メア・思い出
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メアの思い出とボイス
思い出1
メア
私はメア。退魔士よ。
よろしくね。
| 黒衣の少女が名乗った。 その手には、ノコギリ状の刃を 備えた武器がきらめいている。 |
キャトラ
うわ、ゴッツイ武器！
アイリス
退魔士……ってことは、
魔物と戦うんですか？
メア
もちろん、魔物とも戦うわ。でも、
私たち退魔士の最大の敵は、
＜混沌＞と呼ばれる存在なの。
キャトラ
＜混沌＞……
メア
なんと言えばいいかしら。
とにかく強くて倒しづらい魔物、
とでも思ってちょうだい。
メア
普通の武器では、
＜混沌＞を断つことはできない。
だから、この退魔の力を持つ
ルーンチェーンソーが必要なの。
キャトラ
ル、ルーンチェーンソー……？
メア
ルーンの力で動く神秘の武器よ。
キャトラ
見た目、神秘っぽくないけど……
どんな力があるの？
メア
ルーンに祈りと魔力を捧げると……
キャトラ
捧げると？
メア
チェーンソーの刀身が高速回転して
どんな物もズタズタに引き裂くわ。
キャトラ
ギャー！ 痛そうすぎぃ～！
斬られるトコ想像したくないぃ～！
メア
安心して。これで斬るのは
悪しき存在だけだから。
メア
ただし、もしも
悪しき存在を見つけたら――
| メアのチェーンソーが、 ドリュンドリュンと 重厚な音を響かせる。 |
キャトラ
ギャー！ いない！ いないから！
今ここには悪しき存在とか
いないから～！
メア
大丈夫、ちょっと実演しただけ。
じゃあ、何かあったら呼んでね。
どんな敵も断ち切ってみせるから。
| あっさりと言って去っていくメア。 |
キャトラ
……アイリス、主人公。
主人公
(？)
アイリス
なに？
キャトラ
昨日、最後のおまんじゅう
黙って食べたの、アタシなの～！
ごめんなさい～！！
アイリス
？ 別にいいけど……
どうしたの、急に？
思い出２
メア
おはよう。気持ちのいい朝ね。
アイリス
おはようございます、メアさん。
お仕事の調子は、どうですか？
メア
仕事……？
ああ、退魔士としての活動のこと？
ごめんなさい、あまりお仕事って
感覚がないものだから。
キャトラ
そうなの？
メア
ええ。私たち一族は、昔からずっと
魔物や＜混沌＞と戦ってきたの。
だからこれは、仕事というより……
使命、とでも言うのかしらね。
キャトラ
でも、たとえば魔物を退治して
お金もらったりはするんでしょ？
メア
そうね。私たちも食べていかなきゃ
いけないから、さすがに……ね。
キャトラ
じゃあ、いつかは、冒険家みたいに
みんなのあこがれの職業として
認知されるかもね！
メア
……それは、どうかしら。
| メアは、わずかに目を伏せる。 |
メア
退魔士というのは、決して華々しい
存在ではないわ。己の身命を賭して
永遠に魔性の敵と戦い続ける……
修羅の道を行く者なのよ。
メア
……主人公みたいな
冒険家と違って、
あこがれるべきものではないの。
主人公
……！
キャトラ
そうなんだ……
なんか……ゴメン。
メア
いいのよ。
気にしないで、キャトラ。
メア
退魔士がそういうものであっても、
その一族に生まれついたからには、
私はきっちりやり遂げるつもりよ。
メア
己が命の尽き果てるまで……
修羅のごとく魔と戦い続ける。
メア
その使命に、殉じてみせる――
思い出3
キャトラ
メアの武器……ルーンチェーンソー
だっけ？ なんでそんなにゴツくて
痛そうなのよ～……？
メア
このチェーンソーには、
＜断絶＞の力を持つルーンが
組み込まれているの。
キャトラ
＜断絶＞のルーン……？
メア
いかなるものも断ち切るルーンよ。
メア
＜混沌＞は、実体を持たない無形の
存在だから、このルーンの力が
ないと断ち切ることができないの。
メア
ただし、誰でもこのチェーンソーを
扱えるわけじゃないわ。＜断絶＞の
力を発揮するには＜断ち切る意志＞
がなければならないから……
キャトラ
＜断ち切る意志＞？
メア
断ち切ってみせる――っていう、
強固にして苛烈なる意志よ。
メア
その意志がない限り、
ルーンは反応しない――
このルーンチェーンソーも
起動することはないの。
キャトラ
なるほど～。じゃあ、メアには
＜断ち切る意志＞があるのね。
メア
ええ。修行の末に身に着けたの。
どんなものも断ち切ってみせる、
その意志があればこうやって――
| ドゥン、ドゥン、ドゥン…… ルーンチェーンソーが、 どう猛なうなりを上げる―― |
アイリス
みんな、ここにいたのね。
クッキーが焼けたから、
お茶にしましょう！
メアさんもどうぞ♪
メア
え？ ええと、私は、その……
甘いものは控えていて……
その、一族の掟で……
| チェーンソーが動きを止めた。 |
メア
あ――あれっ？ ちょっ……
こら、どうして止まるの！
ねえ、ねえったら！
キャトラ
クッキーを食べたいって欲望を
＜断ち切る意志＞が
持てなかったからじゃないの～？
キャトラ
キャハハ～、まだまだ
修行が足りないみたいね～！。
メア
む、むぅぅぅぅー……っ。
| メアは、頬をふくらませた。 |
メア
そ、そんなことないわ！
クッキーの誘惑なんて
きっばり断ち切って……
アイリス
あ、主人公。
こっちとこっち、どっちがいい？
砂糖の量が違うんだけど――
メア
ア、アイリス！
ここでクッキーを出さないで～！
思い出4
メア
前も言ったけど、＜混沌＞は
実体を持たない無形の存在よ。
| アイリスが作ったパフェに 舌つづみを打ちながら、 メアはまじめに説明する。 |
メア
死んだ人の魂を喰らって、その力を
吸収し、存在を維持するの……
人間が食事をするみたいにね。
キャトラ
アンタが一族の掟に背いて
パフェ食ってるみたいに、
いっぱい魂を食べて、
ぶくぶく太っていくわけ～？
メア
……いい？ ＜混沌＞との戦いって
すごく激しい運動になるの。
だから、ここで食べた分くらいは、
ちゃんと後で取り戻せるの！
メア
戦いに適した体型を
維持できている分には、
一族の掟に背いたことには
ならないわ！
| 頬をふくらませたメアは、 どこか自分に言い聞かせるように 告げる。 |
アイリス
ふふっ。でも、こうして幸せそうに
パフェを食べているメアさん、
戦いなんて知らない
普通の女の子に見えますね。
メア
し、幸せそうなんて、
そんな顔してないもの……
メア
でも……そうね。我ながら、普通の
人とは違いすぎる生き方をしてきた
とは、ずっと思っていたわ……
メア
物心ついた頃からずっと、
退魔士になるための
訓練を積み重ねていたし……
キャトラ
友達と遊んだりとかは？
メア
遊ぶ、ってこと自体なかったわ。
それに、友達も――
幼なじみは、みんな、退魔士に
なる一族の仲間だったから。
アイリス
みんな、ルーンチェーンソーを使う
訓練をしていたんですか？
メア
ううん、みんなじゃないわ。他は、
ルーンガトリングガンとか、
ルーンバズーカやルーン機雷、
ルーンヨーヨーで……
キャトラ
どんな一族よ！？
メア
家系によって使う武器が違うの。
みんな、自分の武器を扱えるように
なるのに必死でね……
メア
だから……うん。
友達はいなかったって
言ってしまっていいんでしょうね。
アイリス
メアさん……
メア
そんな顔しないで、アイリス。
友達がいなかったからって、
辛かったわけじゃないわ。
メア
今は、あなたたちがこうして接して
くれるし……それに退魔士になって
から、ちゃんと友達が出来たの。
メア
私が最初に倒した＜混沌＞に
襲われていた女の子なんだけど……
今でも文通をしているのよ。
キャトラ
じゃあ、その子が、メアの
最初の友達なのね！
メア
ええ。そういうことになるわ。
最初の……大切な友達よ。
思い出5
メア
…………
| 膝を抱えたメアが、 飛行島の隅に座り込んでいる…… |
キャトラ
メア、どうかしたの……？
メア
……失敗、しちゃったわ。
| 膝に額を押しつけるようにして―― 彼女はどこも見つめずにつぶやく。 |
メア
前に言った……私が最初に退治した
＜混沌＞。ヤツを……
倒しきれていなかったの――
アイリス
えっ――
メア
ヤツは時間をかけて再生し――
私の友達にーーあの子に、
取りついてしまった……
キャトラ
そんな――
じゃあ、どうしたの？
メア
…………っ。
キャトラ
メア――、まさか……
メア
斬れな……かった……
| 膝に顔をうずめて、 メアは嗚咽する。 |
メア
私は……ヤツを、斬れなかった！
退魔の一族に生まれた身で
ありながら……！
どうすることも――できずに……！
キャトラ
で、でも、しょうがないじゃない！
友達に取りつかれたら、
そりゃ、誰だってさ――
メア
違う……違うのよ、キャトラ……
メア
私のチェーンソーなら……
＜断絶＞のルーンの力なら、
あの子を傷つけずに＜混沌＞だけを
斬ることもできたはず……
メア
でも……ダメだった。
もし失敗したらって――そう思うと
……怖くて何もできなかったッ！
メア
＜断ち切る意志＞がなければ、
ルーンは発動しない……
私は――私の意志は……
恐怖に……負けたの……
アイリス
メアさん……
メア
ヤツはどこかへ行ってしまった……
斬れない私をあざ笑って……
キャトラ
……どうする――つもりなの？
メア……
メア
私は……斬らなきゃいけない……
メア
ヤツだけを斬れないのなら――
あの子もろともにでも――
斬らなければ……
メア
それが、私の……
一族の、使命なのだから……！
思い出6
(※主人公が光る)
メア
ひ、かり――
メア
主人公……
これは、あなたのものなの――？
あなたのなかの……
意志だっていうの……？
主人公
……！
アイリス
ルーンの光は、心の光……
確かに抱いた意志こそが、
心とルーンを輝かせる……
アイリス
メアさんの意志だけじゃ、
足りないのなら……
私たちの意志を、貸します。
アイリス
だから、使ってください。
私たちの意志を……
あなた自身の願いのために！
メア
――ッ！
| カッと強く眼を開き、 メアは弾かれたように 立ち上がった。 |
| 抜き放たれる刃―― ルーンチェーンソーが、 ぎらりと陽光を反射し―― |
| ぶおんッ……！ と、 猛々しい咆哮を上げる！ |
メア
……はぁぁぁああッ！！
| そしてメアは―― うなるチェーンソーで、思い切り 自分自身の首を薙ぎ払った！ |
キャトラ
ひ、ひぃーっ！？
アイリス
待って、キャトラ！
だいじょうぶ……よく見て！
| 確かにチェーンソーを振り切った メア――その首元には、 わずかほどの傷もない。 |
キャトラ
今のって……
メア
断ち切ったの。
この＜断絶＞の刃で……
メア
私をがんじがらめにするもの、
全部……ね。
キャトラ
じゃあ――メア！
メア
ええ――
| うなずいて、 メアは身をひるがえす。 |
メア
ありがとう、みんな。
私……行くわ。
今度こそ敵を断ち切ってみせる……
大切な友達を助けてみせる！
キャトラ
がんばってね、メア！
うまく行ったら、その子も呼んで
いっしょにお茶しましょ！
アイリス
メアさんとその方とで、
２人分のパフェ、
用意しておきますから！
メア
あら――だったら、
３人分でお願いするわ、アイリス。
| わずかに顔を振り向かせて―― メアは、薄く微笑んだ。 |
メア
――私１人で、
２人分はイケるもの！
思い出７
メア
アイリス、ちょっといい？
アイリス
あ、はい、なんですか？
メア
この前、用意してくれるって
言ってたパフェ……
お願いしていい？
キャトラ
あ、じゃあ、友達助けられたのね！
メア
ええ。私が<断ち切る意志>を
ちゃんと持っていれば、
難しいことじゃなかったわ。
メア
でも、助けてすぐは、
体と心が衰弱してたから、
お茶には誘えなかったの。
メア
だけど、ようやく元気に
なったみたいで……
お茶会に招待したくて。
思い出８
(※主人公が光る)
メア
みんなのことは、
私から少し話してあるわ。
頼りになる仲間だって。
主人公
(！)
メア
驚くことはないわよ。
だって本当のことだもの。
メア
みんながはげましてくれたから、
私は自分の弱さを断ち切れた。
メア
それができたのは、
お世辞や謙遜じゃなく、
みんながいてくれたからだわ。
メア
本当にありがとう……
これからも、よろしく頼むわね。
ボイス
| 状態 | ボイス |
|---|---|
| キャラ詳細画面 | 断ち切ってみせるわ！ |
| Lvアップ | 更なる意思を！ |
| スキル | 断ち切るっ！ |
| 交代時（入） | 行くわ！ |
| 交代時（出） | お願い！ |
| クエスト開始時 | 一族の使命を果たさないと…ね |
| クエスト中放置 | 少し、休んだほうがいいかもね |
| クエストクリア時 | まだ気は抜けないわ |
| 戦闘不能時 | ごめん…なさいっ… |
| タウン1 | ちょっと、お腹空いちゃった |
| タウン2 | 甘い物とか、その…持ってない？ |
| タウン3 | 魔の気配を感じたら言ってね |
| タウン4 | いい日和ね |
| タウン5 | あら、どうしたの？ |
| 攻撃1 | はっ！ |
| 攻撃2 | はぁあっ！ |
| 被ダメ1 | うぅっ！ |
| 被ダメ2 | くっ！ |
| 被ダメ3 | んうっ！ |
| 協力待機 手振りorお辞儀 | いい日和ね |
| 協力待機 バンザイ | あら！ |
| 協力中 土下座＆頭を抱える | そう… |
| 温泉 |
| 【キャラ説明】 魔性の存在を断つ、退魔士の少女。 穏やかな気性だが、凛として魔と戦う。 |
| 【プロフィール】 本名：メア・ミスニーハ (cv.野中藍) 二つ名：[ルーンチェーンソーの退魔士]→[魔性の業を断つ少女] 種族：人間 (職業：退魔士) 年齢：16歳 出身地：裁きの島・アテナイ 人間関係：意外と仲良し？→アナザー |
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フォースター☆プロジェクト 4th 2014/10/15
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