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マカロン・エピソード

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マカロンのエピソード

カラフルなファッションを好み、常に笑顔が

絶えない。体中からピンク色のバブルが

溢れ出ているかのよう。異常に積極的で、

いつも御侍の腕にくっついて甘えている。


Ⅰ 修道院生活

マカロンはね、ここにいるみんなが大好き!


生まれた時からずっと修道院にいる。

みんな優しくて、いつもマカロンの知らないことを教えてくれる。

だから、この世界に生まれてよかったなと思う。


ただ、一つだけ残念なことがある。

それは、修道院から出ることができないこと。

だから、外の世界を見たことがない。


とびっきりきれいで優しいシスターに聞いてみたら、彼女はマカロンの頭をなでて言った。


「大きくなったら、見に行きましょうね」


いつになったら大人になれるんだろう?

シスターのおねえちゃんは、年をとっているのに。

マカロンが生まれた時、元気いっぱいだったおねえちゃんは、今は移動するのに車椅子を使う。


「おねえちゃんおねえちゃん、マカロン今日は大人になった?」

毎日聞いているけど、答えはいつも同じ。

「もうちょっとかな?もうすぐ大きくなるから」


おねえちゃんは、最近一緒に遊んでくれなくなった。


Ⅱ 初めての出会い


マカロンはもう大人だよ。だから外に行く」


シスターのおねえちゃんが死んでしまって、やっと決心がついた。修道院のみんなは反対して大騒ぎになったけど。


「外には怖い怪獣がいるの。戻ってきなさい。」

「ひとりで、お金もないのに生きていけると思う?」

マカロンが本当に大人になるまで、もうちょっとだよ。だから今日は戻っておいで」


でも、外には面白いこともいっぱいあるもんね。

きっとそう、だから今日、ここを出る。



旅の一日目で、マカロンは悲しくなった。


歩いても歩いても森ばっかり。

修道院のおいしいごはんもないし、きれいなベッドもない。

みんなの、優しい笑顔がない。


ううう、やっぱり帰ろうかな。

外の世界がこんなに大きいなんて。


「ほら、もう泣かないの」


突然頭の上から声がして、

次の瞬間誰かが木から飛び降りた。


な、なんてかわいい女の子なの。

マカロンが来ている修道服と違って短いスカートをはいて、髪にちっちゃくてかわいいヘアピンをつけてる。

素敵、見たことない。


マカロンは袖で涙を拭き、女の子の手をぐっとつかんだ。

女の子はびっくりして離そうとしたけど、マカロンは強い力で握り返した。


「ちょ、ちょっと、痛いわ」

マカロンもそのスカートほしい!」

「え?」


Ⅲ 異なる世界


マカロンね、今が一番幸せなの!


森で出会った女の子はマカロンのお願いを聞いてくれて、同じスカートをくれた。

それから「町」というところに連れて行ってくれた。

たくさんの人の中で、見たことも、聞いたこともないものに出会った。


開けると音楽が鳴る木の箱。

風が吹くとくるくる回るおもちゃ。

街中いっぱいの甘いケーキの香り。


マカロンにとって、すべてが新しかった。

だから、もっとたくさんのことに触れて、

知りたいと思った。


でも、女の子は道案内をしてくれている間、お財布を覗いてずっと暗い顔をしていた。


「どうしたの?」

「うん?なんでもないわ。マカロンも疲れちゃったでしょ。もう帰りましょ」


女の子はマカロンの答えを待たず、すぐ手を取って町の外に向かって歩き始めた。


え、マカロンはまだ帰りたくない。もっと遊びたいよ。


マカロンはうつむいて、彼女の後を追って森に帰った。


もうお別れなの?

ずっとマカロンと遊んでちゃだめ?

何度も何度も聞いたけど、答えはだめしかなかった。


ううう、マカロンは離れたくない!


「気をつけて!」

「きゃ!」


な、なに、これ?

不気味な触手がたくさん生えた怪獣が突然目の前に現れ、とがった声でゲラゲラ笑っている。


「怪獣!?」

マカロンこっち!わたくしと一緒にあいつを倒して!」

倒す?

マカロンには無理だよ。早く逃げようよ」

なのにマカロンの体は言うことをきかず全然動かない。

「かかってきなさい、堕神!」

ねえ、何してるの?逃げないと!

あんな怖い怪獣に勝てるはずないよ。


でも女の子は、全然怖がってなかった。

それどころか、怪獣に向かって走り出した。


固まっていたマカロンは、怪獣を扇子のような物で倒しちゃった女の子から目が離せなかった。


「驚かせちゃってごめんね。こんな大きな堕神は、食霊のあなたも見たことなかったでしょ」

「食霊って……何?」


Ⅳ 善意の嘘

マカロンは生まれた時からこの姿だから、大人になれない?

そんな……修道院のみんなは誰も教えてくれなかった。

マカロンはずっと「人間」として生きてきた。


修道院のおねえちゃんは、外出を許してくれなかったし、修道院のみんなも、料理御侍と呼ばれる旅人は決して中に入れなかった。

何十年経っても、マカロンの顔や体は変わらない?

どうして……みんな教えてくれなかったの?


「……これでわかった?あなたは食霊として、人間に召喚された存在なの。急にこんな話、信じられないわよね。でも、いつかは分かることだから」


マカロンはとっても悲しくなった。

修道女のおねえさんが亡くなった時よりも。


修道院に帰りたい。

修道院のおねえちゃんがマカロンを召喚したということ?

でも、マカロンを食霊として扱わなかった。

なぜだろう。大好きなみんなにとって、マカロンはどんな存在だったのかな。


女の子はマカロンの頭をなでてから、紙切れをマカロンの手のひらに置いた。

「もし行く場所がなければ、ここに書いてあるカフェにおいで。いつでも待ってるわ」


マカロンは紙切れを受け取ると、修道院まで走った。気持ちが抑えられず、走らずにはいられなかった。

自分がこんなに速く走れるってこと、広大な外の世界で、マカロンは初めて知った。

修道院の入り口についた時、マカロンはすごく

緊張していた。答えを知りたいけど、知っちゃいけない気がした。


マカロンは深呼吸をひとつして、修道院の門を勢いよく開いた。出迎えてくれたのは、みんなの驚きと、嬉しさがまざった笑顔だった。


「あらマカロン、お帰りなさい」

「大丈夫だった!?ケガはない!?」

「まあ、かわいらしいスカート。マカロン)によく似合うわ」

マカロンはこういう活発なイメージのほうが断然いいって言ったじゃない。ここにはシスターの服しかないから残念だけど」


さっきまでの不安が一瞬で消えた。

答えは知らなくてもいいのかも。


「ただいま~!マカロン戻りました~!」


Ⅴ マカロン

グルイラオに位置する修道院。

王歴320年、ある若いシスターは色とりどりの

小さくかわいいスイーツを発明し、さらにそのスイーツにちなんだ食霊――マカロンを召喚した。


マカロンの到来は、さびしい雰囲気で満ちていた修道院に活気をもたらした。

一生を神に捧げるシスターたちは、マカロンを自分の子供のように愛した。


シスターたちは、心の中で神に懺悔し、マカロンを人間の子供として可愛がり彼女が食霊である事実を隠すことにした。


シスターたちは料理御侍を決して修道院に入れず、マカロンと外の世界との接触を禁じた。


そして、マカロンを召喚したシスターの死後、マカロンを縛る契約の力も消え、シスターたちはマカロンの外の世界に対する好奇心を抑えることができなくなった。


別れの日は来た。

シスターたちはよくわかっている。

修道院のために、と彼女の自由を奪い、深い罪を犯した。

今こそ、過ちを償うときだ。


マカロンはわくわくしながら冒険を始め、そして短い旅で、自身の正体を知った。

驚き、悲しみ、不安の気持ちを抱いたマカロンは、修道院に戻って、答えを知ろうとした。


しかしシスターたちと再会したマカロンは、答えを問いただすことをしなかった。


王歴400年、修道院の最後の修道女もこの世を去った。

マカロンは修道院をきれいに掃除した後、門に鍵をかけた。マカロンはすでに古びて黄色に変色した一枚の紙切れを持って、書いてある場所へ向かった。


マカロンは、食霊としての新たな生活を始めようとしていた。


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