「森羅悟る賢師」アロロア コメント一覧 (2ページ目)
-
-
さすらいの癒術師さん
-
-
さすらいの癒術師さん
252017年12月02日 18:56 ID:qan2recsこれほどの力を持っていても、いや人として全てを極めたかのような力を持っているからこそ
「神」と人間には埋めがたい断絶がある事を改めて知ったんだろう
「誰しも知っていた事実を、巫師はすべてを捨ててようやく理解した」
このたった一文に込められた絶望の深さ
-
-
さすらいの癒術師さん
242017年12月02日 02:17 ID:o3jn2qox17
アロロア「これより始まるのは捨てたものを拾う旅、すなわちお友達作り編!」
アロロア「ホハハハハッ、いけます!まだまだ稼げますぞ、このシリーズはぁ!」
メルク「結局そこにたどり着くのですー!?」
終わりです。
ユニストで何かもを捨てたとのことですが、名前も容姿同様コロコロ変えているのかもしれませんね。
-
-
さすらいの癒術師さん
232017年12月02日 02:12 ID:o3jn2qox16
アロロア(そういうことだろう?ヨルルタ、ポワカカよ……)
メルク「アロロアさん?」
アロロア「ホハハハハッ、ご心配なく!巫師はこの後、真の友と廻り合い、贖罪の旅を無事終えることができるのです!」
メルク「みゅ!本当なのです!?」
アロロア「無論、無論!これにて巫師の贖罪編は完結としましょう!」
メルク「やったのですよー!」
-
-
さすらいの癒術師さん
222017年12月02日 02:10 ID:o3jn2qox15
アロロア「この巫師はあまりにも不器用でした。1度の人生に、ひとつのことしか為せないと思い込んでいたのです。」
アロロア「ですが、違いますなぁ……。贖罪としながら、拾うこともできる。過去を悔いながら、やり直すこともできる。」
-
-
さすらいの癒術師さん
212017年12月02日 02:09 ID:o3jn2qox14
メルク「みゅ?どうしていなくなってしまうのです?」
アロロア「1度繋がりを捨てた人間が、それを再び拾うなどと、あまりにも虫が良すぎると思ったのでしょうなぁ。」
メルク「みゅう……それは考えすぎではないのです?巫師さんはとても後悔しているようなのです。それならもう1度、拾ったっていいと思うのですよ。」
アロロア「……ええ、ワタシもね。最近ようやくそう思えるようになったのですよ。」
-
-
さすらいの癒術師さん
202017年12月02日 02:09 ID:o3jn2qox13
アロロア「その巫師は少女を弟子とし各地を周ります。彼女が独り立ちをした後も、彼女といた時間が忘れられず、結局また弟子を取ることにしたのです。」
アロロア「そして、後進を導くことこそが自らの贖罪(しょくざい)だとし、本格的に旅を始めます。」
アロロア「そうして迷ってる子をみかけては声をかけ、正しき道にそれとなく導く。事が済めば姿を消す……そんなことを繰り返すのです。」
-
-
さすらいの癒術師さん
192017年12月02日 02:08 ID:o3jn2qox12
アロロア「おぉん…いったい何がいけなかったのか。ワタシはただ、じわじわと小銭を稼ごうと企んだだけなのに。」
メルク「そのよこしまな思惑が、いけなかったのだと思うのですよ。」
メルク「結局そのあと、巫師さんはどうなってしまったのです?気になるのですよ。」
アロロア「ふぅむ、そうですか?では、特別にお語りしましょうか。」
-
-
さすらいの癒術師さん
182017年12月02日 02:07 ID:o3jn2qox11
村の少女「納得いかないわ!早く続きを出してよ!」
村の少年「そうだ、そうだー!」
アロロア「あいたぁー!執拗に足元を攻撃するのはやめなさい!くるぶしが!くるぶしだけが痛い!」
村の少女「ふんだ!もうこんな紙芝居知らないわ。お母さんに言いつけてやりましょ!」
村の少年「うん、そうしよう!」
アロロア「それは無しって約束したじゃないですか!ああー待って!いかないでー!」
-
-
さすらいの癒術師さん
172017年12月02日 02:05 ID:o3jn2qox10
アロロア「ホッホッホ、それはですな…‥、」
アロロア「来春公開予定の第2部で明かされることでしょう。」
村の少女・村の少年「…‥。」
村の少女・村の少年「ず、ずるーい!」
アロロア「なーにがずるいものですか!いいですか、1度にすべてを出しては商売になりませぬ!こういうのは小出しにし、焦らしていくのが定石!」
アロロア「そうしてズルズルと引き伸ばしてやれば、我が懐は永久に潤うと、そういう算段ですとも!」
-
-
さすらいの癒術師さん
162017年12月02日 02:03 ID:o3jn2qox9
アロロア「『青髪の少女は茫然と佇む巫師を見つけると、柔らかな笑みのまま頭を下げました』」
アロロア「『大巫師さまとお見受けします。どうぞ、わたしを弟子にしてくださいませ』」
メルク「おお、すべてを捨てた巫師さんに、新たな出会いができたのですよ!」
村の少年「それでそれで?巫師はどうなったの?」
村の少女「その女の子を弟子にしたの?それとも、またひとりぼっちになっちゃったの?」
-
-
さすらいの癒術師さん
152017年12月02日 01:59 ID:o3jn2qox8
アロロア「『干からびてしまうほどに泣いた巫師は、ようやく泣きやみました。そして、神様に最後のお願いごとをしたのです』」
アロロア「『拾うことが叶わないなら、せめてこのままひとりで朽ちさせてください』」
アロロア「『しかし、それも許されませんでした』」
アロロア「『ふわりふわりと風のように漂う青い髪。怒りなど知らないような暖かな微笑みが、巫師に会いにやってきたからです』」
-
-
さすらいの癒術師さん
142017年12月02日 01:58 ID:o3jn2qox7
アロロア「『ああ、なんと愚かなことでしょう。誰しも知っていた事実を、巫師はすべてを捨ててようやく理解したのです』」
アロロア「『巫師は泣きました。ただただ泣きました。許されるなら捨てたものを拾いたいと、神様にお願いもしました。』」
アロロア「『しかし、そんな都合のいい話はありません。巫師はすべてを失ったままひとりで泣き続けました』」
-
-
さすらいの癒術師さん
132017年12月02日 01:56 ID:o3jn2qox6
アロロア「『そして村の人々が巫師のことをすっかり忘れ、巫師自身も自分のことを忘れかけた時、とうとう長い長い修行は終わりました』」
アロロア「『その果てに、巫師はついに答えを得たのです。巫師は大きな声で答えを叫びました』」
アロロア「『私は、神になどなれない!』」
アロロア「『巫師が修行で知ったのは神様の偉大さと、自分自身は、どうあがいても人間であるという事実でした』」
-
-
さすらいの癒術師さん
122017年12月02日 01:54 ID:o3jn2qox5
村の少年「わかった!その人は、ちょっと周りとズレてたんだ!」
村の少女「『人とは違う自分、かっこいい!』ってやつね!お兄ちゃんも似たような感じになってた!」
アロロア「ホ、ホッホッホ、子供は容赦なく傷を踏んできますなぁ……。」
アロロア「『その日から巫師は神様になるために修行しました』」
アロロア「『時々心配して来てくれる人もいましたが、巫師はみんな追い返してしまいます。いつしか、誰も巫師の元へ来なくなりました』」
-
-
さすらいの癒術師さん
112017年12月02日 01:53 ID:o3jn2qox4
アロロア「『素晴らしい時間です。巫師は幸せに包まれながら思いました。このまま、神様とひとつになってしまえたら、と』」
アロロア「『その時、巫師はとても素敵なことを思いつき、大きな声で笑って言いました』」
アロロア「『そうだ、私が神様になればいいのだ!』」
村の少年「えー、そんなのおかしいよ!人間が神様になれっこないもの!」
アロロア「ホッホッホ、その通りですなぁ。まったく、アナタたちでも理解できることなのに、なぜこの巫師はそれがわからなかったのか……、」
-
-
さすらいの癒術師さん
102017年12月02日 01:51 ID:o3jn2qox3
アロロア「『むかし、むかし。ひとりの巫師(ふし)がおりました』」
アロロア「『この巫師はとにかく神様が大好きでした。風、水、火、土、雷、植物…‥そういったものから、神様の大らかさを感じるのが何より好きでした』」
アロロア「『その一方で人間は大嫌いでした。どうしようもなく、嫌いでした』」
アロロア「『人間と一緒にいたくなかった巫師は、とうとう家族も、仕事も、立場も、何もかもを捨て、村を飛び出してしまったのです!』」
アロロア「『村から離れた巫師が辿り着いたのは、神様の力を一番感じられる場所でした。巫師はそこでごろんと横になり、身体中で神様を感じます』」
-
-
さすらいの癒術師さん
92017年12月02日 01:49 ID:o3jn2qoxアロロア「タイトルは、『呆れるほどに、ろくでもない人間が、労苦を無駄に重ねる、阿呆としか言いようのない話』。」
メルク「それは本当にお子さんに聞かせられる話なのです!?」
アロロア「ヘーキ、ヘーキ!帰って親御さんに話さなければ、バレることはありますまいて!」
メルク「そういうことを言っているのではないのですよ!」
アロロア「そぉれ、はじまりはじまりー。」
メルク「話を聞く気がまったくないのですよー!」
-
-
さすらいの癒術師さん
82017年12月02日 01:48 ID:o3jn2qoxアロロア「はぁい、寄ってらっしゃい見てらっしゃい。紙芝居をはじめますぞぉ。」
アロロア「なんと初回はタダ!今回に限り、最初から最後までタダですぞー!」
村の少女・村の少年「わぁーい!」
メルク「みゅ!アロロアさん、紙芝居なのです?」
アロロア「おお、これはメルク殿。左様左様、暇つぶしに紙芝居を作ってみましてな。よければご覧くだされ。」
メルク「わーい、是非見たいのですよ!ちなみに、どういうお話なのです?」
アロロア「ある人の体験を基にした、まぁ、よくある教訓じみた話でございますよ。」
-
-
さすらいの癒術師さん
72017年12月02日 01:43 ID:o3jn2qoxいつもお世話になっております。
ユニストです。
-
-
さすらいの癒術師さん
62017年12月01日 18:00 ID:iv3gj0xu「ある人は彼を怪力無双だと讃え、ある人は彼女を容姿端麗だと羨む。」の部分好き
-
-
さすらいの癒術師さん
52017年11月30日 20:50 ID:j103egmg人間は神になれないって嘆いてたけどこの人普通の人間じゃないよね
-
-
さすらいの癒術師さん
-
-
さすらいの癒術師さん
-
-
さすらいの癒術師さん
-
-
さすらいの癒術師さん
12017年11月30日 16:07 ID:hedx1ivrツリー下に提供します