「追恩の狐巫子」えんじ
「追恩の狐巫子」えんじの基本データ
出身 | 和の国 |
---|---|
年齢 | 17歳 |
性別 | 男 |
レアリティ | ★4 |
属性 | 炎 |
成長タイプ | 平均 |
武器 | 月鈴 |
武器種別 | 回復 |
同時攻撃数 | 4体 |
攻撃段数 | - |
初期体力 | 初期攻撃力 |
---|---|
1,570 | 1,990 |
最大体力 | 最大攻撃力 |
3,140 | 3,980 |
覚醒体力 | 覚醒攻撃力 |
5,090 | 6,455 |
スキル進化体力 | スキル進化攻撃力 |
- | - |
移動速度 | 攻撃間隔 |
45 | 2.36 |
リーチ | タフネス |
160 | 36 |
DPS | 総合DPS |
1686 | 6744 |
覚醒DPS | 覚醒総合DPS |
2,735 | 10,940 |
スキル進化DPS | スキル進化総合DPS |
- | - |
進化 | - |
---|---|
- |
スキル1 | - |
---|---|
- |
スキル2 | - |
---|---|
- |
追加日 | 2019.03.31 |
---|---|
4月新ユニット追加フェス2019 |
入手方法 | - |
---|---|
- |
属性補正
炎属性
140%
水属性
100%
風属性
100%
光属性
100%
闇属性
100%
モデル
ストーリー
主人公「えんじさん、これからよろしくお願いします。」
えんじ「うん、よろしく。」
えんじ「……、」
主人公(む、無表情で黙ってるけど、もしかして怒ってるとか……?)
メルク(まだあいさつしただけなのです。そういう人かもしれないのですよ)
主人公(そ、そうだな。もうちょっと話してみるか)
主人公「え、えっと……、えんじさんは何をしてる人なんですか?」
えんじ「僕は巫子だよ。」
メルク「巫子なのです?」
えんじ「そう。和の国で神様にお仕えしてる人のこと。」
えんじ「巫子にも分類があって、僕は渡り巫子。占いをしたり、旅先の神社を手伝ったりする巫子だよ。」
えんじ「僕が得意なのは凶事を避けるための助言と厄払いだから、そういうことをしながら旅してる。」
主人公「へえ、和の国にはそういう人たちがいるんですね。」
メルク「えんじさんがいれば、旅の途中で不運な目にあわなくなりそうなのですよ~。」
えんじ「そんなに万能な力じゃないから、期待しすぎないで。」
主人公「いやいや! そもそも護衛として仲間になってもらったんだし、ちょっとでもすごくありがたいですよ!」
えんじ「……分かった。やれることはするよ。」
主人公「ありがとうございます。助かります!」
主人公(無表情だけど、普通に話してくれてるな)
メルク(やっぱりえんじさんはこういう人なのですよ)
えんじ「……どうかした?」
主人公「あ、その、実は……、」
メルク「えんじさんがずっと無表情なので、もしかしたら怒ってるのではないかと心配していたのですよ~。」
えんじ「ああ、なるほど……。」
えんじ「ごめんね。僕、表情があまり変わらないんだ。」
メルク「みゅわ~、やっぱりそうだったのですね。」
えんじ「……やっぱり、仲間になるのはなかったことに……、」
主人公「ええっ! なんで急にそうなるんですか!?」
えんじ「意思疎通が難しいと大変だろうし、ちゃんと表情のある人と旅をした方がきみたちにとってはいいと思って。」
えんじ「僕はもともと1人で旅をしていたから、それでも構わないし。」
主人公「いやいや! 表情が少ない人なんだって分かってれば、全然困ることじゃないですから!」
えんじ「それじゃあ、このまま仲間になっていいの?」
メルク「もちろんなのです!」
えんじ「そう……。それじゃあ、こんな僕だけど改めてよろしく。」
主人公「はい。よろしくお願いします。」
メルク「みゅわ~、よかったのですよ。」
メルク「それにしても、びっくりしたのです。私たちのことを考えてくれたのだとしても、結論が極端すぎなのですよ……。」
えんじ「そういえば『私はお前が優しい奴だと分かっているが、表情がないから他の者と接するときは気をつけよ』って言われてたっけ。」
えんじ「あと『お前は気持ちの表現が不器用すぎる』とも。」
主人公「それは今痛感しました……。」
メルク「そういうことを言ってくれる人というと、とても仲のいい相手なのです?」
えんじ「うん。ひいらぎ君は幼馴染で、僕が巫子になる時も、背中を押してくれた人。」
えんじ「2人は、妖怪のことは分かる?」
主人公「たしか、和の国ではえんじさんみたいな種族はそう呼ばれるんですよね。」
えんじ「そう。色々と誤解を受けるから、妖怪の多くは隠れ里で暮らしてる。」
えんじ「他の国との交流が始まって理解も広がってるけど、それでもまだまだ苦労することも多いんだ。」
えんじ「ひいらぎ君は、それでも人と関わろうとする妖怪と人との橋渡しをしてる。」
メルク「みゅわ~、なんだかすごく立派なことをしている人なのですね!」
えんじ「うん、あと、メルクのことはすごく好きそうかな。」
メルク「みゅみゅ!?」
えんじ「リスや木の実まで、とにかく小さいものが好きなんだ。」
主人公「ああ、そういう好きなのか……。」
メルク「……えんじさん、確認なのですが……、」
えんじ「ん? なに?」
メルク「それでいうと私は、小動物枠なのです!? まさかしゃべる小瓶として木の実枠なんてことは……!」
主人公「そこ、ひっかかるとこなのか……?」
メルク「とても大事な問題なのですよーっ!」
えんじ「僕は小動物枠だと思うけど、本人に聞いてほしい……。」
主人公「メルク、表情変わってないのに分かるくらい、えんじさんが困ってるぞ。」
メルク「みゅうぅ……、木の実枠は嫌なのです。せめて小動物枠であって欲しいのですよぉ……。」
主人公「ま、まあ、その話は置いといて……、」
主人公「話を聞いてて思ったんですけど、えんじさんの狐のお面は、自分が妖怪だってことをごまかすための物なんですか?」
えんじ「その通り。」
えんじ「僕は妖怪の中では妖狐って種族。妖狐は色々なものに化けて人をだましたりするとされてて、巫子なのも怪しまれたりするから。」
主人公「なるほど。本当に大変なんですね。」
主人公「……そんな状況だと、巫子になるのも苦労したんじゃないですか?」
えんじ「そんなことないよ。妖怪でも修行を受け入れてくれる神社があったから。」
メルク「それは、えんじさんより前に、妖怪で巫子修行した人がいたということなのです?」
えんじ「そう。初めての人は女の人だから『子』じゃなくて『女』で巫女。」
えんじ「その人のおかげで、妖怪も巫子として受け入れてもらえるようになってた。」
えんじ「里にいるときはそんなこと知らなくて、妖怪が巫子になんかなれないって思ってた。」
えんじ「けど『妖怪だから巫子になれないという道理はない』って、ひいらぎ君が背中を押してくれてたから旅立てた。」
えんじ「実際に巫子になりたいって神社を訪ねたらすぐに修行できるところを教えてもらえて、ちょっとびっくりしたよ。」
主人公「きっと、巫女になったその人の印象が良かったからですね。」
メルク「その人に感謝なのですよ~。」
えんじ「うん。その人は、僕が巫子になろうと思ったきっかけだから、なおさら。」
メルク「みゅ? そうなのですよ?」
えんじ「小さい時、間違えて里を出て、妖狐だって追いかけられたことがあってね。」
えんじ「そこを助けてもらったのがその人。すごくかっこよくて、憧れた。」
主人公「なるほど、それで巫子になろうと思ったんですね。」
えんじ「うん。その時はその人が妖怪だと思わなくて、修行した神社で聞いて初めて知った。」
メルク「みゅわ~、憧れの巫女が、実は初めて妖怪で巫女になった人でもあったなんて、すごい偶然なのですよ~。」
主人公「それで、その人にお礼を言ったりは?」
えんじ「ううん、できてない。妖怪なのを隠して、各地を歩き回ってるから、今どこにいるのかも分からない。」
えんじ「僕が渡り巫子をやってるのは、その人を見つけて恩を返すため。」
主人公「そうだったんですね。」
メルク「早く会えて、恩返しができるといいのですよ~。」
えんじ「うん。ひいらぎ君とも約束してるから、あまり待たせたくないし。」
主人公「約束?」
えんじ「恩を返し終わったら、ひいらぎ君のいる村の巫子になる。」
メルク「なるほどなのです。それならぜひこの旅の中でその巫女さんを見つけて、ひいらぎさんの村まで行くのですよ!」
メルク「そして、私の分類をはっきりさせるのです!」
主人公「まだ気にしてたのか……。」
メルク「私のアイデンティティーにとって、重大な問題なのですよーっ!」
えんじ「……ふ。」
メルク「……みゅ! 今えんじさんがちょっとだけ笑ったのですよ!」
主人公「えっ、うそっ! 見てなかった!」
えんじ「……別に、表情に出にくいだけで、楽しいと思ってたり、びっくりしてたりするよ?」
メルク「それでも、やっぱり表情に出ると本当に楽しんでいるのだと思えて嬉しいのですよ!」
主人公「というわけでえんじさん、もう1回笑ってください!」
えんじ「そう言われても……。」
メルク「見逃した主人公さんが悪いのですよ~。」
主人公「むぐぐ……。」
えんじ(……そういえば、昔ひいらぎ君に表情筋の筋トレを勧められたっけ)
えんじ(その時は、僕のことならひいらぎ君が分かってくれたし必要なかったけど……)
主人公「こうなったら、こっそりえんじさんをくすぐって……、」
メルク「そういう笑顔は別だと思うのですよ……。」
えんじ(始めてみようかな)
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