「紅煌たる聖槍」ラヴィオル_include
属性補正
炎属性
100%
水属性
71%
風属性
140%
光属性
100%
闇属性
100%
モデル
ストーリー
主人公「あれ?ラヴィオルさん、そんなに本を抱えてどうしたんですか?」
ラヴィオル「せっかく王国へ来たからな。こちらの医学の本を集めている。」
主人公「へぇ……、ラヴィオルさん、そういう方面に興味があったんですね。」
ラヴィオル「ああ。弟のこともあったからな。」
主人公「……、」
ラヴィオル「奇跡というものが。」
ラヴィオル「偶然の重なりを神の導きと呼んでいるだけのものなのか、それとも、神の導きによる必然の重なりなのか、私はいまだにわからない。」
ラヴィオル「わからない以上は、聖都の者たちが翼の有無を神の手によるものだと言おうとも、もうひとつの可能性を捨てるわけにはいかない。」
主人公「それが医学ってことですか?」
ラヴィオル「そうだ。……といっても、今はもう弟のためではないがな。」
主人公「じゃあ、何のために……?」
ラヴィオル「神がいなかったときのためだ。」
主人公「え?」
ラヴィオル「意味のないことと、意味のあることを識別する方法は、知り、解するしかない。」
ラヴィオル「地上の民との接触を禁じた理由が神以外にあるのなら、それを知らずに変えようとすることはあやういことだ。」
主人公「それは……、そうかもしれませんね……。」
ラヴィオル「……私の杞憂ならば、むしろその方がいい。だが、こうして神を信じる者が気づかないことを補うことが、今の私の役目なのだろう。」
主人公「……、」
ラヴィオル「……他に何か聞きたいことは?」
主人公「えっ!?」
ラヴィオル「詫びだ。」
主人公「詫び?」
ラヴィオル「会った時に、窒息させてしまっただろう。後で、配慮が足りなかったと反省した。」
主人公「は、はあ……。」
ラヴィオル「それに、……お前たちは私に教えてくれた。だから、それと同じだけ答えてやろうとさっき決めたのだ。」
主人公「さっき……。それに俺、何か教えましたっけ……?」
ラヴィオル「空の広さと自由の意味を。」
主人公「……、」
ラヴィオル「私はあの時まで思いつきもしなかった。」
ラヴィオル「もし、もっと前に気づくことができていたなら、ミシェリア様とオルトスを連れて聖都を出るという選択肢も……、」
ラヴィオル「いや。それはないか。」
主人公「どうしてですか?」
ラヴィオル「……私もミシェリア様も、聖都が、聖都に住む人々が好きだからだ。」
ラヴィオル「たとえ外にさらに美しいものがあろうとも、たとえ聖都の人々が、弟を塔へ、ミシェリア様を聖宮へ押し込めることとなった理由だとしても。」
ラヴィオル「それでも長い年月を、あの場所で彼らと共に過ごしてきた。善いところも悪いところも知っている。彼らを切り捨てることができない。」
ラヴィオル「……それこそが、私がオルトスと共に行けなかった理由だろうな。そして、私が医学を学んでいる理由でもある。」
主人公「……、」
ラヴィオル「弟を、よろしく頼む。」
主人公「……、」
主人公「はい。」
主人公「まぁ、実際には、俺がモンスターから守ってもらってるんですけどね……」
主人公「ずっと塔にいたから俺と同じくらいの戦闘能力かと思ってたのに……!」
ラヴィオル「ふ、槍だけは、私が何の気兼ねもなく教えられたことだからな。」
備考
入手方法
ダイヤスカウト、レア以上確定ゴルドスカウト