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メルクストーリア - 癒術士と鈴のしらべ -攻略Wiki【メルスト攻略】

「銀花宿す白狼」エシュルード

最終更新日時 :
1人が閲覧中
作成者: ゲストユーザー
最終更新者: ユーザー48909

「銀花宿す白狼」エシュルードの基本データ

出身動物の国
年齢22歳
性別
レアリティ★4
属性
成長タイプ平均
武器
武器種別魔法
同時攻撃数2体
攻撃段数3段

初期体力初期攻撃力
2,0903,460
最大体力最大攻撃力
4,1806,920
覚醒体力覚醒攻撃力
6,80511,270
スキル進化体力スキル進化攻撃力
--
移動速度攻撃間隔
592.88
リーチタフネス
14033
DPS総合DPS
24034806
覚醒DPS覚醒総合DPS
3,9137,826
スキル進化DPSスキル進化総合DPS
--

進化-
-
スキル1-
-
スキル2-
-
追加日2017.12.08
ダイヤ限定★5&★4スカウトフェス2017.12.08
入手方法-
-


属性補正

炎属性

 86%

水属性

 86%

風属性

 86%

光属性

 100%

闇属性

 170%


モデル


ストーリー

ネタバレ注意!

エシュルード「……。」

少女「……何を読んでるの?」

エシュルード「雪に関する本だよ。」

少女「ゆき?」

エシュルード「知らないかい?」

少女「名前だけは知ってる。でも見たことがないの。あたし、少し前まで常夏の国で暮らしていたから。」

少女「今は旅の途中なの。」

エシュルード「そうなんだね。」

エシュルード「雪は白くて冷たい、氷の結晶。それが空から降ってくるんだ。」

エシュルード「私の故郷は雪に覆われた山奥にあるから、身近な存在だ。」

エシュルード「木々に積もった雪が月光に照らされて淡く光る様を見るのはとても良いものだよ。」

少女「いいなあ。あたしも見てみたい。」

エシュルード「旅の途中なら、いずれ見られるよ。」

少女「そうね……。」

少女「でもあたし、今の旅をやめて、お兄さんと旅に出たいわ。」

エシュルード「……私と?」

少女「だめ?」

エシュルード「だめではないけれど……。」

エシュルード「君は変わっているね。子どもはみんな私を怖がって逃げてしまうことが多いんだ。」

エシュルード「それに君は、私が『何者』なのか聞かない。珍しい子だ。」

少女「怖くないわ。お兄さん、とても優しそうな目をしているもの。」

少女「それにあたし、お兄さんが『何者』なのかには興味がないの。」

少女「あたしが知りたいのは、お兄さんが私と旅をしてくれるかどうか。ただそれだけよ。」

エシュルード「そうか。」

エシュルード「……、旅の話だけれど。」

エシュルード「私にはすでに主人公とメルクという仲間がいてね。」

エシュルード「正式な返答をするのは、そのふたりの許可をもらってからになる。」

少女「そっか……。」

エシュルード「それに、君にはご家族がいるんじゃないのかい?」

少女「……あんな人たち、知らないわ。」

エシュルード「なにかあったんだね。」

少女「……、お父さんとお母さんが喧嘩したの。」

少女「いつもは仲良しなのに。」

エシュルード「それは困ったね。」

少女「あたし、このまま家族がばらばらになったらどうしようって思って……。」

少女「泣きそうになって、気がついたら、宿を飛び出していたの。」

少女「喧嘩は嫌いよ。人が声を荒げているのを聞くと、耳を塞ぎたくなるもの。」

エシュルード「私も争いごとは嫌いだ。そこからはなにも生まれないし、誰も幸せになり得ない。」

少女「……お兄さんって、何かの『偉い人』なの?」

エシュルード「……、どうしてそう思うんだい?」

少女「なんとなく。喋り方とか、考え方とか。」

少女「旅の途中でいろんな人を見てきたけど、『偉い人』ってどことなく全体を見渡す物言いをするから。」

エシュルード「君は聡い子だね。」

少女「そうかな。」

エシュルード「……私は故郷の山で頭領の代理を任されていてね。」

エシュルード「みんなをまとめる役回りをする時もある。」

少女「充分『偉い人』じゃない。」

エシュルード「うーん……。」

エシュルード「正直、向いてないんだ、その『偉い人』の代理。」

少女「どうして?」

エシュルード「頭領と私はどうやら考え方が違うようでね。そりが合わないんだ。」

少女「お兄さんとその頭領は、うちのお父さんとお母さんみたいに喧嘩するの?」

エシュルード「いいや。頭領は子ども好きで身内からも慕われている。私とも仲が悪いわけではない。」

エシュルード「ただ、私は時々頭領が何を考えているのかよくわからない。」

少女「……。」

エシュルード「何度か頭領のことを理解しようとしたけれど、うまくいかなかった。」

少女「そうなんだ……。」

エシュルード「誰かを理解しようと努力するのは、少なくとも愛情があるからだと、私は思っている。」

エシュルード「他人のことを想って、心を近づけようとするのは、とても努力が必要だから。」

エシュルード「それができない私は、どこか冷めているのかもしれない。」

少女「お兄さんにもできないことがあるんだね。」

エシュルード「他にもたくさんある。だからこうして旅をしているんだ。」

エシュルード「自分には何ができるのか、いるべき場所は本来どこなのか、確かめるために。」

少女「いるべき場所……。」

「……すみませーん!」

少女「どうしよう、お母さんの声だ……!」

エシュルード「あの戸棚の陰に隠れるといい。私がこの場を誤魔化すから。」

「わ、わかった。」

少女の母親「あの、すみません。」

エシュルード「……はい。」

少女の母親「うちの子を見ませんでした?急にいなくなってしまって……。」

エシュルード「どんな子でしょう。」

少女の母親「髪が短くて、赤いカチューシャをしている女の子です。」

エシュルード「いいえ。すみませんが、見かけていないです。」

少女の母親「そうですか……。」

エシュルード「その子は、どうしていなくなってしまったんですか。」

少女の母親「……私と夫がほんの些細なことで喧嘩をしているところを、うちの子が見てしまったようなんです。」

少女の母親「あの子が生まれてから喧嘩などしたことはなかったから……。」

少女の母親「すぐに夫とは仲直りしたのですが、気づけばあの子はいなくなっていて。早く探して誤解をとかないと……。」

エシュルード「そういうことなら、きっと、娘さんは帰ってきますよ。」

エシュルード「お役に立てていない私がこんなことを言うのも無責任ですが。」

少女の母親「いえ、ありがとうございます。夫も一緒に探していますし、きっとすぐに見つかると思います。」

少女の母親「読書の邪魔をしてしまってごめんなさい。」

エシュルード「いいえ。無事に娘さんが見つかりますように。」

少女の母親「ありがとうございます。」

エシュルード「……。」

エシュルード「……もう大丈夫だよ。」

少女「……。お母さんとお父さん、仲直りしてた……。」

少女「もう、家族はばらばらになって、3人で笑い合えないんだと思ってた……。でも、そんなことなかった。」

少女「私も、お兄さんが言うようにお父さんとお母さんを理解しようとしてなかったのかもしれない……。」

エシュルード「お父さんとおさあさんは3人で笑っていられるように、君を探してくれているようだね。」

エシュルード「私も安心したよ。」

エシュルード「私との旅は今度にしよう。いつかきっと、また会えるから。」

少女「……うん、そうするわ。」

少女「ありがとう、お兄さん。あたし、やっぱりお父さんとお母さんのところに帰るね。」

少女「お父さんとお母さんの隣が、あたしのいるべき場所だってちゃんとわかったから。」

エシュルード「そうだね、その通りだと私も思うよ。」

少女「……あ、そうだ。」

エシュルード「どうしたんだい?」

少女「お兄さんの髪って、きっと雪に似てるのね。」

エシュルード「え?」

少女「白くてどこか冷たくて……。」

少女「きっと、月明かりが当たったら、とっても綺麗なんでしょうね。」

少女「さっき戸棚の横に隠れてお兄さんを見てる時、なんとなく思ったの。」

エシュルード「……ありがとう。」

少女「こちらこそ。」

少女「さようなら、雪のお兄さん。」

エシュルード「さようなら。」


(暗転)


主人公「ただいまもどりました~。」

主人公「あれ、エシュルードさん。なんだか嬉しそうですけど、どうしたんです?」

エシュルード「うん、不意の来客があってね。その人に髪が雪に似ていると言ってもらえたんだ。」

メルク「確かに、エシュルードさんの髪は真っ白でとても綺麗なのですよ~!」

エシュルード「私の名前は狼族に古くから伝わる言葉で『雪』という意味でね。髪の色から名付けられたんだ。」

エシュルード「……、やはりあの子は聡い子だった。」

主人公「ん?何がですか?」

メルク「みゅ?」

エシュルード「なんでもないよ。」

エシュルード「今日私と出会ったことも、話したことも、いつかあの子の中で跡形もなく消えてしまうかもしれないけれど。」

エシュルード「それでいいんだ。」

エシュルード「それが、雪のあるべき姿だから。」


備考



※ ステータスの項目名でよくわからない場合は「ユニットページについて」を参照してください。
※ 画像やステータスなど掲載の無い場合は情報提供してくださると助かります。ストーリーはネタバレ配慮のため、コメント欄へ直接書き込まず返信から投稿してください。


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コメント (「銀花宿す白狼」エシュルード)
  • 総コメント数2
  • 最終投稿日時 2017年12月13日 17:25
    • さすらいの癒術師さん
    2
    2017年12月13日 17:25 ID:kryq5moa

    妖狐蔵m...

    • さすらいの癒術師さん
    1
    2017年12月08日 19:30 ID:nszs7y7f

    画質改善のためコメントに

新着スレッド(メルクストーリア - 癒術士と鈴のしらべ -攻略Wiki【メルスト攻略】)
ゲーム情報
タイトル メルクストーリア 癒術士と鐘の音色(ライン・ストラテジー)
対応OS
    • iOS
    • リリース日:2014年02月18日
    • Android
    • リリース日:2014年01月30日
カテゴリ
  • カテゴリー
  • アクション
    ストラテジー
ゲーム概要 あなたの心を感動で癒す温かなストーリーを、圧倒的ボリュームで送るRPG。 簡単操作ながら遊びつくせない程の遊びと物語の世界へ、今旅立とう!

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