「夢語りの神仕」ジャントール_include
属性補正
炎属性
140%
水属性
100%
風属性
71%
光属性
100%
闇属性
100%
モデル
ストーリー
主人公「あれ?ジャントールさん、何を描いてるんです?」
ジャントール「ああ、君か。」
主人公「絵本、ですか?」
ジャントール「そうだ。……友人に勧められてな。最近、仕事の合間に描いてるんだ。」
主人公「へえ。やっぱり、ジャントールさんって、器用ですよね。」
「こうやって絵も描けるし、ご飯も栄養バランス考えられてる上にすごくおいしいし、洗濯物だって、ふかふかだし……、
別に、家事が趣味ってわけじゃないんですよね?」
ジャントール「まあ、そうだな。必要にかられて、といったところか。
神仕になる道のりのひとつとして、神学校があるんだが、私も若いころ、父にそこへ通わされていたんだ。」
主人公「そうなんですか。じゃあ、そこでは、家事は自分で、っていう決まりがあったとか?」
ジャントール「ああ、私は寮生だったからな。だが、真の原因はそれではない。」
主人公「え?」
ジャントール「同室の男が、それはもう家事のできないやつだったんだ。
ひとたび目を離せば、部屋中を散らかしたあげく、鍋の中には黒いコゲ、洗濯物はしわだらけときたものだ。
おかげで、私がその後始末をするはめになって、結果、料理の腕も、掃除の腕も飛躍的に上昇した。」
主人公「そ、それはそれは……、大変な人と同じ部屋になっちゃったんですね。」
ジャントール「まったくだ。」
「たが……、あきれ果て、腹を立てたこともあったのに、あいつに世話になることも多くてな。
今でも、友人として付き合っている。」
主人公「へえ、その人には、別のいいところがあったんですね。」
ジャントール「そうだな。何も考えていないように見えて、あれで気遣い屋なんだ。」
「家事の腕はさっぱりだし、女性を口説きまわっているようなやつだが、
それでも……、私には過ぎた友人だな。」
主人公「……、」
ジャントール「それに……、その時の経験は妻と暮らし始めた時にとても役に立った。」
「私が最初に彼女に振る舞った料理を、おいしいと言ってもらえた時、初めてあいつの壊滅的な料理の腕に感謝した。」
「私があいつの後始末をして、家事の腕を磨いてきたのはこのときのためだったのだと。」
「……彼女は、体があまり強くなくてね。それもあって、私が家のことをすることも多かったんだ。」
主人公「そうなんですか……。」
ジャントール「それに、彼女もまた家事の腕が……、」
主人公「えっ、な、なんですかその青ざめた顔!」
ジャントール「……、」
主人公「あ、なんかもう予想つきました……。」
ジャントール「……不思議なことに、見た目はとてもおいしそうだったんだ。ただ、味が想像を絶していてね。」
「……はは、あの時は、あのシチューをおいしそうに食べる彼女を初めて理解ができないと思ったんだ。」
「でも、彼女がせっかく僕のために作ってくれたから、必死で食べきって、笑顔でおかわりを出された時はもう駄目だと思った。」
「……、はは、あの味を、もう一度食べたいと思っても、もう、食べられないっていうのに、私は……、」
主人公「ジャントールさん……、」
ジャントール「ああ、すまない。」
「……大丈夫だ。もう、輝石は流したから。」
主人公「……、」
ジャントール「……まさか、こうして彼女のことを話せるようになる日が来るなんて、思いもしなかった。」
「彼女以外に、夢を語る日がくることも。」
「もっと……、怖がらずに話せばよかったんだろうと、思う。コゼットにも、……父にも。」
「私の好きなもの、大事にしているもの、悲しく思ったこと、喜びを感じたこと、
そして……、愛している人たちについて。」
主人公「……、」
紹介所のお姉さん「あ、ジャントールさん!大変なの!」
ジャントール「……?」
紹介所のお姉さん「コ、コゼットちゃんがシチューを作ってるんだけど、
その……どうみても体に有害としかみえないナニカができつつあって……、」
ジャントール「ああ……。大丈夫です、私が、食べますから。」
紹介所のお姉さん「えっ、で、でも、本当に想像を絶してますよ!」
ジャントール「……、」
「はは、それでこそ、食いでがあるというものですよ。」
「それに、見た目は悪くても、味はとてもおいしいんです。妻とは逆でね。」
備考
入手方法
Lv50以上の★3ジャントールがパーティに入っている状態で、歴代イベント「夢添いの君と忘却の町」レオファントム出現クエストをクリアすると一定の確率でジャントールが進化