をよぎります。
ゴールドに転落から最終局面へ
1分間に2回のバトルをやることの大きな欠点は2つあります。
1つ目はバトルをまともに見ないので敗因を誤ることがある。
2つ目は瞬時の判断で編成を選択していくので、精神と体力がかなり削られることです。
1つ目は編成を見て、事故が起きやすい編成なのか見て、事故が起きやすい編成で全体攻撃によるものなら2回目連続で負けたときに対応をとることとしました。
2つ目に関してはレートの目標値を決めて、そこに到達したらいったん小休憩を取ってリセットすることで対応しました。
この1つ目の欠点の対応によりゴールド1にいったん転落します。
負けた相手が2枚盾と3枚全体攻撃をする相手だったんですが、1回目に負けたときに全体攻撃を誤って踏んでしまって負けたから、似たような編成でいけば勝てるだろうと判断しました。
それで2回目に似たような編成でいったらまた敗北します。
よくよく見たら、私の鈍足編成に最後の最後で差込が入るような敏捷値の配置になっていて、対策立てないとかなりの確率で負けることが判明しました。
この2回の敗北でレートが120落ちてます。
21時55分頃のチャンスを逃してから3000から3050くらいのレートをうろうろしている状態でこれをくらったので、22時30分くらいにはレートが2915まで落ちて、ゴールド1に転落しています。
この時点で私の精神はボロボロです。
EX強化しまくりの編成でフロティアに入れないのはさすがに後々まで自分に悪い影響が出るというのは容易に想像できました。
なので絶対ここでやめるわけにはいきませんでした。
最低限フロティアを確保しなくては、という心境です。
フロンティアに目指しているところで、新たなことに2つ気がつきます。
1つ目はbunchoさんが編成を変えていないので、ほぼ勝てることです(実は寝落ちしていたので編成変えてなかっただけということを後で知る)。
罠を毎回変えてくると思っていたので、これは助かりました。
2つ目はΩmisakintaさん、RR202さん、ゆるふわこたろうさんにかなりの確率で勝てそうな編成を見つけました。
これにより、suiさん、みぞさん、fenさん、飛燕さん以外にはほぼ勝てる状況であることがわかりました。(飛燕さんは四天王ではありませんが、私の編成属性が火に偏っているのでアストがどうしても刺さってしまって勝てなかったです。)
これなら最後の追い込みが効く可能性があるという一縷の望みにかけます。
精神がボロボロでも希望があれば、変なスイッチが入って、逆に集中力が高くなるのは私の強みです。
23時頃にゆるふわこたろうさんに勝った時点でレートが3100になって、トップのfenさんとのレート差が100位内になりました。
1時間で無理なくレートを上げれるのは100くらいというのは体感的に知ってましたので、十分最後の勝負をここでかけれると思いました。
ここで最後の勝負の前に小休憩を取ります。
ここまで精神と体力と気力を使い倒してきたので、最後の決戦に備えてのことです。
ここで休憩入れないと精神と体力と気力がボロボロになっていざというときに勝てないので。
最終決戦
23時時点での状況を整理してみると、fenさんがトップでそれをsuiさん、ゆるふわこたろうさん、みぞさんが追う状況で、その後ろに私、Ωmisakintaさん、bunchoさんがいるといった状況です。
トップのfenさんからbunchoさんまでのレート差が約100で、私からfenさんまでの差が70くらい、みぞさんまでが50くらいといった状況です。
fenさんのレートが大きく上がっていないところをみるとやはりレートを突き放す行為にリスクがあるんだろうな(つまり苦手編成がある)ってことが読み取れます。
前回のランクマッチの動き方を見ると、みぞさんは4位死守を目指す感じもします。
この時点でみんな勝負が終わったと思っていたら、その隙(編成も変わらないし、レートも変わらない)を突けるので最高だなと思いつつ、まずは4位のみぞさんを目指して進みます。
23時30分頃に4位のみぞさんに並びます。
当然、こうなったら、みぞさんも動くわけですが、誰かに手痛い負けを喫したようで大きくレートを落としてそれ以上は追ってこなくなりました。
この状況になってもfenさん、suiさん、ゆるふわこたろうさんは大きく動いてくる雰囲気はありません。
fenさん、suiさん、ゆるふわこたろうさん、みぞさんの動き方を見る限り動くことがリスクになっているという想定がほぼ当たっていたと確信を持てました。
あとはどれだけ四天王を切り崩して上位に進出するかという戦いなります。
私は大きく負けなければフロティアダイヤを確保できると思うので、気持ちは追われているほうがきついはずです。
fenさんに追いつくかどうかの勝負の分かれ目になりそうなバトルが23時54分のゆるふわこたろうさんとのバトルです。
流れ的にここで勝てばフロンティアマスターいけるだろうし、負ければ今回は縁がないなと思いました。
今回の勝負はすでに劇的なものになっていて、そういうときはドラマがあるものですから。
それを意識しているので、当然ここで今まで使ったことなかったアクセサリーを総動員して勝ちにいきます。
そして、ゆるふわこたろうさんに勝って、そのままの勢いでfenさんを抜き去ります。
これで負けても絵になると思ったので記念撮影はしています。
抜いたのは23時57分。
これで終わらないのがfenさんで最後の最後で抜き返してきます。
お互い最後の1戦でのどれだけのレートをプラスできるのかってところの勝負になりました。
最後の最後で私はシンさんを対戦相手として引くことができたので、その分fenさんに勝てたなって感じです(シンさんの最終順位は9位なので、もらえるポイントが多いほう)。
浜野が勝てた要因
現在のエピックは絶対的な編成がない状況なので、フロティアにいるような人たちの実力差はいうほどない状態です。
また、第2回のレアのランクマッチは煮込みさんとれんとくさんとの優勝の差をわけたのは成長傾向をマックスまで上げたかの差であったし、ゆるふわこたろうさんはエピックのランクマッチを連覇するために最終局面でアクセサリー全開で使って高い勝率を保ってました。
そういった細かいところの差によって優勝が分かれるのがランクマッチの最後にドラマが生まれる要因なんじゃないかと思います。
私の編成では最終局面で四天王との戦績はfenさんとは1勝3敗、suiさんとは7戦全敗、ゆるふわこたろうさんとは5勝3敗、みぞさんとは2勝5敗という状況だったので、編成面では負けていましたが、ほとんどの人がやらない高速でのランクマッチ消化と相手の傾向を読み切ってメタ編成を当てるというのが最後の1時間で機能して一気に追い込めました。
そして、おそらくほとんどの人が私と同じ立場だったら、みぞさんに追い越した時点で終わらせていたと思いますが、そこで終わらせないで攻めるという選択をしたからフロンティアマスターになれたのかなと。
でも、このメンバーで1位になるなら、他の人が思いつかないようなことしないと無理だと思うんですよね。
編成で負けている分、覚悟と戦略で埋めて勝てたランクマッチなんじゃないかと思ってます。
編成で負けていてもこんなやりかたがあるんですよっていうことで、参考にしてくれればと思います(普通はマネしないと思いますが)。
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