「落葉送る使徒」ヒペリリノ
「落葉送る使徒」ヒペリリノの基本データ
出身 | 植物の国 |
---|---|
年齢 | ?歳 |
性別 | 女 |
レアリティ | ★4 |
属性 | 光 |
成長タイプ | 晩成 |
武器 | 水晶玉 |
武器種別 | 回復 |
同時攻撃数 | 3体 |
攻撃段数 | - |
初期体力 | 初期攻撃力 |
---|---|
1,620 | 2,120 |
最大体力 | 最大攻撃力 |
3,402 | 4,452 |
覚醒体力 | 覚醒攻撃力 |
5,652 | 7,377 |
スキル進化体力 | スキル進化攻撃力 |
- | - |
移動速度 | 攻撃間隔 |
44 | 2.38 |
リーチ | タフネス |
145 | 43 |
DPS | 総合DPS |
1871 | 5613 |
覚醒DPS | 覚醒総合DPS |
3,100 | 9,300 |
スキル進化DPS | スキル進化総合DPS |
- | - |
進化 | - |
---|---|
- |
スキル1 | - |
---|---|
- |
スキル2 | - |
---|---|
- |
追加日 | 2019.01.21 |
---|---|
ダイヤ限定★5&★4スカウトフェス2019.01.21 |
入手方法 | - |
---|---|
- |
属性補正
炎属性
100%
水属性
100%
風属性
100%
光属性
140%
闇属性
100%
モデル
ストーリー
<紹介所・昼背景>
ヒペリリノ「……。」
主人公「あの……、」
ヒペリリノ「黙ってて。」
主人公「は、はい……。」
ヒペリリノ「……。」
主人公(うっ……ヒペリリノ、自己紹介の途中でいきなり隅に座り込んだと思ったら、ずっとこの調子……)
主人公(多分、壁際に咲いてる花を見てるんだろうけど、枯れかけてるよな)
主人公(たしか、植物の国の祭司だって言ってたから、それと関係あるのかな?)
ヒペリリノ「……。」
主人公(まあ、今聞いてもだめだし、とりあえず待ってみるか……)
<紹介所・夕背景>
ヒペリリノ「……うん、お疲れ様。」
主人公(お、終わった、んだよな……?)
主人公(な、長かったぁぁぁ!)
主人公(まさか日が暮れるまでここにいることになるなんて……)
主人公「えっと、もういいのか?」
ヒペリリノ「ええ。最後まで見届けたわ。」
主人公「最後までって……あ、枯れかけてた花が散ってる。」
ヒペリリノ「言ったでしょう? 見届けたって。」
主人公「……もし、花びらがずっと落ちなかったら……、」
ヒペリリノ「もちろん、落ちるまでいくらでも待っていたわ。」
ヒペリリノ「最後まで寄り添って、見届けてあげたいの。また新しく芽吹くとしても、一つの命の区切りだから。」
主人公「うーん、難しいけど、とにかくすごく花を大切に思ってるってことだよな?」
ヒペリリノ「花というより、植物全体ね。」
主人公「なるほど。それは植物の国の祭司だっていうことと関係あるのか?」
ヒペリリノ「祭司としてというよりは、個人的な感情のほうが大きいわ。」
主人公「そうなのか。つまりヒペリリノは植物のことが大好きなんだな。」
ヒペリリノ「……かなり待たせてしまったのに、それについては、なにも言わないのね。」
主人公「ヒペリリノにとって、大切なことだったんだろ? だったら俺は急いでるわけじゃないし、別にいいよ。」
主人公「えっと、それじゃあ改めてよろしくな。」
ヒペリリノ「……ええ。」
主人公「たしかさっき、祭司だって言ってたけど、どうして護衛を引き受けてくれたんだ?」
ヒペリリノ「花占いで、関わりを持つのに相応しい人間と会うにはどうすればいいか占ったら、こうするのがいいと出たからよ。」
主人公「は、花占い?」
ヒペリリノ「そうよ。花占い。」
ヒペリリノ「占いの結果に従って、悪い結果になったことはほとんどないわ。」
主人公「そ、そうなのか……。そんなによく当たるなんてすごいんだな。」
ヒペリリノ「どうかしら。今回も当たりだといいけど、見た感じは軟弱で頼りなさそうなだけだし……。」
主人公「わ、悪かったなっ!」
主人公「まあ、実際軟弱だし、頼りがいがないのもその通りだけど!」
ヒペリリノ「ああ、ごめんなさい。それがだめというわけじゃないわ。私はただ見た印象をそのまま言っただけよ。」
ヒペリリノ「護衛を頼んでいるくらいだし、強さなんて期待できなくて当然のことでしょうしね。」
ヒペリリノ「だから、それは気にしなくてもいいわ。私が求めていたのは、見た目や能力ではないはずだから。」
主人公「たしか、関わりを持つのにふさわしい人間を探して花占いをしたんだったな。」
主人公「ヒペリリノの思う、関わりを持つのにふさわしい人間っていったいどんな人なんだ?」
ヒペリリノ「さあ、それは私にもわからないわ。」
ヒペリリノ「けれど、しいて言うなら、人間と接するのも悪くないと思えるなにかがある人ね。」
主人公「……それは、なにか関わりたくないと思うようなことがあったのか?」
ヒペリリノ「いいえ、単純に人間には興味がないの。人と接している暇があるなら、植物に寄り添っているほうがいいもの。」
主人公「なるほど。それならどうして、人と関わろうとしてるんだ?」
ヒペリリノ「もっと人と関わったほうがいいと言われたからよ。」
主人公「予想以上にそのままな理由だった!」
ヒペリリノ「……そんなに驚くこと?」
主人公「あ、ごめん、興味がないって言うくらいだから、関わらないといけない、深刻な理由でもあるのかと……。」
ヒペリリノ「そんなものはないわ。」
主人公「そ、そうか。まあ、無いならそのほうがいいよな。」
ヒペリリノ「やることにしたのは、ダチュリーナとローリエルが、しつこかったからよ。」
主人公「えっと、その2人は?」
ヒペリリノ「……2人とも祭司よ。だから一緒にいることが多いの。」
ヒペリリノ「ダチュリーナは、私が本を読んでいるところに来ては、暇なら村の人と交流しろとうるさいし……、」
ヒペリリノ「ローリエルも、一緒にお茶を飲むたびに自分の村の子の話をして、最後に毎回人間も植物のように見守ってみたらって言うわ。」
主人公「へぇ、聞いてる限りだと、祭司も人によって色々みたいだな。」
ヒペリリノ「そうね。今は特に、新しい考えと旧(ふる)い考えの両方が混在しているから、立場や考え方も色々よ。」
ヒペリリノ「まあ、子供っぽくていたずら好きなダチュリーナはかなり特殊よ。」
ヒペリリノ「この間も、本を読んでいたら後ろから目隠しをしようとしたり、開いたページの文章を逆から音読したりしてきたわ。」
主人公「な、なんて子供っぽいいたずら……。」
ヒペリリノ「いつものことだし、もう慣れたものよ。」
ヒペリリノ「けど、少しはローリエルを見習ってほしいわ。彼女は上品で、祭司としての威厳も備えているわ。それに、用意してくれる紅茶も、とても美味しいの。」
主人公「確かに、話を聞いてる感じだとまったく違う印象の2人だな。」
ヒペリリノ「ええ。よく3人で一緒に過ごすけれど、ダチュリーナがはしゃいでいるのを見ながら、ローリエルが紅茶を飲んで、私は本を読むの。」
主人公「みんなで何かするわけじゃないんだな。」
ヒペリリノ「そうだけど……変なことかしら?」
主人公「いや、別に集まったからって、みんなで何かしなきゃいけないわけじゃないと思うけど……。」
ヒペリリノ「まあ、そうして過ごすのが私たちのスタイルなのよ。」
ヒペリリノ「けれど、私は植物に肩入れしすぎてるってことだけは、毎回口をそろえて言うの。」
ヒペリリノ「余計なお世話だっていうのに、まったく聞いてくれないし。せっかくの時間が台無しになるわ。」
ヒペリリノ「祭司としての務めは果たしているのよ。それなのに2人は……、」
主人公(……ん? なんだろう、確かに文句を言ってるけど、なんだか……)
主人公「……あ、そういうことだったのか!」
ヒペリリノ「……なんなのよ突然。」
主人公「あ、ごめん。」
主人公「なんていうか、2人の愚痴を言ってるときのヒペリリノが、すごく楽しそうでさ。」
主人公「ヒペリリノにとって、ローリエルとダチュリーナはただの祭司仲間じゃなくて、大切な友達なんだって思ったら、つい声が出てた。」
ヒペリリノ「大切な、友達……。」
主人公「えっと、違ったか?」
ヒペリリノ「……いえ、そうだと思うわ。2人と過ごす時間は、とても落ち着く大事な時間だから。」
主人公「つまり、こうして人と関わるために護衛を引き受けてくれたのも、きっとそんな2人に言われたからだよな。」
ヒペリリノ「……まあ、そういう部分も無くはないわ。」
主人公「そうか。そういうことなら、俺も、人と接してよかったと思ってもらえるように頑張ってみるよ。」
主人公「……って言っても、具体的にどうすればいいのかは分からないし、戦闘になったら必然的に守ってもらうことになるんだけど……。」
ヒペリリノ「……期待はしないわ。けれど、しばらくは見守っていてあげる。」
主人公「ああ、それじゃあこれからよろしくな。」
ヒペリリノ「……ええ。」
ヒペリリノ「それと、最後にもう1つだけ。確かに2人に言われたからではあるけど、しつこく言われ続けていたのも本当よ。」
ヒペリリノ「何十年も言われ続けて、いい加減鬱陶しくなったのは間違いないわ。」
主人公「……えっ?」
ヒペリリノ「……どうかしたの?」
主人公「いや、今、何十年もって、言ったように聞こえたんだけど……。」
ヒペリリノ「ええ、言ったわ。」
主人公「……ヒペリリノって、いったい何歳なんだ……?」
ヒペリリノ「……人間に興味がないとは言ったけど、私も人間よ。最低限のマナーは分かっているつもり。」
ヒペリリノ「確認するけれど、本当に年齢を聞きたいかしら?」
主人公「い、いえ、結構です……!」
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