「神教を説く者」アブサン_include
属性補正
炎属性
77%
水属性
130%
風属性
100%
光属性
100%
闇属性
100%
モデル
ストーリー
主人公「はあ、また駄目だったか……。こうも仲間になるのを断られ続けると、なんだか自信をなくすなあ……。」
主人公「ん?あそこにいるのは……、」
アブサン「ああ、主人公くん!こんなところで会えるなんて、これも神のお導きだよ!神は君に、救済の道を示しておられる!」
主人公「俺にはまだちょっと、その道は見えないみたいです……。」
主人公「アブサンさんは布教帰りですか?」
アブサン「そのとおり!」
アブサン「未だ、我らが素晴らしき神の正しさを解しない、あわれな人々がたくさんいるからねえ!神の慈悲を知る私が、神へと導いてあげなくては!」
主人公「それで、布教のほどはどうでした?また演説してきたんですよね?」
アブサン「残念なことだがね、すぐには神のすばらしさはわかってもらえないようだよ。」
アブサン「おや、主人公くん。よくよく見れば、なんだか落ち込んだような顔をしているね。そんな時こそ、以前渡した教典を読んで……、」
主人公「すみません、今は宿に置いてきてて。」
アブサン「そうかい、それなら仕方がないね。本来なら、常に持ち歩き……、」
アブサン「いや、一言一句暗記することを強く、……強く!おすすめしたいところだが、君はまだ神のみこころに触れ始めて間がないからねえ。」
アブサン「教典のすばらしさがわからずとも、仕方のないことかもしれないね。」
アブサン「それなら、神の救済には遠く及ばずとも、そのすばらしさを知る者として、そして君の旅の仲間として君に救済を示そう。」
私に相談できることなら、なんでも相談してくれたまえ。常闇へ至る前の、我らが世界ですまうため、悩める者の話を聞くのも、神仕の仕事だ。」
主人公「あ、ありがとうございます。」
主人公「あの、アブサンさんっていつも自信満々ですけど、その、実際のところあんまり改宗には成功してないですよね。」
主人公「俺なんか、仲間になるのを何回か断られたくらいで自信をなくしそうなんですけど、どうしたらいいですかね……。」
アブサン「はっはっは!私が正しいことは決まりきっているんだから、自信をなくすわけないじゃないか!」
アブサン「おかしなことをいうなあ!いいかい、人は必ず誤るものだし、正しいことをすぐには、そうと解せないときもあるのさ。」
アブサン「だから、私がいくら正しいことを伝えても改宗に至らないのは、その人が誤っているからなんだよ。」
アブサン「だから、その誤りを少しずつ正してあげれば、やがて私の……、神の正しさを解する日が来るってことさ!」
主人公「あっ、はい。」
アブサン「だけど、そうだなあ。そのためには地道な努力が必要だね。」
アブサン「子供にわかるよう、教典にフリガナを振ったり、注をつけたり!時には紙芝居を読み上げ、時には聖歌を歌う!」
アブサン「演説を聞きに来てもらえるよう、飴を仕入れ、チラシを配り、教典を贈る!」
アブサン「人に何かを解させるには、何事も根回しと根気が必要なのさ!」
主人公「な、なるほど……。たしかに、いつもいきなり仲間になってくれって頼むだけで、根回しとかしなかったかも……。」
主人公「それに、もっと粘ればもしかしたら仲間になってくれてたのかもしれないし……。」
主人公「アブサンさん、ありがとうございます!俺、もっと頑張ってみます!」
<場面転換>
主人公「アブサンさんに相談してみてよかったな……。それにしても、あんなアブサンさんの信じる神さまなら教えもすばらしいのかもしれな……、」
主人公「はっ!これが根回し……!?」
備考
関連ユニット