「葉傘下の雨蛙」キッケル_include
属性補正
炎属性
150%
水属性
100%
風属性
67%
光属性
100%
闇属性
100%
モデル
ストーリー
主人公「うう、今日はやけに暑いな……。」
紹介所のお姉さん「あら、主人公くん。今日もキッケルくんを仲間に誘いに?」
主人公「あ、はい。といっても、もう何度も断られてるので諦めかけてるんですけど……。」
紹介所のお姉さん「そうねえ……。」
主人公「無理に頼んでもしょうがないので、今日駄目だったら諦めようかと……、ん?あそこに転がってるのは……、」
キッケル「……。」
主人公「うわっ、キッケル!ど、どうしたんだ!?具合でも悪いのか?」
キッケル「み、みず……、」
主人公「みみず!?」
キッケル「そんなお決まりのボケは求めてないゾヨ……。水……、早く水を摂取しないと、我が同胞たちも干からびてしまうゾヨ~……。」
「ケロ~。」
主人公「いつも不敵なキッケルが……、いつも、お断りゾヨ~ってにべもないキッケルが……、いつも、俺の軟弱さを鼻で笑うキッケルが……、」
キッケル「後で覚えておくゾヨ~……!」
主人公「そのキッケルがこんなに弱ってるなんて、そんなに暑さに弱かったんだな……。わかった、すぐに水を持ってくるよ!」]
キッケル「主人公……、」
主人公「いいよ、お礼なんて。誰かが苦しんでるときに助けないわけな……、」
キッケル「朝露をこして精製した清水と、ひとつ1000ゴルドする、幻のレモンで作ったレモン水に蓮の形に削った氷を浮かべたものを頼むゾヨ~……。」
主人公「わかった、その辺の井戸で汲んだ温い水持ってくる!」
キッケル「なんでゾヨ~……!」
キッケル「冷たいゾヨ~!レモンおいしいゾヨ~!生き返ったゾヨ~!」
「ケロ~!」
主人公「普通のカエルもレモン水飲むんだ……。あ、あと熱中症かもしれないし、塩分取った方がいいって紹介所のお姉さんが言ってたから、塩味のおにぎり持ってきたけど。」
キッケル「塩はきらいゾヨ。それより氷が蓮の形じゃないゾヨ~!レモンもおいしいけど安物ゾヨ~。水もちょっと温いゾヨ~。」
主人公「……。えい!」
キッケル「むがっ!や、やめるゾヨ~!塩辛いのはきらいゾヨ~!やめないと、幸運をもたらさないゾヨ~!」
主人公「知るか!」
キッケル「むがががが……!わ、わかったゾヨ~。食べるゾヨ~……。ゾヨヨヨヨ……、ひどいゾヨ~。人間の所業じゃないゾヨ~。」
主人公「塩おにぎり食べさせただけなのに……!」
キッケル「しかし、たしかに力がわいてきたゾヨ!キッケルケル~!完全復活ゾヨ~!」
主人公「疲れた……。」
キッケル「……主人公。」
主人公「え?」
キッケル「その、今日は助かったゾヨ。お礼と言ってはなんゾヨが、お前の仲間になってやってもいいゾヨ。」
主人公「キッケル……、」
キッケル「つ、ついでに幸運の祝福をしてやるゾヨ。言っておくゾヨが、お前がいらないと言ったゾヨから、嫌がらせゾヨ!別に感謝の気持ちでも、なんでもないゾヨ~!」
主人公「あ、ありがとう……。」
主人公「(そういえば、キッケルは幸運をもたらすカエル族として有名なんだっけ……)」
主人公「(もしかして、今まで断られてたのって、幸運目当てだと思われてたのかも……。なんか、そう思うと今までのわがままも可愛く思え……)」
キッケル「では、いくゾヨ。キッケルケル~!恵みの雨を受けとるゾヨ~!」
主人公「……。あ、あの……。」
キッケル「キッケルケル~!」
主人公「(ま、まじめな顔で、俺の頭にコップの水をかけてる……!なんだこれ、罠か?罠なのか!?)」
主人公「(どうみても祝福ってか、嫌がらせだぞ!ほんとに嫌がらせだぞ!)」
村のお兄さん「あっ、あれはカエル族の祝福の儀……!いいなあ、うらやましい!」
主人公「(なん、だと……)」
主人公「(ホントに祝福なのか、俺の頭にコップの水を垂れ流すことが……!?)」
キッケル「キッケルケル~!」
主人公「(くっ、お、俺はキッケルを信じる!信じる、けど……!)」
キッケル「これで終わりゾヨ~。」
村のお兄さん「いいなあ!どうだよ、幸運をもたらされた気分はさ!」
主人公「すごく……、複雑な気持ち……。」
備考
「雨の運び手」ニーナに懐いている
「彩水の放浪者」トゥリクルが追いかける相手
入手方法
ダイヤスカウト、レア以上確定ゴルドスカウト