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「心酔する孤蝶」ヘミリック

最終更新日時 :
1人が閲覧中
作成者: ゲストユーザー
最終更新者: まーく

「心酔する孤蝶」ヘミリックの基本データ

出身死者の国
年齢19歳
性別
レアリティ★4
属性
成長タイプ平均
武器絵ヘラ
武器種別斬撃
同時攻撃数2体
攻撃段数

初期体力初期攻撃力
2,2302,490
最大体力最大攻撃力
4,4604,980
覚醒体力覚醒攻撃力
7,2358,130
スキル進化体力スキル進化攻撃力
7,6258,540
移動速度攻撃間隔
761.98
リーチタフネス
2044
DPS総合DPS
25155030
覚醒DPS覚醒総合DPS
4,1068,212
スキル進化DPSスキル進化総合DPS
4,3138,626

スキル1カウンター
リーチ範囲内のモンスターから攻撃を受けた際、相手に18〜?%の確率で通常攻撃の42〜?%のダメージを与える。
追加日2021.01.31
2月新ユニット追加フェス2021

属性補正

炎属性

90%

水属性

90%

風属性

90%

光属性

100%

闇属性

145%


モデル


ストーリー

ネタバレ注意!

<タビーニャの町>

ヘミリック「(……息苦しい。完成した絵画に誤って筆をおいてしまったような不快感……)」

ヘミリック「(心臓の音がうるさい。視界に僕を映さないで。僕を認識しないでよ)」

ヘミリック「(でも……、それじゃダメなんだ。母様の絵本は誰かの軌跡だから)」

ヘミリック「(だから、変わらないと。僕でも母様でもない誰かを知らなければ、母様の描く世界を表現することなんてできないんだ)」

ヘミリック「あの……、」

町の女性「はい?あら、見かけない人ね。どうかしたの?」

ヘミリック「あ……、な、何でもない。」

町の女性「待って、よく見たら顔が真っ青じゃない!大丈夫!?もしかして、体調が悪いの?」

「ち、違う。平気だから、放っておいて!」

町の女性「あ、ちょっと……!」

ヘミリック「はぁ……、はぁ、はぁ。」

ヘミリック「(これで何回目だよ!ってか、逃げてどうするんだって。これじゃあ、母様の傍を離れた意味がないのに)」

ヘミリック「母様……。」


<とある死者の国の町>

ハリエット「これは、夢と現実のはざまで眠り続ける男性の話。」

ハリエット「わずか数刻の逢瀬のために戻ってきた、勇敢で優しすぎた騎士の……、」

ハリエット「……?難しそうな顔をしているわ。何か気になることでもあったのかしら。」

ヘミリック「……うん、やっぱり、僕には資格がないんだって思っただけ。」

ハリエット「言っている意味がわからないのだけれど、どういうこと?」

ヘミリック「母様の絵本はすごくわくわくするんだ。いつだって孤独に苛まれる僕の心を癒してくれた。」

ヘミリック「美しい文字の羅列を見れば心ははずみ、まだ知らない未来を期待しページをめくる。時間が過ぎるのも気にならない。」

ヘミリック「気が付けば夢中で。僕は母様の物語のファンだった。」

ハリエット「それはあなたが誰かに寄り添うことができる人だから。」

ヘミリック「そう、そうだったらよかったよ。……でも違ったんだ。」

ヘミリック「僕の世界はいつだって母様しかいなかったから。他の誰かのことなんてわからない。」

ヘミリック「わからないから、表現できないんだ。」

ヘミリック「画家となって母様の物語の挿絵を描かせてもらう機会が増えていくうちに、足りないって気持ちが強くなっていた。」

ヘミリック「それで、さっき母様に読み聞かせてもらった時にはっきりと理解したんだ。僕には母様の仕事を手伝う資格がないって。」

ハリエット「……。」

ヘミリック「母様が手を差し伸べてくれたあの日から、僕の小さな世界はあなたで構築されていった。」

ヘミリック「そこに他の誰かを招くのが嫌だった。誰かに僕の世界を壊されたくなかったから。」

ヘミリック「でも、それじゃいけないんだ。僕は資格が欲しい。優しい母様なら、そんなものは必要ないというかもしれないけど。」

ヘミリック「僕のせいで母様の作品を台無しにしたくないんだ。」

ハリエット「……決意の色。あなたの顔からはそれが読み取れたわ。」

ヘミリック「さすが、母様。うん、僕は旅に出るよ。たくさんの人を知る旅に。」

ヘミリック「そうすればきっと、母様が描く絵本に相応しい絵が僕に描けると思うから。」


<タビーニャの町>

ヘミリック「(母様とはじめて交わした言葉は覚えていない。ただ、後から聞いた話だと、僕は町の外れに1人ぼっちでうずくまっていて……)」

ヘミリック「(たまたま通りかかった母様に、自分から助けを求めたらしい。母様はそれを受け入れ、僕を愛してくれた)」

ヘミリック「(愛情というものはわからないと口にしながら、それでも僕を傍に置き、母様の生み出す作品に触れさせてくれた)」

ヘミリック「(だから僕は、母様の役に立ちたい。そのために、町に出たのに……、知るより先に、人が怖いなんて……)」

ヘミリック「(眩暈までしてきた。まずい……、出発の朝になんとか完成した母様の肖像画を見たら、少しは気分が落ち着くかな……)」

ヘミリック「(たしか、この辺りにしまったはず……)あった!」

「みゅわ~、素敵な絵なのですよ。」

ヘミリック「えっ?だっ、誰だよ、あんたら!」

メルク「みゅみゅっ、驚かせてしまったなら申し訳ないのですよ。私はメルクなのです。」

メルク「あまりに素敵な絵だったのでつい声をかけてしまったのですよ。」

主人公「あっ、俺は、主人公。ええっと、よろしくお願いします。」

ヘミリック「……そう。」

ヘミリック「……それで、まだ何か用?」

メルク「みゅっ、よければ名前を教えて欲しいのですよ。」

メルク「こうして出会えたのも何かの縁。無理にとは言わないのですが、教えてもらえると嬉しいのです。」

ヘミリック「……ヘミリック。画家だよ、一応。最近は、絵本の挿絵を描くことが多いけど。」

メルク「ということは、この女の子の絵は……、」

ヘミリック「……僕が描いたんだよ。」

主人公「すごいな……。俺、絵のことはあんまり詳しくないんですけど、すごく惹きつけられるっていうか……、」

メルク「わかるのです。それに、見ていると優しい気持ちになってくるのですよ。」

ヘミリック「……あんたたちは人に寄り添える人なんだね。あんたたちみたいになれたら……、」

メルク「みゅっ?」

ヘミリック「……何でもない。そう、これは僕が母様を思って描いた作品。」

メルク「みゅふふ~、お母さんのことが大切なのですね。」

ヘミリック「えっ?」

メルク「とても優しい顔をしていたのです。」

ヘミリック「母様は、孤独だった僕を救ってくれた人だから。」

ヘミリック「……僕のことはもういいだろ。あんたたちは、なんで……、その、この町に?」

主人公「実は、旅の仲間を探してて……、この後紹介所へ立ち寄る予定なんです。」

メルク「目的地はまだ決まってないのですが、長旅になるのは間違いないので、色々教えてくれる人がいると助かるのですよ。」

主人公「ああ。あとできれば戦える人がいてくれたら……って、すっかり話し込んじゃったな。」

主人公「すみません、邪魔して。俺たちそろそろ行きますね。」

ヘミリック「あ、ああ……うん。」

メルク「素敵な絵を見せてくれて、ありがとうなのですよ。」

ヘミリック「(……行っちゃった。今のって……、目標に1歩、近づけたっていっていいのか?あいつらのおかげで、だけど)」

ヘミリック「(……だからって別に、あいつらのことが気になるわけじゃないし……)」

ヘミリック「(……あいつら、旅仲間を探してるって言ってたよな)」

ヘミリック「……。」

ヘミリック「ああ、もうっ!」


<紹介所>

紹介所のお姉さん「それで主人公くんたちのことが忘れられなくて、追いかけてきたのね。」

紹介所のお姉さん「メルクちゃんたち嬉しそうに話してたわ。」

ヘミリック「……そう。」

ヘミリック「(そういえば、主人公たちと話してた時、息苦しさを忘れてたな)」

ヘミリック「(それに今も……、慣れないけど、眩暈を起こすほどじゃない。母様以外の視線が怖かったはずなのに……)」

ヘミリック「(その答えも……あいつらといたらわかるのかな)」

主人公「ヘミリックさーん!」

主人公「ここにいた!そろそろ時間ですよ。」

ヘミリック「……わかってる。今、行くよ。」

ヘミリック「(こいつらと一緒なら、僕は変われるかもしれない)」


備考



関連ユニット


※ ステータスの項目名でよくわからない場合は「ユニットページについて」を参照してください。
※ 画像やステータスなど掲載の無い場合は情報提供してくださると助かります。ストーリーはネタバレ配慮のため、コメント欄へ直接書き込まず返信から投稿してください。


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コメント (「心酔する孤蝶」ヘミリック)
  • 総コメント数17
  • 最終投稿日時 2021年08月04日 22:58
    • さすらいの癒術師さん
    17
    2021年08月04日 22:58 ID:brp15hjg

    >>6

    主人公:ヘミリックさーん!

    主人公:ここにいた!そろそろ時間ですよ。

    ヘミリック:……わかってる。今、行くよ。

    ヘミリック:(こいつらと一緒なら、僕は変われるかもしれない)

    • さすらいの癒術師さん
    16
    2021年08月04日 22:57 ID:brp15hjg

    >>6

    <画面切り替え・紹介所>

    紹介所のお姉さん:それで主人公くんたちのことが忘れられなくて、追いかけてきたのね。

    紹介所のお姉さん:メルクちゃんたち嬉しそうに話してたわ。

    ヘミリック:……そう。

    ヘミリック:(そういえば、主人公たちと話してた時、息苦しさを忘れてたな)

    ヘミリック:(それに今も……、慣れないけど、眩暈を起こすほどじゃない。母様以外の視線が怖かったはずなのに……)

    ヘミリック:(その答えも……あいつらといたらわかるのかな)

    • さすらいの癒術師さん
    15
    2021年08月04日 22:57 ID:brp15hjg

    >>6

    主人公:ああ。あとできれば戦える人がいてくれたら……って、すっかり話し込んじゃったな。

    主人公:すみません、邪魔して。俺たちそろそろ行きますね。

    ヘミリック:あ、ああ……うん。

    メルク:素敵な絵を見せてくれて、ありがとうなのですよ。

    ヘミリック:(……行っちゃった。今のって……、目標に1歩、近づけたっていっていいのか?あいつらのおかげで、だけど)

    ヘミリック:(……だからって別に、あいつらのことが気になるわけじゃないし……)

    ヘミリック:(……あいつら、旅仲間を探してるって言ってたよな)

    ヘミリック:……。

    ヘミリック:ああ、もうっ!

    • さすらいの癒術師さん
    14
    2021年08月04日 22:57 ID:brp15hjg

    >>6

    ヘミリック:……何でもない。そう、これは僕が母様を思って描いた作品。

    メルク:みゅふふ~、お母さんのことが大切なのですね。

    ヘミリック:えっ?

    メルク:とても優しい顔をしていたのです。

    ヘミリック:母様は、孤独だった僕を救ってくれた人だから。

    ヘミリック:……僕のことはもういいだろ。あんたたちは、なんで……、その、この町に?

    主人公:実は、旅の仲間を探してて……、この後紹介所へ立ち寄る予定なんです。

    メルク:目的地はまだ決まってないのですが、長旅になるのは間違いないので、色々教えてくれる人がいると助かるのですよ。

    • さすらいの癒術師さん
    13
    2021年08月04日 22:56 ID:brp15hjg

    >>6

    メルク:こうして出会えたのも何かの縁。無理にとは言わないのですが、教えてもらえると嬉しいのです。

    ヘミリック:……ヘミリック。画家だよ、一応。最近は、絵本の挿絵を描くことが多いけど。

    メルク:ということは、この女の子の絵は……、

    ヘミリック:……僕が描いたんだよ。

    主人公:すごいな……。俺、絵のことはあんまり詳しくないんですけど、すごく惹きつけられるっていうか……、

    メルク:わかるのです。それに、見ていると優しい気持ちになってくるのですよ。

    ヘミリック:……あんたたちは人に寄り添える人なんだね。あんたたちみたいになれたら……、

    メルク:みゅっ?

    • さすらいの癒術師さん
    12
    2021年08月04日 22:56 ID:brp15hjg

    >>6

    ヘミリック:(眩暈までしてきた。まずい……、出発の朝になんとか完成した母様の肖像画を見たら、少しは気分が落ち着くかな……)

    ヘミリック:(たしか、この辺りにしまったはず……)あった!

    みゅわ~、素敵な絵なのですよ。

    ヘミリック:えっ?だっ、誰だよ、あんたら!

    メルク:みゅみゅっ、驚かせてしまったなら申し訳ないのですよ。私はメルクなのです。

    メルク:あまりに素敵な絵だったのでつい声をかけてしまったのですよ。

    主人公:あっ、俺は、主人公。ええっと、よろしくお願いします。

    ヘミリック:……そう。

    ヘミリック:……それで、まだ何か用?

    メルク:みゅっ、よければ名前を教えて欲しいのですよ。

    • さすらいの癒術師さん
    11
    2021年08月04日 22:55 ID:brp15hjg

    >>6

    <画面切り替え・タビーニャの町>

    ヘミリック:(母様とはじめて交わした言葉は覚えていない。ただ、後から聞いた話だと、僕は町の外れに1人ぼっちでうずくまっていて……)

    ヘミリック:(たまたま通りかかった母様に、自分から助けを求めたらしい。母様はそれを受け入れ、僕を愛してくれた)

    ヘミリック:(愛情というものはわからないと口にしながら、それでも僕を傍に置き、母様の生み出す作品に触れさせてくれた)

    ヘミリック:(だから僕は、母様の役に立ちたい。そのために、町に出たのに……、知るより先に、人が怖いなんて……)

    • さすらいの癒術師さん
    10
    2021年08月04日 22:55 ID:brp15hjg

    >>6

    ヘミリック:でも、それじゃいけないんだ。僕は資格が欲しい。優しい母様なら、そんなものは必要ないというかもしれないけど。

    ヘミリック:僕のせいで母様の作品を台無しにしたくないんだ。

    ハリエット:……決意の色。あなたの顔からはそれが読み取れたわ。

    ヘミリック:さすが、母様。うん、僕は旅に出るよ。たくさんの人を知る旅に。

    ヘミリック:そうすればきっと、母様が描く絵本に相応しい絵が僕に描けると思うから。

    • さすらいの癒術師さん
    9
    2021年08月04日 22:55 ID:brp15hjg

    >>6

    ヘミリック:わからないから、表現できないんだ。

    ヘミリック:画家となって母様の物語の挿絵を描かせてもらう機会が増えていくうちに、足りないって気持ちが強くなっていた。

    ヘミリック:それで、さっき母様に読み聞かせてもらった時にはっきりと理解したんだ。僕には母様の仕事を手伝う資格がないって。

    ハリエット:……。

    ヘミリック:母様が手を差し伸べてくれたあの日から、僕の小さな世界はあなたで構築されていった。

    ヘミリック:そこに他の誰かを招くのが嫌だった。誰かに僕の世界を壊されたくなかったから。

    • さすらいの癒術師さん
    8
    2021年08月04日 22:55 ID:brp15hjg

    >>6

    ハリエット:言っている意味がわからないのだけれど、どういうこと?

    ヘミリック:母様の絵本はすごくわくわくするんだ。いつだって孤独に苛まれる僕の心を癒してくれた。

    ヘミリック:美しい文字の羅列を見れば心ははずみ、まだ知らない未来を期待しページをめくる。時間が過ぎるのも気にならない。

    ヘミリック:気が付けば夢中で。僕は母様の物語のファンだった。

    ハリエット:それはあなたが誰かに寄り添うことができる人だから。

    ヘミリック:そう、そうだったらよかったよ。……でも違ったんだ。

    ヘミリック:僕の世界はいつだって母様しかいなかったから。他の誰かのことなんてわからない。

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タイトル メルクストーリア 癒術士と鐘の音色(ライン・ストラテジー)
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    ストラテジー
ゲーム概要 あなたの心を感動で癒す温かなストーリーを、圧倒的ボリュームで送るRPG。 簡単操作ながら遊びつくせない程の遊びと物語の世界へ、今旅立とう!

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