「春を統べる者」フロイレイダ_include
属性補正
炎属性
56%
水属性
180%
風属性
100%
光属性
100%
闇属性
100%
モデル
ストーリー
フロイレイダ「ユウ殿、先日は本当にありがとうございました。
あなたたちと旅をしたおかげで、サローディアも王女としての自覚を持つことができたようで……、
今ではフリューリングと共に、たまに抜け出しつつも、以前よりずっと熱心に勉強に励んでいます。」
主人公「そうなんですか……。
けど、結局俺はヴィンデールの元へは行くことができませんでした。
あの暗いトンネルを通り抜ける前に、倒れてしまったんです。フロイレイダさんが思っているような、すごい癒術士では……、」
フロイレイダ「たとえ今はそう思っていたとしても、あなたはやがて、その翅を広げ、空へはばたき、導きを与えるものとなる。
サローディアにそうしたように、そして、ゼフュロダイにそうしたように。」
主人公「ゼフュロダイさん、ですか?」
フロイレイダ「あのゼフュロダイが、春の丘を訪れ、蜂蜜茶を楽しむ日が来るなんて、思いもよらなかったことです。
主人公「そういえば、会ったばかりの頃は蜂蜜茶嫌いだって言ってました……。」
フロイレイダ「かつて、わたくしが蜂蜜茶を振る舞おうとした時も、そう言われて断られたのですよ。」
主人公「そうなんですか?」
フロイレイダ「ええ。癒術士殿が黒の森のモンスターを癒やす旅へ同行した時に、彼と初めて出会ったのですが……、
なんて陰気な顔をした少年だろうと思いまして……。きっと元気になるだろうと思って、蜂蜜茶を淹れたのです。」
主人公「陰気……、」
フロイレイダ「その時のわたくしは、まだ何も知ろうとしなかった頃で、子供でした。
そうして良かれと思って淹れた蜂蜜茶をすげなく断られ、腹を立てて……、
なんとしても蜂蜜茶を飲ませてやろうと旅の間中、ゼフュロダイと攻防戦を少々。」
主人公「い、意外とやりますね……。」
フロイレイダ「それでも、結局彼に蜂蜜茶を飲ませることはできませんでした。
せめてもの置き土産に、黒の森を出立する前日に、彼の家の茶葉を蜂蜜茶とすり替えてやりましたが……。
あれから二十数年の月日を経て、彼が蜂蜜茶を飲む姿を見ることができたのです。
そうさせたのがわたくしでないことは、少し悔しいですが……、あなたは間違いなく、彼の花を咲かせたのです。
主人公「そう、なんでしょうか……。」
フロイレイダ「彼はあなたの淹れた蜂蜜茶を飲んでいたでしょう?」
主人公「そう、ですね……。
……ん?」
フロイレイダ「どうかしましたか?」
主人公「あの……、あの時の蜂蜜茶……、ゼフュロダイさんの家からもらってきたやつなんですけど……。
ゼフュロダイさんが蜂蜜茶を買い足すわけないし……、ってことは、あれ少なくとも20年前の……、」
フロイレイダ「……。
大丈夫です、蜂蜜茶は腐りませんから。」
主人公「いやでも、さすがに……、」
フロイレイダ「大丈夫です。」
主人公「はい。」
備考
入手方法
ダイヤスカウト