「愛育む双寵蛇」ナガラシャ コメント#5
「愛育む双寵蛇」ナガラシャ #5の返信コメント
- さすらいの癒術師さん
165年まえID:rae3r90t- さすらいの癒術師さん
155年まえID:rae3r90tナ「そうですっ!小さい頃はあ〜んなに純粋で素直だったのに、最近は決め顔で囁いてくるようになったんです!」
メ「は、はあ…。」
ナ「最近の王子は、そんな風に指導した覚えはなんかないのに生意気でオラついてる悪い子になっちゃって…、」
ナ「く…悔しいけど、ドキドキしちゃうんですっ!わたしが考えてたのよりずっとずっと素敵な男性なんです〜っ!」
紹・メ「……。」
紹「…王子さまがナガラシャちゃんに付きあう理由、ちょっと分かったわ。」
紹「ナガラシャちゃん、口では色々言ってるけど本当はもう王子さまのことが…、」
メ「大好きで仕方がない、のですね〜…!」
- さすらいの癒術師さん
145年まえID:rae3r90tナ「あ、そのことですねぇ。実は…、」
ナ「この前、王子にちょっと国外へ行くって言ったら『オレがいなくて寂しくならないのか』ってニヤついた顔で言われたんです。」
メ「みゅ?それがどうかしたのですよ?」
ナ「どうって…、」
ナ「ちょっとムカッてしませんか、ムカッと!な・ま・い・き!です〜っ!」
紹「…もしかして、ナガラシャちゃんの悩みって王子さまが自分をからかってくるってこと?」
- さすらいの癒術師さん
135年まえID:rae3r90t紹「あっ、そうよ!ナガラシャちゃんと王子さまの関係って、つまり『結婚を前提にお付き合い』ってことでしょ?」
ナ「いえ、それはできないんです。王子が理想の旦那さま像に限りなく近づくまで結婚しないって、約束したので。」
ナ「だって、王子は確かに見どころはありますがまだまだわたしの理想の旦那さま像には程遠いんですっ!」
ナ「だからわたしがビシバシ鍛えて、王子がガンガンいい男になって、その暁に、わたしがドロドロに惚れるんですよ〜っ!」
紹「こだわりが強すぎる…。」
メ「それでナガラシャさんは、私たちに一体何を相談したいのですよ?」
- さすらいの癒術師さん
125年まえID:rae3r90tナ「王子です。」
メ「由緒正しいのですよ!」
ナ「あの方は、継承順位は下位ですが確かに王家の血を継いでいて、統治のために人たらしになりたいんだそうです。」
ナ「王子なりに、いい男になる目的があるんですよねぇ。…まぁ、わたしと同じようなもの、ってことなんでしょうけど。」
紹「経緯が複雑すぎて頭が痛くなってきたわ…。」
メ「というか、そんな計画に協力してくれる男の人がいるなら、そのまま結婚すればいいのではないのですよ?」
- さすらいの癒術師さん
115年まえID:rae3r90t紹「ドン引きされてなおこのテンションで話せるの!?」
ナ「わたしの決意は固いんです!」
メ「振り切れてるのです!振り切れてるのですよ!」
紹「ちなみにその、アツアツ…何?」
ナ「アツアツラブラブハッピーウエディングエンド計画です。」
紹「そのアツアツ以下省略計画は…?」
ナ「絶賛進行中です!」
紹「遅かった!」
メ「そんなプロジェクトに協力してくれる男の人がいることがまず驚きなのですよ…。」
紹「一体どんな奇特な人なのかしら。」
- さすらいの癒術師さん
105年まえID:rae3r90tナ「なので、自分で育てようと思ったんです。」
紹・メ「はい?」
ナ「理想の旦那さまを探す代わりに、私を好いてくれる男の人を、わたしの手で理想の旦那さまに育てあげるんです。」
ナ「名付けて、アツアツラブラブハッピーウエディングエンド計画!どうです〜、いいアイデアでしょ!」
メ「……。」
紹「ナガラシャちゃん、そのアイデアって他の人に相談したことある?」
ナ「前に酒の席でスヴァちゃんとサミちゃんにぽろっと言ったら、今のお二人みたいにドン引かれました。」
- さすらいの癒術師さん
95年まえID:rae3r90tナ「とになく、ここまで来たら、もうぜぇ〜たい自分が大好きって思える人とじゃないと結婚したくないんですよ〜っ!」
メ「く、詳しい事情は分からないのですが、ナガラシャさんのパートナー探しの決意がものすごく固いということは分かったのですよ。」
紹「つまりナガラシャちゃんの悩みは、自分が本気で結婚したいって思える素敵な男な人見つけたい、ってこと?」
ナ「いえ、そうではないんです。」
紹「あら?でもさっき、理想の男の人探しが上手く行ってないって…、」
ナ「はい、確かに、わたしは理想の男の人と巡り合うことはできませんでした…。」
- さすらいの癒術師さん
85年まえID:rae3r90tナ「いや、わたしと結婚するならもう絶対この辺は抑えてほしいんですよ。」
メ「揺るぎない眼差しと断固とした口調!一切の妥協を許さない姿勢なのですよ!」
ナ「許しません!」
紹「断言したわ!」
ナ「わたし、ずぅ〜っと考えてるんです。一族の使命だけのために生きてる人生って、本当に自分の人生なのかな〜、って。」
ナ「そんなの正直、憎たらしいくらい嫌なんですよねぇ。だから、最高のパートナーと結ばれて最高の余生を過ごしてやりたい、というか…。」
- さすらいの癒術師さん
75年まえID:rae3r90tナ「自分から出会いを探して故郷で婚活してみたりもしたんですけど、全然上手くいかなくて…。」
ナ「スヴァちゃんとサミちゃんって親戚の子には、『夫のハードルが高すぎ』って言われたんですけど、わたしはそんなことないと思うんですよねぇ…。」
紹「ナガラシャちゃんの理想の男の人って、どんな感じなの?」
ナ「顔がよくて、気前が良くて、お金持ちで、品と風格があって、私より強くて賢くて、わたしの真実を知っても添い遂げてくれる人です。」
紹「ハードルが高い上に重い!」
メ「ナガラシャさんが婚期逃しまくってる謎が今この瞬間解き明かされたのですよ!」
- さすらいの癒術師さん
65年まえID:rae3r90tナ「実は、わたし…、結婚したいんです。」
紹・メ「結婚…。」
ナ「でもわたし、婚期逃しまくり、って感じで…。」
紹「逃しまくりって、どれくらいなの?」
ナ「30回くらい…。」
紹「多っ!思ったより逃しまくってたわ!」
メ「むしろ婚期とは30回も来るものなのですよ!?」
ナ「わたし、ここまで来ると30回全部逃してる方が不思議だって思うんです。」
メ「私もそう思うのですよ。」
紹「思わざるを得ないわ。」