「星降りの弦月」リュカリュカ_include
属性補正
炎属性
88%
水属性
88%
風属性
88%
光属性
100%
闇属性
160%
モデル
ストーリー
リュカリュカ「ふえぇん……、見つからないよぉ~……。どーしよぉ、お兄ちゃんにおこられちゃうぅ……。」
メルク「みゅ? 何かお困りのようなのですが、どうしたのですよ?」
リュカリュカ「ぴゃっ!」
主人公「え、えっと……、」
リュカリュカ「ち、ちがうよ~。リュカリュカは通りすがりのお月さまだよ~。」
メルク「月に乗ったまま、お尻をこっちに向けられただけではまったく隠れられていないのですよ……。」
リュカリュカ「ひえぇ~!」
メルク「ええと、リュカリュカさんと言うのですね?」
リュカリュカ「う、うん……。」
主人公「何か探してるみたいだけど、何を探してるんだ? 見つからないと困るんだろ?」
リュカリュカ「お兄ちゃんのお人形……。お月さまにぶつかっちゃって、そしたら塔からぴゅーんって飛んで行っちゃった……。」
リュカリュカ「うっ……、ふえぇ……、いっぱい探したのに、見つからないぃ~……。どーしよぉ~!」
メルク「みゅわわわっ! な、泣かなくても大丈夫なのですよ! 私たちも見つけるのを手伝うのです!」
リュカリュカ「ふぇ……っ? い、いいの……?」
メルク「もちろんなのです! 泣くほど困っている相手を見捨てられないのですよ! たしか、お兄さんのお人形を探してるとのことでしたが……、」
リュカリュカ「ふえぇ……、うん……。はやく見つけないと、お兄ちゃんにおこられちゃう……。」
メルク「そ、そんなに怖いお兄さんなのですよ?」
リュカリュカ「んん……、たまにこわい。でも、それはふつうなの。だってお兄ちゃんは、お姫さまよりすごい、王さまだから。
メルク「お、王さま、なのですよ?」
リュカリュカ「ん。だから、お兄ちゃんをおこらせるリュカリュカがいけないんだ……。」
メルク「え、ええと……、リュカリュカさんは、お兄さんのこと、どう思ってるのですよ?」
リュカリュカ「……? リュカリュカのこと、すきでいてくれるから、すきだよ……?」
メルク「あっ、そうなのですね。それなら、よかったのです……。」
リュカリュカ「お風呂のお手伝いもさせてくれるし、遊んでくれるし、星が降っても、大丈夫。」
リュカリュカ「お兄ちゃんは、すごいんだぁ。だから、リュカリュカが一緒にいても、大丈夫。リュカリュカよりも、すごいから。」
メルク「ほ、星が降る……? よくわからないのですが、うまくいってるのなら、よかったのですよ。」
メルク「それなら、より一層、お兄さんのお人形を見つけなくては! なのです!」
主人公「そういえば、この近くに人形を集めるモンスターがいるって噂を聞いたな。」
主人公「落としたあたりで見つからないなら、もしかしたらそのモンスターがもっていっちゃったのかも。」
リュカリュカ「も、もんすたぁ……。」
主人公「だ、大丈夫だって! 俺たちも一緒に探しに行くから!」
メルク「そうなのです! 主人公さんは癒術士なのですよ! モンスター相手なら少しは心強いのです!」
リュカリュカ「で、でも……、」
メルク「なにか他に心配事でもあるのですよ?」
リュカリュカ「お兄ちゃん以外の人と、一緒にいたら……。……きらわれちゃう。めーわく、かけちゃうから……。」
メルク「みゅ、迷惑とはどういうことなのです?」
リュカリュカ「だ、だって……、う……、ふ、ふえぇ……、ごめんなさいぃ~!」
メルク「あっ、リュカリュカさん!」
メルク「って、みゅわあああっ!? ほ、星が! 星が降ってきたのですよ!」
主人公「いだだだだっ!」
リュカリュカ「ふえぇ~……っ、ごめんなさい、ごめんなさい! リュカリュカが泣くと、星が降るから……!」
メルク「な、なるほど、さっき言っていたのはこのこと……! 大丈夫なのですよ、リュカリュカさん! これくらいで、嫌いになったりしないのです!」
リュカリュカ「ほ、ほんと……? で、でも、いたい……。」
主人公「そ、それは確かに……、」
主人公「あでっ! いだだだだっ! あわわ、紹介所が星で破壊されていく……!」
メルク「リュカリュカさん、と、とりあえず落ち着くのですよ。まずは涙をとめて……、」
リュカリュカ「や、やっぱり、リュカリュカは、だめなこなんだぁ……! ごめんなさいぃ~! ふえぇ、助けて、お兄ちゃん~っ!」
主人公「だ、駄目だ! すっかり泣きべそモードに入ってる……!」
メルク「どうするのです? このままでは、リュカリュカさんの作りだす星あられで紹介所が壊滅するのです!」
パン屋のおやじ「話は聞かせてもらったぜ! 俺に任せな!」
パン屋のおやじ「ほーれ! ガラガラだぞ~! ガラガラ~! よいこだ、よいこだ~!」
メルク「そんな赤ちゃんをあやす道具で泣き止むはずが……、」
リュカリュカ「うっ、ふえっ……、うくっ……、あ、あれ? 涙、止まったぁ……。」
主人公「な、泣き止んだ!」
パン屋のおやじ「どうだ、俺のあやしスキルは! その昔、姉貴の子供の面倒を見てたかいがあったぜ!」
メルク「す、すごいのです! これで、リュカリュカさんも安心して、旅ができるのですよ! なのですよ、リュカリュカさん!」
リュカリュカ「う、うん……。
メルク「リュカリュカさん?」」
リュカリュカ「お兄ちゃん以外の人とずっと一緒にいるの、初めてで……、ちょっと、こわい……。でも……、ちょっと、わくわく……。」
メルク「私も、リュカリュカさんとお人形を探す間ですが、旅ができてうれしいのです! わくわくするのですよ~!」
リュカリュカ「え、えへへ……、うん……。」
パン屋のおやじ「いやあ、よかったな!」
主人公「そうですね。おやじさんのおかげです。これからもよろしくお願いしますね!」
パン屋のおやじ「はっはっは。なに言ってんだ。俺は、旅について行かないぞ。」
主人公「ですよね……! ううっ、俺がガラガラの達人になるしかないのか!」
備考
「弄隷な傀儡士」リュナリュナの双子の妹
入手方法
ダイヤスカウト