「花煙の捕砲士」マリー

主人公「今日はマリーが仲間になってくれた日だし、お昼ご飯はおごるよ。」

マリー「えー、ありがたいけどいいよぉ～。あたし、大食いだもん。」

マリー「あ、店員さーん。ここからここまで持ってきてもらっていいです？」

主人公「マリー、そんなに食べるのか！？」

メリー「言ったじゃん、大食いだって。それに王国のご飯も食べてみたかったしね。」

主人公「うう、悪い。今の俺にはマリーの１回分のご飯をおごるほどの経済力もない……。」

メルク「毎回こんなに食べていたら、食費が大変なことになったりしないのですよ？」

マリー「いつもは外食じゃなくて、相方に作ってもらってるから、全然だいじょーぶ。」

主人公「そういえば、コンビで賞金首ハンターをしてるんだっけ？」

マリー「そうそう。相方の趣味が料理だったから、ついでにあたしのご飯も作ってもらってるんだよね。」

「お待たせしました～。」

メルク「みゅっ！机に乗りきらない量の料理なのですよ！」

マリー「うん、ちょうどいい感じ。あ、そっちも食べたいものがあったらつまんでいいよぉ。」

主人公「あ、ありがとう……。けど、マリーの食べっぷりを見てるだけどお腹いっぱいになってきた。」

マリー「そぉ？相方は食欲わいてきたーって言って、競争するみたいに食べ始めるんだけど。」

主人公「へえ……。(それにしても、その相方さんも料理が趣味とはいえ、毎回、このくらいの量のご飯を作るのは大変そうだな)」

(暗転)

マリー「おいしかったぁ～、ごちそーさまぁ。ふわー、お腹いっぱいになったら眠くなってきた。おやすみぃ……。」

主人公「えっ、マリー！？」

メルク「だ、だめなのです！おやすみ３秒なのです、熟睡なのですよ！」

主人公「うっ、店員さんの目が痛い！しょうがない、とりあえず別の場所に運ぶか……。」

メルク「思った以上にマイペースな方だったのですね～。コンビ仲はよさそうですが、相方さんがちょっと苦労してそうなのです。」

主人公「たしかに……、って、なんだ、外が騒がしいような……、」

「暴れモンスターだああっ！だれか捕まえてくれぇ～っ！」

メルク「みゅわわっ！まずいのです、モンスターが紹介所に入ってきたので……、」

マリー「よっこらしょっと……。」

マリー「待てーい。」

メルク「す、すごいのですよ！マリーさんの発射した弾が広がって網に……！モンスターを見事に捕まえてるのですよー！」

主人公「さすが賞金首ハンターだ！寝てる時もターゲットは逃さないとは……。きっと今までいろんな賞金首を捕まえてきた経験だな。」

マリー「まー、あたしがこうやって捕まえた数は賞金首より暴走する相方の方が多いんだけどねぇ。ぐぅ……。」

主人公「網仕込み砲弾で捕まえる必要があるほど暴走する相方って……？」

メルク「意外と互いに補い合ってる、いいコンビなのかもなのですね～。」