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非人類学園@非公式攻略Wiki

【非人類学園】ミョルのデータ

最終更新日時 :
1人が閲覧中

非人類学園に登場するミョルについてのデータを載せています。

ヒーローデータ


ミョル

入手方法

コイン18888
(2024/06/05 〜)
五色石688
(2024/06/05 〜)
その他イベント「配信、大事なことだよ」にて入手。
(2023/05/29 〜 06/19)

※ミョルのスキルセットには、かつて中国サーバーにのみ実装されていたコラボヒーロー「オールマイト」のものが再利用されています。

プロフィール

種族身長/体重
198cm/86.0kg
誕生日身分
5月8日元・雷神ジムのシェフかつインストラクター
現・現役のストリーマー
CV
(未実装)
人物伝記
自惚れている姉御。筋肉による安心感と誉に心酔している。
メンタルが極めて弱い。アンチの罵声を見るたびに心が折れてしまうので、配信部屋では常にチャットの送信制限を設けている。

韓国語表記中国語表記英語表記
妙尔Mjöl
キャラクターモチーフ
ユミル
北欧神話に登場する巨人。
髪飾りにはミョルニルが用いられている。

性能概略

・タンク寄りのスキルセットを持つファイターヒーロー

・スキル2には強力なCD解消効果が付随する

・先陣を切って敵の流れを乱し、味方のサポートを行おう


アンケート

実際にミョルを使ってみて、どう感じましたか?

回答受付期間: 2024年5月29日 ~ 2024年6月27日

  • やや扱いにくいキャラである。
    20
  • 普通くらいの難易度である。
    18
  • 非常に扱いやすいキャラである。
    15
  • やや扱いやすいキャラである。
    14
  • 非常に扱いにくいキャラである。
    12

ミョルのどのような所に惹かれましたか? (選択数制限なし)

回答受付期間: 2024年5月29日 ~ 2024年6月27日

  • 身体・服装
    36
  • 23
  • 性能
    16
  • 特になし
    8
  • キャラにまつわる背景
    5

ゲームデータ


下記のスキル説明は一部の固有名詞を除き、翻訳に修正を加えてあります。ご了承ください。


ステータス

タイプ得意分野
ファイターCC
推奨レーン難易度
猛攻★★

※キャラクター毎に異なるステータスのみ記載

項目Lv1Lv16
最大HP35217946
最大MP×
物理攻撃170350
物理防御32107
攻撃速度0.91.0
5秒毎HP回復4056.5
5秒毎MP回復×
移動速度367
攻撃範囲近接(nヤード)

スキル

(パッシブ)受け継がれし家宝の力

スキル効果
ミョルはMPを持たない。また、あらゆるスキルの発動後、自身の通常攻撃が強化される。強化通常攻撃は射程が上昇し、小範囲内の敵に(攻撃力*125%)+(自身の最大HP*5%)物理ダメージを与える。(モンスターに与えるダメージは最大400)この効果が発動するたびに《一丁やってやるぞ!》のCDを1秒解消する。

(スキル1)巻き落とし

発動形式射程
スキル効果
敵一体に0.3秒間のノックアップを与えながら自身の背後に投げ飛ばし、200.0+(攻撃力*70%)(自身の最大HP*3%)物理ダメージと0.7秒間のめまいを与え、同時に周囲の敵に同等の物理ダメージを与える。(モンスターに与えるダメージは最大600)

Lv1Lv2Lv3Lv4Lv5Lv6
基礎
ダメージ
200250300350400450
CD1312111098

(スキル2)一丁やってやるぞ!

発動形式射程
スキル効果
指定方向にダッシュし、3秒間、自身の物理・魔法防御を15上昇させる。なお、このスキルはダメージを与えない。

Lv1Lv2Lv3Lv4Lv5Lv6
防御力
上昇
152025303540
CD109.69.28.88.48

(スキル3)小さなハンマーを手に取れば

発動形式射程
スキル効果
発動時《巻き落とし》および《一丁やってやるぞ!》のCDを解消し、8秒間の『雷霆』状態となる。効果時間中にこのスキルを再発動した場合、短時間の詠唱後にスーパーアーマー状態で指定方向にストレートパンチを放ち、範囲内の敵に400.0+(攻撃力*80%)+(自身の最大HP*8%)物理ダメージとノックアップ、およびノックバックを与える。(モンスターに与えるダメージは最大1000)また、自身は即座に元の状態に戻る。

Lv1Lv2Lv3Lv4
基礎
ダメージ
400500600700
CD50464238

覚醒

覚醒
スキル2の移動距離+30%Lv16スキル2発動後、5秒間、自身の攻撃力が20%上昇する。この効果は2回まで重複する。
スキル2の発動中、スーパーアーマーを獲得する。Lv12パッシブによる強化通常攻撃が敵ヒーローに命中するたびに、スキル2のCDを追加で1秒解消する。
スキル1が敵に命中した場合、5秒間、対象の物理防御を15%低下させる。Lv8スキル3の再発動中、自身の被ダメージを30%低下させる。

推奨覚醒

覚醒内容解説
Lv16スキル2の移動距離+30%スキル2の移動距離を延長することで、ミョルに更なる威圧感を持たせることができるほか、スキル3と組み合わせれば迅速に敵に接近することが可能となる。
右覚醒については、猛攻レーン運用のミョルに多く見られる。
ガンク運用では取得しても無意味である。
Lv12スキル2の発動中、スーパーアーマーを獲得する。スキル2に発生保証を設けることができる。
もし仮にスキル2がCCによって中断されてしまった場合、後続のコンボに繋げることが難しくなってしまう。
また、集団戦において再度スキル2を使用したければ、一度スキル3を間に挟む必要があるため、スキルを一回分無駄にしてしまうこととなってしまう。
右覚醒については、猛攻レーン運用のミョルに多く見られる。
パッシブのCD解消効果を強化することができる本覚醒であるが、パッシブには各種後続スキルの発動に関する問題(後述)が存在しているため、そこまで使い勝手が良いとは言えない。
対策方法を脳内に入れた上で上手く使いこなせれば、より高い操作性と可能性が得られる。
Lv8スキル1が敵に命中した場合、5秒間、対象の物理防御を15%低下させる。スキル1による恩恵を高めることができる。
防御力低下効果は哲学マスターの被ダメージ上昇効果と相性が良く、味方が敵に集中攻撃を行う際に重宝する。
右覚醒については、スキル3の再発動時にのみ適用される効果であるが、スキル3の使用頻度がそもそも高くない上に、被ダメージ軽減率自体も微妙な数値であるため、あまりオススメできない。

性能解説(執筆者:樱姬辉夜/桜小路ルナ)

概要
試合序盤における戦闘能力が非常に高く、優れた耐久力とCC付与効果を備えるタンク系サポートヒーロー。全スキルに自身の最大HPを参照するダメージが存在しているほか、扱いやすく安定して敵を長時間拘束することが可能なスキルコンボを有いていることから、敵を常に警戒させることを得意とする。試合中盤から後半にかけては、敵チームの編成やビルド構成などに応じて「防御型」もしくは「イニシエート型」の2通りの戦闘方法を選ぶことができる。
長所・スキル1によって強制的に敵の行動を制限することができるため、試合序盤から味方ジャングラーのファームを安全に支援することができるほか、小規模な集団戦やカウンタージャングルなどの場面においても一定の活躍が期待できる。
・スキル3に各種スキルのCD解消効果が備わっており、Lv4以降は単体の敵を長時間拘束することができるため、味方と連携することで試合展開を有利に進めることが可能となる。
短所 ・スキル1の射程距離が非常に短く、基本的にスキル2もしくは瞬身玉と組み合わせて使用する必要があるため、頻繁に集団戦のイニシエート役として活躍するには難しい側面がある。
・味方へのバフ付与効果を一切持たず、試合への貢献度がスキル1による拘束効果のみに依存しがちとなってしまう。
・特攻系のアグレッシブな敵が多く集まる集団戦においては、あまり活躍が期待できない。
・全スキルにモンスターに対するダメージ上限が設定されているため、ファーム速度はかなり遅め。
スキル説明
パッシブあらゆるスキルを発動後、自身の通常攻撃が強化される。強化通常攻撃には追加ダメージが伴うほか、敵一体に命中するたびにスキル2のCD時間が1秒解消される。強化通常攻撃は一定の弾道を有しており、自身を起点にロックオン対象に向かって直線上にダメージを与える仕様となっている。直線上の敵全員にダメージを与えることができるため、設定画面より「通常攻撃ボタンをドラッグして索敵する」の項目をオンにしておくことで、より高い効果が期待できる。しかしながら、敵がタイミングを合わせて移動系スキルを使用したり、ミョルからある程度離れた場所に居たりする条件下では、必ずしも命中する訳ではないため要注意。なお、強化通常攻撃には制限時間が存在していないため、使用しない限りは半永久的に温存することが可能。
スキル1敵一体を指定し、0.3秒間のノックバックを与えながら自身の背後に投げ飛ばすスキル。敵の落下地点を適切に把握しておくことが重要となる。射程距離が非常に短いため、通常はスキル2や瞬身玉と組み合わせて使用する。Lv1の集団戦においては、「瞬身玉+スキル1」のコンボを使用する機会を常に窺い、味方と連携することで敵の瞬身玉を消費させたり、運が良ければキルを獲得したりすることが可能となる。「スキル2+スキル1」のコンボを使用する際には、瞬身玉がCD中の敵を狙うとガンクの成功率が上昇する。敵の姿が確認できていないブッシュ(風船)に入る際などには、予めスキル1を連打しておくと敵に遭遇した際に即座に拘束を行うことができる。なお、このスキルには一定の発生保証が存在しているため、一度敵に命中してしまえば必ず対象を拘束することが可能。例えば、このスキルがスキル2を使用している最中の楊戩に命中した場合、移動を即座に中断させた上で投げ飛ばすことができる。

しかしながら、逆に発生保証が存在している移動系スキル(例:熊黒のスキル2など)が対象の場合、少し変わった挙動を取ることがある。熊黒がスキル2の予備動作を終える前にミョルのスキル1に捕まった場合、移動自体はキャンセルされるものの、その場で足踏みを行うようなモーションが残り、CCのみが発生する。一方、予備動作を終えた後に捕まった場合は、移動もCCも発生しない上に、素直に背後に投げ飛ばされてしまう(これは、ミョルのスキル1が独自発動型ではないことが原因である)。また、このスキルは防御塔を対象として発動を行うことも可能だが、特に何の効果も発生しないため、タワーダイブを行う際などにはターゲットを誤らないように注意が必要である。
スキル2ブリンクスキル。移動後、自身の物理・魔法防御が短時間上昇する。通常はスキル1の命中条件を整えるために使用する。Lv12覚醒左を取得するまでは、CCによって移動が中断されてしまう可能性があるため、要注意。
スキル3発動時、スキル1および2のCDを解消するスキル。また、同時にこのスキルの再発動を行うことが可能となる。主にスキル1を絡めた一連のコンボとして使用することが多い(後述)。再発動を行った場合、短時間のチャージの後、スーパーアーマー状態で指定方向の敵にノックアップおよびノックバックを与える。この際、自身の背後に居る敵には一切影響が及ばないため、敵との距離感が非常に近い状況下においては、敵の動きをよく観察してから発動するなど、空振りを防ぐ工夫が求められる。なお、このスキルのCD計算は、一段目の発動を行った時点で開始される(再発動による二段目の有無は影響しない)。
特記事項
・パッシブにまつわる問題
現在、パッシブによる強化通常攻撃を行った直後に他の各種スキルを使用すると、一定確率で以下のようなバグが発生してしまう現象が存在している。
① パッシブ+スキル1の場合:近くの敵に対するオートエイム機能が消失してしまう。対策方法としては、発動前にできる限り敵に近付き、確実に対象を射程距離の中におさめることが挙げられる。
② パッシブ+スキル2の場合:スキルの入力自体が消失してしまう。解決方法としては、スキルボタンを素早く2回連続でドラッグし、確実に入力方向を定めておくことが挙げられる。
③ パッシブ+スキル3(一段目)の場合:スキルの入力自体が消失してしまう。対策方法としては、スキル2を使用した後に本スキルを発動すること、もしくは強化通常攻撃を行った後に少し待ってからスキルの入力を行うことなどが挙げられる。
④ パッシブ+スキル3(二段目)の場合:スキルの入力自体が消失してしまう。解決方法としては、スキルボタンを素早く2回連続でドラッグし、確実に入力方向を定めておくことが挙げられる。
・Lv1時に取得すべきスキル
Lv1時にはスキル1を取得し、常に敵の行動を制御できる状態を備えておこう。
・スキルレベルの上げ方
各種スキルのレベルアップについては、原則としてスキル3を最優先としたい。スキル3のレベルが上げられない場合は、スキル1のレベルを優先的に上げていこう。

スキルコンボ

  • ① スキル1 → スキル3 → スキル1 → スキル3(再発動)

単体の敵に対して長時間の拘束を行うことができるミョルの象徴的なコンボであり、ここに彼女の強さが集約されている。

前半3つのコンボはCC解除スキルを除き、絶対に避けることができない。

ただし、対象が滑り止め雨靴を履くなどして行動妨害耐性を上げていた場合、後半のスキル3Bは詠唱時間中にスーパーアーマーや選択不可、移動系スキルなどで避けられる可能性がある。

因みに、スキル1を2回発動した時点で、通常であれば敵は元の位置に戻されることになる。

これを避けたい場合、コンボの最中で瞬身玉を使用して即座に敵の反対側に移動すれば、強制的に位置をずらすこともできる。


  • ② スキル3 → スキル3(再発動)→ スキル1

ブッシュ(風船)の中から複数の敵に対してCCを付与する際に用いるコンボ。

①のコンボは途中で中断される可能性があるため、この場合は非推奨。

スキル3の二段目には敵を後退させる効果があることから、スキル1を発動する前にスキル2を挟めば、距離を詰めてから拘束を行うことができる。

しかしながら、敵が密集している中で正確にターゲットを指定することは難しいため、設定画面より「優先目標」の項目を「HP絶対値」に設定しておくことで、HPが少ない敵を狙いやすくなる。


相性の良い装備品

装備品名解説

極寒アーマー
CD短縮という非常に重要なステータスを獲得可能。
また、減速効果(覚醒後は追加で凍結効果)によって、スキル1などの命中率を底上げすることができる。

防毒マスク
デフォルトで遠距離攻撃手段とHP回復効果を一切有さないミョルは、敵チームのメイジからしてみれば容易に格好の的となるため、彼らのダメージに耐える必要がある。
場合によっては覚醒候補にも成り得る。

マキビシ障害
敵の移動速度を低下させるのに役立つほか、クリティカルダメージがあまりにも痛い場合には覚醒候補にも成り得る。

携帯用医療箱
ミョルにHP回復効果を持たせることにより、リコールの頻度を大幅に減らすことができる(そもそもの話、ミョルはMPを持たないヒーローであるため、十分なHPさえあればいつでも戦闘に駆けつけることが可能)。
場合によっては覚醒候補にも成り得る。

神速マント
味方チームに突進系のヒーローが多い場合や、相手チームにカイト系のヒーローが多い場合などにオススメ。

ハデスの手綱

提灯ショール
自身および味方へのシールド付与効果(+HP回復効果)が強力。
神速マントハデスの手綱と比べると、柔軟に使用することができる。

女神のショール
ミョルはガンク運用としてピックされることが殆どであるため、試合中にあまり多くのゴールドを獲得することは期待できない。
そのため、限られたゴールドを最大限に有効活用するために、コストパフォーマンスの高い中級素材を買うことを念頭に入れよう。
ポピュラーな装備品としては、保温ベスト極寒アーマーの合成素材)、鎮圧ベスト防毒マスクおよび安眠アイマスクの合成素材)、レースの鎧レッドアンブレラポイズンアーマーの合成素材であり、回復阻害として機能する)などが挙げられる。
また、味方チームの防御塔や基地が危険に晒されている状況下では、キャメロットの勲章もしくはキャメロットの障壁を購入するのも有効である。

相性の良い応援団

応援団名解説
団長

哲学マスター
ミョルのようにCC付与を得意とするヒーローにとっては、敵に対するデバフ効果や自身に対するHP回復効果が非常に大きな意味を持つ。
副団長

兜モンスター
HP回復効果を持たないミョルにとって、シールドは耐久力を上げるための有効な手段の一つとなる。
また、ミョルは戦線離脱と突入を頻繁に繰り返すヒーローであることから、兜モンスターの効果を最大限に活かすことができる。

砂嚢モンスター
ミョルはダメージのみならず、敵からのCCを受ける機会も多いため、どのような場面においても防御力が重要なカギとなる。

打たれ弱い奴
強力な減速効果によって敵への反撃を行う機会が生まれやすくなる一方、そもそもの発動頻度があまり高くないため、使う人を選ぶ副団長の一人。

スキン

スキン一覧

直近の調整内容

調整日調整内容
2024/06/26【スキル3】
仕様変更
スキル3発動後、スキル2のCDを解消する。

スキル3発動後、スキル1および2のCDを解消する。

【Lv8覚醒 左】
スキル1が敵に命中した場合、3秒間、対象の物理防御を10%低下させる。

スキル1が敵に命中した場合、5秒間、対象の物理防御を15%低下させる。

【Lv8覚醒 右】
スキル3の再発動中、自身の被ダメージを50%低下させる。

スキル3の再発動中、自身の被ダメージを30%低下させる。

【Lv16覚醒 右】
スキル2発動後、5秒間、自身の攻撃力が10%上昇する。
この効果は5回まで重複する。

スキル2発動後、5秒間、自身の攻撃力が20%上昇する。
この効果は2回まで重複する。

人物伝記

⓪情報

① 夢が壊れた後……

 「わぁ~!」

 ミョルがまだ幼い頃、可愛いスカートと華やかなメイクを身にまとったお姉さんがテレビの中で跳ね回っているのを見て、目を大きくさせて羨ましそうにしていた。次第に、彼女の心には一つの夢が芽生えていた。

 「私もあの人たちのように可愛く美しくなりたい!」

 ミョルの夢を聞いた後、彼女の母親は笑いながらその小さな頭を撫でた。

 「じゃあ、ミョルちゃんも今のうちから歌とダンスの練習を始めてみましょうか〜」

 「うん!」

 その日から、ミョルは習い事に没頭するようになった。

 しかし、才能が足りないためか、はたまたまだ才能が開花していないためか、彼女のダンスはいつもどこかぎこちなく、歌もあまり上手ではなかった。

 家族はいつも彼女のことを支えてくれていたが、その自信はますます失われていった。

 何よりも、彼女のガラスのメンタルに傷をつけていたのは、同じ習い事のクラスメイトたちが裏で言っていた悪口だった。

 「ミョルは超ヘタクソだ。こんな簡単な動きもできないなんて」

 「アイドルになることが夢なの? ウケる〜」

 「もしミョルなんかがアイドルになれるんだったら、僕はスーパースターになれるよ!」

 「ハハハハハ~」

......

 ガラスのメンタルが粉々になったミョルは悲しみに暮れ、なかなか気持ちを持ち直すことができなかった。

 彼女を元気付けるために、母親は美味しいものを沢山作ってあげた。

 弟も文句を言いながらではあるが、一番おとなしい猫を手に乗せて撫でさせ、小さなクッキーを作ってあげた。

 美味しい食べ物、家族、そして可愛いペットに囲まれて、ミョルはやっと暗い気持ちから抜け出すことができた。

 ただ、母親と弟の料理の腕前は想像以上に凄まじく、気付いた時には彼女の体型はぽっちゃり気味になっていた。

 成長期になるとミョルの背はぐんぐん伸びていったが、ただ小さなボールから大きなボールに変化しただけだった......。

② 猫アレルギー!?

 ミョルの猫アレルギーは、10代の頃からの持病だった。

 一方の妹・ニルは大の愛猫家であり、20〜30匹の猫を飼っていた。

 その猫たちは品種も異なり、毛並みも様々で、年齢も数ヶ月〜十数歳と幅広く居た。

 そのような中でも、ニルは1、2ヶ月に一度、道で拾った野良猫を家に連れて帰ってくるのである。

 勿論、野良猫のせいで問題が起こったこともあった。

 一番酷かったのは、ある日に連れて帰ってこられた子猫だった。

 子猫はニル以外の人間に対して敵意を抱いており、他の猫にも抵抗感を示していた。他の生物が近付くと反射的に戦いを挑み始め、家の中のものを壊すことさえあった。

 その最大の被害者がミョルだった。

 ミョルはいつもノックをせずにニルの部屋に出入りしていた。双子で仲良しのため、それくらいなんともなかった――あの野良猫が家に来るまでは。

 ある日のことだった。

 「ニャオーーー!!!」

 「うわあああ! ニル! 助けて!!!」

 「ニャーーー!!!」

 ドン! ガン! ガシャン!」

 「うわあああああ!」

 外出先から戻ったニルがミョルを救出したときには、既にミョルの体には大小様々な引っ掻き傷や噛み傷が残っており、自前の金髪にも齧られた痕があった。

 その日を境に、ミョルは猫の毛に触れるたびにアレルギーを発症するようになり、毎日アレルギー薬の服用を余儀なくされた。

③ 変化・変身

 目的が明確で計画的な「J型」のニルとは異なり、ミョルは典型的な「P型」の人間だ。

 学校を選ぶときにも、ミョルはどの学校に行くかは全く気にせず、ただ1人が嫌だからという理由だけでニルが選んだ瑶池学府(ようちがくふ)に進学した。

 そして、気まぐれに選んだその学校で、ミョルは自分を自己卑下から助けてくれた恩人・西王母に出会った。

 瑶池学府では、自分の受講する講座は自分で好きなように選べるようになっている。決まった期間内に生徒たちが予約システムに登録し、好きな講座を選んで受講する仕組みだ。受講可能な講座の中には、人気なものとそうではないものがある。特に人気の講座は、予約システムの開放と同時に枠が満員となってしまう。どこか抜けているミョルは、当然予約システムの解放など気にも留めておらず、単位を取るためだけに、あまり人気のない講座「精神ヨガ:内なる自己の反省」を選ばざるを得なくなった。その講座の担当者は、他の誰でもない――西王母だった。

 適当に割り振られた講座ではあったが、他の講座の抽選落ちの結果流れてきた学生たちとは異なり、ミョルは真剣に耳を傾けて先生の話を聞いていた。

 (ああ……。教壇で話している校長先生は、まるでアイドルであるかのようにキラキラ輝いている。私もいつか先生のように輝けるのかな?)

 ミョルの熱い視線があまりにも強烈だったためか、教壇上の西王母は平凡な顔のミョルにもすぐ気が付いた。

 (生まれながらにしてエリートな生徒たちと比べれば劣っているが、不出来な生徒こそ育てがいがある……)

 当の西王母本人もまんざらではない様子だった。

……

 西王母によるミョルの改造は、内面から外見に至るまで行われた。彼女に自信を持たせるための「精神ヨガ」の講座だけではなく、外見を向上させるためのコースも数多くミョルに受講させていた。

 しかしながら、ミョルにはあまりにも才能が無かった。ストリートダンス、バレエ、クラッシックダンス……どれをとっても彼女の動きはぎこちなかった。

 芸術の才能こそ開花しなかったが、運動神経は抜群だった。そのため、彼女は西王母の指導の下、様々なスポーツにチャレンジしてみることにした。

 そのうち、ミョルは汗を流す感覚がどんどん好きになっていった。病弱だった体が健康かつ筋肉質なものへと変わっていき、達成感を覚えた。たびたび西王母の鞭撻も加わり、ミョルは元の丸っこい体型からボディビルダー顔負けの丈夫な身体付きへと変貌を遂げた。

 卒業後、就職活動を行うときでさえも、ミョルは無意識のうちにフィットネス関連の仕事を選ぶようになり、雷神ジムのインストラクターとなった。

④ もっと欲しいのは――

 「ニル。私、仕事を辞めることにしたの」

 「へえ、そうなんだ」

 「なんでそんなに平然としてるの? 私を説得しようと思わないの?」

 ニルは無関心そうな様子で言った。「私が言ったって、あなたどうせ聞かないでしょ?」

 「もちろん聞かないわよ! 私が姉なんだから! ニル、あなたも一緒に辞めない?」

 ミョルが腕を組んであまりにも大真面目な顔で言ったものだから、ニルは大きな溜め息をついた。

 「で、何で急に辞めることにしたの? せっかく順調にやっていたのに」

 「このまま雷神ジムで頑張ってても、結局は上司のために働いているだけよ。一緒に起業して、自分たちが上司になった方が良いんじゃないかなって」

 「嫌よ」

 家の中で勝手に騒いでいる姉を横目に、ニルは無力感を感じていた。――万が一起業に失敗したら借金まみれになるかもしれないということを、姉は考えていないのだろうか。小さい頃から泣いてばっかのくせに、起業のプレッシャーに耐えられるのだろうか。

 自信のない姉のことは子供の頃から心配だった。例の校長の授業を受けた後、一時的に姉は自信家になったかのように思われたが、実際のところは真逆だった。あんなに自身に満ち溢れていたというのに、なぜ自分のメンタルすら癒すことができないのだろうか。

......

 結局、その場の思い付きで仕事を辞めたミョルはライブ配信に挑戦してみたが、リスナーの居ない配信ルームには終始閑古鳥が鳴いていた。

 配信後、彼女は涙をこらえながら配信のアナリティクスを見つめた。

 落ち込む姉を慰めながら、ニルは声をかけた。「もう遅いから、今日は寝よう」

 ミョルは元気無さげに頷いた。「うん......」

 ニルも溜め息をついた。

 (まあ良いか。明日は早く仕事を終えて、帰ってきたら匿名アカウントで姉の応援でもしよう)

......

 ニルが匿名アカウントで応援をし始めて以降、ミョルの配信ルームは少しずつ活気付いてきた。

 ただし、西土境(せいどきょう)の地域性のためか、配信を見に来るユーザーの数は非常に限られていた。登録者数の伸びも緩やかだった。

 登録者数を増やすために、彼女は色々なことを試してみた。一定の効果を示したものもあれば、全く効果を示さなかったものもあった。

 ある日、試験的に屋外で配信をしてみることにした。ただ、他の配信者と同じように屋外で配信するだけでは、配信のアクセス数を伸ばすことはできない。そこで、彼女は雷神ジムの常連たちを連れて、安全な野外でフィットネスの様子を配信することに決めた。

 その日の配信が終わった後、ミョルのチャンネルの登録者数が久しぶりに100人近く増加した。ただ、この方法も2、3日しか効果がなく、やがて登録者数の伸びは再び落ち込み始めた。

 とある日のこと、配信の中で新しい試みを考えていた彼女は、覆面の男が万引きをしようとしている現場を目撃した。

 「アスガー島にこんな不届き者が居るなんて! 島の住民の安全のために、あの人を懲らしめなくっちゃ!」

 そう言いながら、ミョルは頭の小さなハンマーを手に取った。留めてあった金髪が後ろに広がり、彼女の体に電流が走った。そして、自身の拳で泥棒に無料の「全身マッサージ」をお見舞いしてやった。

 ミョルの勇敢な姿は、閉じ忘れの配信を通じて多くのユーザーに伝わった。

 この出来事の後、彼女は一躍有名人となり、チャンネル登録者数も瞬く間に激増し、一気に西土境のトップ・非(フェイ)Tuberとなった。

......

 しかしながら、良い流れもそう長くは続かない。西土境の人口はやはり限られており、どれだけ工夫しても、チャンネル登録者数が再び爆発的な増加に転じることはなかった。

 登録者数が急増する喜びをもう一度感じたいと考えたミョルは、西土境を脱して新たな地域に足を延ばすことに決めた。

 次なる目標は――チャンネル登録者数・1000万人!

ミョルからの手紙
「 」
-ミョル

ボイス

戦闘
敵撃破1
敵撃破2
死亡1
死亡2
復活
防御塔を破壊
基地に帰還
通常攻撃
スキル1
スキル2
スキル3
火力全開
挑発1
挑発2
対話
アクション1
アクション2
アクション3
アクション4
関連チャット1
関連チャット2
関連チャット3
関連チャット4
関連チャット5
関連チャット6
雑談1
雑談2
雑談3
雑談4
雑談5
雑談6
特殊
出場
ピック
契約達成
MVP1
MVP2
仲良しに達する
称賛に達する
好きに達する
大好きに達する
対話
朝の挨拶1
朝の挨拶2
昼の挨拶1
昼の挨拶2
夜の挨拶1
夜の挨拶2
深夜の挨拶
好きなもの
嫌いなもの
勝利
敗北
誕生日

コメント (ミョル)
  • 総コメント数7
  • 最終投稿日時 2024年06月22日 19:01
    • 名無しの非都住民
    7
    2024年06月22日 19:01 ID:giofs8w1

    >>5

    次のバフも無能なおもちゃからハッピーセットのおもちゃくらいでしかないからしばらく弱いままだと思う

    • 名無しの非都住民
    6
    2024年06月19日 23:00 ID:f8xgu6bw

    スキル後の通常攻撃の範囲がちょっと広いから、2スキルで相手の範囲外に着地してちまちま殴る→逃げるを繰り返すことでなんとかハラスできるようになった。

    ウルトを使ったらもう一度2スキルのクールタイムも0になるから、そこでまた通常攻撃を挟んで、逃げるか追撃に2スキルでブリンクして、1スキルで投げてまた殴るでcc中に結構ダメージ出る。

    • 名無しの非都住民
    5
    2024年06月18日 15:28 ID:n05rugtz

    >>3

    ミョル擁護してる人おったけどコイツサポですら使えん無能と感じる

    はよバフしてほしい

    • 名無しの非都住民
    4
    2024年06月17日 11:23 ID:jq0ssmw7

    >>3

    テストサーバーでバフが来てるみたいなので、実装されれば火力はマシになるはず…と思いたいです

    • 名無しの非都住民
    3
    2024年06月14日 22:16 ID:giofs8w1

    1位まで使いきった上で思うけどタンクしても微妙、火力としても微妙、そのくせこいつじゃないとできないことは何もないと本当にひどかった

    • 名無しの非都住民
    2
    2024年06月13日 21:31 ID:jq0ssmw7

    火力は出せないからタンク運用が無難な気がする

    • 名無しの非都住民
    1
    2024年06月09日 21:12 ID:f8xgu6bw

    とにかく火力が足りない。

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ゲームの上手さ自体は素人レベルも同然ですが、各ヒーローの背景情報やイベントストーリーなどに関してはある程度の知識を有しております。

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ゲーム情報
タイトル 非人類学園 Extraordinary Ones
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  • ストラテジー
ゲーム概要 一試合12分という短い時間で、手に汗握る熱いバトルを楽しめる!さぁ、好きなヒーローを選んで、友達とのチームワークで敵を倒し、どんどん突き進むぞ!

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