「旋風の猫族」リキ_include
属性補正
炎属性
71%
水属性
140%
風属性
100%
光属性
100%
闇属性
100%
モデル
ストーリー
リキ「……は?僕を仲間に?冗談でしょ。」
主人公「いきなり辛らつだな!?」
リキ「じゃあなに。本気で僕と旅がしたいって?最高の意味わかんないんだけど。趣味悪すぎじゃない?ほら、僕、こんな奴だよ。わかったでしょ。」
主人公「とりあえず毒舌ってことはわかったよ……。」
リキ「じゃあ、もういいでしょ。僕なんか、ほっといてくれないかな。」
主人公「そ、そこをなんとか!リキはどこか行きたい場所とかないのか?目的地が近いなら、一緒に行った方かお互いに助かるしさ!」
リキ「……べつに。」
主人公「た、例えば、おいしいものとか!異国ならでは民芸品とか、服とか!」
リキ「……。」
主人公「それから、えーっと、えーっと……、お、温泉とか!って、これはない……、」
リキ「おんせん……、」
主人公「尻尾、立ってる。」
リキ「う……!」
主人公「えっと、猫族は尻尾が立ってるときは嬉しいんだっけ……?」
リキ「……勝手に人の尻尾、見ないでよね。」
主人公「あっ、ご、ごめん……。視界に入ってきたからつい……。でも、温泉、興味あるんだな。」
リキ「……まあ、ないこともないけど。」
主人公「……。」
リキ「だ、だから、尻尾見ないでって言ってるでしょ!」
主人公「わ、悪い……。でも、温泉に興味あるなら、やっぱり一緒に旅に出ないか?一応、心当たりあるしそれに別の国の温泉にも巡り合えるかもしれないし!」
リキ「……。な、なんで?」
主人公「なんで?」
リキ「なんで、そんなに僕にかまうわけ?僕なんか、一緒にいてもつまらないよ。あなたの期待してるようなやつじゃ、絶対にないし。」
主人公「そりゃ、そうかもしれないけどさ。」
リキ「……でしょ。それなら、僕にもう近づかないでくれないかな。」
主人公「なんでそうなるんだよ……。別に、想像と違っててもいいだろ。むしろ、想像通りのやつを探す方が難しいよ。」
リキ「……。なら、あなたは見る目がないんじゃない。僕みたいな、できそこないの猫族を誘うなんてさ。」
主人公「え?」
リキ「……猫族は、一様に手先が器用で、好奇心旺盛なやつが多いって言われてるけど、でも、僕は……、」
主人公「なるほど、不器用なのか……。」
リキ「……!」
主人公「ボタン、掛け違えてる。」
リキ「……っ、そうだよ!僕は猫族のくせに、不器用なの!わかったら、もう僕にかまわないで!どうせ仲間になったところで、こんな僕、すぐに……、」
主人公「えええ!?ちょ、ちょっと待てよ!」
リキ「なに!」
主人公「い、いや、俺、猫族のことはわかんないけど不器用なだけでそこまで思い詰めるほどなの!?ボタンがうまく留められないくらい、俺が留めなおすって!」
リキ「……!あ、ぼ、僕は、自分でできるようになりたいんだよ!だいたい、僕がずっと思い悩んできたことをそんな気軽に!」
主人公「うっ、そ、そうだよな。猫族のこと、よく知らないのに王国のものの見方で言っちゃ、ダメだよな。」
リキ「……、……あ、あーあ。なんか、あなたと話してると馬鹿らしくなってくる。」
主人公「そんなにか……。」
リキ「ねえ。……ボタン、留めなおしてくれるんでしょ。」
主人公「え?あ、ああ。」
リキ「……。……その、いいよ。」
主人公「え?」
リキ「温泉、知ってるんでしょ。興味、あるから、ついていってあげる。旅のうちに、不器用なの、なおせるかもしれないし。不器用でも……、あなたは気にしないみたいだし。」
主人公「……!ありがとう、仲間になってくれて嬉しいよ。これからよろしくな。」
リキ「……これだけしつこくされちゃね。あなたがいつ僕に飽きるかわかんないけど、それまではよろしくしてあげてもいいよ。」
主人公「ネ、ネガティブだなー……。」
リキ「……性格も不器用なんで。」
主人公「うん……、ちょっとひねくれてるよな……。」
(……まあ、尻尾見ればどう思ってるのはだいたいわかるんだけど)
リキ「……!だ、だから勝手に尻尾、見ないでって言っただろー!」
備考
入手方法
ダイヤスカウト、レア以上確定ゴルドスカウト