「鱗殻の異貌」ガイ_include
属性補正
炎属性
67%
水属性
150%
風属性
100%
光属性
100%
闇属性
100%
モデル
ストーリー
主人公「えっ、な、仲間に!?ほんとに仲間になってくれるんですか!?」
ガイ「あ、ああ……、」
主人公「うわああああっ、やった~っ!ありがとうございます、ありがとうございます!」
ガイ「……。」
メルク「みゅっ、ひ、ひかないでほしいのです!これまで仲間になるのを断られすぎた反動で、ちょっと壊れかけているだけなのです!」
ガイ「いや、そうではなく……、本当に俺でいいのか?その……、俺は、あまり普通ではないから。」
主人公「普通がなんだーっ!」
ガイ「……!?」
主人公「俺なんか、30人に声をかけて誰も取り合ってくれなかったんだぞーっ!普通じゃない人望のなさだーっ!」
主人公「普通じゃない……、普通じゃ……、うっうっ……。」
メルク「元気を出すのですよ……。ほら、こうして仲間になってくれた人もいるのです!」
主人公「そ、そうだよな……。」
主人公「うっうっ、むしろあなたの方こそ、俺でいいんですか……?俺、弱いし、ちょっと癒術使えるくらいだし、それもまだまだだし……、うっ、俺っていったい……。」
メルク「主人公さん、すっかり就活に疲れた人のように……。」
ガイ「だ、大丈夫か……?」
主人公「やさしいぃ~……。ありがとう、ありがとうございます!あなたに会えてよかった……!」
ガイ「……!」
メルク「主人公さん、鼻水と涙!」
主人公「ありがとう……、この世界の全てにありがとう……。」
メルク「ほら、主人公さん!顔を拭きに行くのですよ!このままではせっかくできた仲間を失いかねないのです!」
ガイ「あ、いや、俺は気にしては……、」
メルク「ごめんなさいなのです!主人公さんは今、ちょっと正気じゃないのです!また後日、挨拶しにくるのですよ!」
ガイ「あ、ああ……。」
***(時間経過の場面切替)***
ガイ「……、」
メルク「ガイさん?どうしたのです、そんなすみっこで。」
ガイ「いや……、」
メルク「……。……その角のことを気にしてるのですよ?」
ガイ「……、気持ち悪いだろう。」
メルク「そんなことないのですよ。この間だって村の子にかっこいいって言われて、あやうく折られかけてたのです。」
ガイ「だが、怖がる者もいる。」
メルク「それは……、そうなのですが。」
ガイ「主人公は俺を仲間に誘ったとき、精神が不安定だった。」
メルク「忘れてほしいと悶えてたのですよ。」
ガイ「……俺を仲間にしたことを後悔していないか?」
メルク「そんなことは……、」
ガイ「……その言葉の続きは、今から話すことを聞いてから、決めてほしい。」
メルク「みゅ……、」
ガイ「俺は、もともとは普通の子どもだった。母は科学の国、父は和の国の出身で、父の故郷……、小さな村で3人で暮らしていた。」
ガイ「だが、俺が12の時に、あるモンスターに呪いをかけられて、全てが変わってしまった。」
ガイ「それは、この体の内側からモンスターへと変じてゆき、やがてはそのモンスターと同じ存在となる呪いだった。」
ガイ「それから数年間、両親は俺の呪いを解くためにそのモンスターを探し回ったが見つからず、とうとう周囲に隠し切れないほど呪いが進行した。」
ガイ「鬼の呪いだと恐れられ、俺たちの周りには人が寄り付かなくなった。優しい両親は、国を出ようと言ってくれた。」
ガイ「母の故郷に行けば、科学の力で呪いの進行を止められるかもしれない。どんなに危険な旅路でも、行く価値はあると。」
ガイ「幸い、母の知り合いが働いている、クロシュナリアというモンスター専用の病院で呪いは解けずとも、進行は止めることができた。」
ガイ「……両親はそれ以来、その病院で俺の呪いを解く研究をしてくれている。」
ガイ「俺は、呪いをかけたモンスターを探しながら、せめてこの呪われた身でできることはないかと、各地を回っているところだ。」
メルク「そうだったのですね……。」
ガイ「……呪いの進行が止まっているとはいえ、わからないことも多いままだ。いつ突然モンスターと変じるかわからない。」
ガイ「そうすれば……、」
メルク「そうすれば、主人公さんが癒してくれるのですよ!」
ガイ「……、」
メルク「なんにも心配することなんてないのです。ガイさんは……、そう、ちょっと変わってるだけなのです。そんな人はこの世界にたくさんいるのですよ!」
ガイ「……その変わってる人と共にいれば、君たちまで変わっていると思われてしまうかもしれない。」
メルク「それはもう手遅れなのですよ。思い出すのです、初めて会った時の主人公さんを。あれはもう、変わっているどころではないのですよ。」
ガイ「そうじゃない。俺は……、」
メルク「私だって、ちょっと変わってるのですよ。」
ガイ「……、」
メルク「むしろ、私の方がもっと変わってるのですよ!だから、主人公さんはもう、ちょっとくらい変わってるのなんて、慣れっこなのです!」
ガイ「……、」
ガイ「そうか……。……ありがとう、メルクさん。」
メルク「私も、ありがとうなのです。ガイさんが仲間になってくれて、よかったのですよ!」
備考
入手方法
ダイヤスカウト