「迷煙の騎士」ダレン_include
属性補正
炎属性
89%
水属性
89%
風属性
89%
光属性
150%
闇属性
100%
モデル
ストーリー
主人公「あれ?ダレンさん、こんな裏口で何してるんですか?」
ダレン「げっ!」
主人公「なんですか、その反応……。ん?その手に持ってるの、タバコですか?」
ダレン「そうそう、紹介所のお嬢ちゃんが子どもの前では吸っちゃダメーって言うから、こんなとこで吸ってんのさ。」
主人公「なるほど……、」
ダレン「出発はまだ後だろ?時間になれば行くから、ほら、戻ってな。」
主人公「ダレンさんってぐうたらそうに見えて、意外と時間にはきちっとしてますよね。」
主人公「まー、お仕事だからなあ。っと、なんだ、少年。まさかタバコが気になるとか言うなよ?」
主人公「えっ!い、いや、ダレンさんのタバコを吸ってる姿があまりに様になってたのでつい……、」
ダレン「やめとけやめとけ!タバコ吸っても女にはモテねえし、あげくヤニ臭いって追いだされるぜ、こんなふうにな。」
主人公「モテたいっていうか、なんかかっこいいなーと……。」
ダレン「まー、吸うか吸わねえかは自由だけどよ、おっさんはおすすめしないぜ。」
主人公「モテないからですか?」
ダレン「それよりもっと深刻だ。」
主人公「というと……、」
ダレン「金がなくなる!」
主人公「それはまずい!」
ダレン「だろー?こういうのは吸わねえで済むなら吸わねえほうがいいんだ。体にもよくねえしな。」
主人公「それなら、ダレンさんはなんで吸ってるんですか?」
ダレン「そりゃー……、ううん、なんでだろうなあ。」
主人公「ええ?」
ダレン「ま、確かに言えることは1度吸っちまうと、なかなかやめられねえってことだ。」
ダレン「ほら、後ろから紹介所のお嬢ちゃんが怖い顔してるから、少年はこんなヤニ臭いところから離れな。」
紹介所のお姉さん「怖い顔ってなにかしら?にっこりした可愛い笑顔でしょ?」
ダレン「……、」
紹介所のお姉さん「主人公くん、私はダレンさんと大事なお話があるから奥に戻っててくれる?」
主人公「ダレンさん、ご無事で……。」
紹介所のお姉さん「え、なんて?」
主人公「ははは、紹介所のお姉さんみたいな綺麗な人とお話しできるなんてダレンさんがうらやましいなあ!」
紹介所のお姉さん「よろしい。」
(暗転)
主人公「(ダレンさんがタバコを吸ってた時のあの横顔……、たしかにかっこよかったけど、それ以上に気になったのはなんか物憂げな表情だったからなんだよなあ……)」
主人公「(あんな顔して今日の晩ご飯のこと考えててもおかしくない人だけど……、うまくごまかされたような気もする……)」
(暗転)
紹介所のお姉さん「……昔はワイルドで、不敵な笑みの似合う、男の中の男って感じだったのに、今じゃぐうたら騎士なんて呼ばれてるのね。」
ダレン「月日の流れはそんなもんだぜ。今はイケメンでもいずれは腹が出て、頭もハゲるもんだ。」
紹介所のお姉さん「ダレンさんのはタバコとお酒のせいでしょ。」
ダレン「で、話ってのは?」
紹介所のお姉さん「こんなところでタバコを吸う理由に私を使わないでほしいものね。」
紹介所のお姉さん「普通に言えばいいじゃない、子どもの前でタバコは吸えないって。あの頃みたいに。」
ダレン「おっさんをそういじめないでくれよなあ。それができないから、こうしてんのさ。」
紹介所のお姉さん「……もう、しょうがない人ね。」
備考
入手方法