「焔灯を燈す者」ルクレティア_include
属性補正
炎属性
100%
水属性
77%
風属性
130%
光属性
100%
闇属性
100%
モデル
ストーリー
メルク「お久しぶりなのですよ、ルクレティアさん!お元気そうで、なによりなのです!」
ルクレティア「ええ、久しぶりね。」
メルク「みゅ?その指輪……、もしかしてデイヴィッドさんから新しくもらったのですよ?」
ルクレティア「ふふ、そうなの。鉱山の町の皆さんの力も借りて、前の指輪と似た色の石を探してくれたそうなの。」
メルク「そうだったのですね~。素敵な指輪なのですよ……。」
ルクレティア「ええ、本当に。……この指輪を見るたび、あの部屋でデイヴィッドが言ってくれたことを思い出すの。」
ルクレティア「そうすると……、胸に灯りが燈る。その灯りが、どんなに孤独な夜も私を温めてくれる。」
メルク「孤独……、なのですよ?もしかして、デイヴィッドさんは相変わらずお仕事が忙しいのです?」
ルクレティア「ごめんなさい、そうじゃないの。」
ルクレティア「デイヴィッドはあれから、前よりもずっと早く帰ってきてくれるわ。ティモシーと3人で食事をとることも増えたのよ。」
ルクレティア「だから、この孤独はデイヴィッドのせいじゃないの。私が、かつてのあの家を出てから、ずっと感じているものだから。」
メルク「鉱山の町に戻りたい、ということなのですよ……?」
ルクレティア「いいえ。私は今の生活を愛しているし、戻りたいとも思わないわ。それに……、もう戻ることはできないから。」
メルク「みゅ?それは、どういう……、」
ルクレティア「……今でこそ戻りたいとは思わないけれど、昔……、1度だけ、あの町へ、あの部屋へ帰ろうと思って、実家を飛び出したことがあったの。」
メルク「都市の暮らしが合わなかったのですよ……?それか、なじむための勉強が大変だったとか……、」
ルクレティア「それももちろんあるわ。だけど、それ以上に感じていたのは、わかりあえないという、孤独だったの。」
メルク「わかりあえない?」
ルクレティア「鉱山で育った私と、両親の価値観は驚くほど違っていたわ。……もちろん、人々の考え方はそれぞれ違っているけれど、それよりももっと深いところにあるもの……、」
ルクレティア「根本にある考え方の違いは、いくら勉強したってまったく同じにはなれない。」
ルクレティア「私は……、初めからこの町で生まれ育った人々と、心からわかりあうことはできなかった。本当の意味で、彼らの世界へ入ることはできなかった。」
メルク「だから、わかりあえる鉱山の人々の元に帰ろうと思ったのですね……。」
ルクレティア「ええ。」
ルクレティア「……だけど、もう戻れなかった。鉱山の町を出て、こちらの社会になじみ始めた私は考え方さえも、すでに以前の私とは変わっていたから。」
ルクレティア「……鉱山の街並みを見た時に、わかってしまったの。私はもう、どちらにも染まりきることはできないと。」
メルク「ルクレティアさん……、」
ルクレティア「ふふ、でも、言ったでしょう?今は、この指輪があるから。」
ルクレティア「わかりえなくても、わかりあおうとしてくれる人がいる。寄り添おうとしてくれる人がいる。そのことが、孤独な夜に灯りを燈してくれる。」
ルクレティア「……幸せよ、私。あの部屋をでたことを後悔なんてしないわ。家族がいるんだもの。」
メルク「だからこそ、ルクレティアさんはティモシーさんたちのことを反対しなかったのです……?」
ルクレティア「……反対も賛成もしなかっただけね。あの時は、デイヴィッドが離れていくことを恐れて、隠し事をしていた私だったんだもの。」
ルクレティア「あの日、ティモシーと鉱山の町へ来ていたのはこのことを話そうと思っていたからだった。」
ルクレティア「だけど……、今は違うわ。きっと大丈夫。」
ルクレティア「これからたくさんの大変なことがあっても、あの子たちは灯りの在り処をもう知っているから。」
備考
入手方法
Lv40以上の★2ルクレティアがパーティに入っている状態で、サウンダー出現クエストをクリア:一定の確率でルクレティアが進化