「風紀を守る者」リービット コメント#4
「風紀を守る者」リービット #4の返信コメント
- さすらいの癒術師さん
138年まえID:t6o0zuuuリービット:ただ、シルキーの家で過ごしたあの時間がなければ、
シルキーがオレの元を訪ねることはなかっただろうことは、
確かだと思う。
リービット:シルキーの問いは、
それまでのオレたちの関係を決定的に変えるきっかけとなり、
オレがうなずいて、その変化を選んだ。
主人公:そっかあ……。
それで、今の2人がいるんだな。
主人公:……なんか、その話を聞けて良かったよ。
シルキーに振り回されてるのかと思ってたけど、
2人にもいろいろ積み重ねてきたものがあるんだな。
リービット:……、
リービット:……ああ、そうだな。
- さすらいの癒術師さん
128年まえID:t6o0zuuuリービット:また、オレはシルキーを恩人と思いこそすれ、
それ以上に思っていなかったし、
シルキーも面白さと気まぐれからオレを拾ったのだと思う。
リービット:だが、入学してしばらくした後、
シルキーが突然、オレの元を訪れ
共に風紀倶楽部に入らないかと誘ってきた。
リービット:それまで恩人ということをかさに着て、
命令ばかりしていたシルキーが、オレの意思を尋ねたことは
オレにとって衝撃的だった。
リービット:シルキーがなぜ、本来はひとりでしようと思っていたことに
オレを巻き込もうと思ったのか、はっきりとは知らない。
- さすらいの癒術師さん
118年まえID:t6o0zuuuリービット:そして、アカデミーに入ったら、さっさと飛び級して
自分の力を見せつけるのだとも。
主人公:シルキーらしいな。
その頃から、2人とも風紀倶楽部に入るつもりだったのか?
リービット:いいや、その時はオレたちが入学した後も、
今のように行動を共にすることが多いとは
思ってもいなかった。
主人公:え?
リービット:アカデミーに入学して、
オレたちは
それまでのようなつき合いを終える予定だったんだ。
リービット:シルキーの目指すものとオレの目指すもの、
魔法に求めるもの、その時の実力、
さまざまなものがかけ離れていた。
- さすらいの癒術師さん
108年まえID:t6o0zuuuリービット:シルキーの家は、どう見ても伝統ある名家のようだったから、
当時のオレはそんなシルキーを不思議に思っていたが、
その理由はその家で暮らすうちにわかった。
リービット:シルキーは幼いころから類まれな魔法の才を持っていたが、
分家の生まれだったために、
本家の秘術を教えられることはないと決まっていたのだ。
主人公:そうか、それで……。
シルキーも、立場的には似てるんだもんな。
リービット:2人で行動することが当たり前になった頃、
シルキーは、そんなのは不公平で合理的じゃないと
よくオレに愚痴をこぼした。
- さすらいの癒術師さん
98年まえID:t6o0zuuuリービット:シルキーだ。
シルキーは俺が道の真ん中で倒れていては
人に迷惑だからと、オレを家まで連れ帰った。
リービット:そして行く当てがないなら、自分の元へ来いと言ってくれた。
しばらくすればアカデミーへ行く予定だから、
魔法が学びたいなら、ついでに連れて行ってやると。
主人公:そうなのか。
シルキーは、出身のことは気にしなかったんだな。
リービット:そうだ。
オレが動物の国の出身だと明かしても、
気にしていない様子で、むしろ面白いと笑っていた。
- さすらいの癒術師さん
88年まえID:t6o0zuuuリービット:しかし、オレはカエル族で、
それに少しはカエルの言っていることもわかったから、
町のカエルたちに助けてもらって、なんとか暮らしていた。
主人公:気のいいカエルたちだったんだな。
リービット:ああ。
流れ者のオレを、彼らは家族のように気にかけてくれた。
アカデミーに通う今でも、付き合いが続いているほどだ。
リービット:だが、それでもカエルたちと全て同じとはいかなかったから
ある晴れた日、オレは空腹と水不足で道に倒れていた。
そこを助けてくれたのが、シルキーだった。
主人公:あ、じゃあ、もしかして
アカデミーのことを教えてくれたのって……、
- さすらいの癒術師さん
78年まえID:t6o0zuuuリービット:アカデミーが出来る前の魔法の国では、
流派や血筋ごとに、それぞれ独自の魔法を持っていて
他者には魔法の術式を教えないことが当たり前だったという。
リービット:動物の国の出身であり、
そもそも魔法の国の血を引いてすらいないオレを
弟子に取ろうという者がいなかったのもうなずける話だ。
主人公:そうか……。
それじゃあ、その後、どうしたんだ?
弟子にしてもらえないんじゃ、行く当てもなかっただろ?
リービット:資金もつきて路頭に迷うこととなった。
子どもで、魔法も使えないオレを
雇ってくれるところもなかったしな。
- さすらいの癒術師さん
68年まえID:t6o0zuuuリービット:それ以来、魔法の美しさや華やかさに魅せられ、
とうとう魔法の国までやってきたということだ。
主人公:そうだったのか。
それで、アカデミーを目指して魔法の国に?
リービット:いや、その頃はアカデミーの存在も知らず、
ただ魔法の国に行って、誰かに師事すればいいと思っていた。
今思えば、いくら子供だったとはいえ無計画だったと思う。
リービット:当時も変わり始めていたとはいえ、オレがたどり着いた街は
伝統ある名家が多い地域で、どの家の門を叩いても、
誰もオレを弟子にとってはくれなかった。
リービット:だが、それも当然だった。
- さすらいの癒術師さん
58年まえID:t6o0zuuu主人公:えっ、リービットって動物の国出身なのか?
アカデミーに通ってるから、
てっきり魔法の国の人なのかと思ってたよ。
リービット:アカデミーの入学資格に国籍は関係ない。
魔法を学びたいものならば、誰でも入学することができる。
主人公:自由な学校なんだな。
ということは、リービットは魔法が勉強したくて
魔法の国までやってきたってことか?
リービット:そうだ。
まだ故郷にいた頃、魔法の国からきた旅人に
魔法を見せてもらったことがある。
リービット:そして、少し手ほどきをしてもらって
下手ながら初めての魔法を使った。