「黒針の魔時計」ハリアープ_include
属性補正
炎属性
90%
水属性
90%
風属性
90%
光属性
140%
闇属性
100%
モデル
ストーリー
-紹介所-
ハリアープ「……。」
主人公「ごめん、ハリアープ! 待ち合わせの時間、勘違いしてて!」
ハリアープ「10分の遅刻だぜ、(主人公)。 ……けどまあ、大目に見てやるよ。」
主人公「ほんとにごめん!」
主人公「って、あれ? ゆ、許してくれるのか……?」
ハリアープ「なんだよ、チュンカが豆鉄砲くらったような顔して。誰しもミスのひとつやふたつは避けられない時はあるさ。」
ハリアープ「それに、お前が普段はちゃんとしてると知ってるからな。オレがここでガミガミ言わなくたって、次からは気をつけてくれるだろ?」
主人公「あ、ああ、ありがとう。」
ハリアープ「まあ、オレの遅刻嫌いは有名だから、お前がそんな反応をするのもわからないでもない。」
ハリアープ「かといって、遅刻をしたやつのいい訳も聞かずに怒り狂った覚えもないけどな。」
主人公「うっ、ご、ごめん……。」
ハリアープ「いいさ、これから旅を共にするんだ。そのうちにお互い、わかっていくこともあるだろうよ。」
主人公「ハリアープはなんというか……、大人びてるなあ……。」
ハリアープ「そうか? アカデミーの学生と違って、もう仕事をしてるからそう思うのかもしれないな。」
主人公「ええとハリアープの仕事って、空舟の運航手、だっけ? 空舟って魔法の国の乗り物なんだよな?」
ハリアープ「ああ、移動専用の魔法具だ。外の国にもあるやつで例えると、馬車とか舟みたいなものだな。」
ハリアープ「浮遊魔法や加速魔法を強化する仕掛けがされていて、ひとりの魔法使いが魔法を使うだけで大勢の人を乗せて、空を飛ぶことができるんだ。」
主人公「へえ……、魔法の国の人って、みんな自力で空を飛べるのかと思ってたよ。」
ハリアープ「人には誰だって向き不向きがあるさ。浮遊魔法はそこそこ難易度の高い魔法でもあるしな。」
ハリアープ「それに、空舟が必要なのは、なにも飛べない魔法使いがいるからだけじゃないぜ。」
主人公「というと?」
ハリアープ「速度さ。」
ハリアープ「時間きっかりに目的地に着くこととか、自分で飛んでたんじゃ間に合わない時とか、そういう時に空舟のご登場ってわけだな。」
主人公「なるほど……。あっ、そういえばハリアープって空舟の中でも特急便ってやつの運航手なんだよな。」
ハリアープ「ああ。急ぎの用事とか、長距離の移動用の空舟だ。今まで1度の遅延がないって評判なんだぜ?」
主人公「だと思ったよ。もしかして、時間に厳しいのってそういう仕事をしてる影響なのか?」
ハリアープ「あー、いや……、恥ずかしい話だが、親の影響なんだ。早い話が、オレも反抗期に抗えない子どもってことだな。」
主人公「自分の反抗期をそんなふうに言う人、初めて見たよ……。」
主人公「でも、そういうには、ハリアープの親御さんはすごいのんびり屋ってことか?」
ハリアープ「ああ、そうなんだ。片親が死者の国出身なんだが、国柄なのか人柄なのか、それはもうおっとりのんびりした人でな。」
ハリアープ「不思議なことに、どれだけ気をつけていても、親の前だと、短期でせっかちになってしまうし、気づけば日常生活でも時間にルーズなのが嫌いになっていた。」
主人公「ああ、なんとなくわかるような……。」
主人公「って、あれ? そういえば、前にその服についてる羽って親につけられたって言ってなかったっけ?」
ハリアープ「そうだぜ? なんでも死者の国じゃ、神さまへの信仰心の表れとしてこうした羽をつける人もいるんだと。」
ハリアープ「オレは死者の国の宗教はよく知らないし、その神さまを信じてもないから、本当はつけない方がいいんだろうし」
ハリアープ「それに……、正直言うとダサいと思っててなあ……。ちょっと自分なりにアレンジせずにはいられなかったほどだ。」
主人公「そこまで言うのに、どうしてつけたままでいるんだ?」
ハリアープ「親にガッカリした顔をさせたくなくてな……。」
主人公「ハリアープはほんとに大人びてるなあ……。」
備考
「轟耀の魔時計」アクセレータとは同期
入手方法
メルストオフィシャルビジュアルワークス2の特典(2016年3月31日発売)