「格子盤の従者」オーウェン_include
属性補正
炎属性
100%
水属性
77%
風属性
130%
光属性
100%
闇属性
100%
モデル
ストーリー
オーウェン「主人公、少し休憩しないか?朝から、ずっと紹介所の名簿をめくっているだろう。」
主人公「オーウェン。ああ、そうだな……。そろそろ指がインクで真っ黒になりそうだし。」
オーウェン「ほら、手拭きだ。その間に、紅茶を淹れておこう。」
主人公「ありがとう。今日は、何のお菓子なんだ?」
オーウェン「クッキーとカップケーキだ。あと、サンドイッチも用意しておいた。昼食もまだだろう?」
主人公「そうなんだよ。オーウェンは気が利くなあ……。」
オーウェン「この紹介所でお前と出会って、共に旅をして、しばらく経っているからな。
お前の行動もある程度は予測がつくというものだ。」
主人公「そういうものなのか。でも、たしかオーウェンってどこかのお嬢様に仕えてるんだよな?」
「それだったら、相手がなにも言わないうちにいろいろ用意できないといけない、みたいな事情もあるのか……。」
オーウェン「従者としてのたしなみだな。いかに、主に不快な思いをさせず、ご要望をかなえるか。」
主人公「って、俺は、ただの旅の仲間だけどな。」
「それなのに、いつもいろいろ気づかってくれるよな。
おかげで、勝手にお菓子が出てくる生活に慣れ始めそうで怖いんだけど。」
オーウェン「迷惑か?」
主人公「いや、そういうわけじゃなくて。ありがたいけど、大変じゃないか?
お嬢様がいないときくらい、肩の力を抜いても……、」
オーウェン「俺にとっては、これが普通だ。」
主人公「そういうものなのか……。」
オーウェン「それに、そう気に病まずとも、こうしてテーブルを共にして、紅茶や菓子を楽しんでくれるだけでいい。」
「マスターとは、こんなふうにはできないからな。
これこそ、俺が肩の力を抜いているという証だ。そうは見えないか?」
主人公「それならいいけどさ……。」
オーウェン「そうだな。もうひとつ言うなら、空いた時間にでも盤上遊戯に付き合ってくれるとうれしい。」
主人公「これって、チェス、だっけ?」
オーウェン「そうだ。」
主人公「それはもちろんいいけど……、俺、チェスなんて全然わからないぞ?」
オーウェン「問題ない。初心者に手ほどきし、ゲームの面白さを教えるのもまた、チェスの楽しみだ。」
主人公「そういうものか……。えっと、白と黒の駒があるんだよな。白が先手だっけ。」
オーウェン「ああ。お前には、白の駒を渡そう。」
主人公「たしかこっちのほうが有利なんだっけ?ハンデってやつか……。」
オーウェン「そうじゃない。俺はチェスの駒は、黒と決めているんだ。並べ方はわかるか?」
主人公「うーん、なんとなく……、こんな感じ?」
オーウェン「だいたいあってる。
主人公(といいつつ、半分くらい並べ直されたぞ……)
オーウェン「……あー、そのだな、初心者で、これだけ知っていれば十分だ。」
「それに、あの者に比べれば、席に座ったままでいてくれるだけでありがたい。」
主人公「その人はどれだけ、落ち着きがないんだ……?」
オーウェン「気まぐれなところがあるんだ。単に俺が気にくわないだけかもしれないが……。」
「彼も弓手なんだが、1度、弓を引き合いながら、チェスをしたことがあってな。」
「あの時は、弓を射っては番の目を叫び、矢を避けては、頭の中で駒を進めたものだ……。」
主人公「えっ、戦いながらチェスやってたのか?どんな状況だよ……。」
オーウェン「結局、途中で飽きたと言いだすし、互いに脳裏で描いていた盤は一致しないしで大変な試合だった……。」
主人公「……。」
オーウェン「これを聞くと、チェスのルールをまだ知らないことなんて些細なことに思えてくるだろう?」
主人公「そうだな……。」
備考
「夜の契約者」ミスティカの従者
「骨頭巾の弓士」マノロとはボードゲームをする仲
入手方法
ダイヤスカウト、レア以上確定ゴルドスカウト