「凍海奔る剛船」フロージア_include
属性補正
炎属性
190%
水属性
100%
風属性
53%
光属性
100%
闇属性
100%
モデル
ストーリー
主人公「あ、フロージアさん! しばらく一緒に旅ができてうれしいです。これからよろしくお願いします!」
フロージア「はっはっは! 礼を言うのはこちらの方だ。」
フロージア「癒術師殿がいてくれれば、モンスターとの戦いも多い船旅がずいぶんと楽になるからな。」
主人公「確かに、船の上だと陸みたいに自由には動けないですよね。モンスターに囲まれたりしたら、大変そうだし……。」
フロージア「ま、そうなったとしても、これでもそれなりに武芸には通じている。癒術師殿が癒している間くらい、簡単に持ちこたえられるさ。」
主人公「あれ、武芸……? じゃあ、その杖は……、」
フロージア「杖で殴る!」
主人公「魔法は!?」
フロージア「魔法も使う!」
主人公「す、すごい!」
フロージア「もともとは武術で戦っていたんだがな、まだ駆け出しで船大工も雇えないとき、船の修理のために魔法を覚えたんだ。」
フロージア「そうしたら、案外船の上では魔法で戦うのも便利でな。今は、併用して戦っている。」
主人公「へえ……。魔法で船を修理することもできるんですね~。」
フロージア「うむ。水をかけて魔法で凍らせたら、簡単だ!」
主人公「そ、そういう修理でしたか……。」
主人公「でも、そもそもそんな危険な船旅に、どうして出ようと思ったんですか?」
フロージア「うん? そうだなあ……。」
フロージア「商人としての答えはもちろん、リスクが大きい分、儲けが見込めるから、だが。」
フロージア「わたし個人の答えとしては広い世界でいろんなものを見たいから。そして、それを我が国の皆にも見せたいからだな!」
フロージア「というのも、わたしたちの国には、凍らない港がなくてな。そもそも国の外へ海から行くことが、なかなか大変なのだ。」
主人公「たしかに、雪の国は1年のほとんどが雪で、あちこち雪で覆われてるって言いますもんね。海だって当然なのか……。」
主人公「でも、それじゃあ、どうやって港に入ったりするんです?」
フロージア「それはだな、港の氷を融かす者がいるのだ。」
主人公「そういう仕事があるんですか?」
フロージア「ああ。地味な仕事だが、我々が港に入れるようにする重要な仕事だ。」
主人公「へえ……。」
フロージア「……ふふふ、いろんな国の土産を持って帰るのが楽しみだ。」
フロージア「あの者はきっと、また港の氷を融かして待っていてくれるだろうからな。」
主人公「あの者?」
フロージア「な、なぜ、そのことを!?」
主人公「なぜって、思いっきり口に出してましたよ。」
フロージア「お、おお、そうだったか……。」
主人公「その人って、フロージアさんのお友だちですか?」
フロージア「友達……、と、友だちですらないかもしれんな……。」
主人公「えっ!?」
フロージア「うう、いざ目の前にすると、緊張してうまくしゃべれないのだ!」
主人公「……も、もしかして、その人ってフロージアさんの好きな人、でしたか……。」
フロージア「う、うむ……。」
主人公「……、」
フロージア「いや、皆まで言うな! わかっている、わたしが、こここ、恋などと柄にもないことは!」
フロージア「だが、好きになってしまったのだ! しかたなかろう!」
主人公「別にそんなこと思ってないですよ! むしろ、応援しますよ!」
フロージア「なに、本当か!?」
主人公「フロージアさんにはお世話になりますから。それで、緊張してうまくしゃべれなくて、距離が縮められないんでしたっけ?」
フロージア「ああ。」
フロージア「だが、原因はそれだけではない! 我々の間には、もっと別の大きな壁が立ちはだかっているのだ!」
主人公「そ、その壁とは……!?」
フロージア「方言だ……!」
主人公「ほ、方言ですか。」
フロージア「彼の訛りがきつすぎて、正直、言っていることの半分もわからん!」
主人公「ええ!?」
フロージア「だが、自分から彼の素のしゃべり方が聞きたいと言った以上、わからないと言うのもはばかられるし……!」
フロージア「一応、船の中で夜な夜な、方言辞典を引いてはいるのだ! だが、だが!」
フロージア「ううっ、言葉の壁がわたしたちを引き裂く~っ!」
主人公「(異文化の壁は軽々超えるのに、方言の壁はそんなにも高いんだなあ……)」
備考
「融氷の炎術士」イグナツィオに好意を抱いている
入手方法
ダイヤスカウト