「影音の演奏者」グロウル_include
属性補正
炎属性
100%
水属性
100%
風属性
100%
光属性
130%
闇属性
100%
モデル
ストーリー
メルク「グロウルさんが仲間になってくれて嬉しいのですよ~!よろしくなのです!」
グロウル「……。」
メルク(よかったのです、うなずいてくれたのですよ~!)
メルク「主人公さんは、後から来るそうなのですよ。」
グロウル「そうか。」
メルク「みゅ?その抱えてる楽器は……、サックスなのですよ?」
メルク「よく手入れされているようですが……、なんだか古そうなのです。年代ものなのです?」
グロウル「……ああ。父の、形見だ。」
グロウル「子供の時から、ずっと、これが弾きたくて演奏家になったんだ。」
メルク「そうだったのですね~……。」
メルク「そういえば、グロウルさんは機奏式サックスの演奏者なのだと聞いていたのですよ。機奏式とはどういうことなのですよ?」
グロウル「……。」
メルク「みゅ?グロウルさんが今、見せてくれたところ……、息を吹き込む場所がないのですよ!」
メルク「みゅっ!?その尖っているところが動くのです?」
グロウル「……。」
メルク「ふ、吹いてないのに、音が出たのですよ!なるほど、息を吹かなくても空気が送り込まれる仕掛けになっていたのですね!」
メルク「さすが、機械の国なのです。楽器も機械仕掛けなのですよ~!」
メルク「でも、その分演奏する技量も必要とされそうなのです。」
メルク「グロウルさんは腕利きの演奏者と聞きましたが……、コンテストとかは出ているのですよ?」
グロウル「いや。友人のコーヒーハウスで、ジャズを演奏している。」
メルク「ジャズなのです!?おしゃれそうなイメージなのですよ~。」
メルク「コーヒーハウス……、というのはコーヒー専門店のことなのです?」
メルク「きっと、みなさん、コーヒーを飲みながら、グロウルさんの曲に耳を傾けているのですね~。」
グロウル「そうならないように、弾くのが俺の仕事だ。」
メルク「みゅ?どういうことなのですよ?」
グロウル「あそこはコーヒーを飲みながら、話をするところだからな。」
グロウル「会話の邪魔になるような曲は駄目だ。無音ではないが、目立ちもしない。影のような曲がいい。」
メルク「影のような……、なんだか、想像がつかないのですよ……。」
グロウル「……そうか。それなら、その方がいいだろう。」
グロウル「……、今日だけ、特別だ。」
メルク「みゅ?」
メルク「みゅわ~!素敵な音なのですよ~!ちょっと哀愁があって、でも穏やかに優しい感じで……、」
メルク「……でも、紹介所の人たちはおしゃべりに夢中なのですよ。むしろ、曲が始まる前より……。」
グロウル「そのための曲だからな。」
メルク「なるほど、これが影のような曲……。お客さんが、楽しく話せるようにするための曲なのですね~……。」
メルク「でも、たしかに、グロウルさんの曲を流しながら誰かとおしゃべりするのも楽しそうなのですが……、」
メルク「今は、グロウルさんの曲の続きを聞きたいのですよ。さっきの曲、とても気に入ったのですよ~!」
グロウル「……ふ、物好きなお嬢さんだ。」
―――
主人公「あれ?おかしいな……、紹介所で待ち合わせって聞いたんだけど。」
メルク「みゅ、主人公さん!」
主人公「あ、メルク!グロウルさんは?」
メルク「そこなのですよ。」
主人公「そこ?」
メルク「だから、すぐ目の前なのですよ。」
主人公「……。」
グロウル「……。」
主人公「うわっ!い、いつのまに……!すみません、気づかなくて……。」
グロウル「気にするな。それが仕事だからな。」
主人公「は、はあ……?」
メルク(ま、まさか曲ばかりか、自分も影に!?)
備考
入手方法
ダイヤスカウト、レア以上確定ゴルドスカウト