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「根這う樹痕」マトリクス

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最終更新者:ユーザー00000

「根這う樹痕」マトリクスの基本データ

出身植物の国
年齢?歳
性別
レアリティ★4
属性
成長タイプ晩成
武器双剣
武器種別斬撃
同時攻撃数2体
攻撃段数2段

初期体力初期攻撃力
2,5502,550
最大体力最大攻撃力
5,3555,355
覚醒体力覚醒攻撃力
8,8808,880
スキル進化体力スキル進化攻撃力
--
移動速度攻撃間隔
652.20
リーチタフネス
2055
DPS総合DPS
24344868
覚醒DPS覚醒総合DPS
4,0368,073
スキル進化DPSスキル進化総合DPS
--

進化-
-
スキル1-
-
スキル2-
-
追加日2016.01.31
2月新ユニット追加フェス2016
入手方法-
-


属性補正

炎属性

 89%

水属性

 89%

風属性

 89%

光属性

 150%

闇属性

 100%


モデル


ストーリー

ネタバレ注意!

主人公「え?しばらくおしゃべりしたい?それはいいですけど、突然どうしたんです?」

マトリクス「実は、先ほど人にぶつかられてな。大丈夫かと声を掛けようとしたのだが……、」

マトリクス「長い間、話していなかったせいで、とっさに声が出なくなっていたのだ。」

マトリクス「結果、どうやら私が怒っていると誤解させてしまったようで、怖がらせてしまった……。」

主人公「な、なるほど……。たしかに、マトリクスさんが住んでる原初の森って、マトリクスさん以外に人間はいないですもんね。」

マトリクス「ああ。時折、緑精に話しかけはするが、彼らは言葉をもたないからな……。」

マトリクス「そういうわけで、君に話し相手になってほしかったのだ。次はあのようなことがないように声を出すことに慣れておきたくてな。」

主人公「俺でいいなら、もちろんつき合いますよ。」

主人公「えーっと……、じゃあ、マトリクスさんって普段、森でなにしてるんですか?」

マトリクス「そうだな……。森を歩くほかは、本を読んだり、剣を振ったりしている。そのくらいしかすることがなくてな。」

主人公「本かあ……。だから、長い間、紙もペンもない森で過ごしてたのに、今も文字の綴りが完璧なんですね。」

マトリクス「暗記するほど、読み返したからな。この本に書いてあることなら、一言一句たがわずに書くことも諳んじることもできるだろう。」

主人公「わ、この本、すごいぼろぼろですね……。もう表紙の文字も読めない……。分厚いですけど、なんの本なんですか?」

マトリクス「さまざまな古い物語を集めたものだ。巻末には辞書がついている。マトリクスという言葉も、辞書に載っていた。」

主人公「へえ……、この本、マトリクスさんが原初の森に入った時に持ってたものなんですか?」

マトリクス「そうだ。もう、よく覚えていないが……、あの頃の私は、物語を読むことが好きだったように思う。」

マトリクス「物語の中では、別の世界を旅することができたから。それで、どこへいくにも本を持ち歩いていた。本当に、別の世界へ行くときにも。」

マトリクス「……薄情なものだ。共に過ごし、共に本を読んだはずの弟は振り向きもせずに、置いて行ったのに。」

主人公「弟さんが、いたんですね。」

マトリクス「ああ。」

マトリクス「……だが、あの頃の私は、弟といくら過ごせども、その時間の全てが、まるで水中から水面を見つめているようにしか感じられなかった。」

マトリクス「そして、緑精に呼ばれ、原初の森へ続く道を歩むとき、私の頭からは、弟のことはすっかり抜け落ちていた。」

主人公「仲が悪かったわけじゃ、ないんですよね?」

マトリクス「おそらくは。むしろ、弟は私に懐いてくれていたように思う。」

マトリクス「しかし……、それを私が思い出し、自覚したのは、原初の森へ足を踏み入れ、彼女と出会ってからだった。」

主人公「彼女って、あの半樹の……、」

マトリクス「皮肉なことに、原初の森へ来る前には感じもしなかった想いが、私の中で生まれていた。」

マトリクス「彼女への想いを重ねるうちに、それと連なるようにして、弟から寄せられていた想いを、理解できるようになっていった。」

マトリクス「そして……、私は、弟と過ごす時間を、好んでいたのだとも。」

主人公「……それでも、弟さんのいる世界には戻らなかったんですよね。マトリクスさんには、言葉を交わしたい人がいるから。」

マトリクス「……そうだな。私は、君たちが思っているほど、できた人間ではない。求めるもののために、全てを捨て去ってしまえる。」

主人公「あ、えっと……、すみません、別に責めるつもりじゃなくて……。弟さんのことで、俺がどうこう言うのは、筋違いだし……、」

マトリクス「いや、気にさせてしまってすまない。君に言われたからじゃないんだ。前から、……時折、後悔していることだから。」

主人公「マトリクスさん……、」

マトリクス「そんな顔をするな。後悔の上で、引き返さないと決めた道だ。それにもう……、」

主人公「……?」

マトリクス「……いや。もう、十分だ。」

マトリクス「……主人公。ティグと、エイシーを頼む。」

主人公「え?は、はい。友だちですし……。」

主人公「けど、どうしていきなり……、」

マトリクス「うっ、ごほっ、ごほっ!」

主人公「マ、マトリクスさん……!?もしかして、どこか体調が悪いんですか!?だから、まるで遺言みたいなこと……、」

マトリクス「ち、ちがう……。」

主人公「え?」

マトリクス「久しぶりにこんなに長く話したせいで、声が枯れた……。」

町の少年「わっと……!あっ、ごめんなさい、ぶつかっちゃって……、」

マトリクス「あ゛……、」

町の少年「ひっ!う、うわあああん!ごめんなさあああいっ!」

主人公「……声が枯れてるせいで、すごんだみたいになっちゃいましたね。」

マトリクス「本末転倒になってしまったな……。あの子には、悪いことをした……。」


備考



入手方法

ダイヤスカウト


※ ステータスの項目名でよくわからない場合は「ユニットページについて」を参照してください。
※ 画像やステータスなど掲載の無い場合は情報提供してくださると助かります。ストーリーはネタバレ配慮のため、コメント欄へ直接書き込まず返信から投稿してください。


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コメント (「根這う樹痕」マトリクス)
  • 総コメント数24
  • 最終投稿日時 2016/08/13 00:18
    • さすらいの癒術師さん
    25
    2016/08/13 00:18 ID:emizmo3r

    >>24

    まあ、激しくネタバレだけど

    彼と血縁関係のある誰かさんがあの年なので

    仮にあっちの世界に行ってなかったとしたら

    少年とは言わないまでも青年程度の齢だったんだろうね

    • さすらいの癒術師さん
    24
    2016/08/12 23:08 ID:b54o546p

    明らかに見た目初老なのに「○○歳以下」のクエストに平然と出撃なさる

    • さすらいの癒術師さん
    23
    2016/03/04 12:05 ID:rirn57sn

    >>13

    あるがとうございます!編集しました!

    • さすらいの癒術師さん
    22
    2016/03/03 23:56 ID:a3zckyyv

    >>13

    以上です。

    最初の方のマトリクスのセリフ「とっさに声が出なくなって~」の前に入ってしまったスペースはミスです。すみません…

    • さすらいの癒術師さん
    21
    2016/03/03 23:47 ID:a3zckyyv

    >>13

    町の少年「わっと……!あっ、ごめんなさい、ぶつかっちゃって……、」

    マトリクス「あ゛……、」

    町の少年「ひっ!う、うわあああん!ごめんなさあああいっ!」

    主人公「……声が枯れてるせいで、すごんだみたいになっちゃいましたね。」

    マトリクス「本末転倒になってしまったな……。あの子には、悪いことをした……。」

    • さすらいの癒術師さん
    20
    2016/03/03 23:47 ID:a3zckyyv

    >>13

    マトリクス「そんな顔をするな。後悔の上で、引き返さないと決めた道だ。それにもう……、」

    主人公「……?」

    マトリクス「……いや。もう、十分だ。」

    マトリクス「……主人公。ティグと、エイシーを頼む。」

    主人公「え?は、はい。友だちですし……。」

    主人公「けど、どうしていきなり……、」

    マトリクス「うっ、ごほっ、ごほっ!」

    主人公「マ、マトリクスさん……!?もしかして、どこか体調が悪いんですか!?だから、まるで遺言みたいなこと……、」

    マトリクス「ち、ちがう……。」

    主人公「え?」

    マトリクス「久しぶりにこんなに長く話したせいで、声が枯れた……。」

    • さすらいの癒術師さん
    19
    2016/03/03 23:46 ID:a3zckyyv

    >>13

    主人公「……それでも、弟さんのいる世界には戻らなかったんですよね。マトリクスさんには、言葉を交わしたい人がいるから。」

    マトリクス「……そうだな。私は、君たちが思っているほど、できた人間ではない。求めるもののために、全てを捨て去ってしまえる。」

    主人公「あ、えっと……、すみません、別に責めるつもりじゃなくて……。弟さんのことで、俺がどうこう言うのは、筋違いだし……、」

    マトリクス「いや、気にさせてしまってすまない。君に言われたからじゃないんだ。前から、……時折、後悔していることだから。」

    主人公「マトリクスさん……、」

    • さすらいの癒術師さん
    18
    2016/03/03 23:45 ID:a3zckyyv

    >>13

    主人公「仲が悪かったわけじゃ、ないんですよね?」

    マトリクス「おそらくは。むしろ、弟は私に懐いてくれていたように思う。」

    マトリクス「しかし……、それを私が思い出し、自覚したのは、原初の森へ足を踏み入れ、彼女と出会ってからだった。」

    主人公「彼女って、あの半樹の……、」

    マトリクス「皮肉なことに、原初の森へ来る前には感じもしなかった想いが、私の中で生まれていた。」

    マトリクス「彼女への想いを重ねるうちに、それと連なるようにして、弟から寄せられていた想いを、理解できるようになっていった。」

    マトリクス「そして……、私は、弟と過ごす時間を、好んでいたのだとも。」

    • さすらいの癒術師さん
    17
    2016/03/03 23:44 ID:a3zckyyv

    >>13

    マトリクス「物語の中では、別の世界を旅することができたから。それで、どこへいくにも本を持ち歩いていた。本当に、別の世界へ行くときにも。」

    マトリクス「……薄情なものだ。共に過ごし、共に本を読んだはずの弟は振り向きもせずに、置いて行ったのに。」

    主人公「弟さんが、いたんですね。」

    マトリクス「ああ。」

    マトリクス「……だが、あの頃の私は、弟といくら過ごせども、その時間の全てが、まるで水中から水面を見つめているようにしか感じられなかった。」

    マトリクス「そして、緑精に呼ばれ、原初の森へ続く道を歩むとき、私の頭からは、弟のことはすっかり抜け落ちていた。」

    • さすらいの癒術師さん
    16
    2016/03/03 23:42 ID:a3zckyyv

    >>13

    マトリクス「暗記するほど、読み返したからな。この本に書いてあることなら、一言一句たがわずに書くことも諳んじることもできるだろう。」

    主人公「わ、この本、すごいぼろぼろですね……。もう表紙の文字も読めない……。分厚いですけど、なんの本なんですか?」

    マトリクス「さまざまな古い物語を集めたものだ。巻末には辞書がついている。マトリクスという言葉も、辞書に載っていた。」

    主人公「へえ……、この本、マトリクスさんが原初の森に入った時に持ってたものなんですか?」

    マトリクス「そうだ。もう、よく覚えていないが……、あの頃の私は、物語を読むことが好きだったように思う。」

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ゲーム情報
タイトル メルクストーリア 癒術士と鐘の音色(ライン・ストラテジー)
対応OS
    • iOS
    • リリース日:2014/02/18
    • Android
    • リリース日:2014/01/30
カテゴリ
ゲーム概要 あなたの心を感動で癒す温かなストーリーを、圧倒的ボリュームで送るRPG。 簡単操作ながら遊びつくせない程の遊びと物語の世界へ、今旅立とう!

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