驢打滾・梅影探踪
目次
合理過大
驢打滾の部屋の壁にはがきがたくさん掛けてある。時間があれば子供らを相手に昔の旅で出会った冒険物語を語る――
◆主人公【男性】の場合◆
（逆の場合の差分は募集中）
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青団子
「驢打滾兄ちゃんの部屋には、こんなにたくさんのはがきがあるんだね！これは全部あなたが旅行した場所から持ってきたの～？」
驢打滾
「も…もちろん！」
「これは南海から持ってきたやつだな…あの時は本当にやばかった。おれの船は嵐でひっくり返され、木板一枚に頼って、一人で泳いできたんだ！」
青団子
「おぉ～！」
驢打滾
「あとこれはおれが天山の頂に狼の群れと戦った時――」
【選択肢】
・また作り話？
・また嘘をついてる！
選択肢
また作り話？
驢打滾
「○○、いつからそこに？びっくりしたぜ！」
若
「このはがきはコレクションかと思ってたのに、まさか話を作るための材料だったとはね」
驢打滾
「は、話を作るだなんて言うなよ。完全な作り話じゃなくて、ただ一部を合理的に脚色しただけ…」
若
「……木板一枚を頼りに、泳いできた人はカ仔煎だったのに、自分のことに脚色したよね？」
驢打滾
「えっと、おれだって海に行ったことくらいあるんだぜ？強いて言えば、什刹海も「海」じゃん！昔は毎日そこでぶらついてたから、「海」には詳しいんだ！それをもうちょっとだけ潤飾すれば――」
また嘘をついてる！
驢打滾
「な――！！○○、いつからそこに？」
若
「このはがきはコレクションかと思ってたのに、まさか嘘をつくための材料だったとはね」
驢打滾
「えっと、これは単なる嘘じゃなくて、ただ一部を合理的に脚色しただけ…それに什刹海も「海」じゃん？だからおれは「海」には詳しいんだ！」
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驢打滾
「青団ちゃんも興味津々で聞いてんじゃん！おれが上手く脚色した証拠だ！」
青団子
「別に～？ただ驢打滾兄ちゃんの喋り方が面白くって、話芸の相声みたいだなって思ったの！」
「特にほらを吹いてる時なんて、ほんと～に笑っちゃうから、もっと聞きたいな！」
驢打滾
「――！！」
「はあ？おれをなめてるのか――」
「……コホン、コホンコホン！」
「そ、そうだ！おれだって冗談のつもりだったぜ？お子様だって本気にしちゃいねぇから大丈夫だ、ハハ、ハハハ…」
若
「…そう言ってるけど、嘘がバレたから気まずい顔をしてるね…」
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