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「冽槍の名執事」グラス

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「冽槍の名執事」グラスの基本データ

出身お菓子の国
年齢27歳
性別
レアリティ★4
属性
成長タイプ平均
武器
武器種別突撃
同時攻撃数4体
攻撃段数-

初期体力初期攻撃力
2,8701,870
最大体力最大攻撃力
5,7403,740
覚醒体力覚醒攻撃力
9,3406,065
スキル進化体力スキル進化攻撃力
--
移動速度攻撃間隔
582.45
リーチタフネス
3551
DPS総合DPS
15276106
覚醒DPS覚醒総合DPS
2,4769,902
スキル進化DPSスキル進化総合DPS
--

進化進化後ユニット
進化前:「冷槍の執事」グラス
スキル1-
-
スキル2-
-
追加日2019.10.11
10月進化開放2019
入手方法-
-


属性補正

炎属性

 140%

水属性

 100%

風属性

 71%

光属性

 100%

闇属性

 100%


モデル


ストーリー

ネタバレ注意!

<紹介所>

グラス「いやはや、実に不満そうですね。」

グミ「ブーッ! ブーブーッ! ブーイングですよぉ!」

ゲルトルート「うん、断固抗議させてもらうよ。」

グミ「お嬢様とグミの変装は完璧そのもの! それなのに遭遇して10秒……いや、ええっと、5秒? と、とにかく瞬時に見抜くなんて!」

ゲルトルート&グミ「納得できない!」

グミ「ですっ!」

メルク「みゅわ~っ! 不満と抗議の気持ちがこれでもかというぐらい、ほとばしっているのですよ!」

グラス「ははは、これは困りましたね。」

グミ「笑ってる場合じゃないですよぉ!」

ゲルトルート「……はあ。特注のつけ髭、つけ眉毛、つけもみあげ。そのすべてを装着していたのに、どこに問題があるんだ。」

グラス「変装道具を改善するのは、実に素晴らしいことかと。ですが……、」

グラス「そもそも変装道具の選択すべてに問題がありますね。」

グミ&ゲルトルート「容赦ないっ!」

主人公「……メルク、グラスさん。紹介所の外まで声が聞こえたけど、何かあった……、」

主人公「って、どうして紹介所にゲルトルートさんとグミが!?」

メルク「みゅ~! 視察で王国に来たそうなのですよ。それで到着して早々……、」

グラス「変装という名の仮装をして町に繰り出し、買い出し途中の私とメルクさんに遭遇したというわけです。」

主人公「な、なるほど……。それでグラスさんに変装を見抜かれたと?」

グラス「素晴らしい明察です。ええ、まさにおっしゃるとおり。」

主人公「……ははは、何というか、グミもゲルトルートさんも相変わらずですね。」

ゲルトルート「やぁ……久しぶりだね、主人公。」

グミ「会えて嬉しいです~……。」

主人公「まったく嬉しそうに見えない!」

グミ「いいえ! そんなことありませんっ!」

ゲルトルート「ああ、きみとメルクに再会したことで、素晴らしいアイデアが閃いたからね。」

グラス「……。」


<町中>

主人公「いやぁ、すみません。いつも雑用につき合ってもらって……。」

グラス「旅の準備を手伝うのは、仲間として当然のこと。必要があれば何なりと、お申しつけください。」

グラス「……ところで。本日はどういった用向きでしょうか?」

主人公「……えっ?」

グラス「不足している物品はリストアップし、状況に応じて買い出しを行い、主人公さんとメルクさんの日程も把握しておりますが……、」

主人公「は、はい……。」

グラス「この時間は、特に予定はなかったはずかと。」

主人公(鋭い!)

主人公「……さすがですね。俺なんて大切な用事すら忘れることがあるのに……。」

グラス「ははは、状況を把握し、先んじて動くのが執事の仕事ですから。」

主人公(まいったな……。これ以上は引き延ばせそうにないぞ)

主人公(はああ、まさかあんなことを頼まれるなんてなぁ……)


<回想・紹介所>

グミ「明日、少しの間だけでいいので、グラスさんを足止めしてほしいんですっ!」

メルク「みゅみゅっ!? 足止めなのです?」

主人公「でも……一体何のために?」

ゲルトルート「完璧な変装をし、お忍びで町に出たいからだよ。」

主人公「お忍びに対する情熱がすごい!」

ゲルトルート「きみからすれば奇妙な行為かもしれないけど、これは愛する民とワールドのためでもあるんだ。だから、力を貸してくれたら嬉しい。」


<町中>

主人公(……という感じで押し切られたけど、グラスさんのことだから、俺が何か隠してることなんて、そろそろ見抜かれるんじゃ……)

グラス「おや?」

主人公(わっ! やっぱりばれた!?)

グラス「ほう、そう来ましたか。」

主人公(なんだ? 通りの向こうを見てるぞ。えっ? あれは……)

メルク「おほほほっ! お嬢様、次は市場を視察なのですよぉ!」

グミ「そうだねメルク! じゃなくてグミ! 私は王女ゲルトルート!」

主人公「ダメな影武者だ!」

グラス「ははは、涙ぐましい努力ですね。」

メルク「あら、お嬢様。グラスさんなのですよぉ~。」

グミ「そうだねメルク! じゃなくてグミ! 私は王女グミ!」

主人公「こっちが泣けてくるから、もうやめて!」

メルク「……みゅうう! 私がグミさん役をするのは、さすがに無理があるのですよ~!」

グラス「ですが、無理と分かっていても挑戦した姿勢は称賛に値します。」

グラス「それから、我が主の願いを叶えるため、ご尽力いただいたことに深い愛を感じました。ですね? ゲルトルート様。」

主人公「……ゲルトルートさん? でも、どこにも姿が……。」

ゲルトルート「いや、私はここだよ。」

主人公「物陰に隠れていたんですか……。ぜんぜん気づきませんでしたよ……。」

ゲルトルート「……ワールドを越えた愛か。」

ゲルトルート「グラスに見つかってしまったのは残念だけど、視察に来て、思わぬ宝物を得た気分だ。」

グラス「それは何よりです。」

グラス「さぁ、そろそろ参りましょう。ここは人目につきますので。」


<紹介所・夕方>

ゲルトルート「やれやれ、今回こそは完璧なお忍びが出来ると思ったんだけどね。」

グミ「ティーガーさんにも、全面協力してもらったんですけどねぇ~。」

主人公「えっ? そうなのか? だけど、どこにもいなかったような……。」

グラス「ティーガーはゲルトルート様が宿泊されている宿で影武者をしていましたよ。」

メルク「ティーガーさんが!? まさかとは思うのですが、ゲルトルートさんの影武者なのですよ?」

グラス「はい、女性用かつらを握り、打ち震えておりました……。」


<宿>

ティーガー「俺が影武者? ゲルトルート様の? くそっ、こいつはやばいな……。」

ティーガー「このパターンの対処法は、『本当の思いやり』に載ってなかったぞ!」


<紹介所・夕方>

グラス「主人公さんに耳打ちしていたグミとゲルトルート様の姿に疑問を抱いた私は、直ちに宿を調べ、全てを把握したというわけです。」

メルク「名執事というより名探偵みたいなのです……。」

主人公「……だよな。というか今更だけど、どうしてそこまでして、お忍びで町に出ようとするんだ?」

グミ「それはもちろん、民に紛れて世情を知れば、その国のありのままの姿を見られるからですよぉ!」

ゲルトルート「うん、もし不測の事態が起きて、王族であることがばれてしまったら、皆が気を遣い距離が生じてしまう。」

ゲルトルート「そうなったら、視察に来た意味が失われ、グミ・ワールドの民にとって有益となる情報を、持ち帰れなくなるしね。」

メルク「みゅ~! ゲルトルートさんは本当にグミ・ワールドの皆さんを、大切に思っているのですよ〜!」

主人公「そんな立派な王女様だからこそ、みんなに慕われているんだろうな!」

ゲルトルート「いいや、私なんてまだまだ未熟者だよ。だから時折過去を振り返り、愛の原点を見つめ直したくなることがある。」

メルク「愛の原点……なのです?」

グラス「それはおそらく、このグミのことかと。」

メルク「みゅわ~! 宝石みたいにきれいなグミなのですよ〜!」

グラス「王国に渡ったグミ・ワールドの職人が作った一級品でございます。」

ゲルトルート「さすがだね、グラス。」

主人公「あ、あの……。このグミが原点って、どういうことですか?」

ゲルトルート「……今では懐かしい話だが、子供だった頃、私はグミが大好きでね。グミを食べ続けずにはいられなかったんだ。」

メルク「そういえば、グミがきっかけとなって、愛を知り、理性を得たというお話を聞いたことがあるのです……!」

ゲルトルート「うん、執事に何度も叱られて、私はようやく、王女たる者としての自覚を得ることが出来たんだ。」

主人公「執事? それって、もしかして……。」

グラス「ははは、私のことです。」

主人公「や、やっぱり!」

メルク「王女を叱るなんて、すごい執事さんなのですよ……。」

ゲルトルート「あの時のグラスは、本当に厳しかった。でも、そのお陰で私は王女になれたんだと思う。」

グラス「推し留まる力、耐える力、己を律する力を身に着けたのは、ゲルトルート様の努力の賜物ですよ。」

メルク「みゅふふふっ! 二人はグミのように強い絆で、結ばれているのです!」

主人公「グラスさんとゲルトルートさんに、そんな過去があったなんて、ちょっと驚きだよな。」

グラス「ははは、今となっては昔の話です。」

主人公「……ところで。ずっと気になっていたんですけど、このグミは一体? グミ・ワールドの職人が作ったって言ってましたけど……。」

グラス「幼少時にゲルトルート様が好んで食されていたグミの一つでございます。」

ゲルトルート「風の噂で聞いていたよ。夢中で食べたグミを作った職人が王国で店を出していると。」

グラス「大変な人気店で、長蛇の列ができておりました。視察をしつつ、その列に並ぼうとされていたのでは?」

ゲルトルート「ふふふ……。まさか、そこまで見抜かれているとはね。」

グミ「はぁ~。グラスさんに隠し事はできませんねぇ……。」

主人公「……なるほど。人目を忍んで町に出た理由は視察だけじゃなくて、自分を振り返るためでもあったのか……。」

メルク「みゅ~っ! お忍び外出を見守りつつも、求めているものを届けるなんて、グラスさんは本当に名執事なのです~!」

グラス「私はただ、自分の仕事をしたまでですよ。」

ゲルトルート「いいや、このグミにはそれ以上の価値がある。」

ゲルトルート「なぜなら、久しぶりに食べたグミは以前より美味しくて……、」

ゲルトルート「深い愛を感じたからね。」

グラス「身にあまるお言葉、恐悦至極に存じます。」


備考



※ ステータスの項目名でよくわからない場合は「ユニットページについて」を参照してください。
※ 画像やステータスなど掲載の無い場合は情報提供してくださると助かります。ストーリーはネタバレ配慮のため、コメント欄へ直接書き込まず返信から投稿してください。


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