メープルシロップ・エピソード
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目次 (メープルシロップ・エピソード)
メープルシロップのエピソード
明るく活発な性格、本物の騎士になれるように頑張っている。細かい事は気にしない、人懐っこい。友達を大切にしている、友達が傷つくことはさせない。か弱い一面もあるが、とても頼もしい。旅行を通して見識を広めるのが好き。
Ⅰ.カエデの葉
一夜が明けると、カエデの葉が赤くなっていた!
ベーグルは興奮しながら聖歌隊での出来事を述べていたが、私は心ここにあらずだった。
凄い勢いで自分の手が揺らされ我に返ると、ベーグルは心配そうに私を見ていた。
「聖堂の聖歌隊が町のより凄いのは当たり前の事ですよ!」
「その話はとっくに終わっているよ――あたしは、新しく覚えた聖歌をメープルシロップに聞いて欲しいって言ったのよ」
「そっか!」
「あれ?メープルシロップは楽しみじゃないの?」
ベーグルの上目遣いを見て、なんだか申し訳なくなった。
町から神恩軍本部に来てから、ずっと任務に追われていて、長らくベーグルの歌を聞いていなかった。
メープルシロップ、噂を聞いただけじゃないか。余計な事は考えない、絶対にあの時のようになってはいけないよ!
元気を出して、笑顔を見せながら口を開いた。
「もちろん楽しみですよ。ベーグルの歌声はこの世で一番綺麗な声ですからね!」
……
ベーグルの歌声は昔と同じように心を癒してくれる。
ここ最近は仕事がなかったから、何日も暇していたらかえって元気が出なくなった!
「おいっベーグル。あいつは……メープルシロップの事だけど、なんかあったの?」
「あれ?モンブランが積極的に人に関心を持つなんて、珍しいね~」
「どう思うかはあんたの勝手だ。ただ最近彼女はなんかおかしいと思っただけ」
「………うん、考えてみるね。もしかしたらあたしたちの故郷の手作りメープルシュガーが恋しいのかも!そうだよね、メープルシロップ~」
私はベーグルとモンブランの言葉を聞き流していた。反射的に頷いて、引き続き窓の外の紅葉を眺めてボーっとしていた。
早く任務が欲しい、何でも良い……
「……」
「本当にメープルシュガーが食べたいだけ?バカになったんじゃないのか!」
モンブランはわざと声を張り上げていたけど、反論する気にもなれなかった。
私は無気力にモンブランを睨みつけた。いつも静かなのに、今日はどうしてこんなにうるさいんだ!
「……ベーグル、あのメープルシュガーを手作りするのは大変なのか?」
「えっ?もしかしてモンブランが作って――」
「黙れ!」
「何も言ってないよ~ふふっ。でもその誠意に免じて――ちゃんと聞いてよ~」
「メープルシュガーはカエデの葉で作るの、まずは外の葉っぱを全ーー部取ってきて!そしたら次の手順を教えるよ」
「……メープルシロップを作るには糖度の高いサトウカエデの樹液を使って煮詰めなければならない、普通のカエデとは全く違う!二人とも、聖堂のカエデを無駄にするのはやめなさい!」
「あっ!聖女様だ」
「聖女様!」
ボーっとしていても、ドーナツが来た事はすぐに気付く事が出来た。
複雑な感情が心の中で沸き返っていた。それが悲しいのかそれとも辛いのかもわからない。
彼女は神恩理会の聖女で、神恩軍の軍団長……何でも知ってるくせに、何も教えてくれない!
任務中に偶然「あの件」の存在を知ったから、そうじゃなかったら私は騙されていたままだった……
私はドーナツが見えなかったフリをした。彼女が私の目の前に止まって、窓の外の光を遮るまでは。
「このままじゃダメです」
「……軍団長…様」
「わたしと一緒に来てください。メープルシロップ」
「どこに?」
「あなたの欲しい答えを見に!」
「?!」
Ⅱ.神恩
炎のように真っ赤な紅葉は舞い落ちて、木の根っこで小さな山を形成していた。
「一、二、三…九十九……あぁ、つまらない!」
神恩軍のメッセンジャーが私を見つけて、御侍様の殉職の知らせをくれた時、私は木の下にしゃがんで退屈そうに落ち葉を数えていた。
突然、人間の言葉を忘れたかのように、メッセンジャーの話は聞こえているのに、理解出来ずにいた。
「メープルシロップ?メープルシロップ!大丈夫ですか?しっかりしてください!」
「本部の方も危ないみたいです。すぐに人手を寄越せないみたいなので、この町での主戦力は貴方しかいないんです!」
「治安官は生前本部に伝えていました、貴方に後任をお願いしたいと。最終的な決定権は貴方にあります」
「メープルシロップ?はぁ…よく考えておいてくださいね。私はすぐ本部に帰らなければなりません。来週、来週必ず返事をください」
ため息の後、メッセンジャーは慌ただしく帰って行った。突然の訃報をどう消化して良いかわからない私だけを残して。
私は妄想を繰り広げながら、町の中をうろついた。御侍様がどこかの角から飛び出してきて、笑顔で私に向かって――
「ははははっ、馬鹿娘、騙されただろう!」
今まではいつも私が御侍様をからかっていたから、彼はいつも復讐したいと言っていたのに行動に移した事は一度もなかった。
彼は「食霊は神からのお恵みだ」とも言っていた……
その後の五日間、私は無気力に過ごした。ほとんどの事を覚えていない。
話によると、私は一日中剣を持って町をぶらついたり、時々カエデの木を切りつけたりと、皆は怖くて近寄れなかったらしい。
正直信じがたいが、反論する事も出来ない……
「愛は待つこと、愛は守ること、愛は聖恩……」
ある歌声が私を呼び覚ましてくれた。
朝早く家から出発したら、いつの間にか町を横切り、教会の近くに来ていた事しか覚えていない。
「愛は祝福……ゲホゴホッ……神からの恵み……」
歌っている人はまだ覚えたての様子だったが、その声は澄んでいて、いつまでも聴き続けたい。
私は興味が湧いて、声のする方を見に行った。
柵を越えて、生け垣を通って、教会の裏庭で、小柄な女の子が私に背中を向けて練習しているのが見えた。
少し前に聖歌隊に入った子かもしれない、私は彼女に会ったこともないし、彼女の名前も分からなかった。
「頑張って!ベーグル!御侍様のためなら、きっと出来るよ……」
歌を歌っている女の子が独り言を言っていた。彼女の名前はベーグルかな?
彼女も食霊?好奇心が湧いてきた。
その日から、私はよくベーグルの練習を聞きに行った。彼女は練習に励んでいて、上達も早かった。
ベーグルは痩せ細っているように見えるのに、体の中には驚くべきエネルギーが隠されているようで、まったく挫けない。
彼女に比べて、私はあまりにも役に立たなさすぎないか?
いつも騎士であると自負しているけど……今はベーグルと知り合う勇気すらない。
ダメだ!ずっと落ち込んでいると、自分の夢からどんどん遠ざかってしまう。
しかも、御侍様もいなくなったし、彼の代わりにこの土地を守らなければ。
……
二日後、私はようやく気持ちの整理をして、神恩軍のメッセンジャーも言っていた通り町に戻ってきた。
「メープルシロップ、本当に引き継ぎますか?」
「はい!引き継がせて頂きます!確かに……私はまだ一人前の騎士ではないですが、頑張ります!」
決心した途端、剣を握り締めると、勇気と力が体に戻ってきたような感じがした!
再び教会を通った時、私は思わず足を緩めた。
密集している生け垣では美しい旋律を遮る事は出来ない、ベーグルの感情がこもった歌声が聞こえてくる。それは直接私の脳裏の深い所で鳴り響いているようだった。
ベーグルの歌はきっと、神様から私への恵みだと思う。
「愛は勇気、愛は力~神からの恵み~」
一曲が終わった後、以前の私ならきっと彼女の前に飛び出て、拍手をしてしまっていた。
でも気付いたら、既にそうしていたみたいだ。
何を言ったら良いだろう?頭より先に体が反応してしまった、私は口角を上げて、ベーグルに向かって大きな笑顔を見せた。
「私はメープルシロップ、お会いできて嬉しいです!」
「素敵な歌声ですね!これからも聞きに来て良いですか?」
Ⅲ.新生
町の治安維持は思っていたより順調だ。
基本的な事務作業は専門の人が処理しているかあ、私はただ堕神が関わっている質の悪い事件だけを担当すれば良い。
やっぱり御侍様はおせっかいだったから、責任者になったら家を建てる手伝いやら子供をあやす手伝いもしなければならないのかと思っていた。
もちろん、それらもやろうと思えばやれるけれど……私はやはり訓練と戦いの方が好きだ。
「長官、西側の林区から報告が来ています。堕神の活動痕跡を発見したそうです」
「わかりました!すぐに対応します!」
今回も前と同じだと思っていたら、狡猾な堕神はまさか東西二手に分かれて攻撃してくるとは。
幸いにも今回は近くの民衆を直ちに教会に逃げ込むよう手配した、そうじゃないと、彼らは私が来るまで持ちこたえられなかっただろう。
「あー!」
悲鳴が聞こえてきてビックリした。顔を上げると逃げたばかりの町民がよろめきながら教会に戻って来ていた。
「大変だー!人が倒れてるー!」
町民は大きな声で叫びながら、私を連れて教会の後ろに走って行った。
地面に倒れている人影を見ると、心は一気に沈んだ。その人はベーグルの御侍だった。倒れている彼女はもう息をしていなかった……
じゃあ、ベーグルはどこにいるんだ?彼女の戦闘力は高くないから、私は焦り始めた……その時、遠くから近づいてくる人影が見えた、ベーグルじゃないか!
「ベーグル!無事で良かったです!」
……
ベーグルの御侍はこっそりと教会に行って、聖歌隊の練習を覗こうとしたらしい。
しかし、持病の発作が起こり、混乱の中誰も彼女に気付けなかったらしい……
御侍を失う苦しみは、私にもよくわかる……しかも、私たちは直に故郷すらも失う事になっている。
事件後、神恩理会は今回の事件を検証した。彼らは、この町は既に人間の住居に適していないとして、町全体を移す事となった。
この時の私はまだ「あの件」の存在を知らない、御侍の死因についても深く追求していなかった。
御侍様が守ってきたこの土地を守り抜く事しか考えていなかった……しかしそれすらも出来なくなった。
この状況下で、私は初めてドーナツに会った。
彼女は神恩軍の軍団長であり、神恩理会の聖女様でもある。
「わたしと共に本部に来て欲しいです」
「しかし私たちは……」
「加入するかどうかはあなたたちで選んでください。干渉しませんし、その理由も伝えなくても問題ないです」
「ベーグル、式典であなたの聖歌を聞いたことがあります。きっと聖堂の聖歌隊はあなたを歓迎するでしょう」
「メープルシロップについては――優れた騎士になるためには、訓練が必要そして多くの挑戦も必要です」
「わたしが知る限り、本部でしかその環境を提供できません」
「それに……そこにはあなたの欲しい答えがあるかもしれません」
Ⅳ.真実
答えがわかる時がもう来るのか?
私は汗が滲んでいて、心臓の鼓動も少し速くなっていた。
軍団長様と一緒に神恩理会聖堂記念館のある記念室にやってきた。
中には見知らぬ食霊だけがいて、テーブルの上の記念簿をめくっていた。
そしてテーブルの上には白い子犬がいて、真面目な顔で本のページを見つめていた。
答えは、この部屋にあるの?それとも、あの人に関係しているの?
「あなたがメープルシロップさんですよね。ごめんなさいっ!私目がよく見えないもので…近くに来てくれませんか?」
相手の穏やかな態度を見て私も心を落ち着かせた。この時やっと彼女の目が暗く光がないことに気付いた。
「こちらは白トリュフさん――ペリゴール研究所の所長です」
ドーナツの声が後ろから聞こえてきた。
「ペリゴール研究所?」
私は呆気に取られた、そこは凄い場所だ!
モンブランやブリオッシュですら、そこの話になると憧れと崇拝の気持ちでいっぱいになるぐらいには凄い。
「お会いできて嬉しいです、メープルシロップさん。ほらドーナツ、あなたも来て。この件はあなたが話すべきだわ」
白トリュフさんは私に優しく微笑んでから、ドーナツを呼んで反対側に立たせた。
ドーナツは記念帳を受け取ると、手慣れたようにあるページを開いた、そして――
「これがあなたが求めていた答えです!」
「!」
私は慌てて記念帳に顔を近づけて、そこに印刷されている爽やかな笑顔を浮かべている男性を見た。背が高いけど猫背で、髪の毛はほとんど真っ白。
鼻がツンとなって、慌てて涙を我慢した。爪を手のひらに刺す程、拳をしっかりと握った。
「仕事の説明をする時、彼はいつもあなたについて話していた」
ドーナツの声も少しかすれていて、珍しく疲れが溜まっているようだった。
「申し訳ございません。ある特別な理由によって、これを見るにはそれなりの貢献度がないといけないんです」
「以前あなたを本部に招待し、任務を手配したのも、このためでした」
「あなたの気持ちが落ち着く程の時間は取れると思っていたのですが、まさかこんな短期間で必要な貢献度を達成出来るとは思いませんでした」
「ええ……これがあなたが求めていた物だと、わたしが勝手に決めつけている事に過ぎません……傷つけていなければ良いのですが……」
ドーナツは陳列棚の方を指さした。何列もある陳列棚の下方には、金属のプレートが嵌められており、そこにはそれぞれ違う名前が刻まれてあった。
「神恩理会は功臣を忘れたりしません。彼らの名前は、栄誉の冊子に記され、後世に伝えます」
私は頷いた、涙は多大なる栄誉の中に溶け、思わず口角が上がっていた。
騎士は死を恐れない――死ぬべき場所で死ぬ事だけを求む。
「あなたの御侍がいたから、黒トリュフは生き延びる事が出来ました。ありがとうございます、そして……ごめんなさい」
「彼女は状態的にここにいてはいけない……だから質問してください、全部ありのまま答えます」
白トリュフさんが近づいてきて、私の手を手探りで握ってくれた。
険しい表情を浮かべているドーナツが動揺しているのを見て、それ以上何も言わなかった。
握っていた拳は自然に緩んだ。
実は私も知っていた。白トリュフさんが言っている件の機密レベルがとても高いという事は。
任務を遂行する時、偶然黒トリュフと「あの件」の存在を知った。
しかし、いくら追求しても、誰もはっきりと説明できなかった。
もしかしたら、白トリュフさんの所に私が求めていた答えがあるかもしれない!
しかしこの時、私は突然深追いしたくなくなった。
所謂真相よりも、もっと重要な事があるはずだろう?
私は振り返ってドーナツの方を見た。
「神様はどうして善良と平和を伝えるのですか?私たちはどうして神の導きに従うのですか?」
「私が直接答える事は出来ません、それはあなたにしか出来ません。あなたから見て、善良と平和を伝える事は自分の求めている正義ですか?」
「……はい!」
「私もそう思います――私にとって、これだけで十分です!」
「例えどれだけ時間が掛かっても、どれだけ辛くても、更には重い代価を支払う事になっても……」
「……」
「ありがとうございます聖女様。私の答えはもう見つかったと思います」
Ⅴ.メープルシロップ
この北の町は雪山を背にして、天気が寒くて変わりやすいため食料は不足している。唯一の特産品は良質なメープルシュガーだった。
昼夜の温度差はここで生活している町民を苦しませているが、サトウカエデの樹液をもっと甘くさせる。
元々ここに駐在していた治安官は、神恩軍本部から引退した騎士だった。
彼も若い頃は四方を渡り歩いていた、しかし年老いていくにつれ、故郷のメープルシュガーの味を懐かしむようになり、この痩せている土地に帰ってきた。
神のご加護があったからか、早くに妻と娘を亡くした騎士はメープルシロップを召喚した。
メープルシロップは情熱的で、明るくておっちょこちょいで、たまにトラブルを起こす。
老人たちはいつも、彼女は彼の小さい頃とそっくりだと言っていた。彼女は毎日活力に満ちていて、騎士のそばについてあちこちに迷惑を掛けていたが、町の人たちにも多くの喜びを与えていた。
あまり外出しないベーグルでさえも、メープルシロップの様々な「武勇伝」を聞き及んでいた。
皆はいつもメープルシロップがどういたずらをして、どう無茶をしてきたのかの話をしていた。
だけど彼女の話になると、どうしたって笑顔は隠せないでいた。
運命は食霊を特別優遇する事はない。
騎士はある任務中に殉職した。町を守るため、メープルシロップはすぐに立ち直った。
彼女は治安官を引き継ぎ、町を守る役目を担った。
ある日、町全体での堕神の活動が活発になったため、町全体を移動させる必要が出てきた。
――メープルシロップは完全に方向を失った。
最初に彼女の異常を発見したのはベーグルだった
騎士が殉職した日から、メープルシロップの笑顔は憂いに満ちていた。
治安官を引き継いだ時も、ドーナツと一緒に神恩理会本部に戻った時も、彼女は仮面を外す事はなかった。
表面上のメープルシロップは、彼女の為すべき事をそつなくこなし、昔と変わらない笑顔を浮かべていた。
しかし、北の町のサトウカエデや聖堂のカエデのように、同じく真っ赤な葉を持っているが結局は別物。偽物の楽しさも同様だ。
ベーグルに出来るのは全力で歌う事しかなかった。歌声を通して勇気と愛をメープルシロップに伝えようとしていた。
ベーグルはそれが一番良い状態なのかもしれないと悲観していた時もあった。
しかしある午後、ドーナツがやってきた事で形勢は逆転した。
「わたしと一緒に来てください。メープルシロップ」
「どこに?」
「あなたの欲しい答えを見に!」
……
その午後はとても長かった、夜が来て空一杯に星が広がってから、メープルシロップは再び現れた。
「ただいま!ベーグル!」
「手作りのメープルシュガーが食べたいです!聖堂の後ろに植えてあるのはサトウカエデじゃないのが残念ですね」
「えっ?でも、普通のカエデの木も良いんですかね、甘さが足りないだけ?」
「まあ良いや……甘くても甘くなくても、手作り自体が一番楽しいから。暗い内に試してみよう!」
「そうだ、ベーグル。今日は白トリュフさんにも会いました。彼女とても親切でしたよ!モンブランとブリオッシュは死ぬほど羨ましがるでしょうね!」
「本、本当に?彼らに伝えてくる!」
「もう遅いですよ、彼女はもう帰りました。ハハハ!」
本物のメープルシロップがやっと帰ってきた!
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