「想菓の創り手」タルトレード_include
属性補正
炎属性
100%
水属性
67%
風属性
150%
光属性
100%
闇属性
100%
モデル
ストーリー
タルトレード「はあ……、」
主人公「あ、タルトレードさん!お久しぶりです。」
タルトレード「ん、主人公か。久しぶりだな。」
主人公「なんか疲れてるみたいですけど、どうしたんですか?」
タルトレード「ああ、実はな……、ホワイトミルのやつがパートナーのプルナーたちに渡す用のチョコレートをいきなり注文してきてよ。ったく、前もって言えって、前から言ってんのに。しかも、わざわざあいつのとこまで渡しにいかなきゃなんないしよ。」
主人公「なるほど、だからちょっとの間、俺たちと旅してくれるんですね。大変そうですね……。」
タルトレード「まーな。けど、オレが作ったチョコレートを食ってるのを目の前で見るのは、嫌いじゃねえし。そんなに悪い気分でもねーよ。面倒だけどな。」
主人公「そうですか……。(やっぱり、チョコレート作るの、好きなんだなあ)
……そういえば、そもそもショコラティエになろうとしたきっかけってなんだったんですか?」
タルトレード「あー……、まあ、ホワイトミルのやつと、あとは……、師匠だな。」
主人公「へえ……、」
タルトレード「オレが初めてチョコレートを作ったのは、ホワイトミルのやつに頼まれたからだったんだよな。」
主人公「それって、あのハートが繋がった……、」
タルトレード「そうそう。ある時、あいつがジネットを怒らせたから、仲直りするためのお菓子作ってくれって言ってきてさ。」
主人公「怒らせた?」
タルトレード「なんでも、ジネットが楽しみにしてたお菓子を食っちまったらしい。んで、拗ねちまったから、ご機嫌を取りたいってことでな。でも、材料はチョコレートしかねえらしくて、それでなんとかしてくれと。」
主人公「それであのチョコレートを……。」
タルトレード「ま、結局、チョコレートが完成した頃にはジネットのやつ、すっかりそのことを忘れて、機嫌を直してたみたいなんだけどよ。でも、ホワイトミルのやつが、ジネットがあのチョコレートを喜んでたって教えてくれて、さすがだなって、礼を言って、褒めてくるからさ。なんか、こういうの、悪くねーなって思ったんだよな……。」
主人公「タルトレードさんの原点はそこだったんですね。」
タルトレード「今思うと、そうだな。……それから師匠に拾ってもらって、師匠のチョコレートで喜んでる人を見てるうちに、オレもあんな風になりてーなって思って……、師匠から一人前だって認められた後は、ホワイトミルとかジョルジュに手伝ってもらってタルトレード・ショコラを開店したってわけだよ。」
主人公「そうだったんですね……。」
タルトレード「あ、そうだ。ほら、これやるよ。」
主人公「え?これって……、チョコレートですか?」
タルトレード「ああ。一緒に塩クッキーも入れといた。」
主人公「あ、ありがとうございます!えっと、食べてもいいですか?」
タルトレード「す、好きにしろよ。」
主人公「じゃあ、食べます。いただきまーす。おお!相変わらずのおいしさの塩クッキー!それに……、このチョコレート、そこまで甘くなくてでも風味があって……、なんか俺、このチョコレートすごい好きです!」
タルトレード「そうか。」
主人公「もしかして、俺の好みに合わせてくれました?」
タルトレード「ま、まーな。……やっぱ、それがオレがチョコレートでやりたいことなんだって、思い出したからさ。」
主人公「……タルトレードさんがショコラティエやめなくてよかったです。」
タルトレード「そ、そうかよ。……ま、あの時はいろいろ世話になったな。オレも……やめなくてよかったと思ってる。なにか、旅の中でオレにできることがあったら言ってくれよ。今度は、オレが力になってやるからさ。」
主人公「タルトレードさん……、ありがとうございます。」
タルトレード「……まあ、お菓子作りしかできねーけどな。」
主人公「はは……、俺だって癒すことしかできないですよ。……せめて、お姫さま抱っこされずにすむくらいには強くなりたいですね。」
タルトレード「ほんとにな……。」
備考
入手方法