「紅珠の陽照姫」シュルーラ コメント一覧 (2ページ目)
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さすらいの癒術師さん
162017年03月14日 17:14 ID:mscamsob主人公「生涯の伴侶、ですか。
うーん、なかなかむずかしいさがしものですね。」
シュルーラ「いいの。
躍起になってさがしてるわけでもないから。
ああそれとも、きみがわたしの伴侶になってみる?」
主人公「へっ!?
いや、いきなりいわれても……、」
シュルーラ「……。」
「いまのは冗談のつもりだったのに。
こういう反応をされると、思いのほか傷つく。」
主人公「ええっと、すみません……!
シュルーラさん、真顔だったので気づきませんでした。」
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さすらいの癒術師さん
152017年03月14日 17:14 ID:mscamsobメルク「みゅ。
でもそれならどうしてシュルーラさんは旅にでたのです?」
シュルーラ「わたしはこどもがほしい。」
メルク「こどもが……?」
シュルーラ「わたしには跡継ぎがいる。
だから生涯の伴侶となるひとをさがしにきたの。」
「そしてたくましいこどもをさずかり、このあたたかい大地で命をはぐくんでいきたい。
かけがえのない血のつながりを、たやさないために。」
「あとやっぱり、
おばあちゃんには曾孫の顔をみせてあげたい。」
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さすらいの癒術師さん
142017年03月14日 17:13 ID:mscamsobメルク「王女のしるし、なのですよ?」
シュルーラ「わたしの家では、王女の資格をもったひと、
つまり王族の血をひく女性がみにつけるものだから。
もとは祖母方の血筋から受け継がれてきたみたい。」
メルク「なるほど。
ただのアクセサリーではないのですね。」
シュルーラ「うん。
私の血族がまもりつづけてきた誇りだから、
わたしも後世にのこしていかなくてはならない。」
「王位に興味はないけれど、
わたしのなかにながれる血をたやすつもりはない。
ただの肩書きだとしても、わたしは守っていきたいの。」
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さすらいの癒術師さん
132017年03月14日 17:12 ID:mscamsobメルク「みゅふふ。
気にいっているのですね、シュルーラさん。」
「そういえば頭にはめているアクセサリー、
ずいぶんと精巧なアクセサリーにみえるのですが。
もしかしてそちらもおばあさんの手づくりなのです?」
シュルーラ「いや、サークレットはべつ。
おばあちゃんから譲り受けたものではあるけれど。」
「わたしの家につたわる王女のしるしなの。
わたしにとっては、おばあちゃんに認められた証。」
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さすらいの癒術師さん
122017年03月14日 17:12 ID:mscamsob主人公「さっきより顔つきがおだやになりましたけど。
シュルーラさんはおばあさんを尊敬してるんですね。」
シュルーラ「よくわからない。
じぶんがどんな顔をしているかなんて。」
「ちなみにおばあちゃん。
なんでもできるひとだけれど、とくに手先が器用なの。」
「わたしのアクセサリー。
ほとんどおばあちゃんの手づくりなんだよ。
ほら、みて。このブレスレット、いいよね。」
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さすらいの癒術師さん
112017年03月14日 17:11 ID:mscamsob「ものごころがついてからずっと、
身のまわりのことはじぶんでやってきた。
わたしにはつかえる臣下もいないから。」
主人公「へえ。
だから肩書きだけといっていたんですか。」
シュルーラ「うん。
家事や洗濯、炊事はもちろん。
武器のあつかいだって、いちおう自信はあるよ。」
「おばあちゃんのおかげで、
身分にしばられることなく生きてこられた。
そのうえわたしに、たくさんの知識をあたえてくれた。」
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さすらいの癒術師さん
102017年03月14日 17:10 ID:mscamsob主人公「なるほど。
継承権をもって生まれたなら、
王となるべく教育されたりするのかもしれませんね。」
シュルーラ「ああ、うん。
だからわたしはめぐまれているの。」
メルク「みゅ?
シュルーラさんのところはちがったのですね〜。」
シュルーラ「わたしはおばあちゃんとふたりで暮らしてきた。
だからそういう生きかたは、あまりよく知らないの。」
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さすらいの癒術師さん
92017年03月14日 17:09 ID:mscamsob「べつに興味ないよ。
王女なんてほんとうに肩書きだけ。
もちろん、捨てるつもりもないけれど。」
主人公「肩書きだけ……?
シュルーラさんみたいなひとはおおいんですか?」
シュルーラ「さあ、他家の事情は知らない。
でもやっぱり執着する人間は、すくなからずいるよ。」
「継承権は王との血縁の深い者から順位づけされるけれど。
下位のひとが王位をめざすこともめずらしくない。」
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さすらいの癒術師さん
82017年03月14日 17:08 ID:mscamsob「とはいえ、私が男でも関係のないはなし。
わたしのうちは、今の王様と遠縁だから。
王位争いにまざることはないよ。」
メルク「なんだかややこしいのですね。
シュルーラさんはあまり気にしていないようですが。」
シュルーラ「気にするって、なにを?」
「ああいや、わかった。
私は王族の血筋にあって継承権を持たない。
だから不満をいだいてもおかしくないってことかな。」
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さすらいの癒術師さん
72017年03月14日 17:07 ID:mscamsobメルク「みゅ。
女性は跡継ぎになれなかったりするのです?」
シュルーラ「まあね。
王位を継ぐものは男児のみであると。
わたしの国ではそういう決まりになってるの。」
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さすらいの癒術師さん
62017年03月14日 17:06 ID:mscamsob主人公「ええっと、シュルーラさんって。砂漠の国では王女さま、なんでしたっけ……?」
シュルーラ「ああ、うん。
けれど、王位継承権はもってない。
わたし、ほら。女として生まれたから。」
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さすらいの癒術師さん
52017年03月14日 17:01 ID:mscamsobシュルーラさんストーリー投げます。
編集の方、お忙しくなかったら編集よろしくお願いします。いつもお世話になっております。
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さすらいの癒術師さん
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さすらいの癒術師さん
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さすらいの癒術師さん
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さすらいの癒術師さん
12017年03月14日 16:50 ID:fp9mur4c提供